ソーシャルレンディング&ロボアドバイザー(ロボアド)利用経験調査。アメリカ(米国)の状況も。

ロボットアドバイザー(ロボアド)とは

当ラボのサイトをご覧になっている読者様におかれましては、「ソーシャルレンディング」という言葉は、比較的、耳慣れておられるものと思いますが、
対して「ロボットアドバイザー」「ロボアド」といった投資用語につきましては、ご存知ない方もおられるかも知れません。
念のため、概説致しますと、ロボットアドバイザー(ロボアド)というのは、下記のようなサービスと言えます。

  • ロボットアドバイザー(略して、ロボアド)は、証券会社等のサービサーが、主にAI(人工知能)を用いて、個々の投資家に合った(=AIが、”合う”と判断した)投資手法や投資商品を紹介してくれるサービスです。
  • よくある形態として、まず投資家は、初期登録時に、資産状況や年収状況について、サイト上の質問に回答します。その後、ロボットアドバイザーが、個々の投資家のリスク性向に合わせて、ポートフォリオを自動的に組成してくれる、というものがあります。
  • 国内ロボットアドバイザー(ロボアド)市場のプレーヤーとしては、ウェルスナビやTHEO(テオ)、FOLIO(フォリオ)などが挙げられます。

ウェルスナビ

ウェルスナビのトップページ
引用元:https://www.wealthnavi.com/

ウェルスナビは、2019年1月28日時点での預り資産1200億円強、国内ロボットアドバイザー市場における預かり資産・運用者数において、ナンバー1を標榜しているサービスです。
預かり資産の1パーセント(年率)というシンプルな手数料体系も評価されているようです。
三井住友銀行グループのSMBCベンチャーキャピタル等、大手金融機関やVC(ベンチャーキャピタル)からの出資も話題を呼んでいます。

THEO(テオ)


引用元:https://theo.blue/

THEO(テオ)の場合、毎月1万円からの少額スタートが可能なようです。
ちなみに、THEO(テオ)というサービス名は、伝説的な画家、ゴッホを、主に資金面から支え続けた弟(テオ)にちなんで命名されているそうです。

FOLIO(フォリオ)


引用元:https://folio-sec.com/

テレビCMを見かけたことのある方も、少なくないのではないでしょうか。
「テーマで投資対象を選ぶ」という、面白いロボットアドバイザーサービスです。

ソーシャルレンディングもロボアドバイザー(ロボアド)も、日本の利用経験者は極めて少ない。

MMD研究所が、15歳~69歳の男女5,000人を対象に行った調査の結果が、
同社サイトに公開されています。

※情報ソースはこちらです。
MMD研究所:http://mmdlabo.jp/
”利用経験が多い金融関連サービス、10代は「銀行アプリ」、20代~60代は「オンラインバンキング」”(https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1730.html)

ソーシャルレンディング、ロボアドバイザー(ロボアド)投資、双方、
利用経験においても、認知度においても、
他の金融関連サービスと比べ、極めて低い、という実情が、明らかにされています。

ソーシャルレンディングもロボアドバイザー(ロボアド)も、利用経験は、2パーセント台。

ソーシャルレンディングもロボアドバイザーも、利用経験は極めて少ない。
引用元:MMD研究所 https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1730.html

ソーシャルレンディングも、ロボアドバイザーも、利用経験は、いずれも3パーセント未満、と、驚きの低率です。
「利用経験なし」どころか、ソーシャルレンディングも、ロボアドバイザーも、「全く知らない」という方が、8割近くに達しています。
これらは、他の金融関連サービスの利用経験率・認知度と比較しても、特異と言える状況にあります。

男女別で見ても、ソーシャルレンディング、ロボアドバイザー(ロボアド)、いずれも、状況は変わらず。

男女別で見たとしても、ソーシャルレンディング、ロボアドバイザー、双方、利用経験者は極めて少ない。
引用元:MMD研究所 https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1730.html

男性ベースでも、女性ベースでも、
ソーシャルレンディング、ロボアドバイザー、双方、
利用経験率の低さは、変わりません。

年代別で見ても、ソーシャルレンディング、ロボアドバイザー(ロボアド)、双方、利用経験者は少ない。

年代別で見ても、ソーシャルレンディング、ロボアドバイザー、双方、利用経験者は少ない。
引用元:MMD研究所 https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1730.html

まさに、老若男女・年代を問わず、他の金融関連サービスと比し、
ソーシャルレンディング、及びロボアドバイザーの利用経験・認知度が、低い、という事が、
今回の調査で、明らかになりました。

ソーシャルレンディングのアメリカ(米国)での状況は?

