【ガイアの夜明け出演企業も】ソーシャルレンディング比較ランキング2019最新版|利回り・規模・安全性・保全・危険会社ランキングも。

寄稿者紹介

個人投資家Y.K氏。
2018年初旬からソーシャルレンディング投資を始め、約1年半ほどが経過。
合計20社以上のソーシャルレンディング事業者に投資口座を開設し、累計投資額は400万円以上。
30代男性会社員・首都圏在住。

あらかじめ、申し上げますと、本記事、大変長文となっております。
そのため、お時間のない方のために、まずは本記事冒頭にて、本文内容の結果・まとめを、先にお出ししておきます。
お時間ある方は、本文部分を、是非ゆっくりと、ご覧になって頂きますと、幸いです。

まず、今回ランキング対象としているのは、国内20社強のソーシャルレンディング事業者のうち、私が個人的に、「信頼に足る」と考えている、下記の4事業者としています。

もちろん、ほかにも多数、ソーシャルレンディング事業者は存在しますが、行政処分歴や、貸し倒れファンドの発生状況、ソーシャルレンディング事業者としての業歴等を考えると、ランキング対象とする必要はないものと、個人的に判断致しました。
そのうえで、各ランキング指標ごとの1位事業者は、下記の通りとなっています。

ランキング項目 ランキング1位事業者
利回り
※私が実際に出資しているファンドを計算対象としています。
クラウドクレジット
※私が個人的に出資しているファンドの平均期待年利は、8.3%
投資家登録数
累計融資実績 SBIソーシャルレンディング
※2019年8月末時点で、1,100億円を突破。
運営会社資本金額
※運営会社=第二種金融商品取引業登録法人
OwnersBook
※運営会社であるロードスターキャピタル株式会社(東証マザーズ上場)の資本金(資本準備金含む)は、27億66百万円
不動産担保設定率・保全 OwnersBook
※組成されている全ソーシャルレンディング案件が、国内不動産担保付
募集中ファンド数 クラウドクレジット
※基本的に常時10件程度のファンドが資金募集中
投資対象国の分散程度 クラウドクレジット
※様々な海外案件に分散投資が可能
投資のしやすさ SBIソーシャルレンディング
※投資家がいつでも1万円から出資できる、常設型ファンドが提供されている
運営会社の資本要件等 クラウドバンク
※国内ソーシャルレンディング事業者の多くが登録を受けている【第二種】金融商品取引業よりも、資本要件・株主要件等の基準が厳しい、【第一種】金融商品取引業登録事業者が運営している。


各情報は、記事執筆時点の物です。

読者様それぞれの価値基準にあったソーシャルレンディング事業者選びにおいて、参考の一助と為さっていただければ幸いです。
なお、以下の本文において、それぞれの詳細を記載いたしておりますので、お時間許す限り、是非、ご覧になってみてください。

【最新情報】ソーシャルレンディング【人気の理由】ランキング

新たな投資手法として、主に個人投資家から、大きな注目を集めている、ソーシャルレンディング投資。
私自身、国内20社以上のソーシャルレンディング事業者に資金を分散投資したうえで、累積投資済のファンド数は、延べ70本以上に上ります。

なぜ、ソーシャルレンディング投資は、今の時代の資産運用の「一手」として、投資家から、ここまで大きな支持を集めているのでしょうか。
実際のランキング情報の前に、まずはそこから、探っていきましょう。


ソーシャルレンディングランキング情報からさっさと読みたい!という方はこちら。


人気理由ランキング第1位【ソーシャルレンディングならではの、債券(劣後債・ハイイールド債含む)投資を上回る高い利回り】

まずは、ソーシャルレンディング投資の大きな特長といえる、「高い利回り」の存在があります。
実際問題、本日現在、私が出資しているソーシャルレンディングファンドのうち、最も利回りの低いファンドでも、年利換算で3パーセント以上の予定利回りが設定されています。
逆に、最も想定利回りの高いソーシャルレンディングファンドの場合、年利換算での利回りは、10パーセントを超えています。

こうなってくると、ちょっとした債券投資(社債や、国債への投資)の一般的な利回りを、大きく超えてきます。劣後債やハイイールド債への投資ですら、利回りはもっと低いのが相場です。

少しだけ具体例を見てみると、
私がメインで出資しているソーシャルレンディング事業者のひとつ、クラウドクレジットの場合、某日時点で資金募集中のファンドを簡単に抜き出すだけでも、


引用元:クラウドクレジット

このように、極めて魅力な利回り設計のファンドが並びます。

もちろん、投資である以上、それぞれ固有のリスクを抱えているわけですが、
こうした高利回りが想定されている点は、最新の資産運用手法として、ソーシャルレンディングが広く注目を集めている、大きな理由のひとつです。

人気理由ランキング第2位【ソーシャルレンディングなら、ほったらかし投資が可能】

ソーシャルレンディング投資の場合、

  1. まずは、好きなソーシャルレンディング業者に投資口座を開設し、
  2. 当該ソーシャルレンディング事業者が提供しているファンドから、出資したいファンドを選んで、
  3. そのファンドに、出資申込を行う、

という段取りを取るわけですが、
一旦、ファンドへと出資申込を済ませたら(=ネットで完結します)、
その後は、ファンドが順調に運行されている限り、わたしたち個人投資家の仕事としては、
定期的に分配金を受け取り、最終的には元本の償還を受けるのみ、であり、
特段、その他、わたしたち個人投資家が行わなければならない作業はありません(※確定申告等は別途)。

例えば不動産投資のように、賃借してくれている人から家賃を回収する必要もありませんし、
FXのスキャルピングのように、ずっとパソコンとにらめっこをする必要もありません。

このような「ほったらかし投資」が出来る、という点は、特に、副業全盛のこの時代において、ソーシャルレンディングが大きな関心を集めている、ポジティブな理由のひとつです。

人気理由ランキング第3位【ソーシャルレンディングは分散投資が簡単】

「全部の卵をひとつのカゴに入れるな」
というのは、投資の格言のひとつ。

ソーシャルレンディングの場合、分散投資も簡単です。

ソーシャルレンディング事業者に投資口座を開設する手続きは、オンラインで完結します。
慣れてくれば、10分程度で、投資口座開設手続きは終了し得ます。

さらに、各ソーシャルレンディング事業者が提供・公開しているファンドへの出資申込も、
同じくネットで完結します。
所要時間は、慣れてくれば、ものの数分とかかりません。

そして、各ファンドへの最低出資額については、
ソーシャルレンディング業者によっては、「1万円から出資可」など、少額投資を受け入れている事業者も、多数、存在します。

これらの事情により、わたしたち個人投資家としては、
ソーシャルレンディング投資を通して、極めて容易に、分散投資を実現することが可能です。
現に私も、本記事執筆本日現在、国内23社のソーシャルレンディング事業者に、資金を分散投資しており、
出資済のファンドは、累積70本以上に及びます。
しかし、その出資手続きは、全て、パソコン1台で執り行ってきました。

このように、気軽に分散投資を実践できる点は、”時短”が人気を集める昨今、ソーシャルレンディングが注目されている、大きな理由のひとつです。

人気理由ランキング第4位【上場企業や大手金融グループも、ソーシャルレンディング事業に参画中】


引用元:SBIソーシャルレンディング

本日現在、私が最も多くの資金を投資しているSBIソーシャルレンディングは、
読んで字の通り、国内有数の金融サービサー、SBIグループの関連会社です。

このほかにも、
東証マザーズの上場企業、ロードスターキャピタル株式会社が手掛ける、OwnersBookや、東証一部上場、穴吹興産株式会社が手掛けるJointoα(ジョイントアルファ)など、

  • 上場企業や、
  • 国内有力企業グループが手掛けるサービスも、

複数、存在する点も、
資産運用においてソーシャルレンディングが人気を集める理由のひとつといえます。

人気理由ランキング第5位【ソーシャルレンディングを通し、国際分散投資も手軽に】

私も多くの資金を投じている、クラウドクレジットの場合、
投資対象国は、国外の複数国に渡っており、
わたしたち個人投資家としては、自宅に居ながらにして、至極簡単に、国際分散投資を行うことが可能です。


引用元:クラウドクレジット

為替ヘッジ有無を選択できるファンドシリーズも存在し、

  • 為替リスクを許容し、高利回りを狙っていくか、
  • 為替リスクをヘッジし、予定通りの利回りの堅調な実現を目指すか、

といった選択も可能です。

このように、一昔前であれば考えられなかったほど容易に、
複数国への国際分散投資が実現できてしまう点も、
ソーシャルレンディング投資ならではの利点の一つです。

ソーシャルレンディングランキングは、求める価値観に応じ、十人十色、人それぞれ。

みんな違って、みんないい。だから、ソーシャルレンディングランキングだって、十人十色なのです。

自分自身の大切なお金をつかって、ソーシャルレンディング投資を行うとき、その人が、何を重視し、優先し、大切に考えるか、は、まさに、”人それぞれ”です。

人によっては、ソーシャルレンディングならでのダイナミズムを最大限に生かすべく、国際分散投資に積極的な事業者を選びたい、と思うかもしれません。
また、ある人は、投資活動である以上、何よりも利回りを重視する、というお考えもあるでしょう。
せっかくの虎の子のお金を投資に回す以上、担保設定等の保全、リスク管理の姿勢を、第一のポイントに挙げられるになる方もいらっしゃるでしょうし、投資のしやすさ・利便性をとにかく最重要視する方もいるはずです。

そのどれもが、正解だと私は思います。
どれもが正解である以上、画一的に、万人に共通する、絶対的なランキング、など、存在しないはずです。
すなわち、ソーシャルレンディング事業者をランキングする場合、そのランキングは、わたしたち個人投資家ひとりひとりの価値観に応じ、千差万別であるはずです。

