ソーシャルレンディング大手【オーナーズブック】(OwnersBook)は怪しいのか。徹底検証致します。

寄稿者紹介

個人投資家Y.K氏。
2018年初旬からソーシャルレンディング投資を始め、約1年ほどが経過。
合計20社以上のソーシャルレンディング事業者に投資口座を開設し、累計投資額は400万円以上。
30代男性会社員・首都圏在住。

本日の調査項目。「オーナーブック(OwnersBook)は、怪しいのか」

オーナーズブック(OwnersBook)は怪しいのでしょうか。徹底調査致します。

グーグルのサジェストワードを見てみると、

オーナーズブック(OwnersBook) 怪しい で検索する人、少なくないのです。
引用元:Google

↑「オーナーブック 怪しい」で検索なさっておられる方、結構いるみたいですね。

まだまだ、黎明期にある、ソーシャルレンディング(SL)投資。
各SL事業者について、なんとなく、「怪しいのでは」「心配」「大丈夫なのか」と訝る方々も、少なくないのでしょう。

そこで本記事は、わたしも比較的多めの資金を出資させて頂いているSL事業者、「オーナーズブック(OwnersBook)」について、本当に「怪しいのか」、実際に検証をしてみたいと思います。

オーナーズブック(OwnersBook)は怪しいのか【リターン水準から考察】

オーナーブック(OwnersBook)が怪しいか、どうか、まずは、投資リターンの点から考察します。

古今東西、「うまい話には裏がある」と言われています。
株式投資や為替等と比べて低リスクであるにも関わらず、銀行預金や国債等よりも遥かに高いリターン(金利)が印象的な、ソーシャルレンディング(=SL)。

「この低金利の時代に、そんなリターン、取れるわけがない。絶対怪しい。
と、不安がる方々も、少なくないと思います。

また、一般的な投資理論のひとつに、「リスクとリターンは比例する」という格言がありますね。
リターンが高まれば高まるほど、必然的にリスクも高まる、という理屈です。

SL投資の場合、リターンは低くても年間数パーセントは期待できますから、
「そんなに高金利なら、きっとリスクも高く、怪しいはずだ
というご懸念が生まれるのだと思います。

ただ、わたしの個人的な意見として、

  • 年間リターン数パーセントで、高金利(そして、怪しい)、というのは、警戒のし過ぎだと思います。
    →日本の場合、わざわざ外国から預金を獲得するまでも無い、高度に発展した資本主義先進国にあたりますので、基本的に、銀行の金利は低めです。
    しっかりお金を貯めた国民に、次はもっとお金を使ってもらうべく、銀行金利は低めにして、「もっと消費を」「もっと投資を」と求めるわけです。

    それに対して、一部の発展途上国などでは、預金金利5%オーバー、等という銀行も、ざらです。
    そうした国では、更なる外貨獲得のために、海外居住者からの預金も積極的に集めていますから、為替リスクさえ気にならないのであれば、そうした国の銀行に口座を開き、お金を預けておけば、(現地通貨で)年間リターン数パーセント、等は、比較的容易に実現できるわけです。

    その観点からすると、年間リターン数パーセント程度で「高金利だ。怪しい!」と反応するのは、少々、警戒のし過ぎではなかろうか、と、思うわけです。
    勿論、国々によって、事情、というのは、あるのでしょうが…。

  • 少なくとも、SL投資業界においては、リスクとリターンの比例は、すっかり崩れているものと思います。
    →わたしは現在、23社のSL事業者に資金を分散出資し、その間、様々なファンドの目論見書に、目を通してきました。
    すると自然に気づくのですが、「リスク(保全の状況)の割に、ずいぶんリターンが高い」ファンドも、たくさんありますし、その逆もまた、少なくない、というのが現状です。
    要は、(少なくとも日本の場合)SL投資、という分野が、まだまだ、発展途上なのだと思います。
    だから、完全な市場均衡が実現されておらず、微妙な”歪み”が残っており、そこが、わたしたち個人投資家にとっては、大きな機会につながるのだと思います。

