STEPNの始め方を知る前に学んでおきたい、STEPNのメリット&リスクとは

始め方を知る前に把握したい、STEPNのメリットとは

いざ運動を始めると、時給換算は相当の高額になる

1GST=日本円で300円~400円程度

STEPNで得られる1GST=日本円で300円~400円程度
GST(Green Satoshi Token)の対日本円のレート推移(スクリーンショットは2022年3月8日撮影のもの)
画像引用元:CoinMarketCap

STEPNを使って、ウォーキングやジョギング、ランニング、といった運動をすると、

  • 運動時間の長短や、
  • 利用しているスニーカーの種類、
  • スニーカーの耐久性、効率性等の属性値に応じて、

GST(Green Satoshi Token)という、STEPNのゲーム内トークン(暗号資産)を入手することが出来ます。

このGSTは、STEPNのゲームアプリの中で、SOL等の仮想通貨に交換することが出来、そして、その仮想通貨を、適宜暗号資産取引所にて売却することで、最終的には、日本円(法定通貨)に換金することが出来ます。

このため、「GSTを日本円に換算すると、いくらか」を示す、取引レートも存在します。
このレートは日々変動しますが、2022年3月現在、1GSTは、概ね、300円~400円強程度の間で推移しています。

スニーカー1足保有で「2エナジー」が付与される

STEPNの場合、ゲーム内スニーカー(NFT)を1足保有していると、1日あたり、2エナジーが付与されます。
このエナジーは、ウォーキングやジョギングなどの運動で、5分あたり1エナジーずつ、消費されていき、その後、24時間で、全回復します。

なお、保有するスニーカーを3足まで増やせば、1日の付与エナジーは、4エナジーまで増やすことが出来ます。
このため、1日当たりの入手GSTを、早期から出来るだけ最大化したい、と考えるプレイヤーの場合、STEPNを始めるにあたり、相当額の初期投資をして、最初から、複数のスニーカーNFTを入手するケースもあります。

1エナジー消費当たりの獲得GSTは、スニーカーのタイプによって異なる

1エナジー消費(=5分間の運動)あたりの獲得GSTは、スニーカーのタイプや、GSTの獲得効率(効率性)、及び、スニーカーの(運動開始時点での)耐久度などによって変わります。

例えば、ランナータイプのスニーカーの場合、定められた最適速度(時速8キロ~時速20キロ)内で運動すれば、1エナジー消費あたりで、6GSTを獲得することが出来る、とされています。

スニーカータイプ別の、最適運動速度、及び、同速度内にて運動が実施された場合のGSTの獲得最大値(1エナジー消費あたり)の目安は、下記の通りです。

スニーカータイプ 最適運動速度 最大獲得GST(1エナジー消費あたり)
Walker 時速1~6キロ 4GST
Jogger 時速4~10キロ 5GST
Runner 時速8~20キロ 6GST
Trainer 時速1~20キロ 4~6.25GST


引用元:STEPN

仮に、10分間の運動で得られるGSTを時給換算すると…

例えば、ランナータイプのスニーカーNFTを利用して、1日10分間運動すれば、単純計算で、6GST×2エナジー=12GSTを入手することが出来ます。(※)

1GSTが400円だと仮定すると、12GSTは、約4,800円に相当します。
10分間の運動で4,800円を稼ぐことが出来る、ということは、時給に換算すると、4,800円×12=2万8千円程度に相当します。

このように、STEPNの場合、運動によって得られるGSTを時給に換算すると、相当の高額となる、という特徴があります。


(※)ただし、STEPNを始めたばかりの時点では、1日あたりで入手できるGSTには、「5GSTまで」という制限があるため、レベルアップ等によって、当該上限をアンロックしていく必要があります。