ですから、本記事においては、読者様おひとりずつ、ご自分にとって、何が一番大切な指標なのか、その指標に応じて、ご自身にとって最適なソーシャルレンディング事業者を選んで頂けるように、私自身が考える、”重視項目別”の、ソーシャルレンディングランキングをおつくりしてみました。

ソーシャルレンディング比較ランキングその1【投資対象国の分散程度】

国際分散投資は、ソーシャルレンディングの醍醐味の一つ。
そのパートナーとしてふさわしいソーシャルレンディング事業者、といえば、どこでしょう。

自宅にいながらにして、手元のスマホから、国際分散投資。
一昔前であれば考えられなかったような、そんな投資活動を、実際に実現したのは、ソーシャルレンディングの大きな功績のひとつです。
そして、国境をまたいだ国際分散投資に、最も力を入れているソーシャルレンディング事業者と言えば、クラウドクレジットです。
投資対象国の分散程度で、ソーシャルレンディング事業者をランキングする場合、同社は、強く、わたしたち個人投資家の目を引く存在となります。

ソーシャルレンディングを通し、世界の信用市場を、ひとつに。

ソーシャルレンディング各社を「国際分散の徹底程度」でランキングするならば、第1位はクラウドクレジットで決まりです。
引用元:https://crowdcredit.jp/summary/

日本、という枠を飛び出し、世界的な金融プレーヤー・ソーシャルレンディング事業者になろう、という同社の姿勢は、同社のホームページにおいても鮮明に打ち出されています。

世界中に広がるソーシャルレンディングパートナー企業群

国際分散投資に力を入れるクラウドクレジット。その提携企業網は、全世界レベルで広がっています。
引用元:https://crowdcredit.jp/summary/

とはいえ、日本にオフィスを構えるソーシャルレンディング事業者として、遠い遠方にある資金需要者の業績・信用力を正確に把握したり、そうした資金需要者が提供してくる担保内容をきちんと確認・査定することは、きわめて困難です。
この問題点に関して、クラウドクレジットは、現地地域にパートナー企業を置くことにより、対応しています。

日本が誇る大手商社、伊藤忠商事からも出資を受け、さらなる飛躍を。

伊藤忠商事がクラウドクレジットに対し出資を行った際の、プレスリリース記事。ソーシャルレンディング業界をあっと言わせる出来事でした。
引用元:https://www.itochu.co.jp/ja/news/press/2015/1503021.html

伊藤忠商事クラスの巨大企業から資本が注入される、というのは、ひとえに、クラウドクレジットの、ソーシャルレンディング事業者としての対外信用力を表すものです。
同社の今後の更なる飛躍に、いちソーシャルレンディング投資家として、わたしも強く、期待して参りたいと思います。

テレビ東京「ガイアの夜明け」にも出演。ソーシャルレンディング業界全体の知名度向上にも。

テレビ東京の人気経済番組「ガイアの夜明け」に出演した、クラウドクレジット杉山社長。ここから、クラウドクレジットへと、日本中から注目が集まり始めます。
引用元:https://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber4/preview_20180116.html

同社が、「ガイアの夜明け」に出演したときは、ソーシャルレンディング業界全体で、大きな話題となりました。
”金融サムライ”として世界を股にかける姿に、胸が高鳴った方も、少なくないのではないでしょうか。

クラウドクレジットは、わたしも、多くの資金を投資させていただいているソーシャルレンディング事業者のひとつです。

クラウドクレジットの、わたしのマイページ、「保有のプロジェクト一覧」からの抜粋スクリーンショットがこちらです。

私自身、クラウドクレジットのファンドには、これまで多数回にわたり、出資を行っています。
※クラウドクレジットのマイページから引用。

同社については、わたしも、今後とも、積極的な投資を継続させて頂く予定です。

「資産を円建てオンリーで保有しておくのは、リスクだと思う」
「せっかく、小口分散投資が出来る、ソーシャルレンディング。少額からでも、どんどん国際分散投資を進めたい」
そんな風にお考えの読者様は、まず、クラウドクレジットから口座開設を進めてみてはどうでしょうか。

とりあえず口座だけでも開いておくかな、という方は、こちらの公式ホームページからどうぞ。

クラウドクレジット(公式)

※ちなみに、クラウドクレジットでの口座開設手続きは、ごくシンプルです。
それでも、「初めてでちょっと心配…」という方は、こちらに別記事がございますので、必要に応じて、御覧下さい。

【図説保存版】クラウドクレジット口座開設方法徹底解説まとめ

ソーシャルレンディング比較ランキングその2【不動産担保設定率・保全】

いざという時に物を言うのが、担保設定。
そして、定番の担保物と言えば、やはり、不動産です。

無担保・無保証タイプのファンドは不安。人的担保(連帯保証)や質権もいいけど、やっぱり、保全効能の観点からは、不動産に対する抵当権設定が安心。
そんな読者様にお勧めし得るのは、OwnersBook(オーナーズブック)です。
ソーシャルレンディング事業者を、「不動産担保設定率」でランキングするとしたら、わたしの知る限り、同社がナンバーワンでしょう。

全てのソーシャルレンディングファンドが、不動産担保付き。

不動産特化型ソーシャルレンディングともいわれる、OwnersBook。
全ファンドにおいて、国内不動産への担保設定が為されています。
引用元:https://www.ownersbook.jp/about/index/

OwnersBook(オーナーズブック)の場合、借入人に対して資金を融資する際、必ず、借入人が所有している(ないしは、する)不動産に対して、担保設定を行います。
他のソーシャルレンディング事業者の場合、「無担保・無保証タイプ」のファンドを組成しているところも少なくないですし、担保設定が為されているといっても、人的担保(連帯保証)や、質権設定(物的担保だが、不動産ではなく、債権に対して担保設定)の方式を取っているファンドが、多々あります。
そうしたなか、OwnersBook(オーナーズブック)に限っては、必ず(少なくともわたしの知る限り)、不動産物件に対して、抵当権設定を行っています。

「資金融資を行うファンドに投資をする以上、無担保・無保証はあり得ない」
「人的担保よりは、物的担保がいい」
「なかでも、やっぱり、保全を考えれば、不動産担保がいい」
「不動産担保設定率で事業者をランキングするとしたら、第1位はどこか。まずはその事業者から出資したい」
そんな読者様には、まず、OwnersBook(オーナーズブック)がおすすめです。

ソーシャルレンディングサービスを運営するのは、東証マザーズ上場企業。

OwnersBookの運営会社「ロードスターキャピタル株式会社は、2017年9月、マザーズへの上場を果たしています。
引用元:https://loadstarcapital.com/ja/company/history.html

OwnersBook(オーナーズブック)を運営する、ロードスターキャピタル株式会社は、東証マザーズの上場企業です。
「上場企業が運営するソーシャルレンディングサービス」という安心感は、わたしたち個人投資家にとって、確かなメリットとなり得るでしょう。
サービス運営元の対外信用力、でソーシャルレンディング事業者をランキングしたとしても、同社は、かなりの上位ランキングとなるはずです。

OwnersBook(オーナーズブック)は、わたしも多額の資金と投資させていただいているソーシャルレンディングサービスです。

OwnersBook(オーナーズブック)のマイページ、「投資状況(ポートフォリオ)」からのスクリーンショット抜粋がこちら。

私自身、これまで、多数のOwnersBookファンドへと、出資を行って参りました。
※OwnersBookのマイページから画像引用。

同社については、わたしも今後とも、継続的に追加資金投入を行っていく予定です。

「第三者に融資を行うファンドである以上、不動産に対する抵当権設定は絶対だ」
「せっかくなら、上場企業が運営しているソーシャルレンディングサービスから始めたい」
そんな読者様は、まずはOwnersBook(オーナーズブック)からの投資スタートをお勧めします。

ぱっと口座だけでも開いておくか、という方はこちらの公式ページからどうぞ。

OwnersBook(公式)

ちなみに、ownersbookのソーシャルレンディング口座開設方法についても、
別記事がございます。
最初の口座開設でご不安な場合は、適宜ご参照下さい。

OwnersBook(オーナーズブック)の口座開設方法まとめ【写真付き】

ソーシャルレンディング比較ランキングその3【投資のしやすさ】

いつでも気軽に、という手軽さも、ソーシャルレンディング投資の魅力のひとつ。
ならば、具体的な「投資のしやすさ」も、大切なポイントとなります。

純粋な「投資のしやすさ」でソーシャルレンディング事業者をランキングするとしたら、SBIソーシャルレンディングに優位性があるでしょう。

SBIソーシャルレンディングのホームページ。常設型ファンドの存在による「投資のしやすさ」には、定評があります。
引用元:https://www.sbi-sociallending.jp/

その名が示す通り、日本最大級の金融サービサー、SBIグループが提供している、ソーシャルレンディングサービスです。

同サービスの「投資のしやすさ」のポイントは、他のソーシャルレンデイング事業者では例を見ない、”常時募集ファンド”の存在です。

常時募集型のソーシャルレンディングファンドの魅力

わたしが特に気に入って出資をしているのが、こちらの「不動産担保ローン事業者ファンド」です。

SBIソーシャルレンディングの常設型ファンド「不動産担保ローン事業者ファンド」。私も好んで出資させて頂いています。
引用元:https://www.sbi-sociallending.jp/

このファンドの募集期間を見てみると、

毎月2回:1日~15日午前12:00(正午)/16日~末日午前12:00(正午)
引用元:https://www.sbi-sociallending.jp/pages/clofund

このように、完全常時募集であることが分かります。
常時募集である以上、

  • 他のソーシャルレンデイング事業者が提供するファンドに応募する時のように、ファンドのオープン時間に合わせてPC前に…等という準備(心の準備も含む)が不要です。
  • 手元の資金の余裕状況に応じて、臨機応変に出資処理を行うことが可能です。
    あらかじめ日時が定められたファンド申込のために、前々からお金を用意しておいて…等という気遣いが無用です。
    手元に余裕資金ができたときに、ぱっと、投資申込を済ませればいいのです。

