「ソーシャルレンディング、まずは何をどこから始めればいいですか?」

寄稿者紹介

個人投資家Y.K氏。
2018年初旬からソーシャルレンディング投資を始め、約1年ほどが経過。
合計20社以上のソーシャルレンディング事業者に投資口座を開設し、累計投資額は400万円以上。
30代男性会社員・首都圏在住。

ソーシャルレンディングの始め方、私も最初、結構悩みました。

今をときめくソーシャルレンディング。
ソーシャルレンディング事業者も、結構多いですし、
まずはどこから、どのように手を付けていけばいいか、
ソーシャルレンディングを始めたばかりの当初は、私もずいぶん悩みました。

…でも、やってみると、だんだん、慣れてくるものです^^

今回は、ソーシャルレンディングを始める流れについて、
(ざっくりと、で恐縮ではございますが)ご説明致します。

まずはソーシャルレンディング事業者に口座を開設します。

昨今、口座開設は無料のところばかりですし、
口座を開いておく分には、管理手数料など一切発生しない、という事業者がほとんどです。

というわけで、私は現在、日本国内の23社のソーシャルレンディング事業者に、口座を作成しています。

ソーシャルレンディング投資を始めたばかりの頃、私が口座を開いていくなかで、1点、ちょっとした基準にしたのが、
実は、マネーフォワードとの連携です。

資金をどんどんいろんなソーシャルレンディング事業者に分散していくと、
どこにどれだけ投資しているか、途中から、本当に、わからなくなってくるんです。
そんなときに頼りになるのが、マネーフォワードのような、個人資産の一元管理サービスです。

ちなみに、マネーフォワードと連携しているソーシャルレンディング事業者一覧 というのは、
マネーフォワードから簡単に確認できます。

↓マネーフォワード連携金融機関一覧(記事執筆時点)

引用元:https://moneyforward.com/

この下のほうに、「サービス連携」っていう項目がありまして、
本記事執筆本日時点では、
↓こんな感じです↓


引用元:https://moneyforward.com/

ここに、マネーフォワードと現在連携しているソーシャルレンディング事業者の情報があります。

ソーシャルレンディング投資を始めたばかりの頃は、そんな感じで、ごく単純なフィルタリングで、投資口座開設を進めていった私ですが、
その後、気が付けば、投資口座開設済のソーシャルレンディング事業者は、国内23社にも及びました。
そして、そのうち、実際に、周りの人たち(=ブログ読者様を含む)に、投資口座開設をお勧めできる事業者、というのは、
ある程度、限られてくるものです。

下記の別記事にて、そのあたり、詳しく述べさせて頂いておりますので、
是非、あらかじめ、ご参照下さい。

【ソーシャルレンディングのおすすめ会社はどこですか?】23社分散投資中の筆者が、ソーシャルレンディング投資初心者の読者様におすすめする、厳選3社がこちら。

次は投資するファンドを選びます。

さて、無事に口座を開設したら、
次はいよいよ、出資するファンドを選びます。

出資するファンドを選ぶとき、私が気にするのは、主に下記の数点。

利回り

せっかく投資するのですから、想定している利回りは当然、注目します。
想定利回りは、各ファンドによってバラバラですし、
ソーシャルレンディング事業者によって、なんとなく、相場感、というか、
「このソーシャルレンディング事業者ならば、だいたい、このくらいの利回り」
という雰囲気が、あります。(いろいろと出資していると、なんとなく、つかめてくると思います)

利回りは当然高いに越したことはないですが、
担保の有無や、為替ヘッジの有無、償還歴の有無、等は、
どうしても、利回りとトレードオフの関係にあります。

バランス、そして分散が肝要、というのは、
このあたりに起因します。

高利回りのファンドへの出資も行うが、
同時に、たとえ利回りは低くても、担保が付いているもの、為替ヘッジが効いているもの、償還歴があるパートナーが付いているもの、にも、投資を行う、と、
そのようなバランス感覚・分散イメージが、大切だと思います。

