NFTアートの販売方法は-販売サイトの種類や手数料、オークション販売&固定価格販売の違いも検証
NFTアートの販売方法とは
NFTアートの販売サイト(マーケットプレイス)の種類とは
NFTアートを販売するためには、「NFTマーケットプレイス」と呼ばれる販売サイト(販売所)に、作成したデジタルアートをアップロードし、出品・販売に関する初期設定を行う必要があります。
主なNFTアートの販売サイトとしては、下記のような物があります。
日本企業が提供しているNFTアートの販売サイト
- AdamByGMO
- GMOグループが展開しているNFT販売サイト。
イラストや音楽、トレカなど、様々なNFTアイテムが出品・販売されています。
NFTアートの買付にはクレジットカードが利用できるほか、各NFTの販売価格が日本円建てで表記されている、等と言ったメリットがあります。 - nanakusa
- 日本発の、クリプトアーティスト登録制NFTマーケットプレイス。
出品にあたっては事前にnanakusa側から登録を受ける必要があります。
イラスト等のデジタルアートや写真、トレカ、音楽、動画など、様々なNFTが販売されています。
NFTの購入にあたっては、クレジットカードを利用することが出来ます。 - NFT Studio
- SNSでログインできるNFT販売サイトとして話題。
大量のNFTを一斉配布することのできる「NFTAirdrop」の運営元としても知られています。
アイドルグループメンバーの限定トレーディングカードのライブオークションなども頻繁に開催。
イラスト系のアイテムの販売も多い、という特徴があります。
海外企業が運営しているNFTアートの販売サイト
- OpenSea(オープンシー)
- 世界最大級のNFTマーケットプレイス。
流通総額も販売実績も、他のNFT販売サイトとはけた違いの規模です。
ただし、業界内でのシェアが大きい分、中央集権的なサービス運営に対しては批判的な声も。
2022年1月下旬には、突如「1コレクションあたりの共用コントラクトからのミントは、50アイテムまで」とする仕様制限を発表(その後、クリエイターからの反発にあい、撤回)する等、ユーザー数の急増等に伴い、あわただしい動きも見られています。 - Rarible
- OpenSea同様、海外では高い知名度を誇る、NFTアート販売サイト。
アート作品のほかにも、写真やゲーム、音楽やドメイン、The SandboxのLAND(※ゲーム内の「土地」)など、様々なNFTアイテムが販売されています。
NFTとして販売できるアートの種類とは
NFTアートとして販売できるアート作品には、様々な種類があります。
デジタルアート
パソコンや、スマートフォン向けのアプリなどを利用して作成したデジタルアートは、NFTアートとして、複数の販売サイトに、多数アップされています。
3D(三次元)の作品等、手の込んだデジタルアートも多くありますが、簡単なドット絵(ピクセルアート)等、ごくシンプルなデジタルアートの存在も目につきます。
なお、ドット絵がNFTアートとして販売されているケースとしては、クリプトパンクス(CryptoPunks)が有名ですが、クリプトパンクスをまねて、簡単なスマホアプリなどでドット絵を作成し、”NFTアート”と銘打って販売しているケースも多々散見されます。
※クリプトパンクスの場合、デジタルアートの全構成情報をブロックチェーンに記帳する、という実験的なプロジェクトが起点となっています。
すなわち、
- デジタルアートの全情報を、ブロックチェーンに記帳したい
- そのためには、デジタルアートの情報量そのものは、出来るだけ軽量化する必要がある
- ならば、便宜上の措置として、ドット絵(24×24)で作ってみればどうだろう
という考え方で作られています。
こうした経緯を無視して、「デジタルアート=ドット絵」「NFTアート=ドット絵」のように拡大解釈し、スマホアプリ等を用いて(とてもアートとは言えないような)作品をNFTアートとして出品する行為については、コアなNFTアート・ファンの間からは「本末転倒」との指摘もあります。
参考:
NFTアートの作り方-デジタルアートの作り方や、仮想通貨ウォレット(メタマスク)の作り方等を、初心者向けにスクリーンショット付で徹底解説
ジェネラティブ・アート
プログラムを利用して大量生産された、いわゆる「ジェネラティブ・アート」も、NFTアートとして多数出品されています。
- 各パーツ・アイテムはデジタルアートとして(主にデザイナーなどが)作成したうえで、
- それぞれには透過設定を施し、
- 複数のアイテムをランダムに組み合わせて、
1つのデジタルアートとして組成されています。
また、それぞれのパーツについては、出現率等を調整することで、「レア度」も演出できることが出来、成功例としては、
- 前述のクリプトパンクス(CryptoPunks)や
- Bored Ape Yacht Club、
- イギリスの12歳の少年が、父親やDiscordコミュニティからサポートを得ながらリリースした「weird whales」シリーズなどが