しかも、純粋にソーシャルレンディングファンドとしても魅力十分。

SBIソーシャルレンディングの提供する、上記の常設ファンドの場合、
「資金融資の際は、必ず、不動産に対して抵当権を設定し、かつ、融資の安全性の観点から、担保権を設定する不動産の評価額の7割までしか、貸し付けをしない」
という、極めてコンサーバティブな融資基準を持つ貸金事業者を借り手としており、その甲斐あってか、2012年9月の第1号ファンド以来、

  • ファンド数にして、130件以上
  • 出資累計額にして、150億円以上

という、超人気ファンドでありながらにして、延滞中案件・デフォルト案件、いずれも、ゼロ件という、驚異的な実績を誇ります。

利回りは、数あるソーシャルレンディングファンドの中では、少々、保守的ですが、自身のソーシャルレンディングポートフォリオを整えていく中で、「堅め」の運用を取り入れていく際、大きな拠り所となるでしょう。

1口1万円から、の小口出資が可能。

たとえば、手元に、たまたま、1万円の余裕資金が生まれたとき。
「せっかくだから、何かファンドに出資をしておこう」
と思って、各ソーシャルレンディング事業者のサイトを覗いても、

  • 募集中のファンドがなかなか見当たらなかったり、
  • 見つけても、手元の資金が、最低投資額に満たなかったり…

そんなときの、SBIソーシャルレンディングの常時募集ファンドは、またとない、投資資金の受け皿となってくれるはずです。

【ワールドビジネスサテライト出演】SBIソーシャルレンディングは、わたしも積極投資をさせて頂いている事業者のひとつです。

SBIソーシャルレンディングは、先日「ワールドビジネスサテライト」に登場したときも、大きな話題となりましたね。
現時点では、私が最も多くの資金を投資しているソーシャルレンディング事業者のひとつでもあります。

「SBIソーシャルレンディング、まずは口座だけでも開いておくかな」という方は、こちらのホームページ(公式)からどうぞ。

SBIソーシャルレンディング(公式)

なお、SBIソーシャルレンディングの投資口座開設方法についても、別記事が提供されています。

SBIソーシャルレンディング投資家登録方法まとめ

必要に応じ、御覧下さい。

ソーシャルレンデイング比較ランキング【規模】

ここからは、ソーシャルレンデイング各社を、投資家登録数や累積投融資額、資本金額、といった、ソーシャルレンデイング事業者としての「規模」に着眼し、比較&ランキングしてみましょう。

ソーシャルレンディング規模ランキングその1【投資家登録数】

まずは、ここまで取り上げてきた各社を、「投資家登録数」の規模でランキングしてみましょう。

ソーシャルレンディングユーザー数規模ランキング元データ【クラウドクレジット】



引用元:「購入でTポイント」キャンペーン開始のお知らせ
~SBIグループとの連携強化~|クラウドクレジット


2019年9月11日付けの同社プレスリリースにおいて、ユーザー登録数が、2019年9月8日時点で、39,000名を突破したことが報告されています。

ソーシャルレンディングユーザー数規模ランキング元データ【OwnersBook】



引用元:2019年12月期 第1四半期決算概要|ロードスターキャピタル株式会社


OwnersBookの運営会社であるロードスターキャピタル株式会社が、2019年5月8日に公開した、「2019年12月期 第1四半期 決算説明資料」において、投資家登録数が19,000人を突破していることが報告されています。

ソーシャルレンディングユーザー数規模ランキング元データ【SBIソーシャルレンディング】



引用元:最新の実績|SBIソーシャルレンディング


同社の「最新の実績」ページにおいて、2019年8月末時点での投資家登録完了数が、退会済みを控除したうえで、38,854名に達していることが報告されています。

人気ソーシャルレンディング3社を、【投資家登録数】規模でランキングすると…

上記の結果をランキング形式でまとめると、下記のようになります。

ソーシャルレンディングのおすすめ業者3社を、「投資家登録数(ユーザー登録数)」規模でランキングする場合、「ガイアの夜明け」への出演等で知られるクラウドクレジット、および、同じくテレビ東京系列の「ワールドビジネスサテライト」に登場したSBIソーシャルレンディングが、リードしている状況であることが分かります。

ソーシャルレンディング規模ランキングその2【累積投融資額】

続いて、各社の「累積投融資額」の規模にも着眼し、各社をランキングしてみましょう。

ソーシャルレンディング融資実績規模ランキング元データ【クラウドクレジット】


引用元:クラウドクレジット

同社のトップページにおいて、累計出資金額が、220億円を突破していることが報告されています。
※スクリーンショットは、2019年9月29日時点の物です。

ソーシャルレンディング融資実績規模ランキング元データ【OwnersBook】


引用元:hhttps://loadstarcapital.com/ja/ir/irnews/irnews4680102900960497991/main/0/link/2019Q2kessansetsumei.pdf

OwnersBookの運営会社であるロードスターキャピタル株式会社が、2019年8月に公開した、「2019年12月期第2四半期 決算説明資料」において、累積投資金額が120億円を突破したことが報告されています。

ソーシャルレンディング融資実績規模ランキング元データ【SBIソーシャルレンディング】


引用元:https://www.sbi-sociallending.jp/total_results

同社の「最新の実績」ページにおいて、累計融資実績が、2019年8月末時点で、1,100億円を突破していることが報告されています。

ソーシャルレンディング融資実績規模ランキング元データ【クラウドバンク】



引用元:クラウドバンク


クラウドバンクの場合、2019年9月29日時点の公開情報として、応募総額が648億円を突破していることが分かります。

各社の今後の更なる成長が期待されるところです。

人気ソーシャルレンディング3社を、【累積投融資額】規模でランキングすると…

ソーシャルレンディングのおすすめ業者3社を、累積投資投融資額の規模でランキングする場合、下記のようになります。

  1. SBIソーシャルレンディング:1,100億円以上
  2. クラウドバンク:648億円以上
  3. クラウドクレジット:220億円以上
  4. OwnersBook:120億円以上

累積投融資額で各社をランキングする場合、SBIソーシャルレンディングが他を圧倒している状況です。
大型案件であったとしても投資家の資金を着実に集めてしまうだけの、同社の対外信用力の大きさが、強く作用したものと推察されます。

他のソーシャルレンディング事業者も含め、累計投融資額をランキングしてみると…

累計投融資額は、ソーシャルレンディング各社のホームページにおいて、広く情報公開されていることの多い数値情報です。
せっかくですので、他の国内ソーシャルレンディング事業者についても数値を集め、ランキング形式で並べてみましょう。
すると、下図のようになります。

ランキング ソーシャルレンディング会社名 累計投融資額
1 maneo 1,644億5,417万円
2 SBIソーシャルレンディング 110,208,550,000円
3 クラウドバンク 64,849,824,454円
4 LCレンディング 307億9,515万円
5 グリーンインフラレンディング 200億8,026万円
7 クラウドクレジット 22,569,290,000円
6 クラウドリース 15,984,090,000円
8 ラッキーバンク 15,529,450,000円
11 OwnersBook 120億円以上
9 ガイアファンディング 9,327,200,000円
12 スマートレンド 90億7,580万円
10 トラストレンディング 8,316,500,000円
13 TATERU funding 3,801,350,000円
14 キャッシュフローファイナンス 3,780,300,000円
19 LENDEX 2,763,500,000円
15 アメリカンファンディング 26億508万円
16 プレリートファンド 26億3,451万円
17 アップルバンク 24億4,563万円
18 さくらソーシャルレンディング 15億3,942万円

※データ抽出日=2019年9月29日
※データはいずれも、各社のホームページ等にて掲載されている物を採用。
※公式ホームページ上で金額を公表していない事業者はランキングから除外。
※金額の呼称は、各社、「調達額」「融資額」「投資額」「出資額」等、様々です。

ソーシャルレンデイング規模ランキングその3【資本金額】

続いてチェックするのは、ソーシャルレンディング事業者各社の「資本金額」の規模です。
※「資本金等の額」≒「資本金+資本剰余金」として勘案します。

ソーシャルレンディング資本金規模ランキング元データ【SBIソーシャルレンディングの場合】


引用元:https://www.sbi-sociallending.jp/pages/pub

2018年6月末に公開された、同社の2018年3月期計算書類にて、
資本金、資本準備金、資本剰余金を合算した金額としては、800,511千円、わかりやすく表記すると、約8億円であることが明記されています。

ソーシャルレンディング資本金規模ランキング元データ【クラウドクレジットの場合】


引用元:https://crowdcredit.jp/info/detail/275

2018年11月30日に公開されたプレスリリースにて、
同社の「資本金等」の金額が、2,084,546千円、わかりやすく表記すると、20億円強に達していることが、情報公開されています。

ソーシャルレンディング資本金規模ランキング元データ【OwnersBookの場合】


引用元:https://loadstarcapital.com/ja/company/about.html

同社ホームページにて、資本準備金と合わせた資本金額が、27億66百万円であることが公表・明記されています。

ソーシャルレンディング資本金規模ランキング元データ【クラウドバンクの場合】



引用元:クラウドバンク

クラウドバンクについては、運営会社にあたる日本クラウド証券株式会社の平成31年3月31日現在時点資本金額が、100,000,000円(1億円)である旨が公開されています。

人気ソーシャルレンディング3社を、【資本金額】規模でランキングすると…

下記のようになります。

  1. OwnersBook:27億66百万円
  2. クラウドクレジット:20億円強
  3. SBIソーシャルレンディング:約8億円
  4. クラウドバンク:1億円

運営会社の資本金額の規模で大手4社をランキングしてみると、
上場企業(ロードスターキャピタル株式会社)による運営下の、OwnersBook
及び、伊藤忠商事や第一生命、LINE Ventures等、大手企業・VC(ベンチャーキャピタル)からの出資で知られるクラウドクレジットの強さが目立ちます。

