レバナス積立をシミュレーション-10年積立の平均年利はどのくらい?

昨今、改めて耳目を集めつつある、レバナス・ファンド。
そんなレバナスへの投資を検討するにあたっては、以下のようなステップがあります。

  1. レバナス投資に備え、「大和レバナス」「楽天レバナス」の双方の買付を行うことが出来る、マネックス証券 に口座開設を済ませておく
  2. 無料で参加できるキャンペーン を活用し、レバナス投資の軍資金を確保する
  3. Kindle Unlimitedに無料体験登録 して、レバナスに関する電子書籍 を読んでみる
  4. fill.mediaのLINE公式アカウントに友達登録 して、「レバナス」とメッセージを送ることで、『レバナス投資の注意点チェックリスト』を受け取る
  5. レバナス投資の情報収集・元手確保が済んだら、マネックス証券 で「大和レバナス」もしくは「楽天レバナス」の投資口を買い付ける

それぞれ、詳しく見て参りましょう。

レバナス投資に備え、マネックス証券の口座開設を済ませておく



画像引用元:マネックス証券公式サイト

レバナス・ファンドの買付を行うためには、当然のことながら、証券会社の口座開設が必要となります。
そして、「レバナス」ファンドとは、具体的には、

  • 大和アセットマネジメント株式会社が運用指図を行う、「大和レバナス」(正式名称:iFreeレバレッジNASDAQ100)、もしくは、
  • 楽天投信投資顧問株式会社が運用指図を行う、「楽天レバナス」(正式名称:楽天レバレッジNASDAQ-100)

のことを指しています。

「大和レバナス」か「楽天レバナス」どちらか一方の投資信託の取り扱いを行っているネット証券会社は、多々ありますが、「大和レバナス」と「楽天レバナス」の両方を取り扱っている証券会社は限られます。

「大和レバナス」と「楽天レバナス」では、運用開始日が全く異なりますので、当然、基準価額も異なります。
勿論、運用指図を行っている企業も異なりますから、「2つのレバナスのうち、好きなほうを選んで投資口の買付を行いたい」という投資家は少なくないでしょう。

マネックス証券 の場合、「大和レバナス」「楽天レバナス」双方の取り扱いがありますので、レバナス・ファンドへの投資を検討している場合、あらかじめ口座開設を済ませておくと良いでしょう。

無料キャンペーンを活用し、レバナス投資の軍資金を確保する

レバナス・ファンドの基準価額は、ナスダック100指数の値動きに連動します。
このため、ナスダック100指数の推移によっては、レバナス・ファンドを取得した時点と比較し、基準価額が下落、含み損を抱えてしまうこととなる可能性があります。
そのような高リスクなアセットを入手するために、手元の資金(現預金等)を使用することは、出来るだけ避けたいところです。

そのためには、国内外企業が開催している、無料で日本円や暗号資産、Amazonギフト券などが貰えるキャンペーンを上手く活用し、ノーリスクで自由に利用できる原資を用意しておくことが賢明です。
目下開催中のキャンペーンとしては、以下のようなものがあります。

キャンペーンご利用はお早めに

2024年11月6日現在、以下のキャンペーンを全て利用した場合、受け取ることの出来るAmazonギフト券や暗号資産、日本円等の合計は、17,500円となります。
いずれも、無料で取り組める新規会員登録等、シンプルなものばかりですが、受取期限が定められているキャンペーンが多く含まれます。
スキマ時間を使って、お早めにお取り組み下さい。
「キャンペーンを利用したいけど、今は時間がない」
という場合、こちらのページ をブックマークしておいて頂ければ、いつでも最新のキャンペーン情報をご確認頂けます。

AGクラウドファンディング

当サイトを経由して公式サイト から新規会員登録(無料)で、もれなく全員に、1,000円分のVプリカ+1,000円分のAmazonギフト券(=合計2,000円分)をプレゼント。

COZUCHI

2024年11月30日までに、当サイトを経由して公式サイト から投資家登録完了(無料)で、Amazonギフト2,000円分プレゼント。

CAPIMA(キャピマ)

2024年11月30日までに、公式サイト から、招待コード「CAPIMA2305」を入力して投資家登録完了で、現金1,000円をプレゼント。

利回り不動産

2025年2月28日までに公式サイト から新規会員登録(本会員登録)完了で、ワイズコイン1,000円分(Amazonギフト券に交換可)をプレゼント。

Jointoα(ジョイントアルファ)

公式サイト から新規口座開設完了(無料)で、1,000円分のAmazonギフト券がもれなく全員にプレゼント。

マリタイムバンク

公式サイト からの新規会員登録完了で、Amazonギフト券1,000円分をプレゼント。

Funvest

公式サイト からの新規会員登録で、Amazonギフト券1,000円分をプレゼント。

クラウドバンク

公式サイト から新規口座開設完了(無料)で、500円相当の楽天ポイントがもれなく全員にプレゼント。その他タスク達成で最大4,000ポイント強分の楽天ポイントも。

Funds(ファンズ)

2024年12月31日までに、公式サイト から、新規口座開設完了で、投資に使える現金1,500円をプレゼント。

TOMOTAQU(トモタク)

公式サイト からの新規口座開設完了で、ファンドへの出資に使える「トモタクポイント」2,000円分をプレゼント。

利回りくん

本日現在、公式サイト から投資家登録・本人確認完了で、楽天ポイントギフト500ポイントをプレゼント。

TikTok Lite

招待リンクからアプリをダウンロードし、動画視聴ミッションをクリアするだけで、4,000円分のギフト(Amazonギフトやd払いのポイントなど)が貰えるキャンペーン開催中。招待リンクや、詳しい取組方法については、TikTokライトの友達招待キャンペーン解説記事 をご確認下さい。