有名です。
現実問題として、数千を超えるコレクションを手書きで作成していくのは現実的ではありませんが、ジェネラティブ・アートの場合、それをプログラムで実現できる、というメリットがあります。
イラスト
ペンタブなどを利用したり、「手書きした絵をスキャンする」等といった手法を活用して作成された、「イラスト風」のデジタルアートも、NFTアートの販売サイトに、多々、出品されています。
手書き作品ならではの風合いを持つNFTアートの場合、プレミアム感も演出でき、ひとたび、コレクションとして人気に火が付くと、瞬く間に、コレクティブルが完売する、等というケースも散見されます。
その他、NFTアート販売所で頻繁に出品されているアート作品例
- 写真
- 人物や風景を写した写真についても、NFTアートとして出品・販売されているケースがあります。
- 動画
- 数秒~数十秒程度の短めの動画が、NFTアートとして出品されているケースも多く見られます。
- 音楽・音源
- 曲や、その曲を構成する音符1つずつが、NFTアートとして販売される事例もあります。
最近では、GMOグループの運営するNFTアート販売サイト「AdamByGMO」で、坂本龍一氏の「戦場のメリークリスマス」の音符が販売されて、大きな話題となりました。
参考:
NFTアートの始め方|SNSで話題のNFTアート投資の始め方も徹底解説
NFTアートの販売方法の種類(オークションor固定価格)とは
OpenSea(オープンシー)のような、大手のNFTアート販売サイトでは、アップロードしたNFTアートについて、複数の販売方法の中から好きな手法を選び、出品・販売を行うことが可能です。
販売方法1:Fixed Price(固定価格販売)
Fixed Price、すなわち固定価格で販売する方法です。
出品の時点で、NFTアートの価格を固定で設定して販売(主にイーサリアム建て)し、
- 販売をスタートするタイミング、及び、
- 終了するタイミングを、
それぞれを任意で設定することが出来ます。
複数のNFTアートをまとめて「バンドル」として販売することも可能で、その際は、バンドル名や、バンドルの具体的な説明も付与できます。
また、OpenSeaの場合、固定価格での販売の時に限っては、ウォレットアドレスを指定し、特定のバイヤー(買い手)のためだけに、限定でNFTアートを販売することも可能です(事前にSNSなどでやり取りをし、シークレットで特定のクライアントにだけ販売したいときに有効活用できます)。
なお、固定価格での販売とする場合、NFTアート販売サイト(本例では、オープンシー)側の手数料は、2.5%に設定されています。
販売方法2:Timed Auction(時限オークション販売)
Timed Auction、すなわち、時間制限付きのオークション方式で、NFTアートを販売することもできます。
この場合、
- Sell to the highest bidder(=最高値を入札した人に対して販売)
- Sell with a declining price(=購入者が現れるまで、価格を下げ続ける手法)
の2通りから、具体的なオークション方法を選択することとなります。
Sell to the highest bidderによる販売方法
最高額を入札してくれた人に対してNFTアートを販売する、という、ごく一般的なオークション方法。
Starting price(オークションのスタート価格)、及び、入札受付開始日と締め切り日を設定できるほか、任意で、reserve price(最低落札価格)の設定を行うことも可能です。
Sell with a declining priceによる販売方法
「ダッチ・オークション」という別名でも知られる販売方法。
端的に言えば、
- 時間の経過とともに、価格が下がっていき、
- どこかの時点で販売が成立すれば、オークションが終了する、
という販売方法。
買ってくれる人が現れるまで値段を下げ続ける、「下方」のオークション・スタイルともいえます。
「Sell to the highest bidder」の場合と同様、まずはStarting price(スタート価格)を決め、オークションの開始日と終了日と共に、Ending price(販売価格の下限)を設定することで、オークションをスタートすることが出来ます。
なお、いずれのオークション形式を採用した場合でも、NFTアート販売サイト(本例ではオープンシーに対して)2.5パーセントの手数料支払いが必要となります。
NFTアート販売で得た利益に税金はかかるのか
まず、一般論として、具体的な販売方法は問わず、NFTアートの販売によって何らかの利益を得た場合、その利益は、課税の対象となります(日本の所得税法の場合、多少となりも利益を得れば、それは「追加の納税力を得た」と見做され、課税の対象となることが一般的です)。
しかし、NFTアートの販売益への課税については、具体的な実例が乏しく、NFTアート・クリエイターの間でも、確定申告の手法等に関しては、見解が分かれている部分もあります。
