SBI証券経由のレバナス投資のまとめ|買い方や手数料、NISA口座活用に関して検証

昨今、改めて耳目を集めつつある、レバナス・ファンド。
そんなレバナスへの投資を検討するにあたっては、以下のようなステップがあります。

  1. レバナス投資に備え、「大和レバナス」「楽天レバナス」の双方の買付を行うことが出来る、マネックス証券 に口座開設を済ませておく
  2. 無料で参加できるキャンペーン を活用し、レバナス投資の軍資金を確保する
  3. Kindle Unlimitedに無料体験登録 して、レバナスに関する電子書籍 を読んでみる
  4. fill.mediaのLINE公式アカウントに友達登録 して、「レバナス」とメッセージを送ることで、『レバナス投資の注意点チェックリスト』を受け取る
  5. レバナス投資の情報収集・元手確保が済んだら、マネックス証券 で「大和レバナス」もしくは「楽天レバナス」の投資口を買い付ける
それぞれ、詳しく見て参りましょう。

レバナス投資に備え、マネックス証券の口座開設を済ませておく


画像引用元:マネックス証券公式サイト

レバナス・ファンドの買付を行うためには、当然のことながら、証券会社の口座開設が必要となります。
そして、「レバナス」ファンドとは、具体的には、

  • 大和アセットマネジメント株式会社が運用指図を行う、「大和レバナス」(正式名称:iFreeレバレッジNASDAQ100)、もしくは、
  • 楽天投信投資顧問株式会社が運用指図を行う、「楽天レバナス」(正式名称:楽天レバレッジNASDAQ-100)
のことを指しています。

「大和レバナス」か「楽天レバナス」どちらか一方の投資信託の取り扱いを行っているネット証券会社は、多々ありますが、「大和レバナス」と「楽天レバナス」の両方を取り扱っている証券会社は限られます。

「大和レバナス」と「楽天レバナス」では、運用開始日が全く異なりますので、当然、基準価額も異なります。
勿論、運用指図を行っている企業も異なりますから、「2つのレバナスのうち、好きなほうを選んで投資口の買付を行いたい」という投資家は少なくないでしょう。

マネックス証券 の場合、「大和レバナス」「楽天レバナス」双方の取り扱いがありますので、レバナス・ファンドへの投資を検討している場合、あらかじめ口座開設を済ませておくと良いでしょう。

無料キャンペーンを活用し、レバナス投資の軍資金を確保する

レバナス・ファンドの基準価額は、ナスダック100指数の値動きに連動します。
このため、ナスダック100指数の推移によっては、レバナス・ファンドを取得した時点と比較し、基準価額が下落、含み損を抱えてしまうこととなる可能性があります。
そのような高リスクなアセットを入手するために、手元の資金(現預金等)を使用することは、出来るだけ避けたいところです。

そのためには、国内外企業が開催している、無料で日本円や暗号資産、Amazonギフト券などが貰えるキャンペーンを上手く活用し、ノーリスクで自由に利用できる原資を用意しておくことが賢明です。
目下開催中のキャンペーンとしては、以下のようなものがあります。

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2023年8月1日までに公式サイト から新規口座開設完了(無料)で、現金(日本円)2,000円が即時全員にプレゼント。

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2023年6月30日までに公式サイト から新規口座開設完了(無料)で、1,500円相当のGXE(ゼノ)がもれなく全員にプレゼント。

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公式サイト から新規口座開設完了(無料)で、500円相当の楽天ポイントがもれなく全員にプレゼント。その他タスク達成で最大4,000ポイント強分の楽天ポイントも。

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2023年5月31日までに公式サイト から新規会員登録(本会員登録)完了で、ワイズコイン1,000円分(Amazonギフト券に交換可)をプレゼント。

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2023年6月30日までに公式サイト からの新規会員登録&メルマガ登録で、選べるe-GIFT1,500円分をプレゼント。

マリタイムバンク

公式サイト からの新規会員登録完了で、Amazonギフト券1,000円分をプレゼント。

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公式サイト からの新規会員登録で、Amazonギフト券1,000円分をプレゼント。

各キャンペーンの詳細は以下参照下さい。

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条件
公式サイト からの新規口座開設(無料)
キャンペーン期限
2023年8月1日まで
特典
新規口座開設者全員に、現金(日本円)2,000円が口座内に即時プレゼント
サイトURL
DMMビットコイン (公式)