さらに、ひとつの厳然たる事実として、オーナーズブック(OwnersBook)の提供しているファンドの場合、他のSL事業者が提供しているファンドと比べ、そもそも、リターンレートは、非常に低いです。
理由はいくつかあるものと思いますが、わたしの個人的な考えでは、

  • オーナーズブック(OwnersBook)の場合、上場企業(ロードスターキャピタル株式会社。東証マザーズ上場)による運営下にあるため、非上場企業による運営と比べて、どうしても、運営母体の管理部門コストが割高となる。
  • オーナーズブック(OwnersBook)の場合、他のSL事業者と違い、資金貸付の際、必ず、借り手企業の保有する不動産に対して、抵当権を設定する。
    不動産の担保評価や、抵当権(根抵当権の場合有)設定のための登記手数料など、何かとコストがかさむ。

といったあたりが、その理由ではないかと考えています。

このあたりを総合勘案頂ければ、少なくとも「リターン」の視座からは、オーナーズブック(OwnersBook)を「怪しい」と判断するのは、いささか早計であることに、御納得頂けるものと思います。

オーナーズブック(OwnersBook)は怪しいのか【手数料体系から考察】

オーナーブック(OwnersBook)が怪しいかどうか、次は手数料体系から考察します。

「〇〇の会社は、手数料ばっかり高くって、ろくな仕事をしない」
そんな噂を聞くと、その会社について、「もしかして、怪しいのか…」と思っちゃいますよね。

実際、投資の世界では、「信託報酬」や、「口座管理手数料」、「株式買い付け手数料」等、いろいろと手数料に関する規定があり、
「あの証券会社は、客に投信ばかり買わせて、その手数料で儲けている」
などと、あまり耳に響きの良くない、怪しい噂も、出やすい世界です。

さて、そんな中ではありますが、少なくとも、SL投資に限って言えば、少なくとも私の知る限り、その手数料規定は、至極、投資家フレンドリー、といえます。

  • 口座開設無料は当たり前。
  • デポジット口座(出資資金を預託する口座)の管理手数料無料も当たり前。
  • ファンドへの出資申込も、無料で出来て当たり前。

SL投資の場合、出資のほとんどのプロセスは、手数料無料で済んでしまうことが、もはやスタンダード、となっています。

そして、本記事にて取り上げているオーナーズブック(OwnersBook)に関しても、その点は、他のSL事業者と同じです。
強いて言えば、

  • デポジット口座(預託金口座)にお金を振り込む時に、銀行振込手数料がかかるのと、
  • 逆に、デポジット口座から、お金を払い戻すときに、払い戻し手数料(オーナーズブックの場合、300円)がかかる。

基本的に、オーナーズブック(OwnersBook)を通してSL投資を行う場合、発生する手数料は、上記の2つのタイミングだけです。

この点を勘案頂くと、少なくとも、オーナーズブック(OwnersBook)に関して、手数料規定の観点から「怪しい」と目するのは、少々、筋違いなお話しであることが、御納得頂けるものと思います。

オーナーズブック(OwnersBook)は怪しいのか【各ファンドの保全状況から考察】

オーナーブック(OwnersBook)が怪しいかどうか、ファンドの保全の状況から検討します。

「怪しい」という言葉の背景には、
「あぶなっかしい」「結局損をしそうだ」
そんな不安感が透けて見えます。

SL投資の場合、わたしたち個人投資家がファンドに対して出資した資金は、SL事業者を介して、第三者企業(個人の場合もあり)、すなわち、借入人に対して貸し付けられます。
わたしたちが受け取る利息は、ひとえに、この借入人がファンドに対して支払う利息が原資なわけです。
そして、わたしたちが出資したお金が、きちんと返ってくるか、どうか、は、ひとえに、この借入人が、きちんとお金をファンドに完済してくれるか、どうか、にかかっているわけです。

すると、肝心になってくるのは、保全です。
「借入人が、万が一、返済を滞らせ、期限の利益を喪失した場合、ソーシャルレンディング事業者は、きっちりと、債権を回収できるだろうか」
という点が、肝要になってきます。