上記調査結果にあるように、日本では極めて知名度の低い、ソーシャルレンディング投資ですが、
IT・金融サービス先進国、アメリカ(米国)での状況は、どうなっているのでしょうか。

アメリカ(米国)のソーシャルレンディング事情

金融先進国として知られるアメリカでは、私達日本人が知らないうちに、様々なソーシャルレンディング関連サービスが芽吹いています。

中でも有名どころが、こちらのSoFi。

アメリカの有名ソーシャルレンディング事業者、sofi。
引用元:https://www.sofi.com/

アメリカの学資ローン(=student loans)関連サービスを提供して、飛躍的な成長を遂げているサービサーです。

アメリカの有名ソーシャルレンディング事業者、sofi。
引用元:https://www.sofi.com/refinance-student-loan/

アメリカの有名どころの大学は、とにかく学費が高い。
勿論、奨学金制度もありますが、多くの学生にとっては、学資ローンを借りて、なんとか学費を工面する、というケースが一般的です。
ただし、借入元本が大きいだけに、卒業後も、その返済が非常に重荷に。
結果として、例えば医療分野では、医師等への報酬が低い医療分野へは、人が集まりづらく、逆に、高報酬分野へと、人手が集中してしまう(=その報酬から学資ローンを返済しなければならないわけですから、当然の流れです)、等と言った社会問題の原因となっています。

しかし、少し見方を変えてみると、それだけ学費の高い、有名どころの大学に進学するような学生の場合、卒業後も、比較的安定した、高収入職に就くケースが多く、借り手(=顧客)としては、ある意味、極めて優良とも言えます。

そんなギャップに目を付けたのが、アメリカの新興企業、SoFiです。

  • アメリカにおける既存の学資ローンレンダーと比べて、低金利。
  • 手続きはオンラインで完結。
  • クレジットスコア(与信スコア)によっては、更に低金利でのリファイナンスもサポート。

等と言った切り口で、アメリカ各地で、若いボロワー(学生や、学資ローン返済中の卒業生等)を集める一方、

  • 管理手数料無料
  • 自動リバランス
  • 有人アドバイザリーの無償提供

などをフックに、広くアメリカ中の個人投資家等からの資金を集め、

アメリカの有名ソーシャルレンディング事業者、sofi。
引用元:https://www.sofi.com/wealth-management/

結果的に、
今や、累計貸出総額300億ドル、日本円にして3兆円強、という巨大サービスへと発展しています。

アメリカの有名ソーシャルレンディング事業者、sofi。
引用元:https://www.sofi.com/

アメリカでは極めて有名なサービスですが、日本では、あまり知られていません。
しかし、目を付けている事業者はいるもので、例えば、Softbankの場合、SoFiへと、かなりの巨額出資を行ったことが知られています。

アメリカの有名ソーシャルレンディング事業者、sofiには、ソフトバンクも出資している。
引用元:https://www.sofi.com/press/leading-marketplace-lender-sofi-secures-1-billion-in-series-e-funding-led-by-softbank/

こんなソーシャルレンディングサービスが、アメリカを中心とした金融・IT先進国では、多数、存在し、中には、IPO(=上場)を果たしているサービサーも、複数、存在します。

私たち、ソーシャルレンディング・ラボの見解上、日本は、投資関連分野と、情報技術関連分野においては、広く、欧米先進国、特にアメリカを追随する傾向があります。

ひいては、日本においても、今後、アメリカに引き続き、ソーシャルレンディングが、どんどん広がっていくことが、予想されます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

これからソーシャルレンディング投資を始めよう!とお考えの読者様にとって、
本記事が、少しでも、参考になる内容であったのであれば、
当ラボと致しましても、嬉しい限りです。

なお、今後、投資家からも、資金需要事業者からも、高い注目を集めていくことが予想される、ソーシャルレンディングではありますが、業界の成熟は道半ばであり、いくつかの「危険会社」の存在も気にかかります。あらかじめ、こちらの過去記事も、ご参照下さい。

ソーシャルレンディング・ラボの考える、【ソーシャルレンディング危険会社ランキング】はこちら

それでは、本記事はここまで。
また次回の記事にて、お会い致しましょう。

※本記事は、読者様への情報提供を目的としたものであり、特定の投資商品(ファンド等含む)への投資勧誘を目的としたものではありません。
実際の投資是非に係るご判断につきましては、必ず、読者様ご自身にて、為さって頂きますよう、お願い致します。

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