各キャンペーンの詳細は以下参照下さい。

AGクラウドファンディング(Vプリカ1,000円分+Amazonギフト1,000円プレゼント)

条件
当サイトを経由し、公式サイト からの新規会員登録(無料)
特典
対象者全員に、

  • 1,000円分のVプリカ、及び、
  • 1,000円分のAmazonギフト券

をプレゼント(合計2,000円分)

サイトURL
AGクラウドファンディング (公式)

融資型クラウドファンディング業界では有名。
国内上場企業等に対して資金を貸し付けるファンドに、少額から投資をすることが出来るサービスを展開中。
当サイトを経由して新規会員登録を完了したユーザー全員に、

  • デビットカードとして使えるVプリカ残高1,000円分、及び、
  • Amazonギフト券1,000円

をダブルでプレゼント(=合計2,000円分)するキャンペーンを開催中。

キャンペーン利用はこちら

COZUCHI(Amazonギフト2,000円分プレゼント)

条件
当サイトを経由し、公式サイト からの新規投資家登録(無料)
特典
対象者全員にAmazonギフト2,000円分プレゼント
キャンペーン期限
2024年11月30日まで
サイトURL
COZUCHI (公式)

不動産クラウドファンディング業界の有名企業。
1口1万円から、現物不動産を投資対象とするファンドに小口投資できるサービスを展開中。
新規の投資家登録者限定で、Amazonギフト2,000円分をプレゼントするキャンペーンを開催しています。

キャンペーン利用はこちら

CAPIMA(現金1,000円プレゼント)

条件

公式サイト から、招待コード「CAPIMA2305」を入力し、新規投資家登録(無料)

特典
対象者全員に現金1,000円分をプレゼント
キャンペーン期限
2024年11月30日
サイトURL
CAPIMA (公式)

アバンダンティアキャピタル株式会社(東京都千代田区有楽町)が運営する、融資型クラウドファンディング・サービス(ソーシャルレンディング)。
特定の招待コードを入力して、新規投資家登録(口座開設)を完了したユーザーを対象に、現金1,000円をプレゼントするキャンペーンが開催されています。

キャンペーン利用はこちら

利回り不動産(Amazonギフト券に交換可能なワイズコイン1,000円分プレゼント)

条件
公式サイト からの新規本会員登録(無料)
特典
対象者全員にワイズコイン1,000円分(Amazonギフト券に交換可)をプレゼント
キャンペーン期限
2025年2月28日まで
サイトURL
利回り不動産 (公式)

株式会社ワイズホールディングス(東京都港区虎ノ門)が運営にあたる、不動産クラウドファンディング・サービス。
新規での本会員登録でもれなく貰える「ワイズコイン」は、「利回り不動産」での投資に使えるほか、Amazonギフト券にも交換可能。

キャンペーン利用はこちら

Jointoα(Amazonギフト券1,000円分プレゼント)

条件
公式サイト からの新規投資家登録完了
特典
対象者全員に、1,000円分のAmazonギフト券をプレゼント
サイトURL
Jointoα(ジョイントアルファ)

東京証券取引所スタンダード市場上場の穴吹興産株式会社が運営する、不動産クラウドファンディング・サービス。
新規投資家登録を完了したユーザー全員に、Amazonギフト券1,000円分をプレゼントするキャンペーンを開催しています。

キャンペーン利用はこちら

マリタイムバンク(Amazonギフト券1,000円分プレゼント)

条件
公式サイト からの新規会員登録(無料)
特典
対象者全員にAmazonギフト券1,000円分をプレゼント
キャンペーン期限
期限なし(※ただし、予告なく終了となる可能性があります)
サイトURL
マリタイムバンク (公式)

業界でも珍しい、「船舶」(輸送用タンカー等)を投資対象とするファンドに出資できるクラウドファンディング・サービス。
公式サイトからの新規会員登録完了(無料)で、対象者全員に、Amazonギフト券1,000円分をプレゼントするキャンペーンを開催中。

キャンペーン利用はこちら

Funvest(Amazonギフト券1,000円分プレゼント)

条件
公式サイト からの新規会員登録(無料)
特典
対象者全員にAmazonギフト券1,000円分をプレゼント
キャンペーン期限
期限なし(※ただし、予告なく終了となる可能性があります)
サイトURL
Funvest (公式)

Fintertech株式会社(株式会社大和証券グループ本社が80%出資。残り20%については株式会社クレディセゾンが出資)が運営にあたる融資型クラウドファンディング・サービス(ソーシャルレンディング)。
新規会員登録キャンペーン(Amazonギフト券1,000円分)とは別に、期間中の投資額等に応じた追加ギフトをプレゼントするキャンペーンも開催されています。

キャンペーン利用はこちら

クラウドバンク(諸条件達成で最大4,500ポイント強の楽天ポイント付与)

条件
公式サイト からの新規口座開設(無料)+楽天ポイント連携
特典
対象者全員に、500ポイント分の楽天ポイントをプレゼント
キャンペーン期限
期限なし(※ただし、予告なく終了となる可能性があります)
サイトURL
クラウドバンク (公式)

人気タレント・モデルのトリンドル玲奈さんがイメージ・キャラクターを務める、クラウドファンディング・サービス。
新規口座開設(及び、楽天ポイントの連携)を行うだけで、500ポイント分の楽天ポイントが付与。
さらに、その他の追加条件(ファンドへの初回投資や、マイページへのアクセス、外貨建てファンドへの一定額以上投資等)をクリアすることで、最大で4,000ポイント強分の楽天ポイントが付与されるキャンペーンを開催中。

キャンペーン利用はこちら

Funds(現金1,500円分プレゼント)