NFTアート販売で得た利益は、所得の分類上、「何所得」となるのか
まず、NFTアートのクリエイターの間でも意見が分かれやすいのが、NFTアートの販売で得た利益が、所得税法の定める「所得の分類」上、「何所得」に該当するのか、という議論です。
そもそも、日本国の所得税法では、下記の通り、複数の「所得の種類」が定められています。
所得の区分 | 概要 |
利子所得 | 預貯金や公社債の利子ならびに合同運用信託、公社債投資信託および公募公社債等運用投資信託の収益の分配に係る所得をいいます。 |
配当所得 | 株主や出資者が法人から受ける配当や、投資信託(公社債投資信託および公募公社債等運用投資信託以外のもの)および特定受益証券発行信託の収益の分配などに係る所得をいいます。 |
不動産所得 | 土地や建物などの不動産、借地権など不動産の上に存する権利、船舶や航空機の貸付け(地上権または永小作権の設定その他他人に不動産等を使用させることを含みます。)による所得(事業所得または譲渡所得に該当するものを除きます。)をいいます。 |
事業所得 | 農業、漁業、製造業、卸売業、小売業、サービス業その他の事業から生ずる所得をいいます。 ただし、不動産の貸付けや山林の譲渡による所得は、原則として不動産所得や山林所得になります。 |
給与所得 | 勤務先から受ける給料、賞与などの所得をいいます。 |
退職所得 | 退職により勤務先から受ける退職手当や厚生年金基金等の加入員の退職に基因して支払われる厚生年金保険法に基づく一時金などの所得をいいます。 |
山林所得 | 山林を伐採して譲渡したり、立木のままで譲渡することによって生ずる所得を いいます。 ただし、山林を取得してから5年以内に伐採または譲渡した場合には、山林所得ではなく、 事業所得または雑所得になります。 |
譲渡所得 | 土地、建物、ゴルフ会員権などの資産を譲渡することによって生ずる所得、建物などの所有を目的とする地上権などの設定による所得で一定のものをいいます。 ただし、事業用の商品などの棚卸資産、山林、減価償却資産のうち一定のものなどを譲渡することによって生ずる所得は、譲渡所得となりません。 |
一時所得 | 上記利子所得から譲渡所得までのいずれの所得にも該当しないもので、営利を目的とする継続的行為から生じた所得以外のものであって、労務その他の役務の対価としての性質や資産の譲渡による対価としての性質を有しない一時の所得をいいます。 |
雑所得 | 上記利子所得から一時所得までの所得のいずれにも該当しない所得をいいます。 例えば次に掲げるようなものに係る所得が該当します。
|
NFTアートの販売を行っているクリエイターの中には、
「NFTアート販売は、事業として行っている。だから、NFTアートの販売で得た利益は、事業所得に該当する」
と考える人も少なくありません。
仮に、事業所得して認められれば、所定の条件を満たしておけば、青色申告特別控除も利用できますし、「青色事業専従者給与」を経費計上することによって、更なる節税を図ることも可能となります。
しかしながら、特に企業に勤務して給与所得を受け取っている人の場合、「副業」としてNFTアート販売に取り組んだとしても、その利益が「事業所得」として認められるハードルは、決して低くありません。
そこで、ある程度現実的な見込みとして想定されることが多いのが、
「NFTアートの販売で得た利益は、雑所得として考慮されるだろう」
という見方です。
この場合、給与所得等と合算されて総合課税されることとなりますので、既に給与所得等の大きい人の場合、累進税率の影響で、NFTアートの販売益に対しても、多額の税金が課せられてしまう可能性があるため、注意が必要です。
参考:
「NFTアート作りを子供にやらせる」は、ありなのか-国内・海外の事例から読み解く、メリット&デメリットとは
NFTアート販売の収益は「どの時点」で課税対象となるのか
NFTアートの販売益が「いつ、どの時点で」課税の対象となるのか、についても、諸々の議論があります。
NFTアートを「販売したとき」の時価で課税される、という考え方
主流派と言える考え方のひとつが、「NFTアートを販売した時点の時価で、課税対象とされる」という考え方です。
例えば、NFTアートの販売サイトに出品したデジタルアートが、3イーサで販売できた、とします。
その時点での1イーサリアムの価値(日本円との交換レート)が、「1イーサあたり20万円」であれば、3イーサ×20万円=60万円が売上、そこから経費を差し引いた額面が、利益相当額として課税される、という考え方となります。
NFTアートの販売益(仮想通貨建て)を、日本円に替えたときに、課税される、という考え方
別の考え方としては、
「NFTアートの販売で得た代金を、ウォレット内で仮想通貨建てで保有している間は、課税対象とはならず、あくまでも、仮想通貨取引所等を通じて、仮想通貨を売却したときに、課税対象として計算される」
という見方も、存在します。
