Fundsが、一部ファンドの投資申し込みにおける「抽選方式」導入を発表

Fundsが、一部ファンドの投資申し込みにおける「抽選方式」導入を発表

投資家から人気を集めるソーシャルレンディング・サービス「Funds」において、一部ファンドへの抽選方式導入が公表された。

株式会社クラウドポートが運営するソーシャルレンディング・サービス「Funds」は6月26日、ファンドの募集開始時の混雑を緩和すべく、今後に資金募集を行う一部のファンドにおいて、「抽選方式」を導入する旨を発表した。

従来通りの先着方式による募集と併用(抽選方式による募集実施後に、先着方式による募集を実施)とし、投資申込金額については、1ファンドあたり1人100万円まで、の上限設定を設ける(抽選方式の場合)。

抽選はあくまでもランダム方式により行われるとし、特定のファンドでの抽選結果が、その余のファンドにおける抽選結果に影響を与えることは無いという。
抽選当選後の投資申し込み取り消しは不可とされ、違反者については、以後のサービス利用に制限が課せられる場合があるとする。


参考:
【抽選機能のご紹介】一部のファンドでの投資申込に抽選を導入します|Funds


抽選方式導入に関するソーシャルレンディング・ラボからの取材に、Fundsは下記のように答えた。

-FAQの案内(※)によれば、一般的には、投資申込金額を少なく投資申し込みを行ったほうが、当選する場合が多くなるように読めるが

「抽選方式では、全てのお申込みから、ランダムに抽選しております。
ただし、当選可能である残り金額が、お客様の投資申込金額を下回る場合は、当選となることがありません。
例えば、1000万円の抽選枠に対して、順番にランダムに当選した結果、残りの抽選用の枠が50万円残っている状況となった場合、50万円より大きい金額の抽選申込をしている方は当選となりません。
したがって、場合によっては申込金額が少ない方のほうが当選しやすいと言えるかと存じます。」

-ルール違反者への利用制限の具体的な内容は

「新規投資申込の禁止などを検討しておりますが、その内容と実施基準は個別のケース次第となります。」


(※)参考:
抽選方式では、どのように当選者を決めますか?|Funds


透明性向上等が進むソーシャルレンディング投資業界においては、各投資家からの投資熱が高まっている一方、一部の人気事業者のファンドに関しては、投資家からのアクセス集中等により、募集開始時のサイト混雑等が頻繁に発生している。

不動産担保付きソーシャルレンディング大手「OwnersBook」が、一部ファンドの資金募集開始時刻を非公開とする試みを行うなど、サイトの混雑緩和に向けた各社の試行錯誤が続いている。


関連記事:
OwnersBookが初の借り手開示案件を公開-募集開始時刻は非公開|ソーシャルレンディング・ラボ

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