そして、ソーシャルレンディング投資の場合、この保全、すなわち、担保設定に関しては、ソーシャルレンディング事業者によって、対応は、実に様々です。
また、ひとつのソーシャルレンディング事業者の中でも、ファンドによって、担保設定の有無等は、異なるケースが非常に多いです。

借入人が保有している債権に対して、譲渡担保や質権を設定するファンドもあります。
借入人の関連会社(上場企業など)が、債務の連帯保証する、というケースもあります。
そして、中には、完全な無担保・無保証型のファンドも、少なからず存在します。

そうした中、オーナーズブック(OwnersBook)に限っては、資金貸付の際、必ず、借入人の保有する不動産に対して、抵当権が設定されます。
そして、オーナーズブック(OwnersBook)の場合、そのように抵当権を設定する不動産の具体的な情報に関して、かなりたっぷりと、ファンド詳細情報ページにおいて、公開してくれています。

少なくとも、保全(担保設定)に関する姿勢、という観点においては、オーナーズブック(OwnersBook)の徹底ぶりは突出しており、「怪しい」等と評されるいわれは、全くないものと、私は思います。

まとめ。オーナーズブック(OwnersBook)怪しい説に関するわたしの考え

オーナーブック(OwnersBook)が怪しいかどうか、に関する、私の考えを述べます。

ここまでお読み下さった読者様には、もはや改めて申し上げるまでも無いものと思いますが、
わたしは、オーナーズブック(OwnersBook)に関して、「怪しい」とは、思っておりません。

  • リターン・金利の観点からも、オーナーズブック(OwnersBook)は至極、保守的ですし、
  • 手数料体系は妥当です。
  • 保全態勢に関しては、むしろソーシャルレンディング業界では突出した存在です。

これらの考えから、わたしは、他のソーシャルレンディング事業者と比較して多めの資金を、オーナーズブック(OwnersBook)に出資させて頂いておりますし、その姿勢は今後とも、継続させてもらう予定です。

私は現在、国内23社のソーシャルレンディング事業者に、資金を分散出資しておりますが、
その中でも、OwnersBookは、他のソーシャルレンディング事業者と比べて、私が多くの資金を出資させて頂いている事業者のひとつです。

オーナーブック(OwnersBook)は怪しい会社ではない、と、私は考えています。
引用元:OwnersBook

  • 東証マザーズ上場企業、ロードスターキャピタル株式会社による運営。
  • 全案件(ファンド)に、不動産担保がセッティングされている。

等と言った特長のある事業者ですが、その分、個人投資家からの人気が高く、
ファンドによっては、資金募集開始から、あっという間に、資金枠が埋まってしまう、というケースが多く見られます。

「いざ」という時の出資機会を逃さぬためにも、
あらかじめ、投資口座開設だけでも、済ませておくことをお勧めします。

同社の投資口座開設は、こちらの公式ページから手続き可能です。

OwnersBook(公式)

なお、同社の投資口座開設手続きは、いたってシンプルですが、
「初めてで不安」という方は、あらかじめ、こちらの別記事もご参照下さい。

OwnersBook(オーナーズブック)の口座開設方法まとめ【写真付き】

それでは、本記事はここまで。
また次回の記事にて、お会い致しましょう。

追伸:
国内の主なソーシャルレンディング事業者を、投資対象国や、利回り、担保設定状況や、事業者としての規模、といった、複数の視座から比較検討した、こちらの過去記事も、是非ご覧下さい。おすすめです。

【ソーシャルレンディング各社徹底比較】投資家登録数・累計投融資額・年利平均…。主要ソーシャルレンディング各社を7つの視座から横断比較してみた結果、見えてきた真実とは。


本寄稿内容は、寄稿者の個人的な見解・体験・意見であり、その内容は、当ラボの公式見解と異なる場合があります。
また、本記事は、読者様への情報提供を目的としたものであり、特定の投資商品(ファンド等含む)への投資勧誘を目的としたものではありません。
個別のソーシャルレンディング事業者における投資口座開設や、実際の投資是非に係るご判断につきましては、必ず、読者様ご自身にて、為さって頂きますよう、お願い致します。

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