「NFTアート販売で得た仮想通貨を売らない限りは、課税されない」という考え方は、課税の繰り延べにも似ており、一部のNFTアート販売者の間では人気のある考え方ではありますが、「甘い」とする見方もあります。
現に、国税庁は、仮想通貨のマイニングによって、報酬として仮想通貨を受け取った場合については、取得時点での時価(レート)に応じて、課税対象とされる、としています。
NFTアートの販売によって仮想通貨を得る、という行為が、それと類似している、と課税権者が判断する可能性も、当然、小さくはありません。
NFTアートの出品・販売方法を、スクリーンショット付きで徹底解説
NFTアートを販売するにあたっては、主に下記のようなステップが必要となります。
- NFTアートとして販売するためのデジタルアートを用意する
- 販売したNFTアートの代金を、最終的に日本円にかえるために、仮想通貨口座を開設する
- 仮想通貨ウォレットを作成する
- NFTアートの販売サイト上に、アカウントを開設する
- NFTマーケットプレイス上で「コレクション」を作成する
- NFTアートの販売サイトに、事前に用意したデジタルアートをアップロードする
- 出品・販売の初期設定を行う
それぞれ、スクリーンショットと共に、詳しく見て参りましょう
NFTアートの販売方法1:デジタルアートの作成
NFTアートとして販売するためのデジタルアートの作成方法としては、
- スマートフォン(スマホ)で、アプリを使用して行うケースと、
- より本格的に、パソコンソフトを利用して行うケースが
あります。
販売向けのNFTアート作りに使える、スマホ向けアプリとは
初心者がNFTアート作りに取り組む場合、スマートフォンなどにインストールして使えるモバイルアプリを利用することが一般的です。
無料で利用できるアプリも数多くありますので、チェックしてみましょう。
スマホ向けのNFT作成アプリ①8bit painter
引用元:App Store
NFTアート作り初心者でも使いやすい、ドット絵作成アプリ。
スマホからアプリに写真データをインポートして、ドット絵に自動変換することも可能です。
透過PNG画像にも対応しているほか、作成したドット絵のエクスポートも簡単に行える、とあって、リリース以降、累計ダウンロード数は190万ダウンロードを突破している、人気アプリです。
価格 | 無料(ただし、App内課金あり) |
作成できるアート | ドット絵 |
配信 | App Store/Google Play |
レビュー数 | 7,525件(App Store)/20,623件(Google Play) |
アプリ販売元 | Takayuki Miyagawa(App Storeの場合。Google Playにおいては「OneTap Japan」) |
スマホ向けのNFT作成アプリ②ドット絵エディタ
引用元:App Store
前述の「8bit painter」と同じく、ドット絵の作成に特化したスマホアプリで、ipadにも対応済。
- ドット絵を作成しながら、クリエイターが自由に拡大・縮小できるので、ディテールまで書き込みやすい、という特長があるほか、
- レイヤーの管理も簡単で、アプリ内に複数のドット絵を保存できるのみならず、
- スマホ・ipadのカメラロールへのデータ書き出しもスムースに行うことが出来る、
といった特徴があります。
価格 | 無料(ただし、App内課金あり) |
作成できるアート | ドット絵 |
配信 | App Store |
レビュー数 | 2,604件(App Store) |
アプリ販売元 | Yosuke Seki |
スマホ向けのNFT作成アプリ③IbisPaint(アイビスペイント)
引用元:App Store
全世界で2億ダウンロード突破の人気アプリ。
「ペン」や「水彩」「エアブラシ」「平筆」等、使えるブラシは7,100種類以上あり、描画モードも豊富。
実際にデジタルアートを作成する過程(動画)を共有できるコミュニティ機能も搭載されており、ペイントアプリの利用が初めて、というユーザーでも、先輩クリエイターに相談しながら、イラスト作成を行うことが出来ます。
もっとも、機能が豊富な分、無料ではなく、アプリ購入にあたっては費用がかかります。
スマホ等を使ったイラスト作成の初心者の場合、機能を使いこなすだけで精一杯、という可能性もありますので、ある程度イラスト作成などに実績&自信がある人向け、と言えましょう。
価格 | 有料(ios向け、及びアンドロイド向けで価格差あり) |
作成できるアート | イラスト |
配信 | App Store/Google Play |
レビュー数 | 5,655件(App Store)/1,914,866件(Google Play) |
アプリ販売元 | ibis inc. |
スマホ向けのNFT作成アプリ④Pixelable
引用元:App Store
前述の「ドット絵エディタ」と同じ作者によるスマホ向けアプリ。
複数のレイヤーを作成することが出来、レイヤ-の順序の変更や、透過レイヤーの作成も可能。
