【ソーシャルレンディングファンド分析】maneo(マネオ)「LCレンディングセレクトファンド107号」の場合
個人投資家Y.K氏。
2018年初旬からソーシャルレンディング投資を始め、約1年ほどが経過。
合計20社以上のソーシャルレンディング事業者に投資口座を開設し、累計投資額は400万円以上。
30代男性会社員・首都圏在住。
ソーシャルレンディング各社の過去ファンドを題材に、各社の特徴や、ファンドごとのリスク・リターンのバランス等を検証する本企画。
今回は、maneo(マネオ)が2018年1月に資金募集を行ったソーシャルレンディングファンド、「LCレンディングセレクトファンド107号」を題材に、読み解きを進めて参りましょう。
目次
本ソーシャルレンディングファンドへの投資申し込み完了エビデンス
今回検証対象となるファンドは、私も個人的に出資しているファンドとなります。
maneo(マネオ)のマイページ、「投資履歴」からのエビデンススクリーンショットがこちらです。
↓
本ソーシャルレンディングファンドの概要
同社のホームページ(https://www.maneo.jp/apl/fund/detail?fund_id=3646)から確認した、本ファンドの概要詳細としては、下記の通りです。
なお、募集総額25,050,000円(2505万円)のうち、2500万円を融資する、案件1のほうに関してのみ、下記、詳説をさせていただきます。
本ソーシャルレンディングファンドの情報URL
こちらです。
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https://www.maneo.jp/apl/fund/detail?fund_id=3646
本ソーシャルレンディングファンドのスキーム図
同社のホームページ(https://www.maneo.jp/apl/fund/detail?fund_id=3646)から確認した、本ファンドのスキーム図としては、下図の通りです。
↓
引用元:https://www.maneo.jp/apl/fund/detail?fund_id=3646
ファンドからの資金の借り手
事業者AT社、とのこと。
貸付資金の総額
今回のファンドを通しての貸し付けは、¥25,000,000(2500万円)、とのことですが、第5次募集までファンド組成が為され、総額では1億2,500万円の貸し付けとなる、とのこと。
借り手の資金使途
事業者ATは、今回の借入金を原資にして、収益不動産を運用・管理等するSPC(特別目的会社)に対して、不動産取得資金を融資する、とのこと。
本ソーシャルレンディングファンドの貸付・運用期間
貸付実行日は2018年01月29日。
対して、返済完了日は2019年01月28日、とのこと。
まるまる1年間ほどの貸し付け・運用となります。
※ただし、実際には、早期償還により、2018年5月末には運用完了となりました。
設定担保・保証
事業者ATの、maneo(マネオ)に対する債務については、東証JASDAQ上場企業であるLCホールディングス株式会社が、連帯保証をする、とのことです。
返済原資
事業者ATからmaneo(マネオ)に対する返済の具体的な原資については、本ファンド詳細情報ページにおいて、確認することが出来ませんでした。
基本的には、事業者ATとしては、事業者ATから融資を受ける、上述のSPC(特別目的会社)から、事業者ATに対して返済される元利金を原資に、maneo(マネオ)に対する元利金返済を行う予定でいるものと見込まれます。
わたしたち個人投資家の期待利回り
5パーセントとのこと。
本ソーシャルレンディングファンドの資金募集達成度は
100%の資金募集達成を果たしたファンドとなります。
運用・返済状況は
繰上返済により、2018年5月末には、早期償還となりました。
本ソーシャルレンディングファンドのポイント
出資往時、主に下記のように検討・判断をおこなったうえで、本ファンドへと投資申し込みをさせて頂く事といたしました。
なお、あくまでも、私の個人的な見解です。
上場企業による連帯保証付き案件であること
今回の融資については、不動産などの物的担保の設定は為されませんが、かわりに、上場企業による連帯保証(人的担保)が設定されます。
連帯保証人の性質によっては、物的担保と比べ、債権回収が格段に難しくなりがちな、人的担保設定ではありますが、さすがに、上場企業による連帯保証であれば、そのような難航は、さほど心配する必要は無かろう、と、往時、判断いたしました。
運用期間1年は、至極手ごろ。
利回り5パーセント、運用期間1年、というのは、長すぎもせず、短すぎもせず、ごく手ごろな運用期間である、と判断いたしました。
本ソーシャルレンディングファンド検証のまとめ
ソーシャルレンディング各社の過去ファンドを検証し、各社の特徴や、ソーシャルレンディングファンドごとの特色、そして、ファンド概要の読み解きのヒントを探る本シリーズ。
今回は、maneo(マネオ)のソーシャルレンディングファンド「LCレンディングセレクトファンド107号」を題材に、検証をさせて頂きました。
しつこいようで申し訳ありませんが、
本記事文中の表現は、いずれも、私のごく個人的な意見に過ぎません。
その点は、くれぐれも、ご承知おきください。
しかし、あくまでも、その限りにおいて、
少しでも、「これからソーシャルレンディング投資を始めてみよう」とお考えの読者様にとり、
ファンド概要の読み込みの具体例として、ご参考になさって頂ける内容と出来たのであれば、嬉しい限りです。
大手ソーシャルレンディング事業者各社を、複数視座からのランキング形式で検証した、こちらの過去記事も、おすすめです。是非、ご覧下さい。
↓
大手ソーシャルレンディング会社を厳選ランキング。ファンドリターン&グローバル度&不動産担保設定状況、投資家登録数等々、複数の角度からソーシャルレンディング事業者を徹底検証。
それでは、本記事はここまで。
また次回の記事にて、お会い致しましょう。
本寄稿内容は、寄稿者の個人的な見解・体験・意見であり、その内容は、当ラボの公式見解と異なる場合があります。
また、本記事は、読者様への情報提供を目的としたものであり、特定の投資商品(ファンド等含む)への投資勧誘を目的としたものではありません。
個別のソーシャルレンディング事業者における投資口座開設や、実際の投資是非に係るご判断につきましては、必ず、読者様ご自身にて、為さって頂きますよう、お願い致します。
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