ソーシャルレンディングをマネーフォワード&Excelで完全管理するやり方まとめ。

寄稿者紹介

個人投資家Y.K氏。
2018年初旬からソーシャルレンディング投資を始め、約1年ほどが経過。
合計20社以上のソーシャルレンディング事業者に投資口座を開設し、累計投資額は400万円以上。
30代男性会社員・首都圏在住。

まず、マネーフォワード連携しているソーシャルレンディング事業者一覧から確認しましょう。

なにかと便利なマネーフォワード。
わたしも、個人資産の管理などに、重宝させていただいています。

マネーフォワードの便利な機能のひとつが、口座情報自動連携機能。
マネーフォワードが連携対応している金融機関の口座を、あらかじめマネーフォワードに登録しておけば、
当該口座の資金の動きなどを、マネーフォワードが自動的に取り込んでくれます。

さて、そんな自動連携機能ですが、
ソーシャルレンディング事業者の口座とも、一部(といっても、かなりの数)、連携可能です。

本記事執筆時点現在、マネーフォワードと自動連携可能なソーシャルレンディング事業者は、下記の通り。
(順不同)

  • アメリカンファンディング
  • SBIソーシャルレンディング
  • LCレンディング
  • OwnersBook
  • ガイアファンディング
  • キャッシュフローファイナンス
  • クラウドクレジット
  • クラウドバンク
  • クラウドリース
  • グリーンインフラレンディング
  • さくらソーシャルレンディング
  • スマートレンド
  • トラストレンディング
  • maneo
  • ラッキーバンク

かなりのボリュームですよね!

Moneytree(マネーツリー)の場合は?

ちょっとわき道にそれますが、マネーフォワードと同じく家計簿アプリとして人気のある、Moneytree(マネーツリー)の場合、ソーシャルレンディング事業者との自動連携は可能なのでしょうか?



引用元:Moneytree(マネーツリー)https://institutions.moneytree.jp/index.html

↑Moneytree(マネーツリー)の公開している「対応金融機関及びサービス一覧」から確認する限り、Moneytree(マネーツリー)と連携しているソーシャルレンディング事業者は、少なくとも本日時点では、存在しないようです。

自動連携対応完了しているソーシャルレンディング事業者と、マネーフォワードとの、連携設定方法・やり方

実際の連携のやり方は、極めてシンプルです。
PC版で簡単に説明しますね。

マネーフォワードログイン。

↑マネーフォワードのPC版トップページがこちら。

(金融機関の)新規登録へ。

PC版だと画面左側に、

↑こんなボタンがありますので、クリック。

ソーシャルレンディング事業者は、「その他」にあります。

↑いくつかあるカテゴリーのうち、「その他」をクリックします。

連携したいソーシャルレンディング事業者を選びます。

↑ソーシャルレンディング事業者名がずらっと並んでいますので、連携したいソーシャルレンディング事業者名をクリックします。
例えばOwnersBookなら、「OwnersBook」をクリック。

ソーシャルレンディング事業者側のID(メールアドレスの場合あり)、パスワードの情報を入力します。

↑「自動取得対象の開始日」については、特段の事情が無い限り、「取得可能なデータをすべて取り込む」でOKです。
あとは「登録」をクリックすれば、自動同期が開始します。

簡単ですよね^^

マネーフォワードと自動連携対応していないソーシャルレンディング事業者に投資をしたい場合の、やり方

そんなわけで、複数のソーシャルレンディング事業者との連携対応を完了してくれているマネーフォワードですが、
一部のソーシャルレンディング事業者については、連携対応が未達の状態です。
わたしが口座を持っているソーシャルレンディング事業者の中で言えば、
LENDEX(レンデックス)やPocketFunding(ポケットファンディング)など、ですね。

  • マネーフォワードと自動連携していないソーシャルレンディング事業者に出資をしたい。
  • かつ、個人資産として、マネーフォワード内で一元管理したい。

そんな場合、どうするか。
そんなときは、「手動登録」という”奥の手”的なやり方を使います。

マネーフォワード「手動登録」の設定方法

↑さきほど同様、マネーフォワードトップページの左側メニューから、「新規登録」をクリックします。

「その他保有資産」をクリック。

ぽちっと。

金融機関カテゴリーなど選択。

↑金融機関カテゴリーをプルダウンメニューから選びますが、「その他保有資産」でOK。
今回はPocketFunding(ポケットファンディング)を手動登録する例で進めてみます。
金融機関名に手入力が完了したら、「登録」をクリック。