各レイヤーをアニメーションの1フレームとして利用することで、アニメーションGIF(動画)の作成も出来ます。
価格 | 無料(ただし、App内課金あり) |
作成できるアート | ドット絵 |
配信 | App Store |
レビュー数 | 2,045件(App Store) |
アプリ販売元 | Yosuke Seki |
スマホ向けのNFT作成アプリ⑤CamScanner
引用元:App Store
スマホのカメラを使って、文書やイラストなどをスキャンすることの出来るアプリ。
このアプリ単体では、NFTアートとして活用するためのデジタルアートを作成することは出来ませんが、手書きでのイラスト作成に慣れている方は、
- いつも通り、手書きで(紙やキャンバスなど)イラストを描画したうえで、
- CamScannerでスキャンし、スマホ(もしくは、iPadなどのタブレット端末)に取り込み、
- 前述のIbisPaint(アイビスペイント)等を使って、加工したり、着色したりすることで、
味わいのある”一点物”のデジタルアートを、手軽に作成することが出来ます。
価格 | 無料(ただし、App内課金あり) |
作成できるアート | ※手書きのイラストなどをスキャンするために利用 |
配信 | App Store/Google Play |
レビュー数 | 3.4万件(App Store)/3,769,641件(Google Play) |
アプリ販売元 | INTSIG Information Co., Ltd(ios向けの場合。アンドロイド向けは、CamSoft Information) |
PCで販売用のNFTアート作りに使えるアプリ
NFTアート初心者の場合は、まずは前述したような、無料で使えるスマホアプリの利用が一般的です。
しかし、
- 既にデジタルアート作りに取り組んでいる人や、
- スマホアプリを使ったデジタルアート作りを行ったうえで、「もっと本格的にNFTアートを作りこんでみたい」と感じた人は、
スマホアプリでのデジタルアート作りから卒業し、パソコン(PC)を利用したアート作品作りに取り組んでみることも一案です。
NFTアート作り向けのPCソフト①Adobe Illustrator
引用元:Adobe Illustrator
- デザイン・レイアウトの決定版、と呼ばれるアプリケーション(ソフト)
- テキストと画像を組み合わせたレイアウトの作成やデザイン、線や図形を組み合わせたイラストの作成に最適
- 前述してきたような「ドット絵」の作成はもちろんのこと、より本格的なイラストやロゴ、地図やグラフまで、ありとあらゆるデザインワークに対応
- 写真の色調整・加工やコラージュが得意なPhotoshopと違って、イラストを多用したよりポップなデジタルアート作りに最適
などといった特徴があります。
その高機能ぶりは「圧巻」と言えますが、その分、有料であり、利用にはコストがかかります。
Illustrator単体での利用の場合、月額料金は2,728円(税込)ですが、全機能を7日間無料で扱えるトライアルもあるので、試して見る価値はあるでしょう。
NFTアート作り向けのPCソフト②Adobe Photoshop
引用元:Adobe Photoshop
- 写真や画像の加工・色の調整、複数画像の合成、テキストの追加や装飾などが自在に行えるツール
- ぼけた写真をシャープにしたり、歪んだ写真をまっすぐに補正したり、あるいは不要なものを除去したりと、どんな写真も思い通りの見栄えに仕上げることが可
- 文字を配置したりデザインしたり、写真や図形と組み合わせることもできる
- 水彩画や油絵のように、塗り重ねて描くタッチのイラスト作りも
- ペンタブレットの筆圧や傾きにも対応したブラシツールを使って、デジタルアートでありながら、同時に、手描きの風合いを再現できる
などといった特徴があります。
特に写真の加工機能は圧巻で、写真の切り抜きや、背景の削除、合成、色・明るさの調整や、文字の入力まで、ほぼすべての写真加工機能が搭載されています。
ただし、高機能なこともあり、前掲のAdobe Illustratorと同じく、月額料金(2,728円。単体の場合)がかかります。
7日間の無料体験などで機能を試してから購入を検討することが妥当でしょう。
NFTアートの販売方法2:仮想通貨口座の開設
NFTアートの販売にあたっては、事前に仮想通貨口座取引所の口座開設を済ませておくことが一般的です。
一般的に候補となる国内の仮想通貨取引所としては、下記のようなものがあります。
Coincheck(コインチェック)
App Annie社調べによる、仮想通貨取引アプリのダウンロード数としては第1位(2020年1月~12月)。
また、取り扱い通貨数も第1位(金融庁の、暗号資産交換業者登録対象から、Coincheck社による自社調べ)と、国内の仮想通貨取引業者の中では有数の実績を誇る事業者。
投資家同士で仮想通貨の売買を行う「仮想通貨取引所」の取引手数料は無料。
最低500円程度から、ビットコイン等の仮想通貨の買付が出来、投資家の本人確認も、スマホを使えば最短1日で可。
