【ソーシャルレンディングファンド分析】クラウドクレジット「東欧金融事業者支援ファンド52号」の場合。

寄稿者紹介

個人投資家Y.K氏。
2018年初旬からソーシャルレンディング投資を始め、約1年ほどが経過。
合計20社以上のソーシャルレンディング事業者に投資口座を開設し、累計投資額は400万円以上。
30代男性会社員・首都圏在住。

ソーシャルレンディング各社の過去ファンドを題材に、各社の特徴や、ファンドごとのリスク・リターンのバランス等を検証する本企画。
今回は、クラウドクレジットが2018年に資金募集を行ったソーシャルレンディングファンド、「東欧金融事業者支援ファンド52号」を題材に、読み解きを進めて参りましょう。

投資申し込み完了のエビデンス

今回の検証対象ファンドには、私も個人的に出資をしています。
クラウドクレジット(Crowd Credit)のマイページ、「保有ファンド一覧」からのスクリーンショットがこちらです。

クラウドクレジット(Crowd Credit)01

本ファンドの概要

クラウドクレジット(Crowd Credit)のホームページ(https://crowdcredit.jp/fund/detail/400)から確認した、本ファンドの詳細情報としては、下記のとおりです。
なお、本ファンドの主たる事業である旨が明記されている、A社グループへの融資に関してのみ、下記、詳説をさせていただきます。

本ファンドのスキーム図

クラウドクレジット(Crowd Credit)のホームページ(https://crowdcredit.jp/fund/detail/400)から確認した、本ファンドのスキーム図は下図の通りです。

クラウドクレジット(Crowd Credit)02
引用元:https://crowdcredit.jp/fund/detail/400

資金の借り手

東欧を拠点に事業を展開する金融事業者(A社)グループの、キプロス籍の持ち株会社(親会社)が、資金借り手となります。
なお、同社は、わたしが別途出資をしている、クラウドクレジット(Crowd Credit)の下記4つのファンドの借入人と、同一です。

  • 【為替ヘッジあり】東欧金融事業者支援ファンド47号
  • 【為替ヘッジあり】東欧金融事業者支援ファンド48号
  • 【為替ヘッジあり】東欧金融事業者支援ファンド56号
  • 【為替ヘッジあり】東欧金融事業者支援ファンド55号

※それぞれのファンドへと投資申し込みを完了したときのブログ記事については、下記をご覧ください。

クラウドクレジット(Crowd Credit)の、「【為替ヘッジあり】東欧金融事業者支援ファンド47号」に投資申込を完了致しました。
クラウドクレジット(Crowd Credit)の、「【為替ヘッジあり】東欧金融事業者支援ファンド48号」へと、投資申込を完了致しました。
クラウドクレジット(Crowd Credit)の、「【為替ヘッジあり】東欧金融事業者支援ファンド56号」へと、投資申込を完了致しました。
クラウドクレジット(Crowd Credit)の、「【為替ヘッジあり】東欧金融事業者支援ファンド55号」に投資申込を完了致しました。

貸付資金の総額

本ファンドの当初販売金額としては、1,000万円とのこと。
本ファンドの主たる事業が、A社グループへの融資であることが、明記されていますので、その点を踏まえると、資金の大半は、A社グループへと貸し出されるものと推察されます。

借り手の資金使途

A社グループとしては、事業拡大に伴い、資金ニーズが増大している状況にあるとのこと。
設備投資なども考えられますが、あわせて、同社の貸金業の資金原資(貸付金の原資)にも充てられることでしょう。

貸付・運用の期間

貸付実行が2018年3月予定。
対して、返済予定が、2018年9月予定、とのことなので、
貸付期間としては約半年。
わたしがこれまで投資してきた、A社グループへの融資を行うファンドの中では、
ごく短い運用・貸付期間となります。

返済原資

A社グループからクラウドクレジット(Crowd Credit)への具体的な返済原資については、ファンド詳細の文中からは確認できませんでした。
A社グループの事業内容を考えれば、同社グループからお金を借りている債務者(最終債務者)からの元利金返済を原資に、
A社グループからクラウドクレジット(Crowd Credit)への元利金返済が計画されているものと目されます。