ソーシャルレンデイング規模ランキングその4【従業員数】

続いて、ソーシャルレンデイング各社の規模勘案のために、各社の「従業員数」データを確認してみましょう。

ソーシャルレンディング事業者従業員数規模ランキング元データ【クラウドクレジットの場合】


引用元:https://www.green-japan.com/company/4855?case=login

大手IT系求人サイト「GREEN」において、クラウドクレジットの求人情報が掲載されており、
そこには、クラウドクレジットの従業員数として、「38人」との表記が為されていました。
クラウドクレジットドメインから発信されている公式情報ではありませんので、あくまでも、参考情報となります。

ソーシャルレンディング事業者従業員数規模ランキング元データ【OwnersBookの場合】


引用元:https://profile.yahoo.co.jp/fundamental/3482

YAHOO!ファイナンスの、「ロードスターキャピタル株式会社」関連情報として、従業員数について「43人」との情報表記がありました。
先ほどのクラウドクレジットのケースと同様、ロードスターキャピタル株式会社の独自ドメインから配信されている情報ではありませんので、やはり、あくまでも、参考情報となります。

ソーシャルレンディング事業者従業員数規模ランキング元データ【SBIソーシャルレンディングの場合】

いろいろと情報をあたってみましたが、SBIソーシャルレンディング株式会社単独での従業員数については、ある程度の確度のある情報公開を確認することが出来ませんでした。
※SBIグループの連結従業員数であれば、容易に確認できるのですが、なんといっても、巨大グループですので…。

ソーシャルレンディング会社別【おすすめファンド】ランキング

続いて、私がメインで出資しているソーシャルレンディング事業者別の、「お勧めファンド」をランキング形式でご紹介します。

【クラウドクレジット】のお勧めソーシャルレンディングファンドランキング

クラウドクレジットのお勧めソーシャルレンデイングファンドランキング、私の個人的な第1位は、「東欧金融事業者支援ファンド」シリーズです。
中でも、

  • 「為替ヘッジ付」タイプで、かつ、
  • 長期物・短期物、の2種のうち、「短期物」に、

好んで出資するようにしています。
理由は下記の通り。

  1. クラウドクレジットの場合、満期償還済みファンドの実績公開に非常に積極的です。そうした中、同社の「東欧金融事業者支援ファンド」シリーズは、同社の中でも、長きにわたる実績を持つ、主力ファンドのひとつです。
  2. 為替ヘッジ【あり】タイプと【なし】タイプの2種が並列組成されていますが、このうち、為替ヘッジ付タイプについては、為替動乱期においても、比較的安定した収益を確保している様子が、満期レポートから確認できます。
  3. 為替ヘッジ付タイプにおいては、短期物(13カ月物、等)と長期物(19カ月物、等)の2種並列組成が為されていますので、リスク性向に応じて選択可能です(※当然、長期間資金が拘束される長期物のほうが、利回りが高い)。私はこのうち、時間リスクの負担が小さい、短期物に、好んで出資しています。

是非、チェックしてみてください。

【SBIソーシャルレンディング】のお勧めファンドランキング

SBIソーシャルレンディングの場合、私は主に、

  • 同社の常設型ファンドである、「不動産担保ローン事業者ファンド」と、
  • 臨時組成される、「不動産担保ローン事業者ファンドPlus」に、

好んで出資を行っています。

前者は、SBIソーシャルレンディングを代表する、歴史あるファンドシリーズであり、
本記事執筆本日現在、既に140本以上の組成実績があり、かつ、110本以上が償還済み、
延滞中ゼロ本・貸し倒れゼロ本、という、素晴らしい実績を誇ります。
常設型ファンドですので、原則いつでも、1万円からの出資が可能です。

後者は、そんな上記ファンドの、「臨時増設版」。
資金の借り手は、上述の常設型ファンドと同一ながら、資金需要がさらに大きいときに臨時組成され、その分、利回りにプレミアムが乗っています。

【OwnersBook】のお勧めソーシャルレンディングファンドランキング

オーナーズブックの場合、上述のクラウドクレジットやSBIソーシャルレンディングのような、「シリーズもの」のファンド組成は、私が知る限り、行われていません。
そこで、オーナーズブックに限っては、あくまでも、個別具体的に、組成・公開されてくるファンドに対し、出資是非の判断を行うこととなります。

この際、私は重視するのは、主に下記3点。

  1. シニアローン案件か、メザニンローン案件か。
    →当然、シニアローン案件を最重要視します。原則的に、メザニンローン案件に対しては、出資をしないようにしています。
    抵当権の順位は、「いざ」というときの債権回収シーンにおいて、絶対的に重要な要素となるから、です。
    勿論、メザニンローン案件のほうが、表面的な利回りは高く設計されていますが、
    シニアローン案件ならではの安心感は、何物にもかえがたい、と、私は考えています。
  2. LTV値は許容範囲内か。
    →貸付額(Loan額)の、担保物評価額(Value額)に対する大きさを示す、LTV(=Loan to Value)。
    言うまでも無く、この値が小さいほど、安全性の高いファンド、ということとなります。
    オーナーズブックの場合、私がこれまでファンド内容を見てきた限りにおいて、第一順位抵当権案件(=シニアローン案件)の場合、8割ぎりぎり弱くらい(例:79パーセント、等)、というのが、LTVの相場観です。
    そうした相場観を逸脱してしまっていないか、必ずチェックするようにしています。
  3. 担保物の評価額の妥当性には納得できるか。
    →上記のLTV値を計算するにあたり、担保物の「評価額」は、極めて重要な数値となります。
    担保物評価額については、オーナーズブックが、第三者意見を取り入れ、情報公開していますが、この評価額の妥当性に、個人的に納得ができるか、という点を、私は強く、意識しています。
    担保物の評価額について、ソーシャルレンディング事業者の言い値を鵜呑みしてしまうのは、極めて危険性の高い行為だ、と、考えているためです。
    不動産関連情報サイトや、公示価格情報等を確認・調査し、担保物評価額に納得ができた場合のみ、出資を行うようにしています。

ソーシャルレンディング比較ランキング【利回り】

続いて、今回ランキング対象としている3社について、
私が出資しているファンドの、「平均利回り」に着眼し、ランキングしてみます。

本記事執筆本日現在、わたしが実際に出資しているソーシャルレンディングファンドの利回り平均は、それぞれのソーシャルレンディング会社において、下記のような状況です。
※計算対象は、わたしが実際に出資をしているソーシャルレンディングファンドに限られます。

ソーシャルレンディング利回りランキング元データ【クラウドクレジット】

本日時点で私が出資・購入済の、クラウドクレジットのソーシャルレンデイングファンド一覧は、下記の通り。


引用元:クラウドクレジットマイページ

スクリーンショットでは見づらい、という方のために、同社のソーシャルレンディングファンド一覧をテキストベースで表にすると、下記のようになります。

ソーシャルレンディングファンド名 期待利回り(年利)
【為替ヘッジあり】東欧金融事業者支援ファンド47号 7.2%
【為替ヘッジあり】東欧金融事業者支援ファンド48号 9.5%
【ロシアルーブル建て】マイクロローン事業者ファンド24号 10.3%
東欧金融事業者支援ファンド52号 5.5%
東欧金融事業者支援ファンド53号 10.2%
【為替ヘッジあり】東欧金融事業者支援ファンド55号 7.0%
【為替ヘッジあり】東欧金融事業者支援ファンド56号 8.8%
【ロシアルーブル建て】マイクロローン事業者ファンド32号 9.3%
【為替ヘッジあり】東欧金融事業者支援ファンド76号 9.0%
【為替ヘッジあり】東欧金融事業者支援ファンド85号 6.2%

表記されている期待利回りを平均すると、8.3パーセントとなります。

クラウドクレジットの場合、各ファンドは原則として無担保・無保証ながら、その分、我々個人投資家へと還元される利回りは、他のソーシャルレンディング事業者のケースと比べると、かなり高めの設定となっています。
中でも、私がメインで出資している「東欧金融事業者支援ファンド」シリーズについては、
為替ヘッジ付の物であっても、6パーセント前後~10パーセント弱程度の利回りが設定されているなど、
高い利回りが想定されています。

ソーシャルレンディング利回りランキング元データ【OwnersBook】

本日時点で私が出資している、OwnersBookのソーシャルレンディングファンド例は、下記の通り。


引用元:OwnersBookマイページ

先ほどのクラウドクレジットの場合と同様、スクリーンショットでは見づらい、という方のためにテキストベースの表を作成すると、下図のようになります。

ソーシャルレンディングファンド名 期待利回り(年利)
渋谷区マンション第2号ファンド第5回 5.0%
京都市中京区京町家用地第1号ファンド第1回 5.0%
京都市下京区京町家再生第2号ファンド第1回 10.3%
杉並区新築マンション第2号ファンド第1回 5.2%
港区マンション第2号ファンド第1回 5.0%
神奈川県葉山町マンション第1号ファンド第1回 5.0%
港区マンション第3号ファンド第1回 5.0%

スクリーンショット右側の「利回り(年換算)」値を平均すると、4.78パーセントとなります。

前掲のクラウドクレジットと比べると、いささか、利回り面では見劣りすることが分かります。
しかしながら、オーナーズブックの場合、組成されている全てのソーシャルレンデイングファンドに、日本国内の不動産担保がついており、
その点、いざ、というときの債権回収を考えると、(無担保・無保証ファンドと単純に比べると)大きな安心感があります。