今始めれば、少なくとも計算上は、1か月~2ヶ月程度で原資を回収できる

1日2エナジー分の運動をコンスタントに続けることが前提条件

前述の通り、STEPNの場合、保有しているスニーカー1足あたり、1日2エナジーが付与されます。
※ただし、スニーカーをもう1足増やしても、エナジーは「4」とはなりません。エナジーを「4」まで増やしたい場合、スニーカーを「3足」用意する必要があります。

毎日2エナジー分の運動をしっかりとこなしていけば、月間で60エナジー分、すなわち、300分間相当の運動を行うことが出来るゆになります。

初期投資を10万円だと仮定すると…

STEPNの初期投資を10万円だと仮定すると…
STEPNのスニーカーNFTのフロア価格例。1solを約1万円と仮定すれば、スニーカー1足購入あたり、約10万円程度のコストが必要となることが分かります。
画像引用元:STEPN

STEPNの初期投資額(=スニーカーNFTの購入費用)が10SOL(日本円で約10万円程度)だと仮定します。

そのうえで、月間60エナジー分(=300分間)の運動をすれば、スニーカーのタイプにもよりますが、

  • 最もGST入手効率の低い、ウォーカータイプのスニーカーの場合でも、
  • 1エナジーあたり4GST、
  • すなわち、月間で240GSTの入手が出来ます(※)。

1GSTが400円だと仮定すると、これは、日本円で、約9万6千円程度に相当します。

このように、単純計算をすると、初期のスニーカー購入費用については、毎日コンスタントに運動を継続し、GSTを稼ぎ続ければ、概ね1か月強程度で回収できる、という計算となります。


(※)ただし、実際は、スニーカーを定期的にリペア(修理)する必要があり、このリペアにGSTが消費されます。
このため、原資回収はその分遅れることとなるほか、ゲーム内でのスニーカーのレベルアップ等においても、GSTがバーンされる、という制約があります(詳しくは後述)。

ゲーム内トークンの値崩れが始まりにくいようにゲーム設計が為されている

ゲーム内トークンが値下がりしてしまうと、STEPNをプレイする意味がなくなる

STEPNでは、日本円等の法定通貨を直接稼ぐことは出来ず、あくまでも、稼ぐことが出来るのは、GSTというゲーム内のトークン、すなわち、仮想通貨です。

仮想通貨のレートが一定であれば、日本円に換算した収入量は変わりません。
また、仮に、GSTの対円レートが値上がりすれば、日本円に換算した稼ぎは、むしろ、円安の影響で、大きくなる可能性すらあります。

一方で、STEPNのプレイヤーにおいて、最大限警戒するべきなのは、GSTの値下がりリスクです。
仮に、GSTが(対円で)大幅に値下がりした場合、どれだけSTEPNで運動し、GSTを入手しようとも、GSTそのものの価値が低下してしまえば、日本円に換算しなおした時に、さしたる稼ぎにならない、という問題が生じます。

実際、NFTゲーム(ブロックチェーン・ゲーム)業界では、この問題は、共通の課題とされています。

  • ゲーム内トークンを十分に付与しないと、ユーザーを集めることが出来ない、という事情がある反面、
  • そのトークンについて、ある程度の希少性を保たないと、トークンが値下がりしてしまい、
  • 結局、ユーザーが集まってこない、というパラドックスは、

NFTゲーム業界を代表するジレンマのひとつ、とされています。

ブロックチェーン・ゲーム「アクシー・インフィニティ」は、ゲーム内仮想通貨の価格維持に失敗した代表例

ブロックチェーン・ゲーム「アクシー・インフィニティ」は、ゲーム内仮想通貨の価格維持に失敗した代表例
「アクシー・インフィニティ」のゲーム内トークン「SLP」の対円レートの推移。スクリーンショットは2022年3月9日撮影。
画像引用元:CoinMarketCap

かつてブロックチェーン・ゲーム業界で一世を風靡した、アクシー・インフィニティは、ゲーム内トークンの価格コントロールに失敗し、人気を失ったNFTゲームの代表例とされています。