条件
公式サイト から、新規口座開設(無料)
特典
投資に使える現金1,000円をプレゼント
キャンペーン期限
2024年12月31日まで
サイトURL
Funds (公式)

累計募集額400億円を突破した、「1円から投資できる」と話題の、ソーシャルレンディング・サービス。
期間限定で、新規口座開設を完了したユーザー全員に、投資に利用できる1,000円分の現金をプレゼントするキャンペーンを開催しています。

キャンペーン利用はこちら

TOMOTAQU(出資にそのまま使えるトモタク・ポイント2,000円分プレゼント)

条件
公式サイト から、新規口座開設(無料)
特典
ファンドへの出資にそのまま使える「トモタク・ポイント」2,000円分をプレゼント
キャンペーン期限
定め無し
サイトURL
TOMOTAQU(トモタク) (公式)

不動産小口投資(不動産クラウドファンディング)サービス。
新規口座開設を完了したユーザー全員に、プラットフォーム内でのファンド出資に使用できる「トモタク・ポイント」2,000円分をプレゼントするキャンペーンを開催中。

キャンペーン利用はこちら

利回りくん(楽天ポイント500ポイントプレゼント)

条件
公式サイト から、投資家登録&本人確認完了(いずれも無料)
特典
対象者全員に、楽天ポイントギフト500ポイントをプレゼント
キャンペーン期限
本日現在開催中
サイトURL
利回りくん (公式)

株式会社シーラが運営する、応援型・不動産クラウドファンディング・サービス。公式サイトからの投資家登録&本人確認完了で、500ポイント分の楽天ポイントギフトをプレゼントするキャンペーンが開催されています。

キャンペーン利用はこちら

TikTok Lite(アプリDL&動画視聴で4,000円分のギフトプレゼント)

条件

招待リンクからTikTok Liteアプリをダウンロード。その後、動画視聴ミッション(=一定時間の動画視聴)をクリア。
※招待リンクや、詳しい取組方法は、TikTok Liteの友達招待キャンペーンの解説記事 からご確認下さい。

特典

動画視聴ミッションを達成したユーザー全員に、4,000円相当のギフト(Amazonギフト券や、d払いのポイント等)をプレゼント
※ただし、招待リンクを適切に経由する必要あり。

キャンペーン期限

特になし(※ただし、TikTok側の判断で早期終了の可能性あり)

注意点

アプリの画面遷移などに、多少「クセ」があり、上手く進めないと、ギフトを貰えないケースも報告されています。
ティックトックライトの友達招待キャンペーンの解説記事 を参考に、スクリーンショットを見つつ、慎重に取り組んでみて下さい。

言わずと知れた、超人気の動画アプリ。招待リンクからアプリを入手し、ダウンロード後、一定の期間内に、所定時間の動画視聴をクリアするだけで、4,000円相当のギフト券等が貰えるキャンペーン開催中。
かなり魅力的なキャンペーンなのですが、アプリの挙動や、招待画面の遷移に些かクセがあり、気を付けて取り組まないと、「動画視聴ミッションが表示されない」「ギフトが貰えない」というケースも報告されています。
スクリーンショット付きで詳しい取り組み方法を解説していますので、TikTokライトの友達招待キャンペーンの解説記事 から、じっくりと取り組んでみて下さい(※招待リンクも掲載しています)。

キャンペーン利用はこちら

※なお、各キャンペーンの適用条件等詳細は、各社の公式サイト等をよくご確認下さい。

レバナスに関する電子書籍を読んでみる

fill.mediaでは、レバナスに関する電子書籍 を出版しています。
Kindle Unlimitedに無料体験登録 すれば、無料体験の期間中、お金をかけずに読み放題で読むことが出来ますので、その他のレバナス関係書類と合わせて、チェックしてみて下さい。

『レバナス投資の注意点チェックリスト』の受け取り

fill.mediaでは、レバナス投資を検討している読者様向けに、レバナス投資を検討するうえで最低限把握しておきたい、レバナス投資の注意点チェックリストを、現在、無料配布しています。
※なお、今後、無料配布を終了する可能性があります。

無料配布の受け取り方法は以下の通りです。

①fill.mediaのLINE公式アカウントに友達登録

友だち追加

まずは、こちらのバナーから、fill.mediaのLINE公式アカウントを友達登録してください。

②「レバナス」とメッセージを送信

友達登録が済んだら、一言、「レバナス」とだけ、メッセージを送信してください。

③自動返信で、記事リンクが受け取れる

頂戴したメッセージに自動返信する形で、記事リンクをお送りさせて頂きます。

※なお、上記チェックリストの無料配布は、近日中に終了する可能性があります。
お受け取りご希望の場合、お早めにご確認下さい。

マネックス証券で「大和レバナス」もしくは「楽天レバナス」の買付を行う

レバナスに関する情報収集が済み、そのメリットだけではなく、デメリットやリスクについても十分に確認・把握が出来たら、いよいよ、自身のリスク許容度の範囲内で、まずは小額から、レバナス・ファンドの買付を行うことが出来ます。

前述の通り、マネックス証券 の場合、「大和レバナス」「楽天レバナス」双方の買付に対応しています。
各ファンドのURLは、以下の通りです。

大和レバナス
https://fund.monex.co.jp/detail/0431218A
楽天レバナス
https://fund.monex.co.jp/detail/9I31121B