言わずと知れた、国内大手の暗号資産取引所。
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まだ口座未開設の場合、受け取っておいて損はありません。

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条件
公式サイト から新規口座開設完了(無料)
特典
対象者全員に、1,500円相当のGXE(ゼノ)をプレゼント
キャンペーン期限
2023年6月30日まで
サイトURL
BITPOINT(ビットポイント) (公式)

「ジョブトライブス」などの人気ゲームの運営で知られるPlayMining社の「DEPコイン」や、通常のWEB利用で報酬が得られる「Braveブラウザ」のBATなど、様々なトークンの取り扱いがあることで知られる暗号資産取引所。
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期限なし(※ただし、予告なく終了となる可能性があります)
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新規口座開設(及び、楽天ポイントの連携)を行うだけで、500ポイント分の楽天ポイントが付与。
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利回り不動産(Amazonギフト券に交換可能なワイズコイン1,000円分プレゼント)

条件
公式サイト からの新規本会員登録(無料)
特典
対象者全員にワイズコイン1,000円分(Amazonギフト券に交換可)をプレゼント
キャンペーン期限
2023年5月31日まで
サイトURL
利回り不動産 (公式)

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条件
公式サイト からの新規会員登録&メルマガ登録(無料)
特典
対象者全員に選べるe-GIFT1,500円分をプレゼント
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2023年6月30日まで
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かつて業界最大手だったSBI証券子会社の融資型クラウドファンディング事業を一手に引き取り話題に。
新規の会員登録者(メルマガ受信要)全員に、選べるe-GIFT1,500円分(Amazonギフト等に交換可)をプレゼントするキャンペーン実施中。

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マリタイムバンク (公式)

業界でも珍しい、「船舶」(輸送用タンカー等)を投資対象とするファンドに出資できるクラウドファンディング・サービス。
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期限なし(※ただし、予告なく終了となる可能性があります)
サイトURL
Funvest (公式)

Fintertech株式会社(株式会社大和証券グループ本社が80%出資。残り20%については株式会社クレディセゾンが出資)が運営にあたる融資型クラウドファンディング・サービス(ソーシャルレンディング)。
新規会員登録キャンペーン(Amazonギフト券1,000円分)とは別に、期間中の投資額等に応じた追加ギフトをプレゼントするキャンペーンも開催されています。

※なお、各キャンペーンの適用条件等詳細は、各社の公式サイト等をよくご確認下さい。

レバナスに関する電子書籍を読んでみる

fill.mediaでは、レバナスに関する電子書籍 を出版しています。
Kindle Unlimitedに無料体験登録 すれば、無料体験の期間中、お金をかけずに読み放題で読むことが出来ますので、その他のレバナス関係書類と合わせて、チェックしてみて下さい。

『レバナス投資の注意点チェックリスト』の受け取り

fill.mediaでは、レバナス投資を検討している読者様向けに、レバナス投資を検討するうえで最低限把握しておきたい、レバナス投資の注意点チェックリストを、現在、無料配布しています。
※なお、今後、無料配布を終了する可能性があります。

無料配布の受け取り方法は以下の通りです。

①fill.mediaのLINE公式アカウントに友達登録

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まずは、こちらのバナーから、fill.mediaのLINE公式アカウントを友達登録してください。

②「レバナス」とメッセージを送信

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③自動返信で、記事リンクが受け取れる

頂戴したメッセージに自動返信する形で、記事リンクをお送りさせて頂きます。

※なお、上記チェックリストの無料配布は、近日中に終了する可能性があります。
お受け取りご希望の場合、お早めにご確認下さい。

マネックス証券で「大和レバナス」もしくは「楽天レバナス」の買付を行う

レバナスに関する情報収集が済み、そのメリットだけではなく、デメリットやリスクについても十分に確認・把握が出来たら、いよいよ、自身のリスク許容度の範囲内で、まずは小額から、レバナス・ファンドの買付を行うことが出来ます。

前述の通り、マネックス証券 の場合、「大和レバナス」「楽天レバナス」双方の買付に対応しています。
各ファンドのURLは、以下の通りです。

大和レバナス
https://fund.monex.co.jp/detail/0431218A
楽天レバナス
https://fund.monex.co.jp/detail/9I31121B

