クラウドクレジットの「ユーラシアオンライン金融事業者ファンド5号」、5,000万円満額を集め販売終了|年利9.9パーセント・円建て

クラウドクレジット株式会社(東京都中央区日本橋茅場町1-8-1 茅場町一丁目平和ビル802)の運営する、越境型ソーシャルレンディング・サービス「クラウドクレジット」において、6月10日から募集開始となった新ファンド「ユーラシアオンライン金融事業者ファンド5号」(以下、同ファンド)が、販売上限金額5,000万円分満額の投資申込を集め、販売終了となった。

同ファンドの表面利回り(税引き前・年率換算)は9.9パーセント。今年7月から、2022年1月まで、約19ヶ月の運用を予定する。分配金の支払いは満期一括。

同ファンドの実質的な貸付先は、キプロス共和国リマソールに所在するLIME ZAIM HOLDINGS LIMITED(以下、LIME社)。
クラウドクレジットの公開情報によれば、LIME社は、主に個人向けに短期ローンの貸付を行う金融事業者グループの持株会社にあたる。同グループの主力金融商品は、借り手の受け取り予定給与を担保とする、短期・小口の融資サービスだが、主力市場であるロシアでは、2017年半ばから、従来型商品よりも金額の大きい割賦ローンや、生命保険の販売も開始するなど、徐々に金融商品のラインナップを拡大しているという。
2013年のロシアでの創業以来、これまでにポーランド、南アフリカ、メキシコに進出したほか、2020年上半期には、ベトナムへの進出も検討しているとのこと(ただし、ポーランド事業については、規制強化等の影響により、撤退を決定済)。
LIME社の2018年12月期の営業収益は1,954,207千ロシアルーブル。税引き前当期純利益は40,939千ロシアルーブル。

なお、同ファンドは、これまでクラウドクレジットが提供してきた「ユーラシア金融事業者ファンド」の後継ファンドにあたる。


参考:
【円建て】ユーラシアオンライン金融事業者ファンド5号|クラウドクレジット

クラウドクレジットとは



引用元:クラウドクレジット

クラウドクレジット株式会社(東京都中央区日本橋)が運営する、ソーシャルレンディング・サービス。
海外案件を専門的に取り扱っており、「キルギスマイクロファイナンス事業者支援ファンド」や「中東地域ソーラー事業者支援ファンド」、「アフリカ未電化地域支援ファンド」、「東欧金融事業者支援ファンド」など、複数の国と地域に関連する投資案件を取り揃えている。
2020年6月23日時点で公式ホームページに掲載されている情報によれば、累計出資金額は、既に297億円を突破している。


参考:
クラウドクレジット|公式サイト


融資先企業の匿名化解除(実名開示)にも積極的に取り組んでおり、すでに複数のファンド・シリーズにおいて、実質的な借り手企業の具体的名称等が公開されている。
サービス運営会社であるクラウドクレジット株式会社は、伊藤忠商事株式会社や第一生命保険株式会社といった、国内の大企業のほか、マネックスベンチャーズ株式会社やYJキャピタル株式会社、LINE Ventures株式会社、SBIインベストメント株式会社、ソニーフィナンシャルベンチャーズ株式会社といった、複数の有力VC(ベンチャーキャピタル)・投資会社から出資を受けていることでも知られる。
2019年12月には、単月でのファンド販売額が16.8億円分に達し、過去最高を記録した。
2020年1月からは、投資家の分散投資をより容易にすべく、「ファンドパッケージ機能」を新設。同月には、最初のパッケージ型商品「バランス型パッケージ1号」をリリース。
2020年2月時点での運用残高は153億円超、登録ユーザー数は45,000名強に達している。


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