多くの投資活動と同様、基本的に、リスクとリターンは比例する傾向があり、
ソーシャルレンデイングファンド選びにおいても、

  • (無担保・無保証であってもよいから)高い利回りを狙っていくか、
  • 低めの利回りを受忍したうえで、保全効能のしっかりとしたファンドを選んでいくか、

という取捨選択・ポートフォリオ構成が望まれます。
この際、主に後者のポートフォリオ構成時に、オーナーズブックの諸ファンドが生きてくることとなります。

※なお、様々なソーシャルレンディング事業者のファンドを見ていくにあたり、
必ずしも、「利回りが低い」=「安全性が高い」とは限らない旨、あらかじめ、ご留意ください。
例えば、不動産担保付のソーシャルレンデイングファンドにおいても、実際の保全効能は、
「当該抵当権(担保権)が、第一順位抵当権か、それとも、第二順位以降の抵当権か」
「担保権が設定される不動産の、評価額は、妥当か」
「LTV値(Loan to Value値)は、妥当か」
等と言った変数によって、大きく変化します。
このあたりを正確に勘案しないと、
「利回りは低いが、実際のところ、保全効能も大したことはない」
というファンドへと出資してしまうことにもなりかねませんから、
くれぐれも、ご留意ください。

ソーシャルレンディング利回りランキング元データ【SBIソーシャルレンディング】

本日時点で私が出資しているSBIソーシャルレンディングのファンド一覧は、下記の通りです。


引用元:SBIソーシャルレンディングのマイページ

同じく、テキストベースの表にすると、下図のようになります。

ソーシャルレンディングファンド名 期待利回り(年利)
SBISL不動産担保ローン事業者ファンドPlus23号 6.5%
SBISL不動産担保ローン事業者ファンド2018年10月第2号 3.2~4.7%
SBISL不動産担保ローン事業者ファンド2018年7月第1号 3.2~4.7%
SBISL不動産担保ローン事業者ファンド2018年5月第2号 3.2~4.7%
SBISL不動産担保ローン事業者ファンドPlus15号 6.5%
SBISL不動産バイヤーズローンファンド 22号 6.5%
SBISL不動産担保ローン事業者ファンド2018年4月第1号 3.2~4.7%

スクリーンショット右側の「予定利回り(年間)」を平均すると、5.47パーセントとなります。
※ただし、予定利回りに幅のある「不動産担保ローン事業者ファンド」については、上限の4.7パーセントで仮計算。

利回りについては、先ほどのオーナーズブックのケースと同様、クラウドクレジットにはなかなか及びません。
しかしその分、借り手事業者が最終債務者に対して有する貸付債権(不動産担保付)に対して質権を設定するなど、
保全効能には注力が為されています。
特に、利回りが「3.2~4.7%」と表記されているソーシャルレンデイングファンドシリーズは、SBIソーシャルレンディングの常設型ファンドにあたり、
これまでに140本以上の組成実績・110本以上の満期償還実績を誇ります。
こうしたファンドシリーズごとの実績には、単純な利回りには代えがたい価値がある、と、私は判断しています。

人気ソーシャルレンディング3社を、【利回り】でランキングすると…

全情報をランキング形式にまとめると、下記のようになります。

  1. クラウドクレジット:8.3パーセント
  2. SBIソーシャルレンディング:5.47パーセント
  3. OwnersBook:4.78パーセント

上述してきました通り、おすすめのソーシャルレンディング3社を、私が出資しているファンドの「平均利回り」でランキングする場合、クラウドクレジットに優位性があることが分かります。
とはいえ、私がSBIソーシャルレンディングOwnersBookのファンドについて、「低利で、分が悪い」と考えているか、というと、必ずしも、そうではありません。
これまで上掲して参りました通り、ファンドの具体的な良悪は、単に利回りを見るだけでなく、

  • 当該ファンドのリスクと、
  • 当該ファンドの期待リターン(≒利回り)

とを総合勘案したうえで、そのバランスの好悪に拠って検討すべき事柄です。

そうして考えると、

  • クラウドクレジットのファンドは、確かに高利だが、原則として無担保・無保証であるため、借り手企業からの元利金返済が滞った場合、担保権行使の対象となるような担保物が存在しない。
  • これに対して、私が出資しているSBIソーシャルレンディングOwnersBookのファンドの場合、国内不動産に担保権が設定される(もしくは、担保権に対して質権が設定される)ため、万が一、借り手が返済を滞らせた場合、当該担保物を活用した債権回収が期待できる。

という違いもあるわけです。
このあたりは、わたしたち個人投資家が、自身のリスク許容度・余剰資金の多寡などと合わせて、慎重にポートフォリオを組んでいくべきところです。

また、ソーシャルレンデイングファンドの利回りを勘案する場合、下記の点には留意が必要です。

  1. ソーシャルレンデイングファンドの利回りは、あくまでも、「年率」で表記されている。
    →よほどのことが無い限り、基本的に、各ソーシャルレンデイング事業者は、各個別ファンドの利回りについて、「年率表記」を行っています。
    例えば、1つのソーシャルレンデイングファンドに、10万円を投資する、とします。そして、このファンドの想定利回りが、10パーセント、と表記されているとします。
    そして、このソーシャルレンデイングファンドの運用が、半年間である、とします。
    この場合、期待される利益額は、「10万円×10パーセント=1万円」では、ありません。
    期待される利益は、あくまでも、「10万円×10パーセント×6カ月÷12カ月=5千円」です。
    この点、くれぐれも、留意しましょう。
  2. 表記されている利回りにおいて、手数料は基本的に控除済み。ただし、税引き前。
    →ソーシャルレンデイングファンドの利回りが、例えば、「5パーセント」と表記されている場合、
    基本的には、この「5パーセント」という数値は、ソーシャルレンディング事業者の手数料控除後の数値です。
    5パーセントの利益から、さらにソーシャルレンディング事業者の手取り分が引かれてしまう、というわけでは、ありません。
    ただし、「税引き」は計算されていません。
    あわせて、ご注意ください。

格ソーシャルレンディングファンドの利回りを考慮する場合、上記のような点については、留意を忘れぬこととしてください。

ソーシャルレンディング比較ランキング【安全性】

続いて、ランキングの対象となっているソーシャルレンディング3社を、「ソーシャルレンディング事業者としての信頼度・安全性」という視座から、ランキングしてみましょう。

ソーシャルレンディング安全性ランキング元データ【クラウドクレジット】

同社の場合、国内複数の有力企業やVCからの「出資」がポイントとなります。


引用元:クラウドクレジット

伊藤忠商事や第一生命といった、国内トップレベルの企業からの出資は、ひとえに、クラウドクレジットの高さを表している、といえます。

ソーシャルレンディング安全性ランキング元データ【OwnersBook】

OwnersBookの信頼度・安全性を示すデータとしては、何といっても、OwnersBookが、東京証券取引所上場企業、ロードスターキャピタル株式会社によって運営されているソーシャルレンディングサービスである、という点が挙げられます。


引用元:OwnersBook

むろん、「上場企業」といっても、様々、ですが、
ロードスターキャピタル株式会社の場合、その監査は、日本4大監査法人のひとつ、「トーマツ」が行っていることが知られています。

  • 国内証券市場の上場審査を突破しており、
  • かつ、厳正で知られる有力監査法人の定期監査を、きちんと受けている、という点は、

OwnersBookの信頼度・安全性を評価するうえで、
必然的に、極めて大きなポイントとなります。

ソーシャルレンディング安全性ランキング元データ【SBIソーシャルレンディング】

SBIソーシャルレンディングの場合は、日本最大級の金融サービサー、SBIグループの傘下企業であることが、大きな信頼感・安全性の源泉となります。


引用元:http://www.sbigroup.co.jp/company/group/

人気ソーシャルレンディング3社を、【安全性】でランキングすると…

ソーシャルレンディング事業者としての信頼度・安全性、という点においては、
私の個人的な所見では、この3社に限って言えば、優劣はつけがたい、というところです。

というところでしょうか。
私個人としては、この3社については、ソーシャルレンディング事業者として十分な信頼性・安全性を備えているものと解し、
日頃より、集中的な投資を行っています。

ソーシャルレンディング【初心者へのおすすめ度】比較ランキング

最後に、「ソーシャルレンディング投資初心者への、おすすめ度」の観点から、対象3社をランキングしてみましょう。

ソーシャルレンディング初心者へのお勧め度ランキング元データ【クラウドクレジット】

あくまでも私の個人的所見に過ぎませんが、クラウドクレジットの場合、

  • 投資ファンド数は多く提供されているため、”クリック競争”のような事態は憂慮しなくて済むが、
  • 逆に言えば、その分、ファンド数が多く、「選ぶ」という手間暇がかかる、

という見方もできるように思います。
ある程度ソーシャルレンディング投資に慣れてくると、その「選ぶ」プロセスこそが大切である、ということが身に染みてくるため、
クラウドクレジットならではの、「ファンド選びの楽しさ」が理解できるようになってくるのですが、
ソーシャルレンディング投資に慣れていない初心者の方にとっては、いささか、食傷気味となってしまうかもしれません。

ファンドの満期実績も、そして、運行中のファンドの状況も、シリーズごとに情報公開がされているのですが、
その情報量も潤沢なだけに、ソーシャルレンディング投資初心者にとっては、もしかすると少々、「消化不良」気味となって仕舞う可能性も否めません。

ソーシャルレンディング初心者へのお勧め度ランキング元データ【OwnersBook】

こちらは、投資家からの人気が非常に高い分、ファンド公開時の「クリック競争」がとにかく苛烈です。
実際私も、OwnersBookへの出資手続きの際は、
「ほんの数分でも、遅れたら、出資出来ない」
と身に染みていますから、
当日公開予定のファンド情報をあらかじめ確認し、「これは投資したい」と考えるファンドの場合は、
ファンドの募集開始時刻数分前には、パソコン前で待機、という態勢を取るようにしています。

この点において、ソーシャルレンディング投資初心者の方にとっては、いささか、気苦労のあるところかもしれません。

ソーシャルレンディング初心者へのお勧め度ランキング元データ【SBIソーシャルレンディング】

SBIソーシャルレンディングにおいては、本記事にて上述も致しました通り、
「1万円から、いつでも、出資出来る」という特長を持つ、常設型ファンドが用意されています。
良くも悪くも、常設型ファンドは1種類のみ(=「不動産担保ローン事業者ファンド」というファンドシリーズです)ですし、
常設型、というだけあり、OwnersBookの場合のような”クリック競争”とは、無縁です。

