【ソーシャルレンディングファンド分析】クラウドクレジット「【為替ヘッジあり】東欧金融事業者支援ファンド47号」の場合

ソーシャルレンディング各社の過去ファンドを題材に、各社の特徴や、ファンドごとのリスク・リターンのバランス等を検証する本企画。
今回は、クラウドクレジットが2018年に資金募集を行ったソーシャルレンディングファンド、「【為替ヘッジあり】東欧金融事業者支援ファンド47号」を題材に、読み解きを進めて参りましょう。

投資申し込み完了のエビデンス

今回検証するソーシャルレンディングファンドについては、私も個人的に出資をしています。
クラウドクレジット(Crowd Credit)のマイページ、保有ファンド一覧からの抜粋がこちら。

クラウドクレジット(Crowd Credit)01

本ファンドの概要

同社のホームページ(https://crowdcredit.jp/fund/detail/343)から確認した、本ファンドの詳細は、下記の通りです。
※本ファンドの主たる事業である、A社グループへの貸付(案件1)のほうに関してのみ、下記、詳説させていただきます。

本ファンドのスキーム図

クラウドクレジット(Crowd Credit)02
引用元:https://crowdcredit.jp/fund/detail/343

資金の借り手

本ファンドからの資金借り手は、東欧を拠点に事業を展開する金融事業者(A社)グループの持ち株会社(キプロス籍)である、とのこと。
以後、簡略のために、本記事では、”A社グループ”と呼称統一させていただきます。

A社グループに関するその他情報は下記の通り。

  • ポーランド、チェコ、デンマーク、メキシコ、ラトビア、ジョージアで、個人顧客向けに、主として短期ローンの貸付を行う事業者。
  • 創立以来、順調に業績を伸ばしており、2016年の貸出総額は1億ユーロを越えた(=1.02億ユーロ)、とのこと。この貸出総額は、A社グループの2015年実績対比で、69%の増加にあたる、とのこと。
  • 2016年の収益としては、前年比38%増の30.4百万ユーロであったとのこと。
  • A社グループは、指紋認証技術の活用、顧客との複数回のコンタクト、内部の信用リストとの照合、国ごとの信用情報データベースの活用、Eメールプロバイダーやモバイルネットワークオペレターのデータの活用、など、段階的に融資審査を行ったうえで貸付先を決定する、というプロセスを踏むことにより、貸倒損失率の低減につなげている、とのこと。具体的には、貸倒損失の発生は、ポートフォリオの4%弱の水準に留められている、とのこと。
  • 2017年3月にアフリカ地域の大手銀行持ち株会社から総額21百万ユーロの出資を受けたとの通知有り。
  • 上述のように大企業から出資を受けることにより、A社グループの信用力が相対的に高まり、このメリットを活かすべく、同社は現在、積極的に運転資金調達コストの低減を図っているところ、とのこと。=本ファンドのようなリターンを、今後のファンドでも継続的に期待できるかは未知数ですよ、ということですね。

貸付資金の総額

1,000万円とのこと。
このうち具体的にいくらが案件1(A社グループへの貸付)となるかについては、具体的な明記はありませんでしたが、
A社グループへの貸付が本ファンドのメイン事業であることを考慮すれば、その大部分はA社グループへの貸付となるのであろうと思われます。

借り手の資金使途

A社グループは、本ファンドから借り入れた資金を、同社の個人向け融資の貸付原資として活用する、とのこと。

貸付・運用の期間

貸付実行は2018年1月下旬、
返済完了予定は2019年1月下旬。
おおよそ1年間の貸付・運用となります。

返済原資

返済原資に関する具体的な明記は見当たりませんでしたが、
A社グループの事業内容を考えれば、
A社グループが自身の顧客(個人など)に対して資金を貸し付け、
そうした顧客から受け取る元利金を原資に、クラウドクレジット(Crowd Credit)ファンドに対する元利金返済を行う計画なのであろうと思われます。

わたしたち個人投資家の期待利回り

7.2%とのこと。

本ファンドにわたしが投資申し込みを行った理由

主に下記のように検討・判断したうえで、本ファンドへと投資申込をさせていただくことと致しました。

安全性の観点から言えば、為替ヘッジ有りは秀逸。

わたしの場合、ソーシャルレンディング投資において為替差【益】は狙っておりませんので、
たとえ為替差益の可能性は捨て去ったとしても、為替差【損】のリスクをヘッジすることに積極的です。
そんなわたしにとって、為替ヘッジ機能付きの本ファンドは、ごく魅力的に映りました。

ヘッジ担保金の影響考慮後で、利回り7.2%は、バリュー。

為替ヘッジを組み込む以上、ヘッジ担保金負担の関係がありますので、どうしてもファンドの期待利回りは低減しがちです。
そうした影響を考慮したうえで、期待利回り7.2パーセント、とのことなので、
総合勘案すると、至極魅力的な利回りである、と判断いたしました。

本ソーシャルレンディングファンド検証のまとめ

ソーシャルレンディング各社の過去ファンドを検証し、各社の特徴や、ソーシャルレンディングファンドごとの特色、そして、ファンド概要の読み解きのヒントを探る本シリーズ。
今回は、クラウドクレジットのソーシャルレンディングファンド「【為替ヘッジあり】東欧金融事業者支援ファンド47号」を題材に、検証をさせて頂きました。

しつこいようで申し訳ありませんが、
本記事文中の表現は、いずれも、私のごく個人的な意見に過ぎません。
その点は、くれぐれも、ご承知おきください。

しかし、あくまでも、その限りにおいて、
少しでも、「これからソーシャルレンディング投資を始めてみよう」とお考えの読者様にとり、
ファンド概要の読み込みの具体例として、ご参考になさって頂ける内容と出来たのであれば、
小ブログの管理人として、嬉しい限りです。

それでは、本記事はここまで。
また次回の記事にて、お会い致しましょう。

追伸:
大手ソーシャルレンディング会社を、ファンド平均利回りや、ソーシャルレンディング事業者としての規模、初心者へのおすすめ度、といった指標で比較した、こちらの過去記事も、是非、ご覧になってみてください。おすすめです。

【ソーシャルレンディング事業者横断比較】ユーザー登録数・累計投融資額・ファンドの年利平均…。大手ソーシャルレンディング各社を複数アングルから比較してみた結果、見えてきた真実とは。

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