クラウドクレジットの「ユーラシア金融事業者ファンド50号」、7,500万円満額を集め販売終了|表面利回り12.0%

クラウドクレジット株式会社(東京都中央区日本橋茅場町1-8-1 茅場町一丁目平和ビル802。代表取締役 杉山 智行 氏)の運営するソーシャルレンディング・サービス「クラウドクレジット」にて、2月10日から募集開始となった新ファンド、「ユーラシア金融事業者ファンド50号」(以下、同ファンド)が、当初販売金額である7,500万円分満額の投資申込を集め、販売終了となった。

同ファンドの貸付通貨は、ロシアルーブル建て。貸付通貨建ての表面利回り(年利換算)は12.0パーセント。
今年3月のグループ会社貸付以降、約13カ月間の運用を予定する。

同ファンドの実質的な融資先は、イギリス領ヴァージン諸島に籍を置き、ロシア、ポーランド、南アフリカ、メキシコで事業展開を行う金融事業者(E社)。E社は、2013年の創業以降、独自の信用リスクモデルを用いて収益性の高い個人向け融資を行うことで事業を拡大し、業績も上昇、創業以来4年連続で黒字、増益を続けている事業者であるという。

なお、貸付通貨がロシアルーブル建てであること、及び、グループ会社が関与する一部送金プロセスにユーロ貨が使用されることにより、投資家が最終的に収受する分配金は、

  • ロシアルーブル/円
  • 円/ユーロ
  • ユーロ/ロシアルーブル

上記通貨間の為替変動の影響を受けることとなる。

ユーラシア金融事業者ファンドシリーズの実績

クラウドクレジットのHPでは、「ユーラシア金融事業者ファンド」シリーズの、満期時運用レポートが公開されている。
ファンドが為替から受ける影響は明朗で、例えば、ユーラシア金融事業者ファンド23号の場合、ファンドの実現利回りが19.3パーセント(募集時期待利回りは12.7パーセント)となったのに対して、同12号の場合は、ファンドの実現利回りが、募集時表面利回り(13.0パーセント)を下回る、2.3パーセントとなるなど、為替レートの影響を受けやすいファンド特性が把握できる。

クラウドクレジットとは



引用元:クラウドクレジット

クラウドクレジット株式会社(東京都中央区日本橋)が運営する、ソーシャルレンディング・サービス。
海外案件を専門的に取り扱っており、「キルギスマイクロファイナンス事業者支援ファンド」や「中東地域ソーラー事業者支援ファンド」、「アフリカ未電化地域支援ファンド」、「東欧金融事業者支援ファンド」など、複数の国と地域に関連する投資案件を取り揃えている。
2020年2月25日時点で公式ホームページに掲載されている情報によれば、累計出資金額は、既に274億円を突破している。


参考:
クラウドクレジット|公式サイト


融資先企業の匿名化解除(実名開示)にも積極的に取り組んでおり、すでに複数のファンド・シリーズにおいて、実質的な借り手企業の具体的名称等が公開されている。
サービス運営会社であるクラウドクレジット株式会社は、伊藤忠商事株式会社や第一生命保険株式会社といった、国内の大企業のほか、マネックスベンチャーズ株式会社やYJキャピタル株式会社、LINE Ventures株式会社、SBIインベストメント株式会社、ソニーフィナンシャルベンチャーズ株式会社といった、複数の有力VC(ベンチャーキャピタル)・投資会社から出資を受けていることでも知られる。
2019年12月には、単月でのファンド販売額が16.8億円分に達し、過去最高を記録した。
2020年1月からは、投資家の分散投資をより容易にすべく、「ファンドパッケージ機能」を新設。同月には、最初のパッケージ型商品「バランス型パッケージ1号」をリリースした。


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