わたしたち個人投資家の期待利回り

5.5%とのこと。

ファンドの最低投資額

本ファンドは、1万円からの投資が可能でした。

本ソーシャルレンディングファンドのポイント

私が考える、本ソーシャルレンディングファンドのポイントは、下記の通りです。
なお、あくまでも、私の個人的な見解です。

短めの運用・貸付期間は、バリュー。

A社グループへの融資を行うファンドには、上述のとおり、すでにいくつか出資をさせて頂いていますが、
その中で、今回のファンドは、利回りの観点からは、さほど魅力的とは言えません。
少なくとも今回のファンドについては為替ヘッジもセットアップされていないので、その点も考慮に入れれば、
正直、利回りについては、もう一声、頑張ってほしかったところです。
ただし、A社グループへの融資を行うファンドの中で、本ファンドの貸付期間は、(少なくとも、わたしが出資済のファンドの中では)突出して短い、という特長があります。
この利回りで、為替ヘッジもなく、資金が(たとえば)24カ月固定されてしまう、などという条件であれば、正直、ある程度消極的にならざるを得なかったと思いますが、
短めの運用期間がバリューに思えましたので、出資の方向で判断をさせて頂きました。

A社グループについては、既に先のファンドへの投資の際に、ある程度確認済

同社グループの対外信用力が向上していること(※アフリカ地域の大手銀行の持ち株会社から、多額の出資を受けたばかり)などについて、情報を受けておりますので、
利回り低減(=信用力向上に伴い、利回り低減は従前より予想されていました)についても、ある程度、納得しつつ、
比較的安心したうえで、投資判断をさせて頂きました。

本ソーシャルレンディングファンド検証のまとめ

ソーシャルレンディング各社の過去ファンドを検証し、各社の特徴や、ソーシャルレンディングファンドごとの特色、そして、ファンド概要の読み解きのヒントを探る本シリーズ。
今回は、クラウドクレジットのソーシャルレンディングファンド「東欧金融事業者支援ファンド52号」を題材に、検証をさせて頂きました。

しつこいようで申し訳ありませんが、
本記事文中の表現は、いずれも、私のごく個人的な意見に過ぎません。
その点は、くれぐれも、ご承知おきください。

しかし、あくまでも、その限りにおいて、
少しでも、「これからソーシャルレンディング投資を始めてみよう」とお考えの読者様にとり、
ファンド概要の読み込みの具体例として、ご参考になさって頂ける内容と出来たのであれば、嬉しい限りです。

なお、私は現在、国内23社のソーシャルレンディング事業者に、資金を分散投資しておりますが、
その中でも、クラウドクレジットは、他のソーシャルレンディング事業者と比べて、私が多くの資金を投資させて頂いている事業者のひとつです。


引用元:クラウドクレジット

  • 個人投資家としては、為替ヘッジの有無、償還歴の有無、運用期間の長短、等々、幅広いオプションから、国際分散投資先(ファンド)を選別できる。
  • 伊藤忠商事株式会社等、国内有力企業から出資を受ける一方、社内の独立組織として投資管理部を設置する等、社内管理態勢の整備にも積極的。

等と言った特長のある事業者ですが、その分、個人投資家からの人気が高く、
ファンドによっては、資金募集開始から、ごく早期に、資金枠が埋まってしまう、というケースが多く見られます。

「いざ」という時の投資機会を逃さぬためにも、
あらかじめ、投資口座開設だけでも、済ませておくことをお勧めします。

同社の投資口座開設は、こちらの公式ページから手続き可能です。

クラウドクレジット(公式)

なお、同社の投資口座開設手続きは、いたってシンプルですが、
「初めてで不安」という方は、あらかじめ、こちらの別記事もご参照下さい。

[blogcard url=”https://social-lending.online/sl-companies/crowd-credit/kouzakaisetu-cc/”]

それでは、本記事はここまで。
また次回の記事にて、お会い致しましょう。

追伸:
大手ソーシャルレンディング事業者各社を、担保設定や投資対象国、投資のしやすさや、信頼性、といった視点から、横断的に比較した、こちらの過去記事も、是非、お読みになってみてください。おすすめです。

【ソーシャルレンディング各社徹底比較】投資家登録数・累計投融資額・年利平均…。主要ソーシャルレンディング各社を7つの視座から横断比較してみた結果、見えてきた真実とは。


本寄稿内容は、寄稿者の個人的な見解・体験・意見であり、その内容は、当ラボの公式見解と異なる場合があります。
また、本記事は、読者様への情報提供を目的としたものであり、特定の投資商品(ファンド等含む)への投資勧誘を目的としたものではありません。
個別のソーシャルレンディング事業者における投資口座開設や、実際の投資是非に係るご判断につきましては、必ず、読者様ご自身にて、為さって頂きますよう、お願い致します。

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