【ソーシャルレンディングファンド検証】LCレンディング「LCセレクトファンド256号・261号」の場合。
個人投資家Y.K氏。
2018年初旬からソーシャルレンディング投資を始め、約1年ほどが経過。
合計20社以上のソーシャルレンディング事業者に投資口座を開設し、累計投資額は400万円以上。
30代男性会社員・首都圏在住。
ソーシャルレンディング各社の過去ファンドを題材に、各社の特徴や、ファンドごとのリスク・リターンのバランス等を検証する本企画。
今回は、LCレンディングが2018年に資金募集を行ったソーシャルレンディングファンド、「LCセレクトファンド256号・261号」を題材に、読み解きを進めて参りましょう。
投資申し込み完了のエビデンス
今回検証対象となるソーシャルレンディングファンドについては、わたしも個人的に出資を行っています。
LCレンディングのマイページ、「投資履歴」からのスクリーンショット抜粋がこちら。
↓
本ソーシャルレンディングファンドの概要
同社のホームページから確認した、本ファンドの概要情報は、下記の通りです。
なお、情報引用元としては、
LCセレクトファンド256号:https://www.lclending.jp/apl/fund/detail?fund_id=704
LCセレクトファンド261号:https://www.lclending.jp/apl/fund/detail?fund_id=717
上記の通りです。
いずれも、案件1、及び案件2のうち、案件1に関してのみ、記述をさせて頂きます。
資金の借り手
S社に対する貸付である旨が明記されています。
同社については、下記情報が記載されています。
- LCホールディングス(株)の関連事業会社にあたる。
- 病院・医療関連施設に対するコンサルティングやオペレーション支援、病院・医療関連不動産の保有などを含めた医療関連事業を行っている事業者。
貸付資金の総額
1つのファンドからの貸付は5000万円ですが、複数のファンドを通し、総額では15億円を融資する計画のようです。
借り手の資金使途
特段の明記は見当たりませんでした。
貸付・運用の期間
2ファンド双方、12カ月間(1年)の貸付・運用、とのこと。
設定担保
本ファンドについては、担保・保証の設定はありません。
返済原資
金融機関での借換え、不動産売却、S社の事業収益を原資として、返済が行われる予定、とのこと。
わたしたち個人投資家の期待利回り
8パーセント、とのこと。
ファンドの最低投資額
- LCセレクトファンド256号:6万円以上から投資可能。
- LCセレクトファンド261号:2万円以上から投資可能。
本ソーシャルレンディングファンドの資金募集達成度は
いずれも、100パーセントの資金募集を達成しています。
運用・返済状況は
- LCセレクトファンド256号:本記事執筆本日現在、満期償還済み。
- LCセレクトファンド261号:本記事執筆本日現在、運用中。
本ソーシャルレンディングファンドのポイント
- 無担保・無保証であること。
- 運用期間は1年であり、決して短期とは言えないこと。
- 利回りはそこそこあるが、(ソーシャルレンディング分野においては)目を引くほど高利、とは言えないこと。
上記の根拠から、基本的に、本ファンドへの投資は、本来的には、わたし個人の見立てとしては、ごく消極的に検討するところです。
ただし、当方として、これまでLCレンディングに対して投資を行ったことがなかったため、今回、ごく試験的に、少額の資金を用いて、LCレンディングへの投資を行ってみる事といたしました。
結果として、「LCセレクトファンド256号」については、本記事執筆本日現在、満期償還を得ることが出来、一方、「LCセレクトファンド261号」については、現在、通常運用中、という状況です。
本ソーシャルレンディングファンド検証のまとめ
ソーシャルレンディング各社の過去ファンドを検証し、各社の特徴や、ソーシャルレンディングファンドごとの特色、そして、ファンド概要の読み解きのヒントを探る本シリーズ。
今回は、LCレンディングのソーシャルレンディングファンド「LCセレクトファンド256号・261号」を題材に、検証をさせて頂きました。
しつこいようで申し訳ありませんが、
本記事文中の表現は、いずれも、私のごく個人的な意見・体験に過ぎません。
その点は、くれぐれも、ご承知おきください。
しかし、あくまでも、その限りにおいて、
少しでも、「これからソーシャルレンディング投資を始めてみよう」とお考えの読者様にとり、
ファンド概要の読み込みの具体例として、ご参考になさって頂ける内容と出来たのであれば、嬉しい限りです。
それでは、本記事はここまで。
また次回の記事にて、お会い致しましょう。
追伸:
投資家、資金需要者、双方から、高い注目を集めている、ソーシャルレンディング。しかしながら、業界にまだ未成熟の部分も多く、いくつかの「危険会社」の存在も気にかかります。ソーシャルレンディング投資開始にあたっては、こちらの過去記事も、是非、ご参照下さい。
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ソーシャルレンディング危険会社ランキング【最新版】
本寄稿内容は、寄稿者の個人的な体験談・見解であり、その内容は、当ラボの公式見解と異なる場合があります。
また、本記事は、読者様への情報提供を目的としたものであり、特定の投資商品(ファンド等含む)への投資勧誘を目的としたものではありません。
個別のソーシャルレンディング事業者における投資口座開設や、実際の投資是非に係るご判断につきましては、必ず、読者様ご自身にて、為さって頂きますよう、お願い致します。
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