「黒字のソーシャルレンディング業者はどこですか」

頂戴したご質問

「現在、投資家登録を進めるソーシャルレンディング業者を選んでいるところです。
出来るだけ、法人としての損益が安定しているソーシャルレンディング業者を選びたいと考えているのですが、まだまだ、赤字のソーシャルレンディング業者も少なくないと聞いています。
そこでお伺いしたいのですが、既に、国内のソーシャルレンディング業者の中で、法人としての黒字化を達成している会社は、ありますでしょうか。」
(30代・男性・ソーシャルレンディング投資歴:なし)

「黒字であるかどうか」という着眼点は、一つの見識と言える

ご質問有難うございます。
平和裏なソーシャルレンディング投資を実現するためには、実際に出資するファンドの選定と同様、投資口座を開設する、「ソーシャルレンディング事業者選び」もまた、極めて大切なプロセスとなります。

ソーシャルレンディング事業者選定における視座は、投資家の趣向に応じて、様々であり、「上場企業が直接運営しているソーシャルレンディングサービスがいい」という投資家もいれば、「業界大手」であることを優先なさる投資家もいるでしょう。
それぞれの趣向に応じた候補企業例を一覧化するとすれば、下記のようになります。

ポイント 候補企業例
「上場企業が直接運営」 OwnersBook
※東証マザーズ上場企業が直接運営
「国内大企業が株主」 クラウドクレジット
※伊藤忠商事や第一生命といった大企業が出資
「業界大手」 SBIソーシャルレンディング
※2019年4月末時点投資家登録数3万4千人超。累計融資実績930億円超。
「最低投資額が小さい」 Funds
※1円から投資可。


※上記表内の各情報については、各事業者の公式ページより引用

質問者様の場合、ソーシャルレンディング事業者選びの過程で、法人としての損益が安定している事業者、すなわち、法人格としての損益黒字化を達成しているソーシャルレンディング事業者を探しておられる、とのこと。
国内ソーシャルレンディング業界においては、依然として初期投資段階・事業拡大フェーズにあるスタートアップ企業が多い中、既に法人としての黒字化を果たし、損益を軌道に乗せている、ということは、そのソーシャルレンディング事業者の、損益管理の秀逸さの表れでもあるでしょう。
このことから、質問者様のおっしゃる、ソーシャルレンディング事業者選びの方針(=黒字のソーシャルレンディング事業者を選定)もまた、確かに、一つのご見識と存じます。

黒字化を公表しているソーシャルレンディング事業者は稀

質問者様ご指摘の通り、国内ソーシャルレンディング業界において、黒字化を公表している事業者は、限られます。
これには、いくつかの要因が考えられますが、最大の原因としては、

  • (上掲も致しました通り、)国内ソーシャルレンディング事業者の多くが、スタートアップ企業(=短期的な黒字化よりも、ユーザー数の向上等を最優先した、事業拡大フェーズにあるベンチャー企業)であることと、
  • 非上場企業が多く、(黒字か、赤字か、も含め、)決算・財務状況を公開していないケースが多いこと、

が挙げられるでしょう。

そうした状況下ではありますが、それでもなお、国内ソーシャルレンディング事業者の中には、

  • 法人としての黒字化を達成し、
  • それを公表している事業者が、

いくつか、存在します。

今回は、そのうちの数社を、ご紹介致します。

SBIソーシャルレンディング

黒字を公表しているソーシャルレンディング事業者、SBIソーシャルレンディング。

引用元:SBIソーシャルレンディング

東証一部上場企業「SBIホールディングス株式会社」の100パーセント子会社である、SBIソーシャルレンディング株式会社が運営するソーシャルレンディングサービス。
2019年4月末の時点で、投資家登録数は3万4千人を突破。
累計融資実績も、930億円を超えており、日本を代表するソーシャルレンディング事業者の1社と言えます。

参考:
SBIソーシャルレンディング(公式サイト)

SBIソーシャルレンディングの決算公告はこちら

SBIソーシャルレンディングの決算公告はこちら

引用元:SBIソーシャルレンディング「電子公告」https://www.sbi-sociallending.jp/pages/pub

SBIソーシャルレンディング株式会社は、非上場企業ではありますが、同社ホームページの「電子公告」ページにおいて、直近数期の計算書類を公開しています。

参考:
電子公告|SBIソーシャルレンディング

2017年3月期に黒字転換

2013年3月期(第6期)以来、赤字(=利益剰余金の減少)が継続していた、SBIソーシャルレンディング株式会社ですが、2017年3月期の計算書類において、初めて、利益剰余金が増加に転じたことが確認されました。
また、利益剰余金の改善幅については、2018年3月期において、増大しています。

具体的には、下記の推移となっています。

  • 2013年3月期(第6期):利益剰余金△335,860
  • 2014年3月期(第7期):利益剰余金△458,916
  • 2015年3月期(第8期):利益剰余金△565,262
  • 2016年3月期(第9期):利益剰余金△663,043
  • 2017年3月期(第10期):利益剰余金△653,666
  • 2018年3月期(第11期):利益剰余金△510,789

※単位は、いずれも、千円。
※情報引用元は、いずれも、SBIソーシャルレンディング「電子公告」https://www.sbi-sociallending.jp/pages/pub

OwnersBook

黒字を公表しているソーシャルレンディング事業者、オーナーズブック。

引用元:OwnersBook

東証マザーズ上場企業「ロードスターキャピタル株式会社」が直接運営しているソーシャルレンディングサービス。
全てのソーシャルレンディングファンドに、国内不動産担保が設定されていることもあり、個人投資家から、根強い人気を得ている事業者でもあります。

参考:
OwnersBook(公式サイト)

OwnersBook運営会社は決算情報を公表している

黒字を公表しているソーシャルレンディング事業者、オーナーズブックの、IR情報

引用元:ロードスターキャピタル株式会社「IR」https://loadstarcapital.com/ja/ir.html

上掲も致しました通り、OwnersBookの運営会社である、ロードスターキャピタル株式会社は、東証マザーズの上場企業です。
このため、同社のホームページ等においては、IR(Investor Relations)情報として、

  • 決算短信
  • 決算説明会資料
  • 有価証券報告書
  • 株主総会関連資料

といった情報が、公開・掲載されています。

直近数期連続で黒字達成中

ソーシャルレンディングサービス「オーナーズブック」の運営会社は、直近数期連続で黒字達成中

引用元:ロードスターキャピタル株式会社「2018年12月期 有価証券報告書」https://loadstarcapital.com/ja/ir/library/securities.html

同社が公表している、2018年12月期(同社の第7期)の有価証券報告書によると、同社は、第4期以降、連続して、通期での黒字を達成しています。

参考:
2018年12月期(第7期) 有価証券報告書|ロードスターキャピタル株式会社

直近四半期も黒字

ロードスターキャピタル株式会社は、直近四半期も黒字

引用元:ロードスターキャピタル株式会社「2019年12月期 第1四半期 四半期報告書 」https://file.swcms.net/file/loadstarcapital/dam/jcr:9983600a-83b8-4732-a516-7d6cb2da2a65/S100FPXM.pdf

同社ホームページでは、加えて、直近四半期(2019年1月1日~2019年3月31日)の四半期報告書が公開されていますが、こちらも同じく、黒字であった旨が公表されています。

参考:
2019年12月期(第8期) 第1四半期 四半期報告書|ロードスターキャピタル株式会社

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