NFTアートの作り方-デジタルアートの作り方や、仮想通貨ウォレット(メタマスク)の作り方等を、初心者向けにスクリーンショット付で徹底解説
本記事のまとめ(合計2万文字の本記事を3分で要約)
- 売れているNFTアートの中には、ドット絵(ピクセルアート)で作られたものや、手書きのようなイラストも多数。
- NFTアート作りに使える、無料のスマホアプリも多数。
- PCを使った本格的なデジタルアート作りは、NFTアート作りに慣れて来てからでもOK。
- 仮想通貨取引所で口座開設(オンラインで最短10分。勿論無料)
- NFTマーケットプレイス(NFTアートのオンラインモールのようなもの)にデジタルアートをアップロード
- 売りたい値段を決めて、出品処理
- Coincheck(コインチェック)(公式)
口座開設はもちろん無料。東証プライム上場のマネックスグループ傘下で、徹底したセキュリティ体制を構築。 - DMM Bitcoin(DMMビットコイン)(公式)
メインキャラクターは、人気モデルのローラさん。口座開設は最短10分。土日祝を含めた365日、取引方法まで含めたサポート体制が完備。 - bitFlyer(ビットフライヤー)(公式)
人気お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さんを起用したテレビCMが話題。今現在、国内で最も長く運営している仮想通貨取引所。信頼と安心のセキュリティで、これまでハッキング被害なし。
【作り方を学ぶ前に」そもそもNFTアートとは
「NFT」は、Non-Fungible-Toke(非代替性トークン)の略語。
主にイーサリアム・ブロックチェーン上に記録されるトークンで、ビットコイン・ネットワークに記録されるビットコイン(代替性のあるトークン)等の、主に決済のみを目的とした仮想通貨(暗号資産)とは異なり、トークン同士の間には代替性がありません(=トークン同士は互いに唯一無二)。
そうした、代替性の無いトークン(NFT)が紐づけられ、投資家やコレクター同士の間で実質的に売買されている(※)のが、昨今話題に上がることの多い「NFTアート」と呼ばれるデジタルアートです。
(※)より厳密には、投資家やコレクターが互いに売買しているのは、デジタルアート・デジタルデータそのものではなく、それぞれのデジタル情報に紐づけられたNFT(非代替性トークン)そのものです。
NFTアート作り&販売のメリット
NFTアートの取引履歴は、改ざんが困難なブロックチェーン上に記録され、残り続けることとなる
出品したNFTアートが、
- 誰か(NFTアートのコレクターや、投資家など)に購入され、トークンの所有者が変更になったり、
- またその後、トークンが、当初の購入・保有者から、別の第三者に転売された、等と言った、
NFTの取引履歴は、イーサリアム(Ethereum)やポリゴン(Polygon)といったブロックチェーン上に記録されることとなります。
「分散型のデジタル台帳」とも形容されるブロックチェーンの場合、取引データが、単一のサーバー・コンピューター等に保管されるのではなく、世界中に分散したノード(コンピューター)に分散して保管される、という特質があります(=中央集権型ではなく、分散型)。
また、新たに作成されるブロック(トランザクション=取引履歴をまとめて保管する「入れ物」のようなもの)には、直前のブロックの情報をハッシュ関数で暗号化したものが含まれているため、仮にどこかの時点で、ブロックの記録内容を改ざんしようとすれば、その後のチェーンに連なる全てのブロックを改ざんしなければならない、という特質もあります。
これらの特質により、ブロックチェーン上に(より正確には、各ブロックに)記録された情報の改ざんは、事実上、極めて困難(※)である、とされています。
(※)厳密には、ブロックチェーンを維持・運営するコンピューティング・パワー(≒マイニング・パワー)の過半を独占すれば、改ざんした後のブロック全てを自力で作成することが出来るため、物理的には改ざん処理は可能です。
ただし、
- そのようなコンピューティング・パワーを入手・維持するのは極めて困難ですし、
- それだけのコンピューティング・パワーを入手したのであれば、わざわざ改ざん行為に手を染めるようなことはせず、素直にブロックチェーン・コミュニティからマイニング報酬を受け取ったほうが利益となりやすい、という特質があるため、
実際問題として、改ざんの強いモチベーションが働きづらい、というのが特徴です。