人気ソーシャルレンディング3社を、【初心者へのおすすめ度】でランキングすると…

ソーシャルレンディング初心者の方へのおすすめ程度、という観点から、ソーシャルレンディング3社をランキングする、となると、
私の個人的な所見としては、SBIソーシャルレンディングに分があるように思います。

もっとも、多少なりともソーシャルレンディング投資に慣れてくれば、クラウドクレジットのファンド揃えや情報公開姿勢は、非常に有益な物となりますし、
ファンドの公開時刻にあわせてパソコン前で待機、というのが、さほど苦にならない、という人にとっては、OwnersBookのクリック競争も、些少な問題に過ぎない、ということも、あり得ると思います。

ソーシャルレンディング【募集中ファンド数】比較ランキング

続いては、各ソーシャルレンディング会社の、「募集中のファンド数」にて、各社をランキングしてみましょう。
(※データ抽出日=2019年1月9日)

募集中ソーシャルレンディングファンド数ランキング元データ【クラウドクレジット】

クラウドクレジットにて、データ抽出日において募集中のソーシャルレンデイングファンド一覧は下記の通り。

ソーシャルレンディングファンド名 利回り
【米ドル建て】アフリカ未電化地域支援ファンド1号 5.7%
シンガポール広告代理店ベンチャー企業支援ファンド4号 9.5%
【モンゴルトゥグルグ建て】モンゴル中小企業支援プロジェクト3号 8.8%
【為替ヘッジあり】東欧金融事業者支援ファンド95号 6.3%
【為替ヘッジあり】東欧金融事業者支援ファンド96号 7.9%
東欧金融事業者支援ファンド85号 9.2%
【ブラジルレアル建て】マイクロローン事業者ファンド16号 9.1%
【米ドル建て】マイクロローン事業者ファンド15号 8.5%
【為替ヘッジあり】マイクロローン事業者ファンド32号 6.2%
【タンザニアシリング建て】東アフリカ金融事業者支援ファンド2号 12.9%
【ウガンダシリング建て】東アフリカ金融事業者支援ファンド2号 13.5%
ジョージアマイクロローン事業者ファンドII9号 10.4%
【メキシコペソ建て】東欧金融事業者支援ファンド2号 10.8%

※データ抽出日=2019年1月9日

データ抽出日現在で、13件のファンドが、出資受付中です。

募集中ソーシャルレンディングファンド数ランキング元データ【SBIソーシャルレンディング】

データ抽出日において、SBIソーシャルレンディングにて資金募集中のファンドは、下記の2ファンドのみ。

  1. SBISL不動産担保ローン事業者ファンド
    →私も好んで出資している、SBIソーシャルレンディングの常設型ファンドです。
    既に140本以上の組成実績があり、110本以上が満期償還済み、
    延滞中ゼロ・貸し倒れゼロ、という実績を誇るファンドシリーズです。
  2. SBISLカンボジア技能実習生支援ローンファンド
    →ロールオーバー(=資金が実際には借り手に貸し付けられず、繰越となる)発生が多くなっており、
    私は個人的に出資はしておりません。

現実的に出資是非を判断するに値するのは、「SBISL不動産担保ローン事業者ファンド」のほうのみ、という状況ですので、
実質的には、1ファンドのみ募集中、といっても過言ではないでしょう。

前掲のクラウドクレジットと比べると、募集中のファンド数、という観点からは、大きく見劣りすることとなります。

募集中ソーシャルレンディングファンド数ランキング元データ【OwnersBook】

データ抽出日においては、オーナーズブックにて資金募集中のファンドは、ありません。
オーナーズブックの場合、

  • ファンドの組成数は、前掲のクラウドクレジットと比べ、極端に少なく、
  • 常設型ファンドも存在しない、という状況ですので、

実際問題として、出資の際は、かなりサイトが混雑します。
それだけ人気のあるソーシャルレンディング事業者、ということなのですが、
特に最初の出資手続きの際は、留意してください。

募集中ファンド数ランキング【その他のソーシャルレンディング事業者】

その他のソーシャルレンディング事業者の一部についても、募集中ファンド数を確認してみましょう。

ソーシャルレンディング会社名 募集中ファンド数
トラストレンディング 0件
※行政処分により、ファンドの新規募集停止中。
maneo 5件
ラッキーバンク 0件
※行政処分以降、ファンドの新規募集停止中。
LENDEX 0件
※募集中ファンドなし。
クラウドリアルティ 0件
※募集中ファンドなし。
グリーンインフラレンディング 0件
※募集中ファンドなし。
ポケットファンディング 0件
※募集中ファンドなし。
ガイアファンディング 0件
※募集中ファンドなし。
さくらソーシャルレンデイング 1件
キャッシュフローファイナンス 0件
※募集中ファンドなし。
クラウドリース 0件
※募集中ファンドなし。
スマートレンド 3件
LCレンディング 2件
アメリカンファンディング 3件
プレリートファンド 6件
アップルバンク 4件
ネクストシフトファンド 1件
TATERUファンディング 0件
※募集中ファンドなし。
SAMURAI 2件
クラウドバンク 7件

※データ抽出日=2019年1月9日

こうしてみると、クラウドクレジットの「募集中ファンド数」は、他のソーシャルレンディング事業者全般の平均と比べ、非常に多い物であることが分かります。

私が考えるソーシャルレンディング危険会社ランキング

番外編として、私が考える、「危険なソーシャルレンディング会社」を、ランキング形式にてご紹介致します。
勿論、「危険会社」というのは、私の個人的な見解に過ぎず、下記ランキングに登場するソーシャルレンディング事業者を中傷する意図は、全くありません。
あくまでも”参考情報”程度に、ご覧下さい。

ソーシャルレンディング危険会社ランキング【第1位】みんなのクレジット


引用元:みんなのクレジット

私が考えるソーシャルレンディング危険会社ランキング、不名誉な第1位は、「みんなのクレジット」。
平成29年3月に、行政処分を受けた、ソーシャルレンディング事業者です。
監督官庁のプレスリリースによると、

  • 投資家に対して、担保有り、と謳っておきながら、実際には担保設定が為されていないファンドがあった、ですとか、
  • 投資家から集めた資金が、同社代表者の、個人的な債務の返済原資に充てられていた、ですとか、

「恐ろしい」としか形容の仕様のない、ひどい実態が、横行していたようです。
関東財務局からソーシャルレンディング事業者に下される行政処分は、大抵の場合、「業務改善命令」であるケースが多いのですが、
「みんなのクレジット」の場合は、さらに重い「業務停止命令」が下されました。

ソーシャルレンディング危険会社ランキング【第2位】ラッキーバンク


引用元:ラッキーバンク

私が考えるソーシャルレンディング危険会社ランキング、
続いて、第2位は、「ラッキーバンク」。
平成30年3月初旬に行政処分を受けたソーシャルレンディング事業者です。

保全の効いた不動産担保付きファンドにしては、かなり高い利回りを謳っており、投資家にも人気の高かった事業者なのですが、

  • 「貸付先については、しっかり審査していますよ」と、投資家向けに提示しておきながら、実際には、同社代表者の親族が経営する企業への融資がほとんどであり、審査は厳正とは言えない状態だった。
  • 担保不動産について、ラッキーバンクによる評価額が各ファンドに記載されていたわけですが、当該評価については、必ずしも、対外公表が出来るような、公正な評価とは言えぬ物であった。

等という点が問題視され、処分勧告、そして行政処分執行、と相成りました。
その後、新規ファンドの組成が停止され(※行政処分はあくまでも「業務改善命令」だったので、自主的な組成停止です)、
そのあおりを受け、借り換えファンドの組成も止まってしまった影響か、
延滞ファンドが続出しています。
ラッキーバンクのファンドについては私も個人的に出資しており、その中には、延滞しているファンドも含まれます。
いちソーシャルレンディング投資家として、個人的に、大きな反省を強いられる出来事でした。

ソーシャルレンディング危険会社ランキング【第3位】maneo


引用元:maneo

本ランキング第3位にランクインのmaneoの場合、業界大手のソーシャルレンディング事業者だったのですが、
平成30年7月、maneoマーケット株式会社が、関東財務局より、行政処分を受けることとなりました。

maneoマーケット株式会社が資金を集め、運用は「グリーンインフラレンディング」が行っていたファンドについて、

  • グリーンインフラレンディングによる資金管理・資金使用に不適切があったにも関わらず、maneoマーケット株式会社としてはそれをきちんと把握せず、結果として、投資家に対し、虚偽の表示をして勧誘を行った、という事実。
  • maneoマーケット株式会社としては、資金を集めた事業者として、その資金を管理・運用するグリーンインフラレンディング社の管理状況・運用状況をきちんと把握しているべきだったにも関わらず、それがおざなりとなってしまっていたこと。

上記が問題視されました。

行政処分を受けた後も、ファンドの新規組成は続いているようですので、
投資口座開設&出資、というのは、可能な状態ですが…。
私個人としては、積極的なおすすめはしづらいな、と考えています。
※あくまでも、個人的な見解です。

ソーシャルレンディング危険会社ランキング【第4位】ガイアファンディング


引用元:ガイアファンディング

続いてランキング入りするのは、「ガイアファンディング」。
米国不動産への投資を可能とするソーシャルレンディング事業者として、投資家の人気を集めていたのですが、
本記事執筆本日現在、借り手事業者による返済遅延が大量に発生しています。


引用元:ガイアファンディング

「大量に発生している」というよりも、「全ファンドで」利払いが延滞している模様です。

同社として事態収拾に励んでいるのでしょうが、実際問題として、今のタイミングで投資対象として考えるのは、個人的にはおすすめできません。

ソーシャルレンディング危険会社ランキング【第5位】トラストレンディング


引用元:トラストレンディング

第5位にランクインするのは、「トラストレンディング」。
高利回りファンドで広く人気を集めていたソーシャルレンディング事業者だったのですが、
平成30年12月、業務停止命令を含む、厳しい行政処分を受けることとなってしまいました。