アクシー・インフィニティの場合、ゲームをプレイすると、SLP(Smooth Love Potion)と呼ばれるトークンを獲得することが出来、実際、ベトナムなどの東南アジア諸国においては、アクシー・インフィニティを熱心にプレイし、獲得したSLPを法定通貨に交換したうえで、その利益で、持ち家等を入手した、等という人も、複数、出現しました。

しかしながら、

  • アクシー・インフィニティのゲームシステム上、入手したSLPを、ゲーム内で消費(バーン)する機会が少なく、
  • このため、SLPの急激なインフレが発生し、
  • SLPの対法定通貨レートが急落、

結果的に、一部の先行プレイヤーを除けば、アクシー・インフィニティは、「稼ぎづらい」ブロックチェーン・ゲームとなってしまいました。

GSTのゲーム内バーンを促進するゲームシステム設定で、GSTの下落を防ぐ

その点、STEPNの場合、アクシー・インフィニティのケースをよく研究し、ゲーム内で、トークン(GST)をバーンする機会が、頻繁に盛り込まれています。

例えば、STEPNにおいては、日々、ウォーキングやジョギング等の運動をすると、スニーカーNFTが老朽化し、修理(リペア)を必要とする状態になります。
これを放置し、耐久度が一定以下まで下がると、GSTの入手効率が低下してしまう、というルール・制約があります。

このため、プレイヤーにおいては、定期的に、STEPNアプリ内で、スニーカーNFTを「リペア」(修理)することが必要であり、このリペア作業にも、GSTがバーン(消費)される、というトークン・システムとされています。

また、STEPNの場合、スニーカーの初期レベルは、基本的には「ゼロ」であり、そのままでは、

  • GSTの獲得効率も低いし、
  • 劣化に対する耐久度も低いため、

ゲームプレイを通じて、スニーカーをレベルアップしていくことが一般的です。
しかし、このレベルアップ作業にも、GSTが消費されることとなります。

また、複数のスニーカーを保有しているオーナーの場合、新たなスニーカーを「ミント」によって生み出すことも出来ますが、このミンティングにおいても、そのスニーカーのミント済回数、及び、スニーカーのクオリティ・タイプごとの組み合わせ内容に応じて、GSTのバーンが生じます。

このように、STEPNの場合、アクシー・インフィニティ等の既存ブロックチェーン・ゲームと比較し、ゲーム内でGSTが頻繁にバーンされるようにゲームシステムが設計されているため、GSTがゲーム外に流出しにくく、結果的に、GSTの対円レートが値下がりしにくい、という特質があります。

チート行為が始まらないよう、様々な対策が取られている

チートの横行は、トークンのインフレにもつながる

STEPNのようなPlay to Earn(STEPNの場合、正確には、Move and Earn)型のブロックチェーン・ゲームの場合、チート行為の防止措置は必須となります。
一部の悪質なユーザーが、botの利用等によって不正にゲーム内トークンを大量に入手してしまえば、

  1. プレイヤー同士の間で不公平が発生することはもとより、
  2. 同様の不正行為を働くプレイヤーが増えれば、
  3. ゲーム内トークンが非合理なほどに大量に生成され、
  4. また、それらのトークンが市場に売りに出されることによって、
  5. トークンのレートに対して、売り圧力がかかることとなり、
  6. 結果的にトークン価格が値下がりし、

法定通貨に換算したときの利益幅が減る、という結果に繋がります。
自然、ユーザーにとっては「稼ぎにくい」ゲームとなってしまい、プレイヤーが離れていってしまう、という悪影響が生じることとなります。

前述のアクシー・インフィニティの場合も、一部のプレイヤーが、デイリークエスト等を、自動化されたbotによってプレイし、大量のSLPトークンを不正入手したことが、SLPの値下がりに結びついてしまった、とも言われています。