クリエイターの立場から見れば、自分が作成したデジタルアートが、「いつ」、「誰に」、「どのような値段で」買われ、その後、どのようにトークンの保有者が遷移していったか、がわかる、というのは、大きなメリットと言えます。
もしも、有名なスポーツ選手や芸能人等、世間で「セレブ」と呼ばれる人たちが、仮に一時的にでも、NFTを保有してくれていれば、「有名な〇〇に買われたNFTアート(のクリエイター)」として、自身の製作活動をブランディングすることも可能となります。
参考:
「NFTアート作りを子供にやらせる」は、ありなのか-国内・海外の事例から読み解く、メリット&デメリットとは
NFTアートが二次流通した場合でも、クリエイターがロイヤルティ収入を得ることが出来る
OpenSea(オープンシー)のようなNFTマーケットプレイスでは、NFTアートの出品にあたり、クリエイターが、「ロイヤルティ」の設定を行うことが可能です(OpenSeaの場合、ロイヤルティの上限は10パーセント)。
あらかじめ、適切なロイヤルティ設定を行っておけば、
- 当初、クリエイターから、NFTアートを購入した人が、
- その後、より高額な値段で(もしくは、割安な値段で)、別の第三者に対し、NFTアートを転売したとしても、
クリエイターは、その売却価額の数パーセント相当額のロイヤルティを、収受することが出来ます。
これまでの現物アート(デジタルデータ化されていないアート)の世界においては、著名ではない新人アーティストが、自身の作品の二次流通の状況まで正確に把握し、かつ、その取引履歴・内容に応じてロイヤルティを徴収する、等という行為・仕組みは、極めて困難なものでした。
その点、作成したデジタルアートをNFT化(ミント)し、マーケットプレイスで出品・販売すれば、上記したようなロイヤリティ設定、及びその徴収機能を、至極簡単に実装することが可能です。
このように、自分が作成したデジタルアートが、その後二次流通した場合においても、長期的にロイヤルティ収入を得ることが出来る、というのは、クリエイターにとっては、NFTアート・プラットフォームを活用する際の、大きなメリットと言えます。
NFTを売却したとしても、デジタルデータそのものの著作権等はクリエイターの手元に残る
仮に、OpenSea(オープンシー)のようなマーケットプレイスで、デジタルデータに紐づいたNFTを売却したとしても、それは事実上、トークンそのもの(NFTそのもの)を売却したに過ぎません。
このため、デジタルデータそのものの所有権や著作権、商用利用の権利などは、基本的に、そのままクリエイターの手元に残り続けることとなります(※)。
※より厳密には、無形であるデジタルデータに「所有権」というものがそもそも発生し得るのか、という点について、議論の余地があります。日本国の法律においては、「所有権」の存在が認められるのは、固体や液体など、確たる形をもった有体物に限られているため、です。
また、NFTの売買に伴い、クリエイターと購入者との間で、別途任意の契約関係を締結した場合、その契約に基づき、データの著作権や商用利用権についても、購入者へと事実上移転してしまうケースもあります。
デジタルアートそのものは、無料のアプリを使って、スマホでも作成できる
詳しくは後述しますが、NFTアート・マーケットプレイスにおいて、「NFTアートである」として実際に売買されているデジタルアートの中には、ドット絵でつくられたものなど、シンプルなものも少なくありません。
※現に、日本の小学生が夏休みの自由研究で作ったドット絵が、100万円以上の価格で売れた、という事例もあります。
仮に、シンプルなドット絵であれば、手元のスマホに、無料のアプリをダウンロードするだけで、だれでも作成できます。
また、ドット絵でなくとも、もとより「イラストを描くのが得意」という人の場合、
- 最初に、手書きでイラストを制作し、
- そうして作ったイラストを、スマホのカメラアプリ・スキャンアプリでスキャンして、
- スマホの絵画アプリ等を使って、着色や加工を施したうえで、
- NFTアートとして出品、
という手法も取ることも出来ます。
このように、クリエイターとしての参入ハードルが低い点も、NFTアート作りのメリットのひとつと言えましょう。
デジタルアートのNFT化(ミント)も、マーケットプレイスで簡単に
「ドット絵でいいのであれば、デジタルアートそのものは簡単に作成できる、というのは分かった。でも、そうして作った作品を”NFTアート”として売り出すのが、技術的に難しいのではないか」