【3分読了】本記事のまとめ

レバナスへの積立投資には、様々なメリットがある
  • 直近10数年間において成長著しい、ナスダック100指数に対し、2倍レバレッジをかけた積立投資が出来る。
  • 仮に、今後、ナスダック100指数が高騰すれば、レバレッジ効果により、多額のキャピタル・ゲインを手に出来る可能性がある。
  • レバナスは、通常の投資信託同様、ネット証券会社を通じ、100円程度の少額から、積立投資を行うことが出来る。積立投資により、高値掴み(=投資信託の基準価額が割高な時に、投資口を買い過ぎてしまうこと)のリスクを軽減したり、基準価額が割安な時に、投資口のまとめ買いを行うことができる、という利点もある。
一方で、レバナスへの積立投資には、注意喚起の声もある
  • レバナスの場合、レバレッジ型ファンド特有の「逓減効果」により、元指数(ナスダック100指数)がボックス相場入りした場合、徐々に基準価額が目減りしていく恐れがある。
  • もし、ナスダック100指数が急落するようなことがあれば、レバナスの基準価額は(負のレバレッジ効果により)暴落する恐れがある。
  • レバナスは、つみたてNISAの対象銘柄として認定されていないため、積立投資の強い味方とされる、つみたてNISA口座を利用した投資が出来ない。また、フツナス(ナスダック100指数に対し、レバレッジをかけずに追随する投資信託)と比較すると、信託報酬料率が高い。
レバナスへの積立投資よりも、比較的確実性の高い投資手法として、クラウドファンディング系の投資を推す声もある
  • クラウドファンディング系投資の場合、そもそも期待利回り(5%前後~10%程度)が事業者側から提示されている(一方でレバナスの場合、リターンがプラスとなるか、マイナスとなるか、は、未知数)
  • 運用期間は事前に定められているため、投資家自身で、買い時・売り時の判断をする必要が無い(レバナスの場合、投資家自身でテクニカル分析をし、基準価額の安値・高値を判断する必要がある)
  • そもそも「値動き」というものがないため、日々のチャート監視も不要。投資家自身で値動きに応じた投資判断を行う必要が無い(レバナスの場合、日々の値動きが大きいため、値上がり・値下がりが気になり、一喜一憂することとなる)
投資初心者から特に人気の高いクラウドファンディング事業者は下記
  • COZUCHI(公式サイト)
    当サイト経由で投資家登録完了(無料)で、Amazonギフト券2,000円分プレゼント
    東京都内・首都圏の不動産に対して、1口最低1万円から、ネットで気軽に分散投資をすることが出来る。運営会社による共同出資で、投資家の出資元本を保護する「優先劣後スキーム」が採用されている。
  • クラウドバンク(公式サイト)
    累計応募総額は、1,648億円強(2022年1月時点)。実績平均利回り6.80パーセント。国内の投資型クラウドファンディング業界では最大手クラス。タレントのトリンドル玲奈さんを起用したテレビCMも。
  • Funds(ファンズ)(公式サイト)
    日本国内の上場企業へと融資するファンドに、最低1円から投資可。これまでの融資先には、メルカリ(東証マザーズ)やアイフル(東証一部)、タカラレーベン(東証一部)など、有名・有力企業が多数。

※クラウドファンディング投資についてより詳しくは、下記の別記事も参照:
ソーシャルレンディングおすすめ9社&危ない3社比較ランキング【投資初心者必見】

レバナスへの「積立投資」とは

昨今、TwitterなどのSNSや、Youtube動画などで話題となっている、「レバナス」。
そんなレバナスは、

  • 大和アセットマネジメントが運用委託する、「iFreeレバレッジ NASDAQ100」、もしくは、
  • 楽天投信投資顧問が運用委託する、「楽天レバレッジNASDAQ-100」、

のこと(いずれも、非上場投資信託)を指しており、SBI証券や楽天証券、マネックス証券、松井証券等と言った、主にネット系の証券会社を経由して、(投資口座開設済の投資家であれば)誰でも買い付け・取得することが可能です。
具体的な買い付け方法としては、「スポット購入」も行えるほか、自動引き落とし手数料等無料の、「積立投資」も勿論利用できます。

レバナスへの積立投資のメリット

そんなレバナスに対して、積立投資を行う場合、主に、下記のようなメリットを期待することが出来る、と言われています。

ナスダック100指数に対して、レバレッジをかけた投資が行える

レバナス・ファンドが投資対象とするのは、米国・ナスダック市場の指数のひとつ、「ナスダック100指数」。
ナスダック市場に上場している、約3,000銘柄の中から、金融系の銘柄を除外した、時価総額上位100社で構成されています。

ナスダック100指数に対して連動した投資成果の獲得を目指すETFのポートフォリオによれば、2022年1月現在、その構成銘柄は、主に下記の通りです。

企業名 産業分野 ポートフォリオに占めるシェア(%)
Apple Inc Information Technology 11.678
Microsoft Corp Information Technology 9.752
Amazon.com Inc Consumer Discretionary 6.853
Meta Platforms Inc Communication Services 4.875
Tesla Inc Consumer Discretionary 4.425
NVIDIA Corp Information Technology 4.103


ソースは、ナスダック100指数に連動した投資成果の獲得を目指す上場投資信託(ETF)のポートフォリオ

上記した以外にも、検索サービス大手「Google」の親会社にあたる、アルファベット社の株式や、動画ストリーミング・サービス大手「ネットフリックス」、電子決済事業者「ペイパル」など、錚々たる企業の銘柄が、ポートフォリオに含まれています。