高利回りファンドの例でいえば、たとえばこちら。


引用元:トラストレンデイング

トラストレンディングのファンドですね。
税引前で12%は、ソーシャルレンディング関連ファンドの中でも、比較的高い利回りといえます。

逆に、利回りがいまいちだけど、担保設定有り、というと、こんなファンドもあります。


引用元:Ownersbook

こちらはOwnersbookのファンドですね。
利回りは税引前4.5%と、先ほどのファンドと比べれば見劣りしますが(それでも、銀行預金などと比べれば、素晴らしい利回りですが)、
その分、担保権が設定されています。Ownersbookは不動産特化型のソーシャルレンディング事業者なので、このあたりの担保設定は特に固い印象がありますね。

こんな感じで、一言に「ソーシャルレンディングのファンド」といっても、
利回りは結構いろいろです。

ポイントはやっぱり、組み合わせになってくるのかな、と思います。
私の場合、利回りの高いファンドと低いファンド(その分担保設定等を重視)を組み合わせて、
出資中の全ファンドの平均で、
大体7%~8%くらいの利回り(税引前)となるようなイメージでバランスしています。

[blogcard url=”https://social-lending.online/portfolio/port20180217/”]
↑このポートフォリオのときで、8.1%、

[blogcard url=”https://social-lending.online/portfolio/20180305/”]
↑このポートフォリオのときで、8%ですね。

複数のソーシャルレンディング事業者に資金を分散し、
さらに、ひとつのソーシャルレンディング事業者の中でも、複数のファンドに分散し、
自分のリスク性向に合致する利回り平均を目指していくようなイメージです。

期間

貸付実行日から、償還予定日までの期間ですね。
これ、長いものだと、1年以上の物も、ざらにあります。
短いものだと、数カ月の物もあります。
償還予定日までの間は、当然、出資した資金は出資先に固定されますから、
自分自身の資金需要の状況ともあわせて、
極力慎重に確認をすべきところです。

※勿論、投資である以上、
自分にとっての「当座不要資金」で投資を行う事が、肝心です。

せっかくですので、例を見てみましょうか。

下記は、クラウドクレジットのファンド例です。


引用元:クラウドクレジット

短いものだと、運用期間7カ月、というのもありますね。
逆に長いものだと、最長38カ月、すなわち、約3年、というのも、ありますね。

私の場合、出資中全ファンドの平均運用日数は、
だいたい、1年弱くらいですかね。

[blogcard url=”https://social-lending.online/portfolio/20180305/”]
↑このポートフォリオのときで、1ファンドあたりの運用日数平均(日)は、282日、ですね。

私の場合、個人的に、あまり長く資金が固定されてしまうのは、ちょっと嫌かな、と思ってます。
目安として、半年~1年程度の運用期間のものが多くなるように、分散投資しています。

償還歴

償還歴の有無を開示しているファンド・ソーシャルレンディング事業者も、ありますね。
償還歴ありって、やっぱり、インパクトがあります。
「あー、ちゃんとしたパートナーさんなんだな」と感じますよね。

勿論、上述の通り、そのあたりはどうしても、最終的には、利回りとのトレードオフ。
慎重に見極めていきましょう。

これも、せっかくの機会ですので、例示しますね。

償還実績開示に分かりやすさがあるのは、クラウドクレジットですかね。


引用元:クラウドクレジット

こんな感じで、償還歴有無が一目でわかるようにしてくれてます。

「償還歴のないファンドには出資しないのか」
と言われると、決して、そんなことはないですが、
その他条件が同一で、差異は償還歴の有無のみ、という2択の場合、
そりゃあ、償還歴有り、のほうに、気持ちは傾きますね…。

為替ヘッジ

たまにあるんですよ、ルーブル建て、とか。
米ドル建て、なら、まだなんとなく、相場イメージもわきますが、
ルーブル建て と言われて、「1ルーブルいくら(円換算)」っていうイメージがパッと湧く方、
少ないですよね?(笑)少なくとも私はなかなか…。

そんな場合、為替ヘッジ付きだと、安心感がありますね。

たとえば、こちらのファンド。


引用元:クラウドクレジット

クラウドクレジットのファンドですね。
ユーロ建てということで、為替ヘッジ無だと為替リスクを負わざるを得ませんが、
為替ヘッジ有りならば、そのリスクは回避できます。