SBI証券で人気の「レバナス」とは

SBI証券で買える?買えない?【レバナスの種類とは】

目下、国内では、

  • 大和アセットマネジメントが2018年10月に設定した、「iFreeレバレッジ NASDAQ100」(通称:大和レバナス)、及び、
  • 楽天投信投資顧問が2021年11月に設定した、「楽天レバレッジNASDAQ-100」(通称:楽天レバナス)という、

2つのレバナス・ファンドが存在します。

このうち、SBI証券を通じて投資口を買い付けることが出来るのは、先発の「大和レバナス」のみであり、後発にあたる「楽天レバナス」は、現状、楽天証券を通じて取得する必要があります(2022年1月現在)。

※楽天レバナスと大和レバナスとの違い・比較については、下記記事を参照下さい。


参考:
楽天証券販売の「楽天レバナス」と、大和AMの「大和レバナス」を徹底比較

レバナス投資のメリット

直近十数年間の伸びが著しい、ナスダック100指数に対し、2倍レバレッジで投資できる

レバナスは、アメリカ・ナスダック市場のインデックス指数のひとつである「ナスダック100指数」に対し、日々、2倍の値動きをするように、投資信託が設定・運用されています(より正確には、「株価指数先物取引」というデリバティブ取引を活用しています)。

レバナスにとっての、実質的な「元指数」にあたる、ナスダック100指数は、直近十数年間において、

  • 日経平均株価や、トピックスといった、日本株のインデックス指数はもとより、
  • インデックス投資家に人気の高い、S&P500指数や、ダウ工業平均株価、といった主要インデックス指数と比較しても、

圧倒的、といっていいほどの成長率を記録しています。

レバナスを利用すれば、そんなナスダック100指数に対し「2倍レバレッジ」での資産運用が出来ますから、仮に、ナスダック100指数が、今後とも、直近十数年間と同じような伸長を記録することが出来れば、レバナスの基準価額は大幅に上昇し、結果的に、投資口の保有者に、大きなキャピタル・ゲインをもたらす可能性があります。

レバレッジ効果でボラティリティが増幅されており、短期トレードでもキャピタル・ゲインを狙える

一般的なインデックス・ファンドは、指数に含まれる(ほぼ)全ての株式をポートフォリオに含める関係上、個々の銘柄の値動きが他の銘柄によって相殺され、基準価額のボラティリティ(値動き)が小さい、という特質があります。
これにより、リスクを低減させる効果はあるのですが、値動きが小さい分、短期トレードでは利益を出しづらい、というデメリットも指摘されています。

その点、レバナスの場合、

  • 他のインデックス・ファンドと同じように、指数(レバナスの場合は、ナスダック100指数)に含まれるすべての銘柄を、実質的な分散投資対象としている分、個別株(例えば、アップル株や、マイクロソフト株、テスラ株など)に対して集中投資する場合と比較すれば、個々の銘柄の値動きの影響は受けにくいのですが、
  • 株価指数先物取引というデリバティブを用い、ボラティリティが増幅されている分、

トレードのタイミングさえ間違えなければ、短期のトレードでも、比較的大きなキャピタル・ゲインを期待できる、いう利点があります。

レバレッジ型商品であるにも関わらず、追証リスクはない

レバナスはレバレッジ型の投資信託ではありますが、投資家は、あくまでも、「ナスダック100指数に対して、日々、2倍の値動きを実現することを目的に運用されている、投資信託」の投資口(現物)を、現金で(実際には、ポイント投資を利用したり、クレジットカードで投資口を買い付けることも出来ますが、ここでは簡略化のため「現金」と記します)買い付けているだけ、です。

投資家自身が、証拠金を担保に、レバレッジ取引をしているわけではありませんから、仮に、レバナスの基準価額が暴落したとしても、それを根拠に、投資家が、第三者から、追証(追加証拠金・追加保証金)を求められることは有りません。


参考:
レバナスは「最強の投資法」なのか-「レバナス最強説」の根拠&アンチ・レバナスの反論まとめ

レバナス投資のデメリット

ナスダック100指数急落時には、基準価額が暴落する恐れがある

繰り返し述べている通り、レバナスは、日々、基準価額が、ナスダック100指数の2倍の値動きをするよう、運用されています。
このため、ナスダック100指数が上昇した場合は、大きなキャピタル・ゲインを得られる可能性がありますが、逆に、ナスダック100指数が急落した場合、「負のレバレッジ」効果が働き、レバナスの基準価額は、文字通り、暴落する恐れがあります。