と考え、NFTアート作りに躊躇する人も、少なくないようです。
しかし、実際には、作成したデジタルアートに、NFT(非代替性トークン)を紐づける、いわゆる「ミント」と呼ばれる作業についても、OpenSea(オープンシー)などのNFTマーケットプレイスを使えば、誰でも簡単に行うことが出来ます。
※実際には、マーケットプレイスにデジタルアートをアップロードし、出品、という処理をするだけで、ミント(NFT化)は完了します。
また、出品するためのミント(NFT化)については、「出品者手数料なし」(=無料)としているNFTマーケットプレイスも存在するため、初心者でも安心して取り組むことができる、という利点があります(※)。
(※)ミント(NFT化)手数料無料、としているマーケットプレイスでは、「Lazy Minting」と呼ばれる機能を採用しているケースが多くあります。
この場合、単なるデジタルアートの「出品」の時点では、イーサリアム等のメインネットワークへのミントは行わず(※これを行うと、イーサリアム・ブロックチェーンへの記帳のために、ガス代が生じてしまうこととなります)、あくまでも、作品が「売れた」時に初めて、正式なミント(ブロックチェーンへの記帳)を行う、という仕組みとなります。
Ethereum(イーサリアム)やPolygon(ポリゴン)といった仮想通貨が値上がりすれば、円建てでの売上高も大きくなる
OpenSea(オープンシー)等の大手マーケットプレイスでNFTアートを出品する場合、その販売は、日本円建てではなく、Ethereum(イーサリアム)やPolygon(ポリゴン)といった仮想通貨(暗号資産)建てにて行うことが普通です(一部、新興のNFTアート・マーケットプレイスでは、クレジットカード決済・円建て決済を取り入れる動向もありますが、あくまでも例外的です)。
このため、EthereumやPolygonといった仮想通貨の相場(対・日本円の交換レート)が値上がりすれば、その分、円建てでの売上高が膨らみやすい、という特質があります。
また同時に、これらの暗号資産のレートが上昇すればするだけ、NFTアートへの注目も高まり、既に暗号資産を保有している人たちの資産評価も膨らんでいくため、その分、NFTアートそのものも売れやすくなる、という利点もあります。
※一方で、EthereumやPolygonといった仮想通貨(=NFT銘柄、とも呼ばれています)が長期的に値下がりしているときには、円建てに換算しなおした時の旨味(=正味の利益)が減ってしまう、というデメリットもあります。
参考:
NFTアートの始め方|SNSで話題のNFTアート投資の始め方も徹底解説
Ethereumにこだわらずに、Polygon建てで販売すれば、ガス代も節約できる
NFTマーケットプレイスとして有名なOpenSea(オープンシー)の場合、NFTアートの販売手法として「王道」とされているのは、イーサリアム・ブロックチェーンを利用した、イーサリアム(通貨)建てでの販売です。
しかし、Ethereumの場合、昨今のNFTブーム等により、トランザクション過多の傾向が強く、それに比例して、マイナー報酬(ガス代)が高騰しています。
実際にイーサリアム建てでNFTアートを出品する場合、最初のアカウント初期化だけで、日本円に換算して1万円前後のガス代がかかることもあり、クリエイターにとっては、ひとつの参入障壁となっています。
これに対し、EthereumのサイドチェーンにあたるPolygon(ポリゴン)を使えば、アカウント初期化から始まり、ほぼすべての出品プロセスにおいて、ガス代がかからず(ないしは、ガス代がかかったとしても、ごく小額)、NFTアート初心者にとっても、比較的取り組みやすい、という利点があります。
※ただし、Polygon(ポリゴン)建ての売上高を日本円として出金するためには、一旦イーサリアムにブリッジを行う必要がある、等、手間暇・管理上のデメリットも存在します。
ここまでのまとめ
- NFTアートの取引履歴は、改ざんが困難なブロックチェーン上に記録され、残り続けることとなる
- NFTアートが二次流通した場合でも、クリエイターがロイヤルティ収入を得ることが出来る
- NFTを売却したとしても、デジタルデータそのものの著作権等はクリエイターの手元に残る
- デジタルアートそのものは、無料のアプリを使って、スマホでも作成できる
- デジタルアートのNFT化(ミント)も、マーケットプレイスで簡単に
- Ethereum(イーサリアム)やPolygon(ポリゴン)といった仮想通貨が値上がりすれば、円建てでの売上高も大きくなる