Coincheck(コインチェック)の提供している販売所では、NFTアートの出品・購入に使えるイーサリアムも、勿論、買い付けることが可能です。
DMM Bitcoin(DMM ビットコイン)
レバレッジ取引の取扱い暗号資産種類は、国内で第1位(2021年12月現在)。
口座維持手数料や出金手数料といった手数料は無料とされているほか、土日祝も含めた365日、問い合わせフォーム及びLINEからのお問い合わせに対するサポート体制が整備されています。
投資家登録申請から、最短1時間で取引ができるほか、NFTアートの出品などに必要なイーサリアムも、勿論、買付可能です。
ビットフライヤー(bitFlyer)
引用元:https://bitflyer.com/ja-jp/
販売所の売買手数料や、ビットコインFX の取引手数料、三井住友銀行からの振込手数料等は、無料。
業界最長となる、7年間以上ハッキング0(ゼロ)を、次世代セキュリティで実現しており、ビットコイン、リップル(XRP)、イーサリアム、ビットコインキャッシュなど、14種類の仮想通貨を、最低1円から売買することが可能です。
口座開設は最短10分で完了。
他の大手販売所と同様、イーサリアム販売所も完備されています。
NFTアートの販売方法3:仮想通貨ウォレットの作成
OpenSea(オープンシー)のようなNFTマーケットプレイスでNFTアートを出品・販売する場合、OpenSeaのアカウント(後ほど作成)と、仮想通貨のウォレットアプリとを、紐づける必要があります。
このため、仮想通貨取引所に口座開設を済ませ、イーサリアムの買付が済んだら、次は、OpenSeaと紐づけ可能なウォレットアプリの作成を済ませる必要があります。
※そもそも、ウォレットの作成ができていないと、OpenSeaでのアカウント開設が出来ません。
この際に利用されるウォレットとして鉄板なのが、メタマスク(MetaMask)。
具体的なウォレット作成プロセスとしては、下記の通りです。
- Google Chromeのウェブストアで「MetaMask」アプリを検索
- 「開始」をクリック
- 「ウォレットの作成」をクリック
- MetaMaskの品質向上への協力について「同意します」ないしは「同意しません」をクリック
- パスワードの作成
- シークレット・リカバリー・フレーズに関する短い動画を閲覧
- シークレット・リカバリー・フレーズの閲覧、及び保管
- シークレット・リカバリー・フレーズの確認
それぞれ、スクリーンショットと合わせて、確認して参りましょう。
Google Chromeのウェブストアで「MetaMask」アプリを検索
引用元:Chromeウェブストア
偽物のアプリに注意しつつ、MetaMaskアプリを検索。
見つけたら、「Chromeに追加」をクリックします。
「開始」をクリック
「ウォレットの作成」をクリック
「ウォレットのインポート」は、既にウォレットを保有している人が、別ブラウザ・別PCからMetaMaskにアクセスするために行う操作です。
MetaMaskウォレットの作成が初めての場合は、「ウォレットの作成」をクリック。
MetaMaskの品質向上への協力について「同意します」ないしは「同意しません」をクリック
パスワードの作成
シークレット・リカバリー・フレーズに関する短い動画を閲覧
シークレット・リカバリー・フレーズの意味や、その保管方法、管理上の注意点等に関する1分強程度の短い動画を閲覧。
動画の閲覧が終わったら「次へ」をクリックします。
シークレット・リカバリー・フレーズの閲覧、及び保管
保存が済んだら「次へ」をクリック。
シークレット・リカバリー・フレーズの確認
並べられている単語群から、先ほどのシークレット・リカバリー・フレーズを順番通りに並べて、「確認」をクリック。
MetaMaskウォレット作成の完了画面がこちら
「すべて完了」をクリック。
MetaMaskのウォレット画面がこちら
この画面までたどり着ければ、MetaMask(メタマスク)のウォレット作成は完了です。
NFTアートの販売方法4:NFTアート販売サイトにアカウントを開設する
ウォレット(メタマスク)の作成が済んだら、次はいよいよ、NFTマーケットプレイスでのアカウント開設です。
NFTマーケットプレイスそのものは、国内・国外問わず、多数存在しますが、ここでは、NFTアート作り初心者の方にとっての「鉄板」とされる、OpenSea(オープンシー)の場合で解説します。
主なステップとしては、下記の通りです。
- OpenSea(オープンシー)のトップページへアクセス
- OpenSea(オープンシー)のトップページ右上の、人型のアイコンをクリック
- 「Connect your wallet」の画面から、MetaMaskを選択
- 先ほど作成したMetaMaskのウォレット・アカウントを選択し、「次へ」をクリック
- ウォレット・アカウントを確認し、「接続」をクリック
- OpenSeaの新規プロフィール画面が表示されれば、ウォレットとの紐づけは完了
それぞれ、スクリーンショットと共に確認してみましょう。
