thirdweb(サードウェブ)の使い方-ほぼノーコードでスマートコントラクトのデプロイやNFTミント、エアドロップ等が行えるWeb3開発ツールキット

thirdweb(サードウェブ)の使い方・利用の始め方

ここでは、ノーコードでスマートコントラクトのデプロイやNFT・FTのミント、エアドロップの実施等が行えるツールとして注目されている、thirdweb(サードウェブ)の具体的な利用手順等について、1つずつ、確認を進めて参ります。

thirdweb(サードウェブ)の脆弱性軽減ツール・サイトの使い方

2023年12月に、thirdweb(サードウェブ)の公式Twitterアカウントからのツイート等によって報告・通知が為された、コントラクトの脆弱性問題に関し、thirdweb(サードウェブ)から提供されている、脆弱性軽減ツール・サイトを利用する場合、その手順は以下の通りです。

thirdweb(サードウェブ)の公開している、脆弱性軽減サイトにアクセス

まずは、thirdweb(サードウェブ)の公開している、脆弱性軽減サイトにアクセスします。
URLは以下の通りです。

https://mitigate.thirdweb.com/

ウォレットをコネクトし、脆弱性のあるコントラクトを特定する

thirdweb(サードウェブ)の利用規約、及び、プライバシーポリシー等の内容をよく確認したうえで、同意する場合は、チェックボックスにチェックを入れて、「ウォレットをコネクト」のバナーをクリックします。

脆弱性のあるコントラクトが一覧で表示される

thirdweb(サードウェブ)を使用してデプロイしているコントラクトのうち、脆弱性が存在するコントラクトが、一覧形式で表示されます。
「ロック」のバナーをクリックします。

脆弱性の軽減プロセスが表示される

脆弱性軽減のプロセスが表示されます。
画面をスクロールダウンし、対処を進めます。

コントラクトのロック

コントラクトのロックに伴う影響・デメリット等をよく確認したうえで、チェックボックスにチェックを入れ、「コントラクトをロック」のバナーをクリックします。

トランザクション手数料(ガス代)の支払い

コントラクトのロックには、トランザクション手数料(ガス代)の支払いが必要となります。
thirdweb(サードウェブ)とのコネクトに利用しているソフトウェア・ウォレット(ここでは、MetaMask)のポップアップが表示されるので、支払いを承認します。

※なお、MetaMask(メタマスク)ウォレットの詳しい使い方については、以下の別記事をご参照下さい。


参考:
MetaMask(メタマスク)の使い方-人気の仮想通貨ウォレットのアカウント作成方法や、利用の始め方を解説

コントラクト・データのスナップショットを取得

「Capture Snapshot」のバナーをクリックします。

取得したスナップショットは、CSVとしてダウンロードしておくことも可能です。

今回の脆弱性問題が解決された、新規コントラクトをデプロイ

「Deploy Contract」のバナーをクリックします。

なお、新規コントラクトのデプロイには、前述のコントラクト・ロックの際と同様、ガス代の支払いが必要となります。

新しくデプロイしたコントラクトを、thirdweb(サードウェブ)のダッシュボードに追加しておく

「新規作成したコントラクトを見る」のバナーをクリックします。

「ダッシュボードに加える」のバナーをクリックし、ソフトウェア・ウォレットでの署名を済ませておきます。

既存のNFT(等)ホルダーに対して、トークンの配布を行う手法の選択

今回の脆弱性問題が解決された、新たなコントラクトのデプロイが済んだら、当該新規コントラクトに紐づいたNFT(もしくは、FT)を、旧バージョンのNFT(もしくは、FT)のホルダーに対して、配布する必要があります。

配布の手法としては、

  • thirdweb(サードウェブ)のツールを用いて、エアドロップを行うか(=その場合、ガス代の負担が必要)
  • 新バージョンのNFT(もしくは、FT)のクレーム・サイトを作成し、そこで、各ホルダーに任意でクレーム・受取をしてもらうか(=その場合、ガス代は、ホルダー負担)

の、2通りがあります。

前者を選択する場合は、「Airdrop tool」のバナーをクリックします。

後者を選択する場合は、「Shareable Claim Page」をクリックし、「ホルダー向けクレームページ」のバナーをクリックすることで、旧バージョンのNFT(もしくはFT)保有者にシェア可能な、トークン・クレームページを確認することができます。

なお、以下の記事では、前者(ガス代を、NFT・FT発行者側が負担し、ホルダーにエアドロップ)を選択しています。

バックエンド・ウォレットアドレスに、エアドロップ用の資金を送付

「Backend Wallet Address」の箇所に表示されているウォレットアドレスに対して、エアドロップ実施に必要なトランザクション手数料(ガス代)を、資金として送付します。
※送付するトークンの量は、「Minimum Balance Required」の箇所を参考にします。

エアドロップ実施の許可を付与

「Grant Airdrop Permission」のバナーをクリックします。

改めて、thirdweb(サードウェブ)とのコネクトに使用しているウォレット・アプリのポップアップが立ち上がるので、承認処理を済ませます。

「エアドロップを始める」をクリック

「Start Airdrop」のバナーをクリックします。

トークンのエアドロップ完了

このような画面が表示されれば、トークンのエアドロップは完了です。
バックエンド・ウォレット内に余ったトークンの引き出し、及び、エアドロップのパーミッションのリボークも、併せて済ませておきます。

thirdweb(サードウェブ)概要・公式サイト等

公式サイト
https://thirdweb.com/
ディスコード
https://discord.com/invite/thirdweb
YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/@thirdweb_
LinkedIn
https://www.linkedin.com/company/third-web/
インスタグラム
https://www.instagram.com/thirdweb/
TikTok
https://www.tiktok.com/@thirdweb
GitHub
https://github.com/thirdweb-dev
Twitterアカウント
https://twitter.com/thirdweb

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