もしも、数ヶ月程度の時間をかけ、ナスダック100指数が、直近高値の半値程度まで下落した場合、レバナスの基準価額は、理論上、ゼロ円となります。

ボックス相場に弱い(逓減効果)

通常のインデックス・ファンド(レバレッジのかけられていない投資信託。いわゆる「フツナス」など)の場合、相場が「ヨコヨコ」方向に推移する、いわゆる「ボックス相場」において、元指数が(値上がり・値下がりを経て)結局元の値に戻れば、その基準価額には、利益も損失も生じません(その間の信託報酬等コストを考慮しない場合)。

しかしながら、レバナスのようなレバレッジ型ファンドの場合、その特質上、元指数がボックス相場入りすると、独自の「逓減効果」によって、基準価額が少しずつ目減りしていく、という難点があります。

手数料等コストが高い

ナスダック100指数に対し、レバレッジなしで追随する、いわゆる「フツナス」ファンド(=普通のナスダック100指数連動ファンド、という意味です)の場合、信託報酬は、年率0.5パーセント弱程度が相場です。
これに対し、レバナスの場合、

  • 先発にあたる、大和レバナスの場合で、年率0.9パーセント(税込では0.99パーセント)、
  • 後発にあたる楽天レバナスの場合でも、年率0.7パーセント(税込0.77パーセント)という、

やや高率な信託報酬料率が設定されています。

大和レバナスの場合、株式売買手数料や、有価証券取引税、監査費用等の、いわゆる「隠れコスト」を加算した総経費率は、2021年10月決算の場合で、約1.16パーセント。
これに対し、楽天レバナスの場合は、まだ当初設定から間もない(2021年11月に新規設定されたばかり)ため、初回の運用報告書が発行されておらず、果たしてどの程度の隠れコストが生じるのか、判然としない、という留意点もあります。

積立NISAを利用した投資が出来ない

前述の通り、レバナスは、ナスダック100指数に対し日々2倍の値動きを実現するため、デリバティブ取引を用いています。
このことは、金融庁の定める積立NISAの銘柄認定基準、具体的には「リスク軽減以外の目的で、デリバティブ取引を行っていないこと」という部分に、抵触してしまいます。

このため、2022年1月現在、レバナス(大和レバナス、楽天レバナス双方)を、積立NISA口座を介して買い付けることは出来ません。

※レバナスとNISAの関係について、より詳しくは、下記記事をご覧下さい。


参考:
NISAでレバナス投資はできない?一般NISA・積立NISA・ジュニアNISA・新NISAを比較検証

SBI証券でのレバナスの買い方、及びSBI証券を通じたレバナス投資のメリット&デメリット

SBI証券のレバナスの買い方

SBI証券を通じてレバナスの投資口を買い付ける場合、2022年1月現在では、大和レバナス(大和アセットマネジメント運用委託)が投資対象となります。

SBI証券HPから、レバナスのチャートや基準価額、純資産総額を確認する

実際に買付(詳しくは後述)をする前に、SBI証券のHP等を通じて、下記のような情報をしっかりと確認する必要があります。

ファンドの基準価額
レバナスの、投資口1万口あたりの基準価額。ファンドの設定当初は1万円ですから、そこからどの程度値上がり・値下がりしているのかが確認できます。
なお、レバナスの場合、基準価額の変動要因は、実質的な追随対象となっている、ナスダック100指数の構成銘柄の値動きです。
チャート
レバナスのチャート画面を確認すれば、投資信託の設定来の基準価額の値動きが、視覚的に把握できます。
さらに、チャートのテクニカル分析が得意な人であれば、トレンドラインを自ら描画するなどして、直近の基準価額の安値・高値の判断等にも利用できます。
純資産総額
単純化すると、「投資信託の基準価額」×「投資口の数」=「純資産総額」となります。
純資産総額を確認すれば、一般投資家の間で、どの程度の人気のある投資信託なのか、という点が、ある程度感覚的に把握できます。
※もっとも、純資産総額の増減要因には、投資口の数だけでなく、ファンドの基準価額の上下動も影響しますので、留意が必要です。

