レバナスのチャートから読み解く、レバナスの強み、そして弱点とは

レバナスのチャート確認方法

昨今、主に若年投資家の間で大きな話題となっている「レバナス」は、

  • 大和アセットマネジメントが運用委託する、「iFreeレバレッジ NASDAQ100」、ないしは、
  • 楽天投信投資顧問が2021年11月に設定した、「楽天レバレッジNASDAQ-100」の投資口を買い付けることにより、

米国・ナスダック市場のインデックス指数のひとつ、「ナスダック100指数」に対して、2倍の値動きをするポートフォリオを保有しよう、という投資スタイルのことを指します。

ここ十数年程度に限って言えば、インデックス投資家から馴染みの深い、S&P500指数等を遥かに凌駕する成長率を見せている、ナスダック100指数の組み入れ銘柄に対し、更に、2倍のレバレッジをかけて投資することができる、レバナス。
仮に、ナスダック100指数が、今後、更なる高成長を遂げることが出来れば、それに連動し、大きなキャピタル・ゲインを手に出来る可能性があります。

反面、もしも、ナスダック100指数が急落するような事態ともなれば、同指数に対して2倍の値動きをするレバナス・ファンドの基準価額は、元指数の下落幅の倍以上の値下がりを記録するリスクもあり、投資家の間でも、レバナス・ファンドへの投資の良し悪しについては、かねてより、議論が分かれています。


参考:
「レバナス」の意味とは-レバナス・ファンドへの投資は「無意味」なのか

現行レバナスのチャート入手方法

実際に、レバナス・ファンドの運用成績を確認するためには、まずは、当該ファンドの値動きを記録した「チャート」を入手する必要があります。

この点、現在リアルタイムに運用されているレバナス・ファンド(上記した2ファンド)のチャートについては、それぞれ、下記の要領で入手することが出来ます。

「大和レバナス」のチャート入手方法

大和アセットマネジメントが2018年から運用指図する、「iFreeレバレッジ NASDAQ100」(ここでは、「大和レバナス」と呼称します)のチャートについては、大和レバナスの詳細ページから容易に確認することが出来ます。

ファンド設定来の、

  • 日次チャート
  • 週次チャート
  • 月次チャート

を確認できるのはもちろんのこと、期間別の騰落率や、月次レポート、交付運用報告書等も閲覧することが可能です。


参考:
iFreeレバレッジ NASDAQ100|大和アセットマネジメント

「楽天レバナス」のチャート確認方法

楽天投信投資顧問が2021年11月に設定した、「楽天レバレッジNASDAQ-100」のチャートは、運用委託を行っている楽天投信投資顧問のHPから閲覧できます。

基準価額や純資産総額の推移をチャートで確認できるほか、設定来の基準価額データを、CSV形式でダウンロードすることも可能です。
※ただし、楽天レバナスの場合、初期設定からまだあまり期間が経過していないこともあり、チャート表示も、ごく短期間なものとなっています。


参考:
楽天レバレッジNASDAQ-100|楽天投信投資顧問

レバナスの「過去チャート」を確認したいときは

目下、大和アセットマネジメントや楽天投信投資顧問によって運用指図されている、「レバナス・ファンド」のチャートについては、上記の要領で閲覧・取得できますが、

  • 先発組にあたる大和レバナスの場合でも、設定は2018年ですし、
  • 後発の楽天レバナスに至っては、2021年11月に設定されたばかり、という関係上、

2018年よりも「前」の時期に関しては、「レバナス・ファンド」のチャートは存在しません。

このため、大和レバナスの設定よりも「以前」の、「ナスダック100指数に対して、2倍レバレッジで運用されるファンド」の値動きをチャートで確認したい場合は、同様の値動きをするETF等のチャートを別途取得し、参照する必要があります。

本記事においても、以下、同様の手法で入手した、「ナスダック100指数に対して2倍レバレッジで運用されるETF」の過去チャートを参照にしつつ、レバナス・ファンドの検証に活用しています。