- Ethereumにこだわらずに、Polygon建てで販売すれば、ガス代も節約できる
NFTアート作り初心者に人気の仮想通貨取引所は以下3つ
- Coincheck(コインチェック)(公式)
口座開設はもちろん無料。東証プライム上場のマネックスグループ傘下で、徹底したセキュリティ体制を構築。 - DMM Bitcoin(DMMビットコイン)(公式)
メインキャラクターは、人気モデルのローラさん。口座開設は最短10分。土日祝を含めた365日、取引方法まで含めたサポート体制が完備。 - bitFlyer(ビットフライヤー)(公式)
人気お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さんを起用したテレビCMが話題。今現在、国内で最も長く運営している仮想通貨取引所。信頼と安心のセキュリティで、これまでハッキング被害なし。
NFTアート販売を始めるにあたっての注意点
ウォレットの秘密鍵や、シークレット・リカバリー・フレーズの管理が大変
一部の例外はありますが、基本的に、NFTアートを作り、販売する場合、NFTマーケットプレイスと接続した仮想通貨ウォレットに、その代金等が入金されることとなります。
万が一、仮想通貨ウォレットから資金を引き出すための秘密鍵や、仮想通貨ウォレット(NFTアート作りに取り組む人の多くは、MetaMaskと呼ばれる仮想通貨ウォレットを使用します)の内容を復元するためのシークレット・リカバリー・フレーズが、悪意ある第三者に流出してしまうと、NFTアート作り等で培った資産などが、一挙に失われてしまうリスクがあります。
現に、NFTアート界隈では、初心者向けのサポートを装い、TwitterやDiscordなどのSNS上でのやり取りを通じて、MetaMaskウォレットのシークレット・リカバリー・フレーズを聞き出そうとするケースが多々確認されており、厳密な注意が必要となります。
秘密鍵・シークレット・リカバリー・フレーズの「流出」以外にも、「紛失」にも注意が必要
一方で、シークレット・リカバリー・フレーズ等を安全・秘密裡に管理しようとしても、
- 印刷して、紙ベースで金庫に保管する
- 銀行の貸金庫に保管する
など、一般個人レベルで取れる対策は、限られる、というのが実情です。
万が一、自らシークレット・リカバリー・フレーズを紛失してしまうような事態ともなれば、目も当てられません。
なお、通常の銀行預金であれば、中央集権的なシステムが整備されている関係上、もしも、キャッシュカードを無くしたり、暗証番号を忘れてしまっても、本人確認資料をしっかり準備すれば、所定の手続きを経て、銀行が救済してくれます。
しかし、仮想通貨・暗号資産分野では、そのような「他力本願」は、難しいのが実情です。
実際、MetaMaskの場合も、シークレット・リカバリー・フレーズを紛失してしまった場合、MetaMaskにサポートを依頼したとしても、復元のサポートは受けられません。
「セルフgox」にも注意が必要
同じように、特に、NFTアート作りの初心者の場合、「セルフgox」のリスクにも要注意です。
- 仮想通貨取引所の口座から、NFTマーケットプレイスと紐づけた仮想通貨ウォレットに資金を送金(アカウントの初期化や、他人のNFTアートの購入の際等に必要です)するタイミングや、
- 逆に、メタマスクのような仮想通貨ウォレットから、国内の仮想通貨取引所の口座に、NFTアートの売上代金を移動する、等と言った時に、
送金先のアドレス入力を間違えてしまえば、その資金を取り戻すことは、基本的に不可能です。
通常の銀行取引であれば、仮に、間違った振込先に送金してしまった場合でも、即座に銀行に連絡すれば、処理の中断・取り消しなどに対応してくれるケースがありますが、暗号資産のやり取りの場合、そのようなサポートは期待できません。
NFTアートが実際に売れた場合、マーケットプレイスに手数料を支払う必要がある
OpenSea(オープンシー)などのマーケットプレイスに出品したNFTアートが、実際に売れた場合、マーケットプレイス側に、所定の手数料を支払う必要があります。
実際の手数料設定は、マーケットプレイスによって様々ですが、例えば、NFTアート作りの初心者に特に人気の高いOpenSea(オープンシー)の場合、販売額の2.5パーセント相当額の手数料を徴収されます。
NFTアートの販売にあたっては、様々な局面で、高い「ガス代」の負担が必要