スマートフォンのGPS等を活用したチート対策が実装済

この点、STEPNの場合、

  • GSPによる位置情報のトラッキング
  • スマートフォン等に内蔵されたモーションセンサーの活用

等によって、プレイヤーのチート行為を検知するシステムを導入済です。

不正が生じづらい体制がつくられている分、GSTが(少なくとも現状は)急落を避けることが出来ている、とも換言出来ましょう。

実際にプレイを始める前に、STEPNアプリで自分の運動速度を把握することが出来る

GST獲得効率を最大化するためには、「最適速度」内での運動が不可欠

STEPNでは、

  • Walker(ウォーカー)、
  • Jogger(ジョガー)、
  • Runner(ランナー)、
  • Trainer(トレーナー)

という、4種類のスニーカータイプが提供されています。

それぞれのスニーカータイプによって、最適な運動速度が定められており、プレイヤーは、GSTの獲得効率を最大化するためには、定められた最適速度内でコンスタントに運動する必要があります。

しかしながら、日頃から定期的に運動をしている人でない限り、果たして自分自身が、時速何キロ程度で、ウォーキングやジョギングをするのに適しているか、を、正確に把握することは難しいのが実情です。

また逆に、日頃からコンスタントに運動をしている人であったとしても、自身が把握している運動速度と、STEPNアプリで実際に計測される運動速度との間に、微妙なギャップが生じることもあります。

スニーカーを未入手でも、アプリだけ先にダウンロードしておけば、テストランが可能

その点、STEPNの場合、スマートフォンにSTEPNアプリをダウンロードしておけば、スニーカーを購入していない状態であっても、「テストラン」を行うことが出来ます。

実際にSTEPNアプリを利用して、ウォーキングなりジョギングをしてみると、自分の運動が、STEPNアプリでは、概ね時速何キロ程度と計測されるのか、を、事前に把握することが出来るため、その情報を入手したうえで、自分の日頃の運動速度に合ったスニーカーを購入すれば、スニーカーNFTとのミスマッチを避けることが可能となります。

パソコンが無くても始めることが出来る

一般的なNFTゲーム・ブロックチェーンゲームは、PCの利用が大前提

昨今、Play to Earnが大流行しており、前述のアクシー・インフィニティを始め、「プレイすることで稼ぐことが出来る」NFTゲームは、既に数多く、世に提供されています。

しかし、その多くが、実際のプレイにあたり、パソコンを必要とします。
PCのブラウザからアクセスしてプレイするゲームも多くありますが、中には、専用のソフトウェアをダウンロード・インストールしないと、アカウント作成等が出来ないブロックチェーン・ゲームも存在します。

STEPNを始めとするNFTゲームの場合、プレイにあたり、ゲーム内のNFT等(STEPNの場合であれば、スニーカー)を事前に購入することを求められるケースが一般的です。
その上、プレイのためにパソコンが必要、となれば、現在自宅等でパソコンを日常的に利用していない人にとっては、追加の初期投資となりかねず、その分、プレイまでのハードルが高くなってしまう、という難点があります。

STEPNの場合、スマートフォンさえあれば、だれでも始めることが出来る

その点、STEPNの場合、プレイにあたって、パソコンの所有は必要ありません。
スマートフォンを保有していれば、スマートフォン向けの無料アプリをダウンロードし、プレイを始めることが出来ます。

メタマスク等の外部ウォレットを持っていなくても、プレイを始めることが出来る

大半のブロックチェーンゲームは、ゲームを始めるにあたり、仮想通貨ウォレットの事前作成&紐づけが必要

前述の通り、世間には、Play to Earn形式のNFTゲームが多く出回っていますが、その大半は、アカウント開設にあたり、外部の仮想通貨ウォレットの保有が必要となります。

例えば、イーサリアム・ブロックチェーン上で動作しているNFTゲームの場合、事前にメタマスク等のウォレットを作成したうえで、そのウォレットを紐づける形で、ゲームアカウントの新規開設をする形が一般的です。