参考:
レバナスは「最強の投資法」なのか-「レバナス最強説」の根拠&アンチ・レバナスの反論まとめ

チャート分析から見えてくる、レバナスの強さとは

元指数であるナスダック100指数チャートと比較して、圧倒的な伸び率

チャート分析から見えてくる、レバナスの強さとは
ナスダック100指数(元指数)の値動きと、同指数に対して2倍の値動きをするファンドの株価チャート

上のチャートは、2007年頃を起点にして、

  • ナスダック100指数に対して、2倍の値動きをするETFの値動きを、
  • 元指数(ナスダック100指数)の動きと

比較したものです。

同期間で、ナスダック100指数そのものは、約9倍~10倍程度の成長を見せているのに対して、同指数に対して2倍レバレッジで運用されているファンドの価額は、約35倍以上にまで成長していることが分かります。

直近チャートでは、レバナス・ファンドの成長率は、S&P500指数連動ファンドの10倍?

直近チャートでは、レバナス・ファンドの成長率は、S&P500指数連動ファンドの10倍?
ナスダック100指数に対して2倍レバレッジで運用されるファンドと、S&P500指数連動型ファンドの値動きの比較
画像引用元:

上のチャートは、今度は、

  • ナスダック100指数に対して2倍レバレッジで運用されるファンドの値動きと、
  • (インデックス投資家から抜群の知名度を誇る)S&P500指数に対して、レバレッジなしで連動するファンドの値動きを

簡易的に比較したものです。

米国株式を対象としたインデックス投資において「王道」とされている、S&P500指数に対し連動するファンドが、プラス300%強程度の成長を遂げている間に、レバナスと同様、ナスダック100指数に対して2倍レバレッジで運用されるファンドは、プラス3,500%以上という、驚異的な成長を遂げていることが分かります。

過去チャートから見えてくる、レバナスの弱点は

リーマン・ショック時には約8割の下落を記録

過去チャートから見えてくる、レバナスの弱点は
2007年末から2009年初旬にかけて、ナスダック100指数に対して2倍レバレッジ運用されるファンドは、最大で8割程度も値を下げることとなりました。

こちらのチャート画像は、ナスダック100指数に対して2倍の値動きをすることを目標に運用されているファンドの、リーマン・ショック前後の値動き、すなわち、2007年10月頃から、2009年2月頃にかけての値動きを表したものです。

上記の約500日の間に、レバナス・ファンドと同様の仕組みで運用されるファンドは、約8割、値を下げることとなりました。
同期間、元指数(ナスダック100指数)の値下がりは、約50パーセント程度ほどでしたから、その1.6倍程度、値を下げたこととなります。

2018年の世界同時株安や、2020年3月のコロナ・ショックでも、大幅な下落を記録

リーマン・ショックが終わってからも、近年に至るまでの間に、ナスダック100指数は、複数回の急落を経験しています。
その中でも、値下がり幅が大きかった下落シーンとしては、

  • 2018年後半の、世界同時株安と、
  • 2020年3月の、コロナ・ショック

が挙げられます。

それぞれの期間における、ナスダック100指数と、同指数に対して2倍レバレッジで運用されるファンドとの、値動きを比較すると、下記表のようになります。

ナスダック100指数 同指数×2倍レバレッジ
世界同時株安(2018年) -17% -33%
コロナ・ショック(2020年) -13% -30%


数値は概算

いずれの下落シーンにおいても、レバレッジ付きファンドの価額は、元指数の約2倍、ないしは、それ以上の幅で、大幅に下落していることが分かります。

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レバナス投資検証チーム
ソーシャルレンディング・ラボは、国内の融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)や、不動産クラウドファンディング、ロボアドバイザー、インデックス投資業界等の最新情報を提供する、投資・金融情報総合メディア。
その他、昨今、主に若年投資家の間で大きな関心を集めつつあるFIRE(Financial Independence, Retire Early)に関する最新情報を専門的に扱う、FIRE(早期リタイア)専門の検証チームや、不労所得に関する検証グループ、その他、不動産投資全般について検証を行うチーム等があります。

レバナス投資検証チームでは、昨今、投資家の間で大きな関心を集めている、ナスダック100指数へとレバレッジをかけて投資する、いわゆる「レバナス」に関して、その長所・短所を検証し、深く掘り下げた分析・情報を提供しています。

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