  • 官公庁が関与して行う除染事業に関連した案件、として表示していたファンドがあったが、実際には、環境省や復興庁といった官公庁が関与する事業として、確認がされなかった、という点、
  • 上記とは別のファンドにおいても、事実と異なる内容がファンド情報に記載されていた、

といった点が、強く問題視された形です。

電話応対等を含め、とても丁寧な投資家対応を行ってくれるソーシャルレンディング会社であっただけに、
個人的にも、とても残念に感じています。

ソーシャルレンディング危険会社ランキング【第6位】キャッシュフローファイナンス


引用元:キャッシュフローファイナンス

私が考えるソーシャルレンディング危険会社ランキング第6位にランクインするのは、「キャッシュフローファイナンス」。
企業の資金繰り(≒キャッシュフロー)をサポートするファンドの組成が得意なソーシャルレンディング事業者です。
そのこと自体は、別に差支えはないのですが、
ファンド内容をよくよく読み込んでいくと、「いくらなんでも、その借り手企業、大丈夫かな…?」と、(個人的には)不安を覚えてしまうようなファンド設計が気になります。
先日も見かけたのが、

  • 借り手(=資金需要者)が所有している在庫品を、キャッシュフローファイナンス社の関連会社が、一旦、買い取り、
  • 借り手事業者は、そうして一旦現金化した在庫品を、毎月少しずつ、分割払いで、買い戻していく、

というスキームのファンド。
事情は分からぬわけではないですが、資金繰り策として、いささか、”無理矢理感”が否めません。
借り手事業者の財務状況が、本当に大丈夫なのか、見ていて不安になりました。

そして、案の定、というわけではないのでしょうが、
本記事執筆本日現在、キャッシュフローファイナンス社組成の複数のファンドで、延滞が発生して仕舞っています。
勿論、延滞リスク自体は、どのソーシャルレンディング事業者だって、負っているわけですが…。
個人的には、少々、心配だな、と感じるソーシャルレンディング事業者です。
※あくまでも、個人的な私見です。

ソーシャルレンディング危険会社ランキング【第7位】グリーンインフラレンディング


引用元:グリーンインフラレンディング

ランキング第7位は、「グリーンインフラレンディング」。
バイオマス発電ローンファンドや、メガソーラーローンファンドなど、再生可能エネルギー関連の案件を多く組成してきた事業者です。
10パーセント超えの高い利回りを謳うファンドも多かったのですが、
上述した、「maneoマーケット株式会社」への行政処分に関連しているソーシャルレンディング事業者ですので、
私は個人的には、追加出資は行っていません。
本記事執筆本日現在、ファンド募集も(自主的に)停止してしまっているようですね。

私の個人的出資額ランキング

続いて、本記事執筆本日の、本ソーシャルレンデイング私の個人的な出資額ランキング(ソーシャルレンディング事業者別)を掲載しておきます。
少しでも、ご参考になれば幸いです。

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ソーシャルレンディング事業者名 出資額(累積)
SBIソーシャルレンディング 620,000円
クラウドクレジット 580,000円
OwnersBook 550,000円
トラストレンディング 500,000円
maneo 430,000円
ラッキーバンク 400,000円
LENDEX 150,000円
Crowd Realty 150,000円
グリーンインフラ 120,000円
PocketFunding 100,000円
ガイアファンディング 100,000円
さくらソーシャル 100,000円
CFファイナンス 100,000円
クラウドリース 100,000円
スマートレンド 100,000円
LCレンディング 100,000円
アメリカンFunding 100,000円
プレリートファンド 30,000円
アップルバンク 20,000円
NextShiftFund 20,000円
TATERU FUNDING 10,000円
SAMURAI 10,000円
クラウドバンク 10,000円

事業者格付けランキング

これまで分析・検証してきた内容をすべてまとめ、
私の個人的な主観のもと、出資中のソーシャルレンディング事業者を格付けするとすれば、
下記のようになります。

ソーシャルレンディング会社格付けランキング【第1位】


引用元:SBIソーシャルレンディング

格付けランキング第1位は、SBIソーシャルレンディングです。

  • SBIグループ関連会社による運営。
  • 累計投融資や投資家登録数等といった、ソーシャルレンディング事業者としての「規模」。
  • 1万円から、いつでも、出資できる、「常設型ファンド」の存在。

こうした点を考慮に入れると、現時点での国内ソーシャルレンディング業界において、格付けランキング1位はやはり、ここかな、と思います。

ソーシャルレンディング会社格付けランキング【第2位】


引用元:OwnersBook

格付けランキング第2位は、OwnersBookです。

  • 全案件に、不動産担保が設定されている。
  • 大手監査法人トーマツによって監査を受ける、国内上場企業による運営。

この2点は、私の中で、やはり、強いです。

ソーシャルレンディング会社格付けランキング【第3位】


引用元:クラウドクレジット

ベスト3にランクインするのは、クラウドクレジットです。

  • ファンドシリーズごとの実績&運行状況公開。
  • 高利回りを狙える案件構成。

上記が、3位ランクインの理由です。

ソーシャルレンディングのおすすめ本ランキングTOP5

ここからは、ソーシャルレンディングを始めるにあたり、あらかじめ目を通しておくべき、おすすめ本を数冊、ご紹介させて頂きます。

【担保評価の実務を把握】ソーシャルレンディングのおすすめ本ランキング1位


引用元:Amazon

まず1冊目におすすめしたいのが、著者中野氏による、『融資担当者のための不動産担保評価の実務』です。

ソーシャルレンディングファンドの中には、
借り手事業者の所有する不動産に対し、担保権(具体的には、抵当権や、根抵当権)を設定する、というスキームを用いている物が、多数、あります。
各ファンドの担保設定の内容を読み解くにあたり、
どのようなプロセスを経て、当該不動産について担保評価額算定が為されているのか、の裏側を、
是非、基礎知識として仕入れておくことををおすすめします。
私の場合、当該基礎知識の取得のために、こちらの著書を参考にさせて頂きました。

  • 担保評価の具体的な手順や、
  • 評価方式(原価法や、収益還元法)、
  • 都市計画法や建築基準法、借地借家法、等と言った関連法規との関係等について、

幅広く網羅されており、おすすめです。

【合同会社を活用したビークル組成手法も解説】ソーシャルレンディングのおすすめ本ランキング2位


引用元:Amazon

2冊目のおすすめ本がこちら。
ファンドを組成して不動産投資を行う、というスキームについて、まるっと理解が深まる1冊です。
不動産を購入したい、と考えた第三者が、いかにして、その事業をファンドとして組成し、外部資金を集め、
実際に不動産を購入・運用していくか、という流れが、すっきりと把握できる良著でした。
具体的な内容としては、

  • 不動産ファンドの概要と仕組み
  • 金融商品取引法との関連
  • デューデリジェンスや、ビークル(合同会社等)の設計方法に至るまで、

隈なく把握できる構成となっており、おすすめです。

【不動産証券化の仕組みを理解】ソーシャルレンディングのおすすめ本ランキング3位


引用元:Amazon

3冊目のおすすめ本がこちら。
同じく、不動産事業をファンド化(=証券化)することを解説した書籍となります。
数値データも多用されており、純粋な経済本としても楽しめました。
取り上げられている具体的な項目としては、

  • 不動産証券化の仕組み
  • J-REIT、及び、私募ファンドに関する概説
  • 不動産証券化ビジネスに関する詳細

等々、多岐にわたっており、おすすめです。

ソーシャルレンディングのおすすめ本ランキング4位


引用元:Amazon

4冊目のおすすめ本がこちら。

ソーシャルレンディングの各ファンドのリスク・リターンバランスを読み解くにあたって、
「担保評価」に関する基礎知識は、必携となります。
特に、「担保」と「保証」の違いや、不動産以外の「動産」を用いた担保設定の方法論などについては、
各ソーシャルレンディングファンドの内容を理解するにあたり、ある程度、理解を深めておくことをおすすめします。
本書で取り上げられている項目としては、

  • 担保・保証が取引において持つ効能
  • 抵当権・根抵当権に関する詳説
  • 動産担保や、人的担保(連帯保証等)の詳説

等、およそ「担保」「保証」」に関しては、ほぼ網羅されているといっても過言ではない良著。おすすめです。

ソーシャルレンディングのおすすめ本ランキング5位


引用元:Amazon

5冊目のおすすめ本がこちら。
投資分野では極めて有名な著書ですよね。
こちらの場合、ソーシャルレンディング投資に直接的に役立った、というよりは、
私がそれまで夢中になっていた、「過去のチャートデータに基づいてパラメタを組み、自動売買によって利益を上げていく」という投資手法から、私を決別させてくれた、という意味で、
非常にインパクトの大きい書籍となりました。

  • 過去事象は未来事象に対し影響力を持たない。このため、テクニカル分析は無意味。
  • ファンダメンタルズ分析もあてには出来ない。
  • ”天才”と標榜されたファンドマネージャーが、なぜ、中長期的には、インデックス程度の(もしくは、それを下回る)利回りしかあげることが出来ないか。

等と言った点について、詳説されています。
投資本の鉄板、として、まずはご一読為さってみることをおすすめいたします。

ソーシャルレンディング比較ランキングのまとめ

以上、わたしが実際に自分のお金を使って投資をしてきた中で感じた事柄を整理し、各読者様が大切にお考えのポイントごとに、ソーシャルレンディング事業者を比較したうえで、ランキングしてみました。

いずれも、わたしの個人的な所見に過ぎませんが、
「これからソーシャルレンディングを始めたい」
「各ソーシャルレンデイング事業者のランキング情報を知りたい」
そんな読者様にとって、本記事が、ほんの少しでも、ご参考になったのであれば、うれしい限りです。

実際に口座開設をしてみる場合は、きちんとした公式ホームページからのお手続きがおすすめです。
一応、それぞれへのリンクを下記にまとめておきます。

【投資対象国の分散程度】ランキング1位

クラウドクレジット(公式)