既に仮想通貨やウォレットの取り扱いに慣れた人であれば、何も問題はありませんが、これまで仮想通貨等に触れたことがない、という人にとっては、これもまた、ブロックチェーン・ゲームに取り組む際の、ひとつのハードルとなり得ます。

また、メタマスク等の仮想通貨ウォレットの大半が、ブラウザの拡張機能などからアカウント作成することが前提とされており、日頃からパソコンを利用していない人にとっては、それだけで、ハードルが高くなってしまう、という難しさがあります。

STEPNの場合、ゲームアプリにウォレット機能が既に組み込まれている

その点、STEPNの場合であれば、そもそも最初から、ゲームアプリ内に、ウォレット機能が組み込まれています。
このため、プレイヤーは、STEPNのスマホアプリをダウンロードし、アプリ内で、新規ウォレットの作成を簡単に行うことが出来る、というメリットがあります。

実際にSTEPNを始めてから要領を掴み、スニーカーのレベル上げをすることが出来る

実際にSTEPNを始めてから要領を掴み、スニーカーのレベル上げをすることが出来る
各スニーカーには、「Efficiency」「Resilience」等と言った属性値があり、レベル上げによって、これらのステータスを底上げしていくことが可能です。
画像引用元:STEPN

STEPNは、「スニーカーの育成ゲーム」という側面も持つ

プレーヤーにとって、STEPNのスニーカーNFTは、ゲーム内の「キャラクター」のようなものに相当します。

実際にSTEPNをプレイすると、運動の時間の長さや、スニーカーのタイプによって、GSTを入手することが出来、そのGSTを利用して、スニーカーNFTのレベル上げをすることができます。

このように、単なるランニングアプリではなく、一種のキャラクター育成ゲームのような側面を持っている、というのも、STEPNの面白さのひとつ、と言えます。

どのステータス(パラメータ)を上げるかは、プレイヤーが都度選択できる

STEPNのスニーカーには、

  • Efficiency
  • Luck
  • Comfort
  • Resilience

という、4つのステータス(属性値)があります。
そして、それぞれのステータスは、GSTの入手効率や、スニーカーの耐久度、リペアの際の必要コスト、等といったゲーム要素に直結しています。

GSTを用いてスニーカーのレベル上げをすると、これらのステータスを向上させるための「ポイント」が付与されます。
こうして得たポイントを、どのステータス向上のために割り振るか、は、プレーヤーの裁量に任されています。

「リペアのコストをとにかく下げたい」という場合、Resilienceにポイントを集中的に投資することも出来ますし、GSTの獲得効率を上げたい場合は、Efficiencyを重視してポイントを割り振っていくこととなりましょう。

このように、自分好みのスニーカーを育成できるのも、ステップの面白さの一つです。

スニーカーのレンタルシステムが整備されれば、無料でSTEPNを始めることが出来るようになる

現状、STEPNを始めるためには、高額なスニーカーNFTを購入する必要がある

アクシー・インフィニティなどに代表されるNFTゲームの場合、初期投資額を用意することが難しいプレーヤー向けに、ゲームプレイに必要なNFTを、先輩プレーヤーが貸し出す、「スカラーシップ制度」と呼ばれるシステムが搭載されていることが一般的です。

新規参入するプレイヤー目線に立つと、この制度を利用して「スカラー」となれば、初期投資なしでブロックチェーン・ゲームをプレイできる、という利点があります。

また、一方で、

  • 投資用の資金はあるが、
  • ゲームプレイに割く時間がない、

というユーザーは、直接プレーヤーになるのではなく、マネージャーとして、NFTの賃貸業に専念し、ブロックチェーン・ゲームを不労所得化することもできます。

その点、STEPNの場合、

  • スニーカーのレンタルシステムの導入が予定されていることは、ホワイトペーパーにも明記されていますが、
  • 2022年3月の時点では、まだ、当該システムは、正式には導入されていません。