OpenSea(オープンシー)のトップページへアクセス
OpenSea(オープンシー)のトップページ右上の、人型のアイコンをクリック
「Connect your wallet」の画面から、MetaMaskを選択
先ほど作成したMetaMaskのウォレット・アカウントを選択し、「次へ」をクリック
ウォレット・アカウントを確認し、「接続」をクリック
OpenSeaの新規プロフィール画面が表示されれば、ウォレットとの紐づけは完了
NFTアートの販売方法5:NFTアート販売サイトで「コレクション」を作成する
ここまでで、既にNFTアートとして出品するための作品(デジタルアート)作りも済んでいるし、作成したデジタルアートを出品するために必要な、OpenSeaのアカウント開設(メタマスクとの紐づけ)も完了しています。
あとは、実際にOpenSeaへとデジタルアートをアップロードして、NFTアートとして出品するだけです。
なお、NFTアートの出品処理としては、事前に「コレクション」を作成したうえで、作成済のコレクションに対して、デジタルアートをアップロード&ミントしていく、というフローを辿る一般的です。
コレクションの作成に必要なステップは、主に下記の通りです。
- OpenSeaアカウントにログインした状態で、「My Collections」をクリック
- 「Create a collection」をクリック
- MetaMaskによる署名
- コレクション情報の入力
これまでのプロセスと同様、スクリーンショットで確認して参りましょう。
OpenSeaアカウントにログインした状態で、「My Collections」をクリック
OpenSeaの場合、NFTアートを出品するためには、まず、個々のアート作品の「入れ物」に相当する「コレクション」を作成する必要があります。
コレクションを作成するにあたっては、OpenSeaにログインされた状態で、右上のアイコンから、「My Collections」をクリックします。
「Create a collection」をクリック
MetaMaskによる署名
「署名」の箇所をクリック。
コレクション情報の入力
入力可能なコレクション情報としては、下記のようなものがあります。
Logo image | コレクションにとってのアイコンに相当します。推奨サイズは350 x 350ピクセル |
Featured image | コレクションのアイキャッチ画像。推奨サイズは600 x 400ピクセル |
Banner image | コレクション情報ページのヘッダー部分に表示されるバナー画像。 1400 x 400ピクセル程度のワイド(横長)画像推奨 |
Name | コレクションの名前。入力は必須です |
URL | 「https://opensea.io/collection/」以降のURLについては、好きなURL(文字列)を指定することが出来ます。 ただし、既に他のコレクションで同じ文字列が利用されている場合は、他のURLを指定する必要があります |
Description | コレクションの概要を説明できる欄。マークダウン形式での入力が可能です |
Category | どのようなNFT作品をアップしていく予定なのか、カテゴリーを選択できます。 選択肢となるカテゴリーは以下の通り
|
Links | クリエイターの公式ホームページや、discord、インスタグラムなどに対して、コレクション・ページからリンクを設定することもできます |
Creator Earnings | 作ったNFTアートが、購入者によって転売(=二次流通)していった場合の、クリエイターの取り分(ロイヤルティ)を設定できます。上限は現在10パーセントです |
Blockchain | イーサリアムかポリゴン、どちらのブロックチェーン・ネットワークを利用したいかを選択します |
Payment tokens | 売買に利用される暗号資産(仮想通貨)の選択 |
Display theme | 今後このコレクションにアップロードしていくNFTアートの掲載方法の選択 |
Explicit & sensitive content | NFTアートが過激なものだったり、センシティブな内容のものでない限り、チェックは入れないままでOKです |
NFTアートの販売方法6:NFTアート販売サイトに、デジタルアートをアップロードする
NFTアートの販売方法の次のステップは、上記のようにして作成した「コレクション」に、実際に(作成済の)デジタルアートをアップロードし、NFT化(ミント)すること。
具体的には、下記のようなステップが必要となります。
- OpenSeaトップページ右上の「Create」をクリック
- アイテム(NFTアート)に関する情報を入力していく
OpenSeaトップページ右上の「Create」をクリック
アイテム(NFTアート)に関する情報を入力していく
入力できる情報としては、以下のような物があります。
