【ソーシャルレンディングファンド分析】OwnersBook「千代田区商業ビル素地第1号ファンド第1回」の場合。

寄稿者紹介

個人投資家Y.K氏。
2018年初旬からソーシャルレンディング投資を始め、約1年ほどが経過。
合計20社以上のソーシャルレンディング事業者に投資口座を開設し、累計投資額は400万円以上。
30代男性会社員・首都圏在住。

ソーシャルレンディング各社の過去ファンドを題材に、各社の特徴や、ファンドごとのリスク・リターンのバランス等を検証する本企画。
今回は、オーナーズブックが2018年に資金募集を行ったソーシャルレンディングファンド、「千代田区商業ビル素地第1号ファンド第1回」を題材に、読み解きを進めて参りましょう。

本ファンドの概要

同社のホームページから確認した、本ファンドの概要としては、下記の通りです。
なお、案件1、及び案件2のうち、資金の大半を融資する「案件1」のほうに関してのみ、下記、詳説をさせて頂きます。

本ファンドの詳細情報ページのURL

こちらです。

https://www.ownersbook.jp/project-detail/index/1119/

資金の借り手

総合不動産会社AH、とのこと。
設立3年超の総合不動産会社であり、東京都千代田区に所在。
主な事業は、

  1. 不動産売買事業
  2. 不動産仲介事業(売買・賃貸)
  3. 不動産管理事業

とのこと。
直近3期連続して経常利益・当期純利益を計上している、との付帯情報もあります。

貸付資金の総額

4,500万円の貸付、となります。

借り手の資金使途

下記の記載があります。
総合不動産会社AHの事業資金である限り、資金使途についての定めはない、とのこと。

貸付・運用の期間

12か月間の貸付・運用となります。

設定担保

総合不動産会社AHが所有する下記の不動産に対し、第一順位抵当権が設定されます。

  • ロケーション:
    東京都千代田区岩本町
  • 建物状況:
    2018年9月14日現在、当該土地上には建築年月不詳の店舗ビル1棟が存在している、とのこと。
    本建物についても、一応、土地と一緒に、抵当権が設定されるが、この建物部分に関しては、評価上は、無価値と見なしている、とのこと。
  • アクセス:
    東京都千代田区岩本町に位置しており、都営地下鉄新宿線及び東京メトロ日比谷線へのアクセスが至便で、
    JR山手線・京浜東北線・中央本線・総武線、東京メトロ銀座線及びつくばエクスプレス線へのアクセスが可能な立地、とのことです。
  • 物件評価額:
    商業ビル素地(土地)の価格として、外部専門家による査定額を参考に、6,120万円(※無価値と見なしている建物の取壊し費用は減算済)と査定している、とのこと。

返済原資

総合不動産会社AHによると、返済原資として、本件担保物の売却の他、他の金融機関等からの借入等を想定している、とのこと。

わたしたち個人投資家の期待利回り

5.0パーセント、とのこと。

本ソーシャルレンディングファンドの資金募集達成度は

152人からの出資申込を集め、満額の資金募集を達成しています。

運用・返済状況は

本匿名組合の償還予定日は、2019/10/20。
本記事執筆本日現在、鋭意運用中、というところでしょう。

本ファンドのポイント

私が考える、本ファンドのポイントは、下記の通りです。
なお、いずれも、私の個人的な見解です。

利回りはコンサーバティブ。

上述もした通り、利回りは5.0パーセント(年利換算)。
出来ればもう一声、欲しいところなのですが、
相場、として許容できる範囲内でしょう。

LTV73パーセント・素地物件、というのは、安心感。

貸付総額4,500万円に対して、評価額は6,120万円。
LTVは約73.5パーセントとなります。
8割を切っていますから、ある程度の安心感があるものと評価できるでしょう。
既存建物の取壊し費用を減算した評価額、というのも、好感出来ます。
買い手にとっても、金融機関にとっても、魅力的な物件と映り得るでしょう。

本ソーシャルレンディングファンド検証のまとめ

ソーシャルレンディング各社の過去ファンドを検証し、各社の特徴や、ソーシャルレンディングファンドごとの特色、そして、ファンド概要の読み解きのヒントを探る本シリーズ。
今回は、オーナーズブックのソーシャルレンディングファンド「千代田区商業ビル素地第1号ファンド第1回」を題材に、検証をさせて頂きました。

しつこいようで申し訳ありませんが、
本記事文中の表現は、いずれも、私のごく個人的な意見に過ぎません。
その点は、くれぐれも、ご承知おきください。

しかし、あくまでも、その限りにおいて、
少しでも、「これからソーシャルレンディング投資を始めてみよう」とお考えの読者様にとり、
ファンド概要の読み込みの具体例として、ご参考になさって頂ける内容と出来たのであれば、嬉しい限りです。

なお、今回のファンドの例でも明らかですが、
OwnersBookの場合、ファンドの公開から、資金枠が埋まってしまうまでのタイムラグが、圧倒的に短い(=資金枠があっという間に埋まってしまう)、という特徴があります。
その分、人気、という事も出来るでしょうが、

いざ、という時の投資機会を逃さぬため、あらかじめ、投資口座だけも、開設を済ませておくことをお勧めします。
こちらの公式ページからお手続き可能です。

OwnersBook(公式)

OwnersBookの投資口座開設手続きは、至極シンプルですが、
初めてで不安、という方は、あらかじめ、こちらの別記事もご参照下さい。

[blogcard url=”https://social-lending.online/sl-companies/ownersbook/ownersbook-kaisetsu/”]

それでは、本記事はここまで。
また次回の記事にて、お会い致しましょう。

追伸:
ファンドの平均利回りや、資本金額や投資家登録数といった「規模」、投資初心者へのおすすめ程度等々、いろいろな確度から、国内の有力ソーシャルレンディング事業者をランク付けした、こちらの過去記事も、是非ご参照下さい。おすすめです。

ソーシャルレンディング大手業者をランキング。案件リターン&国際分散度&担保設定状況、ユーザー登録数等々、異なるアングルから国内ソーシャルレンディング業者をランキング。


本寄稿内容は、寄稿者の個人的な見解・体験・意見であり、その内容は、当ラボの公式見解と異なる場合があります。
また、本記事は、読者様への情報提供を目的としたものであり、特定の投資商品(ファンド等含む)への投資勧誘を目的としたものではありません。
個別のソーシャルレンディング事業者における投資口座開設や、実際の投資是非に係るご判断につきましては、必ず、読者様ご自身にて、為さって頂きますよう、お願い致します。

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