このため、STEPNに取り組みたい新規ユーザーの場合、初期投資額を自ら用意し、自前で、スニーカーNFTを購入する必要があります。

スカラシップ制度の運用が始まれば、STEPN初心者も参入がしやすくなる

今後、実際にSTEPNでもスカラーシップ制度が導入されれば、まとまった初期費用を用意することが難しいユーザーでも、STEPNを始めやすくなります。

また、STEPNに対して興味はあるが、まずは、ゲームシステムの理解のために、お試し感覚でプレイしてみたい、という人にとっても、新規参入のハードルが下がることとなりましょう。

一方で、複数のスニーカーNFTを保有しているオーナーの場合、「スニーカーのレンタル」という新たな選択肢が生まれれば、マネタイズ手法が広がることとなります。

「使わないスニーカーNFTがあるが、今はマーケットプレイスのフロア・プライスが低いから、売り時ではない」
と考えているプレーヤーの場合でも、売り時を待つ間、一旦、他のプレーヤーにスニーカーを貸し出し、賃料収入を得る、という方向性を取ることができるようになるため、です。

定期的な運動を始めるきっかけにもなる

「健康のためだけ」の運動は、長続きしにくい

健康や美容を目的に、運動に取り組み始める人は多くいます。

しかし、従来型の運動の場合、運動の目的は、

  1. ダイエットや、
  2. 基礎体力の向上など、

その成果を確かに感じるためには、かなりの長期間にわたる取り組みが必要なものが大半です。

なかなか確たる成果を体感することが出来ず、気づけば、運動が三日坊主で終わってしまっていた、という経験を持つ人は少なくありません。
「健康」という、目に見えづらい目標だけでは、なかなか、長期間にわたる運動は長続きしないものです。

STEPNによって、運動に「経済的」なモチベーションが付与され始める

STEPNの場合、そもそも、実際にプレイを始めるためには、スニーカーの購入費用の初期投資が必要となります。

一旦、スニーカーNFTの購入に数万円を投じたら、あとは、なんとしてでも、その初期投資額を回収しなくてはなりません。
そして、投資額を回収するためには、何はともあれ、運動によって、GSTを入手しなくてはいけません。

このように、STEPNを始めると、「運動」という行為に対して、従来型の動機付けとは異なる、

  • 「稼ぎたい」
  • 「初期投資額を回収しなくてはならない」

という、新たな、経済的なモチベーションが加わることとなり、結果的に、運動が長続きしやすくなる、という特長があります。

現に、TwitterやDiscordなどのSTEPNコミュニティでは、
「STEPNのお陰で、これまで長続きすることがなかった運動が、すっかり習慣化した」
などという声も幅広く聞かれています。

始め方よりも覚えておきたい、STEPNのリスクとは

STEPNを始めたい人が増え、スニーカーの値上がりが起きている

レンタル機能が提供されていない以上、STEPNを始めるためには、スニーカーの購入を避けて通れない

2022年3月現在、STEPNの場合、スニーカーNFTのレンタル機能は未搭載です(将来的な導入予定は、ホワイトペーパーにて明記あり)。
このため、アクシー・インフィニティなどのブロックチェーン・ゲームでは一般的な、キャラクターNFTのスカラーシップ制度は提供されておらず、実際にSTEPNを始めたい人は、自ら、スニーカーNFTを購入する必要があります。

STEPNスニーカーのフロア価格は、ここ数ヶ月で上昇をし始めている

STEPNの場合、スニーカーNFTは、アプリ内のマーケットプレイスにて購入することができます。
また、マーケットプレイスでは、

  • スニーカーのタイプや、
  • ミントの回数、
  • スニーカーの「レベル」

などでフィルタリングして、スニーカーを選ぶことが出来ます。

ここ数ヶ月の間で、スニーカーNFTの最安値、すなわち、フロア価格は、急騰しており、2022年3月現在、最も安いスニーカーの場合でも、10ソラーナ程度、すなわち、日本円で10万程度の投資が必要な状態です。

