LENDEXにて、ソーシャルレンディングファンド「不動産担保付きローンファンド 32号」が公開されています。
個人投資家Y.K氏。
2018年初旬からソーシャルレンディング投資を始め、約1年ほどが経過。
合計20社以上のソーシャルレンディング事業者に投資口座を開設し、累計投資額は400万円以上。
30代男性会社員・首都圏在住。
本ソーシャルレンディングファンドの概要
同社のホームページから確認した、本ファンドの概要としては、下記の通りです。
なお、案件1、及び案件2のうち、資金の大半を融資する「案件1」のほうに関してのみ、下記、詳説をさせて頂きます。
※なお、本記事は、読者様への情報提供を目的としたものであり、特定の投資商品(ファンド等含む)への投資勧誘を目的としたものではありません。
実際の投資是非に係るご判断につきましては、必ず、読者様ご自身にて、為さって頂きますよう、お願い致します。
本ソーシャルレンディングファンドの詳細情報ページのURL
こちらです。
↓
https://lendex.jp/main/fund_detail/47/
本ソーシャルレンディングファンドのスキーム図
引用元:https://lendex.jp/main/fund_detail/47/
資金の借り手
東京都内の不動産事業者T、との表記が確認できます。
同社の事業歴等に関するその他情報は、表記を確認できませんでした。
貸付資金の総額
1,800万円とのこと。
借り手の資金使途
不動産事業者Tが新たに購入する不動産の仕入資金、との記載があります。
貸付・運用の期間
期間12カ月の貸付・運用となります。
設定担保
LENDEXは、不動産事業者Tへの融資に際し、不動産事業者Tが新たに取得する不動産(東京都品川区内の区分マンション一室)を担保として、抵当権「第一順位」に設定する、とのこと。
返済原資
当該不動産の売却による売却代金、借入人の事業収益、又は他の金融機関からの借り入れによって、返済原資が確保される計画である、とのこと。
本ソーシャルレンディングファンドの期待利回り
7.50パーセント、とのこと。
本ソーシャルレンディングファンドの最低投資額
2万円以上から投資可能、となっております。
本ソーシャルレンディングファンドの検証ポイント
当ラボの考える、本ファンドのポイントは、下記の通りです。
なお、いずれも、当ラボの私的見解です。
実際の投資是非の判断においては、必ず、各投資家様それぞれ、皆様ご自身において、ご検討・ご判断を為さって頂きますよう、お願い致します。
LTVは一応8割以下
※融資額は、①LENDEX独自の査定額と②第三者の調査価格とを比較して、低い方の80%を上限に設定しております。
引用元:https://lendex.jp/main/fund_detail/47/
↑
上掲の表記がありますので、LTV(Loan to Value)値としては、一応、8割以下であることが分かります。
ごく平易に考えれば、
- LTV8割以下で、
- シニアローン案件(=第一順位抵当権案件)、
ということであれば、本ファンドの期待利回り(7.50パーセント)は、他のソーシャルレンディング事業者のファンドと比しても、高利と言えます。
マンションの評価額について
LENDEX独自の査定額と、第三者の調査価格のうち、低いほうであったとしても、2,250万円以上の評価額であったことが類推されます(1,800万円÷0.8=2,250万円)。
本件担保物となるマンションについては、築年数が記載されていないため、正確な価値推定は難しいのですが、「at home 投資」によると、3DK間取りであれば、
引用元:https://toushi-athome.jp/bklist
↑
築後40年以上経過している物件でも、2,480万円、
引用元:https://toushi-athome.jp/bklist
↑
面積が比較的近しい物件(=3DKとしては比較的小規模な物件)でも、3,280万円など、強気な価格設定が散見されます。
※あくまでも、当ラボによる簡易調査の結果です。
実際の、本ファンドに対する投資是非の判断につきましては、必ず、各投資家様皆様個々人にて、執り行って頂きますよう、お願い致します。
本記事執筆現在の資金応募状況は
引用元:https://lendex.jp/main/fund_detail/47/
↑
2019年2月6日15時の公開直後から、出資が集中し、既に100パーセントの資金募集を達成しています。
まとめ
記事中には、当ラボの私的見解が含まれておりますが、
あくまでも、その限りにおいて、
少しでも、「これからソーシャルレンディング投資を始めてみよう」とお考えの読者様にとり、ご参考になさって頂ける内容と出来たのであれば、幸甚です。
国内のソーシャルレンディング事業者各社を、筆者がランキング形式で検証した、こちらの過去記事も、おすすめです。是非、ご覧になってみてください。
↓
国内ソーシャルレンディング事業者を徹底ランキング。利回り&グローバル度&担保メリット、資本金額規模等、異なるアングルから人気ソーシャルレンディング事業者を徹底分析。
それでは、本記事はここまで。
また次回の記事にて、お会い致しましょう。
本寄稿内容は、寄稿者の個人的な見解・体験・意見であり、その内容は、当ラボの公式見解と異なる場合があります。
また、本記事は、読者様への情報提供を目的としたものであり、特定の投資商品(ファンド等含む)への投資勧誘を目的としたものではありません。
個別のソーシャルレンディング事業者における投資口座開設や、実際の投資是非に係るご判断につきましては、必ず、読者様ご自身にて、為さって頂きますよう、お願い致します。
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