買付方法を選択する

SBI証券で、レバナス(大和レバナス)を買い付ける場合、以下3つの買付方法から、好きな購入方法を選択することが出来ます。

金額買付
「いくら(金額)分、買い付ける」という要領で、金額を指定した買い付け。
SBI証券ならば、最低100円から、1円単位での買い付けが可能です。
なお、こうした「金額指定」買い付けが出来る点は、現物株式投資や、ETF(上場投資信託)投資と比較した際の、追加型投資信託(非上場)利用の大きなメリットの一つ、と言われていま(個別株やETFは、株数単位での売買が原則となる)。
口数買付
「〇口分、買い付ける」という要領で、口数単位での買い付けを行うことも可能です。
ただし、口数買付は最低1万口から、1万口単位、で行う必要があるため、最低投資可能額としては、金額買付よりは、やや割高となります。
積立買付
毎月(毎週、毎日等も可能)の積立投資についても設定可能です。SBI証券の場合、前述の金額(指定)買い付けの場合と同様、積立投資についても、最低100円から、1円単位で金額を設定することが出来ます。

分配金受取方法を設定する

SBI証券の場合、「積立買付」を選択すると、分配金については初期設定では「再投資」となります。
仮に、「証券口座での受け取り」を希望する場合は、別途変更手続きが必要です。

一方で、「金額買付」の場合は、そもそもの買付の時点で、

  • 再投資か、
  • 受取か、

を選択することとなります。

なお、SBI証券にて買い付けが出来る、大和レバナスの場合、2018年10月の当初設定以降、既に3度の決算(2019/10/18、2020/10/19、2021/10/18)を行っていますが、投資家への分配は行っていません。

クレジットカードの登録(積立投資の場合)

SBI証券の場合、投資信託への積立投資に、クレジットカード(三井住友カード発行カード)を利用することが出来ます。
仮に、三井住友カードを利用してレバナスへの積立投資を設定する場合、利用するカード種別(一般カードか、ゴールドカードか、等)に応じて、所定の割合分のポイントが付与されることとなります(※詳しくは後述)。

積立投資の頻度を設定(毎日・毎週・毎月等)

SBI証券では、投資信託への積立投資の設定にあたり、積み立ての頻度(積立コース)を比較的自由度高く設定することが出来ます。

  • 毎日積立
  • 毎週積立
  • 毎月積立
  • 複数日積立
  • 隔月積立

の中から、好きな積立コースを選択したうえで、ボーナス月に関しても、別途設定を行うことが出来ます。

買付に利用するポイント数の設定(金額指定買付の場合)

SBI証券ポイントサービスに事前に申し込みを済ませておけば、レバナス(投資信託)の買付にあたり、外部ポイントサービスのポイントを使う(=ポイント投資)ことが可能となります。
なお、メインポイントとして設定することのできる、外部のポイントサービスは、

  • Tポイント、ないしは、
  • Pontaポイントの、

いずれか、となります。

※詳しくは後述。

SBI証券でレバナスを買い付けるメリット

SBI証券でレバナスを買い付けるメリット
ネット証券業界大手「SBI証券」を利用してレバナスを買い付ける場合、ポイント投資や投信マイレージなど、様々なメリットがあります。

Tポイント、ないしは、ポンタポイントで、レバナスを買い付けることが出来る(レバナスにポイント投資が出来る)

SBI証券では、メインポイントとして事前に設定したポイント(Tポイント、もしくは、ポンタポイント)を、1ポイント=1円換算で、レバナスの購入資金に充てることが可能です(=レバナスに対して、ポイント投資を行うことが出来る)。
「ブログやSNS、Youtube等で、レバナスの事を知った。投資をしてみたいが、最初から現金を投資するのは、抵抗がある」
という投資家の場合、まずはポイント投資から始めてみることが出来ますので、心理的なハードルが下がる、というメリットがあります。

なお、ポイント投資は1円単位で行え、かつ、特段の上限はありませんが、対象はあくまでも「金額指定でのスポット買い付け」に限られており、

  • 積立投資や、
  • 口数買付、
  • さらには、ジュニアNISA口座での買い付けには、

利用できない、という点に、留意が必要です。

レバナスへの積立投資にクレジットカードが使えて、かつ、ポイントが貯まる

SBI証券を利用すれば、レバナスへの積立投資に、三井住友カード(クレジットカード)を利用することが可能です。
なお、積立投資用に設定可能な三井住友カードとしては、目下、下記の3種があります。