まとまった初期費用を用意できない人や、コスト投入前に、ゲームシステムの体験をしてみたい、という人にとっては、参入のハードルが高くなってしまっている、というのが実情です。

STEPNを始める時点で、スニーカー選びを間違えると、その後、コンスタントに稼ぎづらくなる

スニーカーの「効率性」と「耐久性」は、稼げるGSTの大小に直結する

STEPNのスニーカーには、複数のステータス項目があり、このうち、Efficiencyは、GSTの獲得効率に直結しています。
また、Resilienceは、スニーカーの耐久度に影響しており、Resilienceが低いと、スニーカーが劣化しやすくなり、頻繁なリペアが必要となるほか、リペアにおいて要求されるGSTも、より高額になります。

どのステータスをどの程度重視すべきかは、特にSTEPN初心者にとって、判断・見極めが難しいほか、Efficiencyなどの重要ステータスの値が高いスニーカーは、総じて、取得コストが高いため、結果的に、STEPN初心者が、(GSTの獲得効率の低い)安物を買って、実質、損をするようなことにもなりかねない、という難しさがあります。

ミント済の回数など、STEPNを始めるにあたってのスニーカー選びには、考慮しなければならない要素が多い

スニーカー選びにおいては、さらに、ミント回数にも留意が必要です。
STEPNの場合、各スニーカーは、最大で7回まで、ミントができますが、3回目のミントから、ミントに必要になるGSTが割高となるため、です。

このため、STEPNアプリ内のマーケットプレイスでは、2回ミント済みのスニーカーが、大量に出品されています。

さらに、マーケットプレイスをよく観察すると、特に、「レベル5」のスニーカーの出品が多いことが分かります。
これは、レベル5まで上がると、ミント機能が解禁されるから、です。

  1. レベル5まで上げて、
  2. ミント費用の安い、2回のミントまで済ませた上で、
  3. そのスニーカーを売却する、

という行為が、数多く散見されています。

なお、STEPN初心者の目線から見ると、レベルが5まで上げられたスニーカーを購入する場合、

  • レベル0~レベル5までの間のレベル上げに必要なGSTを節約することが出来る
  • すぐにミントに取り組むことが出来る

というメリットがありますが、そうしたスニーカーの大半で、既に2回分のミントが消化済みなので、ミント費用が高い、という難点があります。

さらに、レベル0から5までの間のレベルアップポイントが、既に各属性値に割り振られてしまっている関係上、プレーヤーが自由にポイントを割り振ることが出来ない、というデメリットもあります。

スニーカー出品時の値付けはプレーヤー次第

STEPNの場合、プレーヤーが、手持ちのどのスニーカーを、いくらで出品するのか、という点について、運営側は、基本的に介入しないため、各スニーカーについては、出品者が自由に値付けをすることが出来ます。
また、マーケットプレイスでのスニーカーの買い手は、基本的に、STEPN初心者です(※)。

このため、スニーカーの売り手と買い手との間で、STEPNの攻略ノウハウに関して、情報格差があります。

ベテランプレーヤーが、相場よりもわざと高値で出品した、低性能なスニーカーを、右も左も分からない初心者が、割高な値段で買わされてしまう、というリスクも、十分に考えられます。


(※)エナジーを早期に増やしたいベテランプレイヤーが、時間の節約のために、マーケットプレイスで廉価なスニーカーを取得する、というケースも考えられます。
もっとも、2022年3月現在、Solanaの対円レート、及びGSTの対円レートを考慮すると、「ミントコスト」よりも「スニーカーNFTのフロア・プライス」のほうが高額であるため、複数のスニーカーNFTの保有しているベテランプレイヤーは、基本的には、ミントによって新スニーカーを取得するケースが一般的です。