もっとも、ここの考え方は人それぞれです。

例えば、ドル建てのファンドがあるとして、
円ヘッジ(すなわち、為替ヘッジ)付きのファンドを選ぶか、それとも、為替ヘッジ無のファンドを選ぶか。
出資したタイミングと比べて、
最終的に償還を受けるタイミングで、
円安・ドル高 となっていれば、当然、為替ヘッジ無・純粋なドル建て としたほうが、リターン総額は大きくなります。
為替ヘッジ付きファンドの場合、ヘッジをかける工程の存在により、為替ヘッジ無ファンドと比べ、そもそも利回りが少々低減しているケースが多いので、
この場合、為替ヘッジ付きファンドを選んだ方は、少し悔しい思いをするかも知れません。

勿論、逆に、
出資したタイミングと比べて、
最終的に償還を受けるタイミングで、
円高・ドル安 となっていたら、
当然、円ヘッジを付けておいて正解だった、という結論となるわけです。

どのくらいリスクを取っていきたいか、という個々人のリスク性向と、
今後の為替動向に対する、ある程度の見極めが物をいうところです。

ちなみに、私の場合は、
多少利回りが低くても、為替ヘッジ付のファンドを選ぶ傾向が強いです。
好んで為替リスクを取るような運用はしたくない、という考えによるものです。

効率性

意外と見落としがちなのが、
投資としての効率性です。
ざっくりと言ってしまうと、
「その投資によって得られる(と期待される)リターンの総額はいくらなのか」
という点です。
・出資額が決まっており、
・かつ、運用期間(貸付実行日~返済日)が決まっている以上、
リターン総額は簡単に計算できます。

私も、出資の際、このリターン総額は、必ず確認するようにしています。

例えばですね、下記、私が出資している、トラストレンディングの107号ファンドなのですが、

引用元:トラストレンデイング

・出資額
・利回り(年利)

が確定すれば、まず、1日あたりの利息が計算できます。
そして、

・利息計算開始日
・利息計算終了日

は、各ファンドの詳細情報として表記されていますので、
おのずと、

・利息計算日数(=利息が付与される期間・日数)
が分かります。

すると、
・利息の総額(税引前)

が把握できます。

この「利息の総額」こそ、
私の考える、投資の効率性です。

例えば、何か1つのファンドに出資するとき、
一応、パソコンの前に座るわけです。スマートフォンの場合でも、「よいしょ」と、腰くらい、下ろすわけです。
流石にランニングしながら出資手続きはしない(少なくとも私は)。ランニング中でも、一応、一旦、止まる。

ファンドの内容を検討して、
目論見書を確認し、出資処理をする。

どれだけ要領のいい人でも、さすがに数分はかかります。
慣れないうちはいろいろと心配でしょうから、場合によってはもっと時間をかけて、じっくりと情報を読み込むことでしょう。

さあ、そのうえで、
もしも、上記ファンドへの出資が、1万円 であれば、
利息総額は、2千円弱くらいなわけです。

勿論、1万円の出資だって、立派な出資です。
慣れないうちは、出来るだけ少額から始めて、分散を心がけるのが大切です。

でも、そのリターンが2千円弱、となると、さすがにちょっと寂しいですよね。

だけど、出資額を10万円程度にすれば、
リターン総額は2万円弱となります。

そのくらいのリターンが期待できるのであれば、
ジョギングをちょっと早めに切り上げて、自宅のパソコン前でファンドの受付開始を待ってみようかな、とか、
家事の手をちょっと止めて、ソファーで数分、スマホと向き合ってみようかな、とか、
そんな風に、真面目に向き合えますよね。

果たして、いくらくらいの出資とすれば、
どの程度の金額の利息総額が期待できるのか。
これをパッと計算し(※計算ツール、簡単なものですが、私が普段使ってるものを、近いうちにこのサイト等で公開したいと思ってます)、
その1件の出資・投資の”作業”を、自分にとってちゃんと”効率的”なものにすることを、心がけましょう。