レバナス・ファンドへと積立投資を行えば、実質的に、これらの有名企業に対して、レバレッジの効いた分散投資を行うことが可能となります。

ナスダック100指数の、直近10年程度の成長は、ナスダック総合指数やダウ工業平均、S&P500等の人気インデックスを、遥かに凌駕している

レバナスへの積立投資のメリット
直近10年程度の間の、ナスダック100指数の成長ぶりは、他の有名指数を遥かに上回っています。

上のグラフは、直近10年程度(2008年頃から、2021年頃)にかけての間の、

  • ナスダック100指数
  • ナスダック総合指数
  • S&P500指数
  • ダウ工業平均
  • 日経平均

の値動きを、互いに比較しやすいように簡易的に並べたものです。

レバナスが実質的な投資対象とする、ナスダック100指数の成長度合いは、他の主要指数のそれを、大幅に上回っていることがわかります。


参考:
レバナスのチャートから読み解く、レバナスの強み、そして弱点とは

ナスダック100指数が高騰すれば、レバレッジ効果により、大きなキャピタル・ゲインを手にすることが出来る

ナスダック100指数が高騰すれば、レバレッジ効果により、大きなキャピタル・ゲインを手にすることが出来る
レバレッジ付きファンドの場合、仮に、元指数が連続的に上昇していけば、レバレッジ効果によって、大きなキャピタル・ゲインを手に出来る可能性があります。

上の図は、

  • 元指数に対して、レバレッジなし(=レバレッジ1倍)で運用される投資信託と、
  • 同一の元指数に対し、レバレッジ2倍ので運用される投資信託(基準価額のスタート値は、ともに1万円)があった、と仮定し、

その後、元指数が、日々連続的に(※)2.5%ずつ上昇していった場合の、それぞれの値動きを簡易的にシミュレーション・表現したものです。

シミュレーションの最終日の時点で、レバレッジ無しの投資信託の基準価額は、当初10,000円から、18,087円にまで上昇しています(騰落率としては、プラス80パーセント、となります)。
これに対して、元指数に対して2倍レバレッジで運用される投資信託の基準価額は、同時点で、32,250円まで上昇します。
騰落率は、プラス222%程度となり、レバレッジ無しファンドの騰落率の2倍以上、となります(正の複利効果が働いた結果です)。

レバナス・ファンドの場合も、これと同様、仮に、元指数にあたるナスダック100指数が、連続的に上昇していけば、正の複利効果・レバレッジ効果により、基準価額の大幅な値上がりが期待できます。


(※)現実世界では、指数が一方向にずっと上昇し続ける、ということは(基本的に)起こりません。

レバナスへの積立投資は、100円程度の少額からスタートできる

レバナス・ファンドは、ETFとは違い、非上場の投資信託ですから、必ずしも、口数(株数)単位で買い付ける必要はなく、「○○円分」という、金額指定での買い付けが可能です。

これは、積立投資の場合も同様で、例えば、大和アセットマネジメントが運用委託している、「iFreeレバレッジ NASDAQ100」ファンドの場合であれば、

  • 楽天証券や、
  • SBI証券、
  • マネックス証券、等といった証券会社を通じて、

毎月100円程度の少額から、自動積立投資の設定を行うことが可能です。

初期の買い付けにせよ、積立投資による買い付けにせよ、(少なくとも、上記のネット証券を利用している限りにおいては)購入時手数料は無用(=ノーロード)ですし、最終的に投資信託を解約し、投資口を換金する場合も、信託財産留保額の設定はありません。

ドルコスト平均法で、高値掴みを回避できる

仮に、投資可能な資金を一括で投入する場合、レバナス・ファンドの基準価額が割高な時期に集中的に購入をしてしまうと、「高値掴み」となってしまうリスクがあります。

その点、積立投資の設定により、定期・定額の買い付けを行えば、(少なくとも、一括投資の場合と比較すれば、)ドルコスト平均法の効果により、実質的な高値掴みのリスクを、一定程度、軽減することが期待できます。

レバナス・ファンドの基準価額が割安な時には、投資口のまとめ買いが出来る

積立投資を活用すれば、上述の通り、「基準価額が割高な時の高値掴み」を、一定程度回避できるほか、逆に、レバナス・ファンドの基準価額が割安水準にあるときは、「同じ積立金額で、投資口をより多く取得する」ことが出来ます。

基準価額(1万口あたり) 1万円で買える口数
50,000円 2,000口
45,000円 2,222口
40,000円 2,500口
35,000円 2,857口
30,000円 3,333口
25,000円 4,000口
20,000円 5,000口
15,000円 6,667口
10,000円 10,000口


数値は仮定

上の表は、投資信託の基準価額(1万口あたり)が、5万円、4万5千円、4万円…と下落していき、最終的には、ファンドの設定当初と同じ、1万口あたり1万円へと推移した場合に、毎月1万円の積立投資で購入できる「(ファンドの)口数」が、どのように変化するか、と表したものです。

  • 1万口あたりの基準価額が5万円であったころには、毎月1万円の積立投資では、2,000口分の買い付けしか出来ませんが、
  • 一方で、1万口あたり基準価額が1万円まで下がれば、同じ1万円の積立投資で、1万口分の買い付けを行うことが可能となります。

安値で多量の口数を仕入れる場合、仮にその後、基準価額が回復・上昇した場合、多額のキャピタル・ゲインを獲得できる可能性があります。

クレジットカードで積立投資が出来る(ポイントも付与)

ネット証券会社を通じて、レバナスへと積立投資を行う際、その資金拠出方法として「クレジットカード」を指定することが出来る場合があります。

SBI証券で、クレジットカードを利用し、レバナスへと積立投資をする場合

SBI証券の場合、投資信託への積立投資に、「三井住友カード」を利用・設定することが可能です。
また、利用するクレジットカードの種類(以下詳細)に応じて、一定の料率のポイント(Vポイント)が付与される、というメリットもあります。

三井住友カード 三井住友カードゴールド 三井住友カードプラチナプリファード
カード年会費 0円(永年無料) 税込5,500円
※初年度年会費無料キャンペーン実施中
税込33,000円
※初年度年会費無料キャンペーン実施中
年会費の免除条件 もとより永年無料 年間100万円の利用で翌年以降の年会費無料 なし
積立投資設定によるポイント付与率 0.5% 1.0% 2.0%