Image, Video, Audio, or 3D Model | JPG, PNG, GIF, SVG, MP4, WEBM, MP3, WAV, OGG, GLB, GLTFのファイルがアップロード可能。ファイルのサイズ上限は100MB |
Name | NFTアートにつける名前 |
External link | クリエイターのHP(NFTアートに関する詳細情報が掲載されているホームページ等)への外部リンク |
Description | 作品に関する説明欄。コレクションと同様、マークダウン形式による入力が可能です |
Collection | 作成するNFTアートを、前段で作成したコレクションのうち、どのコレクションに含めるか、を選択できます |
Properties | アイテムに対して、属性情報を加えることが出来ます(例:性別や、種類など)。前述のCryptoPunkの場合であれば、各NFTアートに、
といった属性情報が付帯しており、各NFTアートのレア度などを表現することが出来ます。 |
Levels | クリエイターが任意で、「力」や「スピード」、「知力」などといった項目を作成し、それぞれのレベルを入力することが出来ます。出品したいと考えているNFTアートと無関係であれば、当然、設定しないことも出来ます。実際に設定する場合は、プログレスバー(棒グラフのようなもの)での表示となります |
Stats | 前述のレベル表示と似ていますが、こちらで設定した情報は、プログレスバーではなく、テキスト(文字列)にて表示されます |
Unlockable Content | NFTの購入者にだけ、限定で表示したい情報がある場合、ここに入力できます。
設置しておくことが可能です。マークダウン形式による入力ができます |
Explicit & Sensitive Content | NFTアートの内容が過激・センシティブである場合は、チェックをいれます |
Supply | 限定販売数の設定。2022年1月現在、1個のみの限定販売となっていますが、OpenSeaの今後のアップデートによって、2つ以上の販売が可能となる可能性があります |
Blockchain | Ethereum(イーサリアム)、及び、Polygon(ポリゴン)の中から、NFTアートの販売に利用する通貨を選択 |
Freeze metadata | アップロードするデジタルアートを、分散ファイルストレージ(IPFS)に保存したい場合は、こちらを選択。ただし、「Freeze metadata」を利用するには、まずは1つNFTアートをアップロードしておく必要があるほか、ガス代を消費することとなります |
NFTアートの販売方法7:NFTアートの販売・出品を行う
先ほどアップロードしたデジタルデータを、今後は、NFTアートとして、正式に出品します。
具体的なステップは、下記の通りです。
- アイテム画面右上の「Sell」(売る)をクリック
- 販売方法の選択(Fixed Price か、Timed Auctionの選択)
- 特定の人に売りたい場合は、「Reserve for specific buyer」を選択
- ウォレット初期化のためのガス代の支払い
それぞれ、スクリーンショットを確認してみましょう。
アイテム画面右上の「Sell」(売る)をクリック
販売方法の選択(Fixed Price か、Timed Auctionの選択)
NFTアートの販売方法としては、以下の2通りから選択することが出来ます。
- Fixed Price(固定価格)
- 1ETHならば1ETH、という固定価格での販売。初心者でも簡単に取り組みやすい、という特長があります。
- Timed Auction(時限オークション形式)
- オークション形式を利用する場合、
- Sell to highest bidder(最高入札者に売る)か、
- Sell with a declining price(誰かが買ってくれるところまで、値段を下げ続ける)
のいずれかを選択できます。
後者は別名「ダッチ・オークション」とも呼ばれています。
なお、どちらのオークション形態をとるにせよ、オークションのスタート価格は、クリエイター側で設定することが出来ます。
特定の人に売りたい場合は、「Reserve for specific buyer」を選択
「Reserve for specific buyer」にチェックを入れると、アドレス入力欄が表示されます。
このオプションを利用すれば、入力したアドレスの所有者に対して限定的に、NFTアートを販売することが出来ます。
入力が済んだら、最下部の「Complete listing」をクリック。
ウォレット初期化のためのガス代(マイニング事業者への手数料報酬)の支払い
OpenSeaでは、初回の出品の際、ウォレットを初期化するために、ガス代の支払いが必要となります。
イーサリアムのレート・取引相場にもよりますが、日本円換算で概ね1万円前後のガス代支払いが必須となります。
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