【不動産担保設定率】ランキング1位

OwnersBook(公式)

【投資のしやすさ】ランキング1位

SBIソーシャルレンディング(公式)

【投資家登録数】ランキング1位

クラウドクレジット(公式)

【累積投融資額】ランキング1位

SBIソーシャルレンディング(公式)

【利回り】ランキング1位

クラウドクレジット(公式)

それぞれ、ご自身の感性に合致するランキング、及びソーシャルレンディング事業者から、ソーシャルレンディング投資、始めてみてください。
「なんとなく、感性にフィットする」
その感覚こそが、最終的には(細かなランキング云々よりも)一番、大切なのですから。

ちなみにわたしは、本記事でランキング形式にてご紹介したソーシャルレンディング事業者3社に、今後も、全力投資を継続します。

それでは、本日はここまで。
拙文に最後までお目通しを頂き、本当に、ありがとうございました。

関連記事のご紹介

広く投資家の注目を集めている、ソーシャルレンディング投資ではありますが、業界には未成熟の部分も少なくなく、いくつかの「危険会社」の存在も留意を要します。
ソーシャルレンディング投資検討にあたっては、こちらの過去記事も、あらかじめ、ご参照下さい。

ソーシャルレンディング危険会社ランキング【最新版】

※本記事は、寄稿者の個人的な体験談・見解であり、その内容は、当ラボの公式見解と異なる場合があります。
また、本記事は、読者様への情報提供を目的としたものであり、特定の投資商品(ファンド等含む)への投資勧誘を目的としたものではありません。
個別のソーシャルレンディング事業者における投資口座開設や、実際の投資是非に係るご判断につきましては、必ず、読者様ご自身にて、為さって頂きますよう、お願い致します。

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fill.media
fill.mediaの公式サイト。ソーシャルレンディング業界ニュースや、国内の各ソーシャルレンディング事業者に関する最新情報等、様々な投資関連情報を提供している。
公開済記事コンテンツは1,200件超、登録読者に向け無料にて発信しているニュース・メールの累計配信数は、8,000通を突破している。

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・とれまがニュース
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【ガイアの夜明け出演企業も】ソーシャルレンディング比較ランキング2019最新版|利回り・規模・安全性・保全・危険会社ランキングも。” に対して 10 件のコメントがあります

  1. 匿名 より:

    不動産担保設定率で言ったら、レンデックスあたりもいい線いくのでは。

    1. ソーシャルレンディング・ラボ より:

      コメントを頂き、有難うございます。
      ご指摘頂きました通り、株式会社LENDEXの運営するソーシャルレンディングサービス「LENDEX」のファンドの場合も、その大部分に、担保が設定されています。
      また、不動産担保付であることを考えると、比較的高めの期待利回りが呈示されている点も、投資家からは魅力的と映る可能性があります。

      (参考)LENDEX「不動産担保付きローンファンド 40号」※不動産担保付ですが、8パーセントという、比較的高めの期待利回りが呈示されている。
      https://lendex.jp/main/fund_detail/56/

      しかしながら、

      • サービス開始から、いささか、日が浅い(貸金業登録は2016年12月。まだ一度も更新を迎えていません)。
      • ローン累計総額(約17億円)、投資家数(2,268人)、いずれも、比較的、小ぶり。
      • 2019年3月に代表者が変更となったばかり。

      等と言った点に、一定の留意を要するものと思料致します。

      ・LENDEX「2019年3月1日 : 代表者変更のお知らせ」
      https://lendex.jp/main/info_detail/42/

      ・LENDEX「2019年3月5日 : 代表者変更の背景について」
      https://lendex.jp/main/info_detail/43/

  2. 匿名 より:

    SBIソーシャルレンディングは確かに常設ファンドは出資しやすい(というかいつでも出資できる)けどオーダーメード型の混雑ぶりが半端ない。
    個人的にはいままで担保ローンplusは一度も出資できたことが無い。いつもログインすらできない。

    1. ソーシャルレンディング・ラボ より:

      コメントに感謝します。
      ご指摘の通り、SBIソーシャルレンディングの「不動産担保ローン事業者ファンドPlus」シリーズは、

      • 融資先は、同社の常設型ファンド「不動産担保ローン事業者ファンド」シリーズと同様でありながら、
      • 期待利回りについては、上乗せが為されている、

      オーダーメード型ファンド(臨時組成型ファンド)となっており、投資家から、根強い人気を博しているファンドシリーズとなります。
      このため、「不動産担保ローン事業者ファンドPlus」シリーズの新規ファンドの募集開始時には、SBIソーシャルレンディングのサイトにユーザーからのアクセスが集中し、「投資申込をしようとしたが、サイトにようやく繋がったと思ったら、既に資金募集が完了してしまっていた」という事態が、発生しがちな状態となっています。

      なお、当該状況については、SBIソーシャルレンディングとしても、問題視しているようで、同社のサービスホームページ(ログインページ)には、2019年5月中に、サーバー増強による混雑解消を予定している旨の記載があります。

      (参考)SBIソーシャルレンディングログインページ
      https://www.sbi-sociallending.jp/login

      少しでも、サイト混雑が改善されていくよう、当ラボと致しましても、期待致しております。

  3. 匿名 より:

    ソシャレンで分散投資は確かに必須だけど、やり過ぎもまた禁物だねー。
    よくわからず手出ししたラキバンで被弾しました涙

    1. ソーシャルレンディング・ラボ より:

      コメントを頂き、有難うございます。
      単一のソーシャルレンディング事業者に、資金が過度に集中・依存しないよう、複数のソーシャルレンディング事業者に、資金を分散投資する、というのは、「卵をひとつのカゴに盛るな」という投資格言に沿えば、大切な心得となります。
      その反面、事業者を分散することに固執するあまり、十分に信を置く事が出来ないソーシャルレンディング事業者にまで、資金を配分してしまえば、それは、本末転倒となります。
      このあたりの匙加減は、大変難しいところかと存じますが、やはり、大切なことは、

      • 十全に信頼することが難しいソーシャルレンディング事業者には、そもそも、投資口座を開設しないこと、
      • 複数回のコミュニケーションを通し、信頼感を深めることの出来たソーシャルレンディング事業者にのみ、少しずつ、資金配分をおこなうこと、
      • ソーシャルレンディング投資のリスクを十分に把握したうえで、もとより、ソーシャルレンディング投資に回す資金に関しては、純然たる余剰資金の、ごく一部にとどめること、

      等と言った点になろうかと思料致します。

  4. 匿名 より:

    トラストレンディングって結局その後どうなりました??

    1. ソーシャルレンディング・ラボ より:

      コメントを頂き、誠に有難うございます。
      ご質問の「トラストレンディング」に関しては、各種公開情報に基づき、当ラボと把握致しております限りにおいて、下記のような時系列・推移となっている模様です。

      • 2018年12月7日:
        証券取引等監視委員会から、ソーシャルレンディングサービス「トラストレンディング」の運営会社である、エーアイトラスト株式会社に関して、第1回目の行政処分勧告が発表される。
        (参考)証券取引等監視委員会「エーアイトラスト株式会社に対する検査結果に基づく勧告について」https://social-lending.online/sl-companies/trust-lending/disposition/
      • 2018年12月14日:
        関東財務局が、エーアイトラスト株式会社に対して、第1回目の行政処分を行う。
        (参考)関東財務局「エーアイトラスト株式会社に対する行政処分について」http://kantou.mof.go.jp/kinyuu/pagekthp032000785.html
      • 2019年2月22日:
        証券取引等監視委員会から、エーアイトラスト株式会社に関し、第2回目の、行政処分勧告が発表される。
        (参考)証券取引等監視委員会「エーアイトラスト株式会社に対する検査結果に基づく勧告について」https://www.fsa.go.jp/sesc/news/c_2019/2019/20190222-1.htm
      • 2019年3月8日:
        関東財務局が、エーアイトラスト株式会社に対し、2度目の行政処分(※登録取り消し処分を含む)を発表。
        (参考)関東財務局「エーアイトラスト株式会社に対する行政処分について」http://kantou.mof.go.jp/kinyuu/pagekthp032000813.html

      その余、トラストレンディングホームページにおいても、同社の各種対応状況等に係る情報が掲載されていますので、ご参照下さい。
      (参考)トラストレンディングHP
      https://www.trust-lending.net/

  5. 匿名 より:

    クラウドクレジットもいよいよ実名化踏み出すっぽいですね。財務情報もセットで。
    投資家としては、見たいような、見たくないような・・・(笑)
    透明性が向上するのはいいことだと素直に思うのですが、「こんなにリスク高い貸出先だったのか!」っていうショックも心配で。特に既存先。

    1. ソーシャルレンディング・ラボ より:

      コメントを頂き、有難うございます。
      ご指摘の通り、クラウドクレジットが、貸付先匿名化解除に関する、同社方針を公開致しました。

      参考:
      クラウドクレジットが、貸付先匿名化解除に関する情報公開の方針を公表|ソーシャルレンディング・ラボ
      https://social-lending.online/sl-companies/crowd-credit/crowdcredit-sociallending/

      借り手情報が開示されれば、まさに、ご指摘為さっておられる通り、これまでは目に触れるの事のなかったリスク要素が、明るみに出ることとなります。
      特に、出資済・運用期間中のファンド・借り手に関しては、改めて、ご不安をお感じになることも、あるものと存じます。

      しかしながら、そうした過程もまた、ソーシャルレンディング業界の更なる健全化・透明性向上には、欠かせぬプロセスとなります。
      投資家・ソーシャルレンディング事業者・監督官庁等が一丸となり、借り手情報開示の流れを、育て、見守っていく必要があるものと、思料致しております。
      当サイトと致しましても、ソーシャルレンディング情報専門メディアとして、微力ながら、その流れに貢献して参りたい、と考えております。

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