【ソーシャルレンディングへの応用は?】CAMPFIREの”クラウドファンディング保険”とは

寄稿者紹介

個人投資家Y.K氏。
2018年初旬からソーシャルレンディング投資を始め、約2年半が経過。
合計20社以上のソーシャルレンディング事業者に投資口座を開設し、累計投資額は400万円以上。
30代男性会社員・首都圏在住。

「投資にリスクは付き物。保険なんて、効くわけがない」と考えておられる方が多いと思いますが、
実は、購入型クラウドファンディング投資に特化した保険商品があることをご存知でしょうか。

CAMPFIREの「クラウドファンディング保険」とは

「クラウドファンディング保険」は、購入型クラウドファンディング大手「CAMPFIRE」で、東京海上日動火災保険株式会社との連携により、2017年3月から提供が開始された保険サービスです。
クラウドファンディング・プラットフォーム「CAMPFIRE」上での資金調達に成功した、すべてのプロジェクト(All-or-Nothing形式、All-In形式の、双方)の、支援者(=投資家)が、保険による保護の対象となっています。

クラウドファンディング保険の概要

CAMPFIREのクラウドファンディング保険の場合、プロジェクトの実行者(起案者)も、プロジェクトを支援した投資家も、いずれも、特別な追加費用は支払うことなく、保険サービスを受給することが可能です。
具体的な保険適用ケースとしては、

  • プロジェクト実行者が、クラウドファンディングによって調達した資金を横領してしまったり、
  • プロジェクト実行会社が倒産し、リターン(返礼品の提供など)が不履行となってしまった場合に、

東京海上日動から、プロジェクト支援者に対して、保険契約者(CAMPFIRE)を通じて、支援金額の80%を上限として、保険金が支払われます。

クラウドファンディング保険の利用の流れ

プロジェクト支援者(投資家)が、クラウドファンディング保険適用を受けるためには、下記のような流れを踏むことが必要です。

  1. 支援者が、所定のフォームから、CAMPFIREに対して連絡を行う。
  2. CAMPFIREが実態の調査を実施。
  3. 併せて、保険適用が可能かどうか、審査を実施し、適用の可否を支援者に対して連絡。
  4. 保険適用となった場合、保険金が支払われる。

クラウドファンディング保険が適用除外となるケース

画期的な取り組みのように見える、CAMPFIREのクラウドファンディング保険ですが、保険適用外となるケースもあるので、注意が必要です。
具体的には、

  • 被保険者の故意によるケースや、
  • 戦争や地震、洪水などの天変地異によるもの、
  • その他、プロジェクトやそのリターンが法令抵触しているケースなどは、

適用除外となる場合があります。


参考:
日本初『クラウドファンディング保険』を、CAMPFIREが3月に提供開始。東京海上日動と連携し、より安心してプロジェクトを実行・支援できる環境整備へ

「ソーシャルレンディング保険」の誕生可能性は?

残念ながら、今のところ、国内のソーシャルレンディング事業者が提供するファンドに、上記のような「保険」が適用されるケース・可能性は、存在しないようです。

”保険”という意味での担保

結局、ソーシャルレンディング投資における「保険」とは、融資債権の「保全」のことであり、
融資債権の安全性を高めるものは、やはり、「担保」です。
各ソーシャルレンディングファンドへと投資是非を検討する場合、

  • 人的担保(連帯保証)、および、物的担保(不動産など)は、どのような構成となっているか
  • 人的担保である場合、連帯保証人(法人であるケースも多くあります)の信用力はどの程度か。
  • 物的担保である場合、担保物の価値や換金性(不動産である場合、市場での売却に時間を要する場合があります)は十分か。また、担保物の価値算定は妥当か。

等といった点に、十分に注意を払う必要があります。

事業者を信頼できるかどうか、が最大のポイントに

ソーシャルレンディング投資において、最終的に、最も大切になってくるのは、
ファンド募集企業(および、募集プラットフォームの提供企業)について、私たち個々の投資家が、十分に信頼できるか、どうか、という点です。

たとえ、ファンド概要書に、どれだけ立派な担保構成が記載されていたとしても、
その記載内容が真実であるか、どうか、については、私たち個人投資家としては、あくまでも、各ソーシャルレンディング事業者の表明内容を信頼するしかないから、です。

国内のソーシャルレンディング業界では、過去に、

  • ソーシャルレンディング事業者が算定・表記していた担保物の価値が、実態と乖離していたり、
  • 「担保あり」と表記していながら、実際には、担保物が存在しなかったり、
  • ファンド概要に記載されたプロジェクトそのものが、架空のものであったり、

などといったトラブルがありました。

各ファンドの個別検討はもとより、そもそものソーシャルレンディング【事業者選び】の段階で、
私たち個人投資家は、その選球眼を試されている、ということです。


参考:
【2020年12月最新版】ソーシャルレンディングおすすめ9社&危ない3社比較ランキング【投資初心者必見】

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