引用元:SBI証券

なお、SBI証券の、クレジットカード積立投資の場合、通常の現預金を用いた積立投資(指定した銀行口座からの自動引き落とし等)と比較し、下記のようなデメリットもありますので、留意が必要です。

積立コースの選択肢が減る
SBI証券においては、現金を用いた積立投資の場合、「毎日」「毎週」「毎月」「複数日」「隔月」という、5つの選択肢の中から、積立コースを選択することが出来ますが、クレジットカードを用いた積立投資の場合、「毎月1日」のみとなります。
積立投資可能額に上限設定が為される
通常、現預金を元手に積立投資をする場合、毎月の積立投資額に、特段の上限設定はありません。
しかし、クレジットカードを用いた積立投資の場合、毎月の積立投資額には、「5万円まで」という上限設定が為されます。
このため、仮に、ポイント付与率の最も高い、「三井住友カードプラチナプリファード」(=ポイント還元率2パーセント)を用いたとしても、毎月のポイント付与額は、最大で、1,000円分(5万円×2パーセント)となります。

また、そもそも論として、2022年1月現在、SBI証券では、国内の2つのレバナス(大和レバナス&楽天レバナス)のうち、「大和レバナス」しか、取り扱いがありません(※楽天レバナスに関しては、楽天証券取り扱い)。

楽天証券で、レバナスへのクレジットカード積立投資を行う場合

楽天証券でも、SBI証券同様、レバナスへの積立投資に、クレジットカードを用いることが可能です。
なお、楽天証券の場合、SBI証券(三井住友カード利用)とは異なり、決済用クレジットカードとしては、「楽天カード」が利用できます(他のクレジットカードは利用不可)。

また、レバナスへの積立投資に楽天カードを用いる場合、毎月の積立投資額に応じて、100円につき1ポイント分の、楽天ポイントが付与されます。
付与された楽天ポイントは、楽天市場での買い物等、楽天経済圏での様々な購買・支払いに利用することが出来ます。

なお、楽天証券の場合、SBI証券とは異なり、

  • 大和レバナス(大和アセットマネジメント運用委託)
  • 楽天レバナス(楽天投信投資顧問運用委託)

の双方に投資できる、という利便もあります。


参考:
「レバナス」の意味とは-レバナス・ファンドへの投資は「無意味」なのか

レバナス積立のデメリット

上記したように、レバナス・ファンドへの積立投資には、様々なメリットが指摘されています。
しかしながら、その反面で、レバレッジ型ファンドへの積立投資特有の、下記のようなデメリットに対しても、留意が必要です。

レバレッジ型ファンド特有の「逓減リスク」

インデックス指数に対してレバレッジをかけない、通常のインデックス・ファンドの場合、仮に、追随対象となるインデックス指数が、「値上がり→値下がり→値上がり→値下がり」のように推移して、最終的に元の数値へと回帰した場合、その基準価額には(結果的には)利益も損失も生じません(より厳密には、保有期間中の信託報酬等コストが損失となりますが、ここでは割愛します)。

一方で、レバナスのように、元指数に対して数倍の値動きをするように設計された、「レバレッジ型ファンド」の場合、仮に、一定期間経過後、元指数が当初の値に復帰したとしても、ファンドの基準価額はスタート値よりも多少なりとも値下がりすることとなる、いわゆる「逓減リスク」に対して、留意が必要となります。

仮に、ナスダック100指数が急落すれば、レバナス・ファンドの基準価額は、暴落する恐れがある

レバナス積立のデメリット
元指数が継続的に下落していくと、元指数に対してレバレッジをかけて運用されているファンドの基準価額は、急落していくこととなります。

上のグラフは、元指数がコンスタントに(1.5%ずつ)下落した場合の、

  • 元指数に対してレバレッジをかけずに運用されている投資信託の、基準価額と、
  • 同様の元指数に対して、2倍レバレッジで運用されているファンドの、基準価額を、

比較したものです(双方、スタート時点の基準価額は1万円と仮定)。

シミュレーション最終日の段階で、「レバレッジなし」ファンドの基準価額は、6,957円まで下落しています(騰落率は、マイナス30%)。
これに対して、同一指数に対して2倍レバレッジで運用されている投資信託の基準価額は、4,814円まで下落します(騰落率は、マイナス51%)。

このように、レバレッジのかけられている投資信託の基準価額は、ノンレバ(≒レバレッジ無)のファンドの基準価額と比較し、遥かに速いペースで、下落していくことが分かります。

なお、万が一、ナスダック100指数が、(過去に生じた、ドットコム・バブル崩壊時や、リーマン・ショック時のように、)50パーセント以上下落してしまった場合、少なくとも一時的には、レバナス・ファンドの基準価額は、理論上、ほぼゼロ円、となります。


参考:
レバナスは「最強の投資法」なのか-「レバナス最強説」の根拠&アンチ・レバナスの反論まとめ

レバナスは、他のインデックス・ファンドと比較し、経費率が高い

積立投資を活用し、長期的な資産運用を行う場合、投資信託の経費率は、投資の成否に、大きな影響を与えます。
追随対象指数とほぼ同じ値動きをする、「レバレッジなし」のインデックス・ファンドの場合、その経費率(信託報酬、及び、その他費用の合計値)は、概ね、年率換算で0.5パーセント未満程度、とされていることが一般的です。

これに対し、レバナス・ファンドの場合、

  • 先発組にあたる、大和アセットマネジメントの「iFreeレバレッジ NASDAQ100」の場合で、信託報酬の料率は0.99パーセント、
  • 後発にあたる、楽天投信投資顧問の「楽天レバレッジNASDAQ-100」の場合で、同料率が0.77パーセント、と、