社会性

折角の出資、
社会性 も大切にしたいですよね。
ソーシャルレンディング事業者の中には、マイクロファイナンス(ムハマド・ユヌスさんのグラミン銀行などが、有名ですよね。私も著書を拝読して、感銘を受けました)へと投資するファンドを組成しているケースもあり、
結構、注目です。
社会性と、投資効率性は、両立し得るのか。
このあたりも、突き詰めていくと、きっと面白いと思います。

たとえばこのファンド。


引用元:クラウドクレジット

マイクロファイナンスファンドの場合、その高い社会性の反面、どうしても少々、利回りが低い傾向があります。
ソーシャルレンディング投資のスタート直後は、なかなか、手が出しづらいかも知れませんが、
ソーシャルレンディングでの運用にもある程度慣れてきて、いよいよ更なる分散投資を、という局面に達したときは、
是非、検討したいですよね。

一元管理用に記録をとること忘れずに

出資手続きが終わったら、1件ずつ、(たとえ手間でも)記録をとっておくことをお勧めします。
そんなに深く悩まず、エクセルで管理しておく程度でいいと思いますよ。

私のポートフォリオも、ごく単純にエクセルで管理しているものを、
簡単にグラフ化したものです。

さて、エクセルなどで一元管理するなかで、定期的にチェック(&リバランス)を心がけたいのは、主に以下の点。

利回り平均

自分が想定・期待する通りの利回り平均となっているかは、チェックが必要です。
全体的な利回りがちょっと高すぎる…なんていうときは、
堅実性の高い、ただしその分ちょっと利回りの低いファンドに、追加出資してみるのも、ありでしょう。

前述致しました通り、私の場合、様々な利回りのファンドを組み合わせて、
出資中の全ファンドの平均で、
大体7%~8%くらいの利回り(税引前)となるようなイメージでバランスしています。

ソーシャルレンディング事業者各社にバランスよく分配されてるか

ある程度のかたよりは自然に発生しますが、
せっかくの分散投資、
ある程度のバランスで資産が分散されていることを、定期的に確認しましょう^^

…とはいえ、どうしても、ある一定のソーシャルレンディング事業者に、資金って、集中しちゃうんですけどね…。
私の場合、個人的な出資額ランキングトップ3に、ソーシャルレンディング関連の全出資額の約半分が、集中しちゃってます。
分散投資、の理想で言えば、全事業者、同額出資、とするのが理想なんでしょうけど…。

私個人としては、
・当然、いつでも、”分散”を念頭におきながらも、
・試行錯誤の結果、特定のソーシャルレンディング事業者に出資が集中してしまうのは、仕方ない、

そんな風に、自然体に考えてます。

本日は以上となります。

ご参考になりましたでしょうか^^
ご質問はお問い合わせフォームから毎日お受付していますので、
是非お気軽にお寄せ下さい^^

「なんとなく、わかってきたぞ。
とりあえず、始めてみたいんだけど、結局まずはどこから口座開けばいいの?」
という方に向けて、(冒頭でもご紹介いたしましたが)一応、別記事もご用意済です。

【ソーシャルレンディングのおすすめ会社はどこですか?】23社分散投資中の筆者が、ソーシャルレンディング投資初心者の読者様におすすめする、厳選3社がこちら。

ソーシャルレンディング投資の場合、信頼できる事業者の選別、というのは、重要なファクターです。
いざ、とりあえず口座だけでも開き始めるかー!と言う時には、是非あらかじめ、ご参照下さい。

それでは、本記事はここまで。
また次回の記事にて、お会い致しましょう。


本寄稿内容は、寄稿者の個人的な見解・体験・意見であり、その内容は、当ラボの公式見解と異なる場合があります。
また、本記事は、読者様への情報提供を目的としたものであり、特定の投資商品(ファンド等含む)への投資勧誘を目的としたものではありません。
個別のソーシャルレンディング事業者における投資口座開設や、実際の投資是非に係るご判断につきましては、必ず、読者様ご自身にて、為さって頂きますよう、お願い致します。

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