【ソーシャルレンディングファンド分析】Ownersbook(オーナーズブック)「京都市下京区京町家再生第2号ファンド第1回」の場合。

寄稿者紹介

個人投資家Y.K氏。
2018年初旬からソーシャルレンディング投資を始め、約1年ほどが経過。
合計20社以上のソーシャルレンディング事業者に投資口座を開設し、累計投資額は400万円以上。
30代男性会社員・首都圏在住。

ソーシャルレンディング各社の過去ファンドを題材に、各社の特徴や、ファンドごとのリスク・リターンのバランス等を検証する本企画。
今回は、オーナーズブックが2018年に資金募集を行ったソーシャルレンディングファンド、「京都市下京区京町家再生第2号ファンド第1回」を題材に、読み解きを進めて参りましょう。

投資申し込み完了のエビデンス

今回読み解きを行うファンドについては、私が個人的に出資をしています。
Ownersbook(オーナーズブック)のマイページ、投資状況(ポートフォリオ)から抜粋したスクリーンショットがこちら。

Ownersbook(オーナーズブック)01

本ファンドの概要

Ownersbook(オーナーズブック)の、本ファンド詳細情報ページから確認した、本ファンドの概要は、下記の通りです。
※なお、貸付金合計5,710万円のうち、5,700万円を融資する、案件1のほうに関してのみ、下記、詳説させていただきます。

資金の借り手

総合不動産会社W、と称されています。

貸付資金の総額

57,000,000円(5700万円)とのこと。

借り手の資金使途

総合不動産会社Wは、Ownersbook(オーナーズブック)から借りた資金で、京都府京都市下京区にある不動産(建築年月不詳の木造瓦葺2階建の建物が建っているとのこと)を購入し、
その後、大規模なリノベーションを行い、
必要な許可等を取得してから、宿泊施設としての運営を開始する、とのこと。

貸付・運用の期間

投資実行日は2018/03/28、
返済予定日については、ファンド組成当時の予定としては、2019/6/30とのことでした。
しかし、期限前返済に伴い、2018年12月、早期償還が完了しています。

設定担保

担保不動産の状況等については下記の通り。

担保不動産の建物の状況

建築年月不詳の木造瓦葺2階建の建物が建っている状況、とのこと。

担保不動産の場所・アクセス

京都府京都市下京区に位置しており、京都市営地下鉄烏丸線及び阪急電鉄京都本線へのアクセスが可能な立地、とのこと。
より具体的には、
京都市営地下鉄烏丸線五条駅及び四条駅、並びに阪急電鉄京都本線烏丸駅から徒歩10分圏内の京町家が連たんするエリアに所在しており、
市内観光への利便性に優れていることから、いざ、宿泊施設としての営業が開始された暁には、高い宿泊需要が見込まれ得る、とのこと。

リノベーション及び宿泊施設開業のスケジュール・予定

2018年6月にリノベーション着工、
2018年12月に竣工、
2019年2月より宿泊施設として運営を開始する予定、とのこと。

担保不動産の評価額

OwnersBoo(オーナーズブック)としての評価額は、
外部専門家による査定額を参考に、8,600万円と査定している、とのこと。

貸付金額/評価額

5,700万円(貸付金額)/8,600万円(評価額)=66パーセントほど、となります。

返済原資

総合不動産会社WからOwnersbook(オーナーズブック)への具体的な返済原資については、特段の明記はありませんでした。

わたしたち個人投資家の期待利回り

4.5%とのこと。

本ソーシャルレンディングファンドの資金募集達成度は

263名の投資家から資金を集め、100パーセントの資金募集を達成しています。

運用・返済状況は

上述致しました通り、早期償還が完了しています。

本ソーシャルレンディングファンドのポイント

出資往時、私が検討したポイントとしては、概ね、下記の通りです。
なお、あくまでも、私の個人的な見解です。

京都市内の堅調な宿泊需要に期待。

京都市内の宿泊需要の堅調さについては、
本ブログの別記事(本ファンドと同じく、総合不動産会社Wに対して融資する別ファンドにに関し検証した記事。詳細はこちら)でも触れた通りです。
そのため、本ファンドにつきましても、積極的に判断をさせていただきました。

評価額に対して貸付額は66パーセント。しかも先順位なしの抵当権設定。

7割以下の掛け目ですから、至極安全重視の融資金額だと判断しました。
かつ、第一順位での抵当権設定、という点にも、安心感がある、と判断いたしました。

本ソーシャルレンディングファンド検証のまとめ

ソーシャルレンディング各社の過去ファンドを検証し、各社の特徴や、ソーシャルレンディングファンドごとの特色、そして、ファンド概要の読み解きのヒントを探る本シリーズ。
今回は、オーナーズブックのソーシャルレンディングファンド「京都市下京区京町家再生第2号ファンド第1回」を題材に、検証をさせて頂きました。

しつこいようで申し訳ありませんが、
本記事文中の表現は、いずれも、私のごく個人的な意見に過ぎません。
その点は、くれぐれも、ご承知おきください。

しかし、あくまでも、その限りにおいて、
少しでも、「これからソーシャルレンディング投資を始めてみよう」とお考えの読者様にとり、
ファンド概要の読み込みの具体例として、ご参考になさって頂ける内容と出来たのであれば、嬉しい限りです。

それでは、本記事はここまで。
また次回の記事にて、お会い致しましょう。

追伸:
ファンドの平均利回りや、資本金額や投資家登録数といった「規模」、投資初心者へのおすすめ程度等々、いろいろな確度から、国内の有力ソーシャルレンディング事業者をランク付けした、こちらの過去記事も、是非ご参照下さい。おすすめです。

ソーシャルレンディング事業者ランキング保存版。ファンド平均利回り・投資対象国分散具合・不動産担保設定状況・出資時利便性(=投資のしやすさ)。複数の視座から、国内人気ソーシャルレンディング事業者を、徹底ランキング。


本寄稿内容は、寄稿者の個人的な見解・体験・意見であり、その内容は、当ラボの公式見解と異なる場合があります。
また、本記事は、読者様への情報提供を目的としたものであり、特定の投資商品(ファンド等含む)への投資勧誘を目的としたものではありません。
個別のソーシャルレンディング事業者における投資口座開設や、実際の投資是非に係るご判断につきましては、必ず、読者様ご自身にて、為さって頂きますよう、お願い致します。

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