少なくとも、一般的な(レバレッジがかけられていない)インデックス・ファンドと比較すると、やや割高な手数料率となっています。

長期の積立投資においては、こうした微妙な手数料率の差が、まるで「ボディ・ブロー」のように効いてきますので、留意が必要です。

レバナスの場合、積立投資の王道「つみたてNISA」が利用できない

特に、インデックス系の積立投資を実践している投資家の場合、その大半が、「つみたてNISA」口座を利用しています。
政府の長期支援制度の一環である、「つみたてNISA」の場合、そもそもの制度そのものが、(長期の)積立投資に特化しており、

  • つみたてNISA口座で取得・保有している投資信託に関して、最長で20年間に渡り、値上がり益、及び分配金が、非課税で運用できる(=通常の課税口座で積立投資を行う場合、値上がり益も分配金も、双方、課税の対象となり、「所得税+住民税」で、概ね20%程度の税率が課せられます)
  • つみたてNISA口座で取得できる銘柄は、別途金融庁が「長期の積立投資に適している」と判断した銘柄(投資信託)に限定されているため、投資初心者の場合でも、ファンド選びに迷う手間暇を節約できる

等と言った利点があります。

これに対し、レバナス・ファンドの場合、レバレッジ効果を得るために、「株価指数先物取引」と呼ばれるデリバティブ取引を行っている関係上、「リスクヘッジ目的以外では、デリバティブ取引を利用してはならない」とする、金融庁の「つみたてNISA銘柄認定基準」を満たせていません。

このため、レバナス・ファンドに対して、つみたてNISA口座を利用して積立投資を行うことは、事実上、不可能です。


参考:
レバナスは「やばい」のか-それでもレバナス投資をやってみるべき理由とは

レバナスへの10年積立投資の結果をシミュレーションしてみよう

レバナス・ファンドに対する積立投資には、主に、上記してきたようなメリット・デメリットがありますが、それぞれを把握したうえで、実際にレバナスへの積立投資を検討するにあたっては、あらかじめ、
「実際に、過去10年間程度において、レバナスへと積立投資を行っていれば、どのような成績となったのだろうか」
といった点に関して、可能な限り入念に、シミュレーション(バックテスト)を行っておく必要があります。

レバナス積立のシミュレーション方法

レバナスに対する、10年間程度の長期積立投資の成績をシミュレーションしようにも、そもそも、

  • 大和アセットマネジメントの「iFreeレバレッジ NASDAQ100」は、2018年設定、
  • 後発の、楽天投信投資顧問の「楽天レバレッジNASDAQ-100」に至っては、2021年11月に設定されたばかり、

であるため、「10年間以上もの長期に及ぶ値動き・実績」が、そもそも存在しない、という難点があります。

そこで、本記事においては、以下のシミュレーションについては、レバナスと同様、ナスダック100指数に対して2倍の値動きをするように設計された、レバレッジETFを、代替的に活用することといたします。

10年積立投資のシミュレーション条件

シミュレーション条件としては、下記のように設定します。

シミュレーション期間 10年間(120ヶ月)
初期投資額 1,000ドル(日本円で、およそ10万円)
積立投資額 毎月300ドル(日本円でおよそ3万円)を積立投資
投資元本 初期投資1,000ドル+毎月の積立投資300ドル×120ヶ月=37,000ドル
分配金の取り扱い 再投資

レバナスへの10年積立投資のシミュレーション結果は

今回は、上記したシミュレーション条件で、

  • 2008年1月~2017年12月の10年間
  • 2009年1月~2018年12月の10年間
  • 2010年1月~2019年12月の10年間
  • 2011年1月~2020年12月の10年間
  • 2012年1月~2021年12月の10年間

の5パターンをシミュレーションしてみました。
シミュレーション結果は下記の通りです。

①2008年1月~2017年12月の10年間

①2008年1月~2017年12月の10年間の、レバナスへの積立投資シミュレーション

運用終了時点での資産評価額 225,678ドル
年平均成長率(平均年利) 71.93%
時間加重収益率 19.57%
金額加重収益率 33.39%
標準偏差 36.65%
10年の間のベスト・イヤー 2009年(121.20%)
10年の間のワースト・イヤー 2008年(-72.89%)
シャープ・レシオ 0.67


シミュレーションにおいて、インフレーションは考慮されていません。

2008年は、リーマン・ショックの影響により、資産評価額が大きく下落しています。
もっとも、(結果的には)その後持ち直し、最終的には、投資元本37,000ドルは、約6倍にまで成長しています。

②2009年1月~2018年12月の10年間

②2009年1月~2018年12月の10年間の、レバナスへの積立投資のシミュレーション

運用終了時点での資産評価額 187,206ドル
年平均成長率(平均年利) 68.75%
時間加重収益率 35.06%
金額加重収益率 29.99%
標準偏差 31.91%
10年の間のベスト・イヤー 2009年(121.20%)
10年の間のワースト・イヤー 2018年(-8.32%)
シャープ・レシオ 1.10


シミュレーションにおいて、インフレーションは考慮されていません。

2008年1月~2017年12月の10年間のシミュレーションと比較すると、リーマン・ショックの影響(2008年)が考慮外となる分、ワースト・イヤーの下落幅は縮小され、シャープ・レシオも好転しました。
しかしながら、下落期間中(主に2008年)の積立投資による安値拾いが出来なかった分、10年運用終了時に最終残高は、2008年1月~2017年12月の10年間と比較し、見劣りする結果となっています(2018年下旬の世界同時株安の影響も考慮されています)。


