ソーシャルレンディングで積立投資は出来るのか。※積立nisaも。

私たちソーシャルレンディング・ラボへとお寄せ頂いたご質問の中で、
「ソーシャルレンディング事業者の中で、毎月定額の積立投資が出来るような会社は、ありますか」
「日頃からドルコスト平均法を用いて外貨の買い付けをしている。そのような手法でソーシャルレンディング投資を行うことは可能でしょうか」
「積立nisaを始めようと思っている。ソーシャルレンディング事業者の中で、積立nisaの対象となるソーシャルレンディング事業者はあるか」
上記のような御趣意のご質問を頂戴いたしましたので、当ラボの調査・検証結果をご報告いたします。

積立投資とは

「毎月3万円」などの定額を、淡々と積立形式で投資していくのが、「積立投資」です。
手動で積み立てていっても良いですし、昨今は、給与口座となっている銀行口座とも連動し、投資家自らがさほど意識せずとも、自動的に積立投資を行ってくれる、というサービスも、多数、存在します。

一度に大きなお金を用意するのは大変ですが、「塵も積もれば…」の精神で、毎月、たとえ少額でも、積み立てていくことにより、複利の効果も享受しつつ、効率的に投資元本を拡充していくことが出来るのが、積立投資の最大の魅力です。

ドルコスト平均法とは

「一物百価」と言う通り、物の値段は、時勢等によって大きく異なります。

  • 毎月の投資額(日本円ベース)は同一額としながら、
  • 買い付け対象の物の値段が安い時は、たくさん買い、
  • 逆に、買い付け対象の物が高いときは、少ししか買わないようにする、というのが、

ドルコスト平均法です。
例えば、将来のアメリカ移住に向けて、毎月少しずつ(=日本円で1万円分ずつ)、米ドルを購入している、としましょう。
この場合、例えば1月に1米ドルが100円だったのであれば、1月の米ドル買い付けは、100ドル分、となります。
対して、2月に1米ドルが125円だったのならば、2月の米ドル買い付けは、80ドル分のみ、となります。
3月になって一気に米ドル安が進み、1米ドルが80円となったのであれば、3月の米ドル買い付けは、125ドル分、となります。
このような買い付け方をするのが、「ドルコスト平均法」です。

物の値段は変化する、という事実を受け入れ、極端に割高な買い物をしてしまうことがないよう、リスクを時間軸で分散し、購入原価を出来得る限り平均化する、というのが、ドルコスト平均法の根本的な考え方です。

積立nisaとは

年間40万円までの投資額にかかる「運用益」が、非課税となる制度が、「積立nisa」です。
年間40万円まで、という上限額がある関係で、毎月の投資額は小さめとなりますが、非課税期間が40年と長いので、

  • 月々、大きな額を投資に割くことはしたくないが、
  • 末永く買い付けを(ドルコスト平均法で)行う予定である、

という場合に、適した投資制度となります。

制度としては2018年1月から始まったもので、金融庁の調査によると、2018年9月末時点で、既に87万口座以上の積立nisa口座開設が為されている、とのこと。
※情報出所:https://www.fsa.go.jp/policy/nisa/20181214-1/01.pdf

ドルコスト平均法による積立(自動積立)に対応しているソーシャルレンディング事業者はあるか

ソーシャルレンディング・ラボが調査した限りにおいて、現時点では、ドルコスト平均法を用いた自動積立に対応しているソーシャルレンディング事業者は、日本国内では見当たりませんでした。
そもそも、ソーシャルレンディング投資の場合、投資信託や外貨、株式等の買い付けと異なり、買い付け対象(投資1口)の値段(日本円ベース)は、変わらない(=最低投資額が1口1万円のソーシャルレンディング事業者ならば、投資価額はあくまでも1口1万円)、という特徴がありますので、ドルコスト平均法の考え方は、いまひとつ、馴染みません。

もっとも、ドルコスト平均法の考え方を度外視し、

  • 毎月所定の金額(例:3万円)分、
  • 同一のソーシャルレンディング事業者の同一ファンドシリーズに、積立出資する、

という事自体は、システム開発・法規対応さえ万全に為されれば、物理的には実現可能な機能でしょうから、ソーシャルレンディング事業者各社の対応が待たれます。

積立nisaの適用対象となるソーシャルレンディング事業者はあるか。

積立nisaは、かねてより存在していたnisa制度と比べ、さらに「投資家保護」が重視された投資制度です。
このため、積立nisaの場合、主な投資対象は、投資信託とされており、nisaで投資可能な「株式」への投資も出来ません。
ソーシャルレンディング・ラボが調査・検証した限りにおいては、本日現在、積立nisaを通して投資可能なソーシャルレンディングファンドは、確認することが出来ませんでした。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
少しでも、読者様のご参考と為さって頂ける内容と出来たのであれば、幸甚です。

投資家、資金需要者、双方から、高い注目を集めている、ソーシャルレンディング。しかしながら、当ラボの私的見解と致しましては、業界にまだ未成熟の部分も多く、いくつかの「危険会社」の存在も気にかかります。ソーシャルレンディング投資開始にあたっては、こちらの過去記事も、是非、ご参照下さい。

ソーシャルレンディング・ラボの考える、【ソーシャルレンディング危険会社ランキング】はこちら

それでは、本記事はここまで。
また次回の記事にて、お会いいたしましょう。

※なお、本記事は、読者様への情報提供を目的としたものであり、特定の投資商品(ファンド等含む)への投資勧誘を目的としたものではありません。
個別のソーシャルレンディング事業者における投資口座開設や、実際の投資是非に係るご判断につきましては、必ず、読者様ご自身にて、為さって頂きますよう、お願い致します。

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