不動産クラウドファンディング「FANTAS funding」にて、3月19日募集開始の4ファンドが一挙公開|予定分配率は3.0パーセント~

FANTAS technology 株式会社(東京都渋谷区恵比寿4-3-8 KDX恵比寿ビル5F)の運営する不動産投資クラウドファンディング・サービス「FANTAS funding」(ファンタス・ファンディング)において、3月19日正午から募集開始となる、4つの新ファンドに関する情報が、先行公開されている。

  • FANTAS check PJ 第99号:
    予定分配率:3.5パーセント
    募集総額:16,640,000円
    運用開始予定日:2021年4月1日
    運用終了予定日:2021年9月30日
    投資対象物:神奈川県川崎市の鉄筋コンクリートマンション(地上9階建。2006年4月建築)の1室(登記簿上の面積18.53平方メートル)
    分配原資タイプ:キャピタル・ゲイン重視型
  • FANTAS check PJ 第100号:
    予定分配率:3.0パーセント
    募集総額:16,560,000円
    運用開始予定日:2021年4月1日
    運用終了予定日:2021年9月30日
    投資対象物:神奈川県川崎市の鉄筋コンクリートマンション(地上13階建。2017年3月建築)の1室(登記簿上の面積21.37平方メートル)
    分配原資タイプ:キャピタル・ゲイン重視型
  • FANTAS check PJ 第101号:
    予定分配率:3.0パーセント
    募集総額:16,400,000円
    運用開始予定日:2021年4月1日
    運用終了予定日:2021年8月31日
    投資対象物:東京都大田区の鉄筋コンクリートマンション(地上9階建。2004年11月建築)の1室(登記簿上の面積19.54平方メートル)
    分配原資タイプ:キャピタル・ゲイン重視型
  • FANTAS check PJ 第102号(※抽選方式,女性限定優待PJ)
    予定分配率:3.5パーセント
    募集総額:14,720,000円
    運用開始予定日:2021年4月1日
    運用終了予定日:2021年10月29日
    投資対象物:横浜市鶴見区の鉄筋コンクリートマンション(地上9階建。2007年7月建築)の1室(登記簿上の面積18.40平方メートル)
    分配原資タイプ:キャピタル・ゲイン重視型

いずれのファンドの場合も、投資対象となるのは、鉄筋コンクリートマンションの1室。
全てのファンドが、今年4月1日からの運用開始を予定するが、運用期間は各ファンドで1か月間ほど異なる。
FANTAS check PJ 第99号~101号の3ファンドについては、先着方式にて募集する。
第102号に限っては、抽選方式による募集とする。

なお、今回募集する4ファンドすべてが、分配原資としては、キャピタル・ゲインを重視するタイプとされている。

不動産クラウドファンディング・サービス「FANTAS funding」とは



引用元:FANTAS funding

不動産特定共同事業法の許可を得た運営会社(FANTAS technology株式会社)が展開する、不動産投資特化型クラウドファンディング・サービス。
投資対象は実物不動産に限られ、各不動産案件の物件立地や構造、建築時期、広さ、などといった情報がオンライン公開されている。
投資家は各案件に最低1口1万円から少額出資することが出来る。
また、他の一般的な不動産クラウドファンディング・サービスと同様、いずれのプロジェクトにおいても、運営会社であるFANTAS technology社が、同一プロジェクトに対し20パーセント分の劣後出資を行う。
このため、最終的に不動産を売却する際、取得時と比べて損失が生じたとしても、20パーセント分の下落までは、投資家の出資分(=優先出資分)について保護される。
これまでに募集された全てのプロジェクトで、100パーセントの募集を達成しているほか、短期運用ファンド(3ヶ月程度~)も募集実績がある。

不動産クラウドファンディングにおける分配原資「キャピタル・ゲイン」「インカム・ゲイン」とは

不動産クラウドファンディングでは、不動産事業者は、クラウドファンディング形式で募った資金を原資に、不動産を購入し、運用期間中に生じた利益を元手にして、出資者へと利益分配を実施する。
この「利益」のソースとしては、主に、

  • 「インカム・ゲイン」と、
  • 「キャピタル・ゲイン」とに、

大別される。

「インカム・ゲイン」とは

ファンドの運用期間中に、投資対象不動産を第三者へと賃貸し、この第三者(入居者・賃借人)から収受した、賃料収入(家賃収入)が、インカム・ゲインに相当する。
実際に収受できるインカム・ゲインは、周辺の賃料相場や、物件のグレード、最寄駅からのアクセスの良悪等によって左右される。
また、ファンドの運用期間中に、賃借人が退去してしまった場合、不動産事業者としては、新たな入居者を探すこととなるが、このリーシング(入居者付け)が奏功しなかった場合、想定通りのインカム・ゲインが実現しない場合も有る。
また、賃借人が家賃支払いを滞らせ、かつ、保証会社や連帯保証人からの賃料回収も不調となった場合、同じく、インカム・ゲインが事前計画通りに収受できないこととなる。

「キャピタル・ゲイン」とは

取得した不動産を、取得価額よりも高額で売却することによって生じる、「売却益(差額)」が、キャピタル・ゲインに相当する。
長期運用型ファンドでキャピタル・ゲインを実現する場合、用地の取得から、高層マンションを建築、その後、区分所有物件として小口売却する、等のプロジェクトが考えられる。
逆に、短期運用型のファンドでキャピタル・ゲインを実現するためには、諸々の事情に拠り、保有中の不動産を売り急いでいる売り手から、出来るだけ廉価に不動産を買い取り、最低限のバリューアップを図ったうえで、少額ながら一定程度の利幅を確保した価額で、市場でうまく物件を換価していくスキルが求められることとなる。


参考:
不動産クラウドファンディング関係のブログをご紹介|投資家ブログ&事業者ブログ

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