三井住友カード(NL)
年会費は永年無料。レバナスの買付にクレジットカードを利用すると、0.5パーセント分のポイントが付与されます。
三井住友カードゴールド
年会費5,500円(税込)。ただし、初年度年会費無料キャンペーン実施中、及び、年間100万円のカード利用で、翌年以降の年会費は無料に。レバナスへの積立投資でのポイント付与率は、1.0パーセントと倍増します。
三井住友カードプラチナプリファード
年会費は33,000円(税込)と高額ですが、初年度年会費無料キャンペーン実施中。レバナスへの積立投資に当該カードを用いれば、積立投資額の2.0パーセント相当が、ポイントとして付与されます。

なお、レバナスへの積立投資にクレジットカード(三井住友カード)を用いる場合、通常の積立投資の場合と違って、積立コースは「毎月1日」のみとなること、及び、毎月の積立可能金額には、5万円という上限設定が設けられること、という点に、留意が必要です。

レバナス・ファンドの保有額に応じて「投信マイレージ」でポイントが付与される

SBI証券では、投資信託の月間保有金額に応じて、Tポイント、ないしはポンタポイントが付与される、「投信マイレージ」と呼ばれるポイントプログラムを提供しています。

大和レバナスの場合、月間平均保有金額が1,000万円未満ならば、0.10%相当、平均保有金額が1,000万円以上の場合であれば0.20%のポイントが付与されます。

大和レバナスの信託報酬は、税込みで年率0.99パーセントとされていますが、仮に、SBI証券口座での大和レバナスの月間保有残高が1,000万円以上の場合、Tポイント、ないしはポンタポイントが0.2パーセント相当分付与されますから、実質的な投資信託の保有コストの節約となります。

一般NISA口座・ジュニアNISA口座での買い付けにも対応

SBI証券の、2022年3月期上半期の決算説明資料によれば、

  • 一般NISA
  • 積立NISA
  • ジュニアNISA

を合わせた、SBI証券におけるNISA口座の開設数は、2021年9月末集計時点で、246万口座強(そのうち、約半数にあたる、120万口座が稼働中)。

金融庁の公開資料によれば、2021年6月末時点での、日本全体でのNISA口座開設数(一般NISA+積立NISA+ジュニアNISA)は、約1,700万口座ですから、全体の1割以上のシェアを、SBI証券が占めている、と言えます。
なお、金融庁によれば、一般NISAの取り扱い金融機関数は694法人、積立NISAの取り扱い金融機関数は584法人(いずれも、2021年6月末時点での、調査対象金融機関数)ですから、「1社単独で10パーセント以上」という、NISA業界におけるSBI証券のシェアが、いかに大きいか、ということが良く分かります。

そんなSBI証券を通じ、一般NISA口座や、ジュニアNISA口座の開設を済ませている投資家においては、同口座を通じて、レバナス(大和レバナス)の投資口買い付けを行うことが可能です。
※なお、2022年1月現在、レバナス(大和レバナス・楽天レバナスの双方)は、積立NISAの対象銘柄からは除外されています。

SBI証券でレバナスを買い付けるデメリット

SBI証券でレバナスを買い付けるデメリット
SBI証券によるレバナス投資の場合、「楽天レバナスが買えない(2022年1月現在)」など、いくつかの留意点もあります。

SBI証券では、「楽天レバナス」は現在取り扱いが無い

SBI証券を通じて買い付けることのできるレバナス・ファンドは、「大和レバナス」と「楽天レバナス」という2種のレバナスのうち、「大和レバナス」のみです(2022年1月現在)。
※楽天レバナスに関しては、楽天証券を通じてのみ、買付が可能。

楽天レバナスと大和レバナスとを、端的に比較すると、下表のようになります。

楽天レバナス 大和レバナス
設定日 2021年11月17日 2018年10月19日
基準価額 8,175円 34,278円
純資産総額 195.07億円 1,685.67億円
信託報酬(税抜き) 0.7パーセント 0.9パーセント