スニーカー購入の際は、Solanaの値動きや、スニーカーNFTの相場動向にも注意が必要

スニーカー購入の際は、Solanaの値動きや、スニーカーNFTの相場動向にも注意が必要
STEPNのスニーカー購入の際に必要となる暗号資産「Solana」の対円レート推移。スクリーンショットは2022年3月9日撮影。
画像引用元:CoinMarketCap

STEPNのアプリでスニーカーのマーケットプレイスを見ることが習慣化すると、Solana建てでの、スニーカーの高い・安いは、大体の相場観が養われてくるでしょう。
しかし、実際のスニーカーの買い付けにあたっては、スニーカーNFTの相場のみならず、日本円とSolanaとの間の交換レートにも、注意する必要があります。

10Solで出品されているスニーカーを、1Solが1万円の時に購入すれば、当然、10万円となります。
一方、1Solが8千円まで値下がりすれば、同じスニーカーを、8万円で買い付けることができる計算となります。

Solanaが出来るだけ安い時に、スニーカーを買い付けることができれば、その後の原資回収においても、GSTの換金のほかに、Solanaの値上がり益を加味できるため、プラスに働くこととなります。

また、当然のことながら、スニーカーNFTの、Solana建ての販売価格そのものも、相場の変動があるため、注意が必要です。

せめて、

  • スニーカータイプ別で、
  • ミントゼロ

のスニーカーNFTのフロア値程度は、定期的に把握をしておきたいところです。

一度STEPNの「沼」にハマり始めると、抜け出しにくい

STEPNの場合、ゲーム内のGSTの利用シーンが非常に多い

STEPNは、アクシー・インフィニティなどの古参のブロックチェーンゲームと比較し、ゲーム内で入手できるトークン、すなわちGSTを、ゲーム内で消費する機会が多い、という特徴があります。

例えば、

  • スニーカーの修理や、
  • レベル上げ
  • ミント

といった工程においても、GSTがバーンされることとなります。

耐久性が下がれば、当然、リペアをしないと、GSTの獲得効率が落ちてしまいますし、レベルを上げないと、いつまでたっても、Efficiencyなどのステータスは低いまま、です。
また、日毎のエナジー量を増量するために、スニーカーを増やしたい、と考え、かつ、新スニーカーのミント費用が、市場からのスニーカー購入費用より安ければ、ミントを戦略的に実施することが合理的となります。

こうして、ゲーム内でGSTが頻繁に消費され、原資回収は二の次、となりやすいのが、STEPNの特徴の一つと言えます。

「GSTをバーンさせる」という運営側の方針に従っていると、原資回収がいつまでも進まない恐れがある

STEPNの場合、GSTをゲーム内でバーンさせたい、というのは、運営側の確たる方針であり、当然のことながら、その方針に基づいて、このようにゲームシステムが設計されています。

この方針に従って、夢中になってプレイしているのは、概ね、心地良いものですが、いつまでもそうしていると、原資回収がズルズルと先延ばしになるリスクがあります。

Author Info

STEPN検証チーム
fill.mediaは、国内の融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)や、不動産クラウドファンディング、ロボアドバイザー、インデックス投資業界等の最新情報を提供する、投資・金融情報総合メディア。
その他、昨今、主に若年投資家の間で大きな関心を集めつつあるFIRE(Financial Independence, Retire Early)に関する最新情報を専門的に扱う、FIRE(早期リタイア)専門の検証チームや、不労所得に関する検証グループ、その他、不動産投資全般について検証を行うチーム等があります。

STEPN検証チームでは、昨今、SNSなどを中心に大きな関心を集めているMove and Earn型のNFTゲーム(ブロックチェーン・ゲーム)「STEPN」に関して、そのメリット・デメリット等を検証し、深く掘り下げた分析・情報を提供しています。

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