初期登録はこれでOK。

↑こんな画面が出れば一旦OKです。

マネーフォワードトップページに戻ってみると、

↑こんな感じで、PocketFundingが登録されています。

続いて、資金の移動が最初にマネーフォワードに取り込まれたときに要注意。

その後、手動登録したソーシャルレンディング事業者の投資口座に、その他の銀行口座などから、投資資金を移動した場合。

実際にわたしがPocketFunding(ポケットファンディング)の投資口座に投資資金を振り込んだときのマネーフォワード挙動とあわせて、ご説明します。

マネーフォワードは最初、資金を一般の出金(出費)として取り扱います。

↑こんな感じですね。ZAIZENという宛先に、10万円を支払ったよ、として、マネーフォワードに登録されてしまっています。
※ZAIZENというのは、PocketFunding(ポケットファンディング)の運営会社さんのことです。

「出費」ではなく、「振替」として登録しなおす。

あくまでも、投資口座に資金を移動したわけなので、「出費」ではなく、「振替」ですよね。
というわけで、

↑「振替」の矢印マークをクリック。

「振替の切り替え」で「実行する」をクリック。

ぽちっと。

振替先が未設定になっているので・・・

↑編集ボタンをクリックします。

あれ・・・「金融機関」の一覧の中に、ない・・・

リンクするのがこちらの画面。

金融機関一覧から、(今回の例で言えば)”PocketFunding”を探すのですが、
探しても探しても、プルダウンメニューの中に、”PocketFunding”が見当たりません。

ここに、今回の操作のポイントがあります。
マネーフォワード手動登録の場合、まず最初に(たとえ”ゼロ円”でもよいので)資産残高を入力しないと、
その後、振替先の選択肢の中に、当該新規登録口座が、出てこないのです。

では、どうするか。

手動登録した口座に、さらに手入力で、資産を仮登録(ゼロ円)します。

マネーフォワードのトップページから、「PocketFunding」をクリックすると、
こんな画面に。

ここで、「手入力で資産を追加」をクリックします。

資産を手入力


「資産の種類」については、「ソーシャルレンディング」という項目があるので、せっかくなのでそれを選択。
資産名称は、「追加する口座」の名称と同じでOKです。
また、
「現在の価値」の欄は、「0円」でOKです。
最後に、「この内容で登録する」をクリック。

さて、これでどうでしょう。

あら不思議!

「振替先」の選択肢プルダウンメニューの中に、念願の「PocketFunding」が出現しています。

あとは、

↑「設定を保存」をクリックしておけば・・・

マネーフォワードへの手動登録、ついに本完了!

↑こんな感じで、しっかりと残高が登録されています。

マネーフォワードの「振替ルール」としても、

↑このように、しっかりとルール登録されますので、
以後、同じ要領で資金を移動した場合は、自動的に、ソーシャルレンディング事業者口座への投資資金振替、として登録されるようになります^^
自動連携対応済の場合と比べて、やり方にはひと工夫が必要ですが、実際にこうして一元管理する便利さには代えがたいもの。
是非、試してみてください。

Excelでの詳細管理もお忘れなく!

マネーフォワードを通して行う一元管理は、あくまでも、”他の金融資産と一元で”ソーシャルレンディング投資を管理する、という点に利便性があります。
逆に言えば、ソーシャルレンディング投資の細かな投資状況・情報を管理するためには、マネーフォワードだけでは、いささか、力不足、となりかねます。
私の場合、

  • 出資しているソーシャルレンディングファンドの、平均運用期間や、
  • ファンドごとの投資金額、
  • 案件ごとの期待利回りの平均値や、
  • 期待されている分配金の合計額、

といった情報の管理は、Excelを使用して簡易的に行っています。

ソーシャルレンディング事業者のファンドに出資を行うたびに、手元のExcelに簡単に情報を記録しておくだけですので、大した手間にもなりません。
是非、マネーフォワードによる他資産との一元管理と合わせて、Excelでの詳細管理も、行ってみることをおすすめします^^

まとめ~マネーフォワード連携&Excel管理で快適なソーシャルレンディング投資生活を~

いかがでしたでしょうか。
マネーフォワードで気持ちよく一元管理できるようになると、ソーシャルレンディング投資は、ぐっと楽になります。
マネーフォワードが自動連携対応してくれているソーシャルレンディング事業者ならば、そのまま自動連携登録を。
残念ながら現時点では自動連携対応が完了しているソーシャルレンディング事業者についても、本記事で取り上げたようなやり方で操作して頂ければ、必要最低限の残高情報連携は可能となります。
Excelによる詳細管理も有効である点は、上述した通りです。

是非、活用してみてくださいね^^

なお、私は現在、国内20社のソーシャルレンディング事業者に、資金を分散投資中ですが、
そんな私が、厳選した3社のみ、「おすすめ事業者」としてご紹介しておりますのが、下記の別記事となります。
お時間ございましたら、ぜひご覧ください。

【ソーシャルレンディングのおすすめ会社はどこですか?】現役ソーシャルレンディング投資家が初心者の読者様におすすめする、厳選3社がこちら。

それでは、本記事はここまで。
最後までお目通しを頂き、誠に有難うございました。

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