情報はいずれも、2022年1月22日時点

こうしてみると、

  • 2018年設定の大和レバナスのほうが、販売歴・運用歴が長い分、純資産総額は(楽天レバナスと比較し)遥かに大きいが、
  • 信託報酬の料率については、楽天レバナスのほうが、やや割安

であると言えます(※)。


(※)もっとも、2021年11月に設定された楽天レバナスの場合、まだ最初の決算を終えていないため、運用報告書が発行されておらず、果たしてどの程度の隠れコスト(株式売買手数料や、有価証券取引税、監査費用、保管費用等。投資信託のコスト比較においては、信託報酬と隠れコストを合わせた「総経費率」の比較が欠かせない)が判然としていない、という留意点があります。

また、大和レバナスの場合、SBI証券の投信マイレージの対象とされていますので、投信の月間平均保有残高に応じて、Tポイント、ないしはポンタポイントの付与を受けることが出来ます。
仮に、レバナス(等の投資信託)を1,000万円以上コンスタントに保有していれば、0.2パーセント相当のポイント付与を受けることが出来ますから、実質的な信託報酬コスト(信託報酬-ポイント付与)は、楽天レバナスとほぼ同程度である、と換言することも出来ます。

SBI証券では、「ETF版レバナス」の現物買付は出来ない

レバナスは、(楽天レバナスにせよ、大和レバナスにせよ)非上場の追加型投資信託ですが、レバナスを通じてナスダック100指数に対して興味を持った投資家の中には、レバナスと同じようにナスダック100指数に対して2倍の値動きをする、ETF(上場投資信託)を活用したトレードを検討するケースもあります。

この場合、一般的には、ProShares社の運用する、Ultra QQQ(通称、QLD)の買付を最初に検討することとなりますが、2022年1月現在、日本国内から、主要ネット証券会社(SBI証券等)を利用し、QLDの現物(ETF)を買い付けることは、出来ません。
仮に、QLDへと投資をしたい場合、

  • サクソバンク証券や
  • IG証券、といった、

外資系の証券会社を利用したうえで、(現物取引ではなく)CFD取引を行う必要があります。


参考:
ETF版レバナス「QLD」(ProShares Ultra QQQ)まとめ

SBI証券では、ナスダック100指数に対して3倍レバレッジをかけた投資信託もあるが…

SBI証券の取り扱い投資信託の中には、

  • ナスダック100指数に対し、日々、2倍の値動きを実現することを目指す、楽天レバナスや大和レバナスといったレバナス・ファンドだけでなく、
  • ナスダック100指数に対し、「3倍レバレッジ」で運用されている、「大和-NASDAQ100 3倍ブル」という投資信託も

存在します。

「大和-NASDAQ100 3倍ブル」は、大和レバナス(2倍レバレッジ)と同様、大和アセットマネジメントが運用委託している投資信託であり、大和レバナスよりもハイ・レバレッジ(2倍→3倍)で運用されている、というだけあり、その基準価額の値動きには特質があります。
2020年10月の設定来、1年強という短期間で、基準価額は2倍にまで成長(1万円→2万4千円強)にまで成長しましたが、その後、ナスダック100指数の下落に伴い、2022年1月21日現在では、基準価額は17,445円にまで下落しています。

大和レバナスや楽天レバナスと比較し、元指数(ナスダック100指数)上昇時のキャピタル・ゲインは大きく見込めますが、逆に、元指数下落時の基準価額へのダメージも大きく、まさに、ハイリスク・ハイリターンな投資信託であると言えます。

また、レバレッジ倍率が高いこともあり、信託報酬コストは2倍レバレッジの大和レバナスよりも些か割高(税込年率1.22375%)です。

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レバナス投資検証チーム
fill.mediaは、国内の融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)や、不動産クラウドファンディング、ロボアドバイザー、インデックス投資業界等の最新情報を提供する、投資・金融情報総合メディア。
その他、昨今、主に若年投資家の間で大きな関心を集めつつあるFIRE(Financial Independence, Retire Early)に関する最新情報を専門的に扱う、FIRE(早期リタイア)専門の検証チームや、不労所得に関する検証グループ、その他、不動産投資全般について検証を行うチーム等があります。

レバナス投資検証チームでは、昨今、投資家の間で大きな関心を集めている、ナスダック100指数へとレバレッジをかけて投資する、いわゆる「レバナス」に関して、その長所・短所を検証し、深く掘り下げた分析・情報を提供しています。

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