参考:
レバナスは「おすすめ」なのか-レバナスを「おすすめしない」のはこんな人

③2010年1月~2019年12月の10年間

③2010年1月~2019年12月の10年間の、レバナスへの積立投資のシミュレーション

運用終了時点での資産評価額 228,586ドル
年平均成長率(平均年利) 72.15%
時間加重収益率 32.43%
金額加重収益率 33.63%
標準偏差 30.86%
10年の間のベスト・イヤー 2013年(30.86%)
10年の間のワースト・イヤー 2018年(-8.32%)
シャープ・レシオ 1.05


シミュレーションにおいて、インフレーションは考慮されていません。

リーマン・ショックからの急回復効果が考慮された、2009年がシミュレーション期間から除外された分、10年間の運用期間の中でのベスト・イヤーは、(日経平均も大幅高となったことで記憶に新しい、)2013年となりました。

④2011年1月~2020年12月の10年間

④2011年1月~2020年12月の10年間の、レバナスへの積立投資のシミュレーション

運用終了時点での資産評価額 320,115ドル
年平均成長率(平均年利) 78.05%
時間加重収益率 36.76%
金額加重収益率 39.80%
標準偏差 32.35%
10年の間のベスト・イヤー 2020年(88.90%)
10年の間のワースト・イヤー 2018年(-8.32%)
シャープ・レシオ 1.12


シミュレーションにおいて、インフレーションは考慮されていません。

2018年下旬の世界同時株安を乗り越えて以降、2019年と2020年という、連続した大幅な上げ相場を含む、この10年間のシミュレーション結果は、(10年間の運用終了時点での資産評価額ベースでは)これまでにシミュレーションした4パターンのうち、最良となっています。

⑤2012年1月~2021年12月の10年間

運用終了時点での資産評価額 379,328ドル
年平均成長率(平均年利) 81.09%
時間加重収益率 42.85%
金額加重収益率 42.95%
標準偏差 31.88%
10年の間のベスト・イヤー 2020年(88.90%)
10年の間のワースト・イヤー 2018年(-8.32%)
シャープ・レシオ 1.27


シミュレーションにおいて、インフレーションは考慮されていません。

10年間の運用期間終了時点での資産評価額は、「2011年1月~2020年12月の10年間」のシミュレーション結果よりも、さらに好転しています。
リスクに対する超過リターンの大きさを示す「シャープ・レシオ」は1.27、(上記の表には含めていませんが)ファンドのダウンサイド・リスクにより注視したソルティノ・レシオも、2.34となっています。


参考:
レバナスは「やめとけ」は本当か-やめとくには勿体ない、レバナス独自のメリットも検証

レバナスの場合、「10年間積立投資」と、「一括投資&10年間ほったらかし」を比較すると、どちらのシミュレーション結果のほうが良好なのか

ここまでは、複数のパターンの「10年間」において、レバナスと同様、ナスダック100指数に対して2倍の値動きをするETFへと積立投資をした場合の結果を、シミュレーションして参りました。

最後に、同一の期間パターンにおける、「積立投資」と「一括投資(※合計元本37,000ドルを初期に一括投資し、あとは追加投資なし)」の優位性を、簡単に比較(10年間終了時点での資産評価額ベース)してみましょう。

10年間積立投資 初期一括投資&10年間放置
2008年1月~2017年12月の10年間 225,678ドル 220,975ドル
2009年1月~2018年12月の10年間 187,206ドル 747,234ドル
2010年1月~2019年12月の10年間 228,586ドル 613,779ドル
2011年1月~2020年12月の10年間 320,115ドル 846,877ドル
2012年1月~2021年12月の10年間 379,328ドル 1,309,378ドル


シミュレーションにおいて、インフレーションは考慮されていません。

こうして比較してみると、リーマン・ショックの影響で初期に一括投資した元本が著しく減衰してしまった、「2008年1月~2017年12月の10年間」のパターンを除けば、「初期に投資元本を一括投資し、10年間放置」したほうが、「10年間に渡り、コツコツと積立投資」を行うよりも、はるかにリターンが良かったことが分かります(勿論、あくまでも、結果論であり、今後、同様の結果となる保証は、何もありません)。

これだけの差が出た、最大の要因は、積立投資の弱点とされる、「投資元本全額が、運用に回されるまでに、(積立投資の場合、一括投資と比較して)時間がかかる」というポイントです。

最初に1,000ドルを投資し、その後、毎月300ドルずつの積立投資を行う場合、投資元本全額(3万7千ドル)が投資されるまでには、120ヶ月(10年間)という歳月がかかります。

これに対し、初期に一括投資を行う場合、投資家を開始した当初から、投資元本全額が運用に回されることとなるため、複利効果が最大化されやすくなります。

もっとも、(繰り返しとなりますが)これはあくまでも、「結果的に、ナスダック100指数が、歴史的な上げ相場に乗った」から、(シミュレーション結果が)良かった、というだけの話であり、今後、ナスダック100指数が同様の経緯を辿り、レバナスへの投資(積立投資にせよ、一括投資にせよ)が成功するか、どうか、は、勿論、全くの未知数である、という点に、厳重な留意が必要であることは、言うまでもありません。

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レバナス投資検証チーム
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その他、昨今、主に若年投資家の間で大きな関心を集めつつあるFIRE(Financial Independence, Retire Early)に関する最新情報を専門的に扱う、FIRE(早期リタイア)専門の検証チームや、不労所得に関する検証グループ、その他、不動産投資全般について検証を行うチーム等があります。

レバナス投資検証チームでは、昨今、投資家の間で大きな関心を集めている、ナスダック100指数へとレバレッジをかけて投資する、いわゆる「レバナス」に関して、その長所・短所を検証し、深く掘り下げた分析・情報を提供しています。

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