繰り返し述べている通り、NFTアート(より正確には、トークンそのもの)の取引履歴は、主にイーサリアムのブロックチェーンに記録されます。
そして、取引履歴をブロックに格納してもらうためには、イーサリアム・ネットワークのマイナーに対し、マイニング報酬を支払う必要があります。
このマイニング報酬が、NFTアート界隈でよく見聞きする「ガス代」の正体です
例えばOpenSea(オープンシー)の場合、下記のようなタイミングで、イーサリアムのガス代の負担が必要となります
- NFTアートを最初に出品するとき(イーサリアム・ブロックチェーンを利用する場合、アカウント初期化のためにガス代負担が必要。なお、2回目の出品以降はガス代は不要)
- 「Freeze metadata」機能を利用し、デジタルデータを分散型サーバー(IPFS)に保存するとき
- NFTアートの購入希望者からのオファーを受け入れるとき
- NFTアートを誰かに送付する時
- 固定価格販売をキャンセルするとき
- スタートしたオークションをキャンセルするとき
なお、イーサリアム・ブロックチェーンではなく、イーサリアムのサイドチェーンにあたるポリゴンを利用すれば、ガス代はゼロに近くなります。
しかしながら実際問題として、NFTアートを購入する側の目線から見ると、
「ポリゴンのブロックチェーンは、イーサリアムのブロックチェーンほどには、信頼できない(=未来永劫、ブロックチェーンがきちんと継続していくことを、イーサリアムほどには、信頼しづらい)。NFTアートを購入する以上、原則として、イーサリアムのブロックチェーンを利用したNFTアートを購入したい」
と考えている収集家も、少なくありません。
NFTアートの販売を通じて得た利益の税金処理がどのようになるか、確たる定説がない
クリエイターがNFTアート作りに取り組み、作成したNFTアートが、第三者に購入された場合、そこには、実質的な収益(売上高)が生じることとなります。
当然、NFTアート作りのために生じたコストについては、経費として処理できますが、売上から経費を控除した部分は、「利益」となり、課税の対象とされます。
この「利益」が、果たして税務上、「何所得」にあたるのか、について、今のところ、確たる定説がありません。
「アート作成という”事業”を通じて得た利益なので、”事業所得”だろう」
と考える人もいますが、その場合、NFTアート作り、及びその販売、というプロセス全体に、果たして「事業」と呼べるほどの規模・実績があるのか、といった点が、課税権者との間で、争点になり得ます。
一方で、NFTアート作りを通じて得た利益を「雑所得」として考慮すると、原則として総合課税の対象となるため、給与収入の大きい人の場合は、給与所得と合算して課税されてしまい、NFTアート作りで得た利益に対しても、高税率が課せられることとなる恐れがあります。
NFTアートの人気過熱が、地球温暖化を促進している、との指摘もある
本記事にて度々述べている通り、NFTアートの取引履歴は、主にイーサリアムのブロックチェーンに記録されていきます。
昨今のNFTアート人気の高まりに応じて、ここのところ、イーサリアムのトランザクションは増加傾向にありますが、トランザクションのマイニング処理(計算処理)に用いられるコンピューターは、その計算時に、多量の熱を発します。
このため、NFTアートに対して「アンチ」の立場をとる批評家からは、「NFTアートの取引履歴をブロックチェーンに記録するための計算処理が、多数のコンピューターをより一層加熱させ、その熱が、地球温暖化を促進してしまっている」との批判も、NFTアート界隈に対して、寄せられています。
※ただし、イーサリアムのマイニング(計算処理)、特にNFTアートの取引履歴の記録のためのマイニング処理が、どれだけ地球温暖化に直接的なインパクトを与えているか、に関する学術的なデータは、目下、不十分、との指摘もあります。
OpenSea(オープンシー)でミントしたNFTの生成者は、あくまでも「OpenSea」となってしまう
初心者にも人気の高いNFTマーケットプレイスであるOpenSeaの場合、デジタルデータのミント(NFT化)に際しては、クリエイター側がガス代を負担しなくてよい、というメリットがあります(より正確には、Lazy Minting処理により、あくまでもNFTが売れたときに初めて、正式にブロックチェーンに対して記帳する)。
しかしながら、この機能を活かし、OpenSeaのマーケットプレイス上でデジタルデータをミントすると(=Openseaの共有コントラクトを利用すると)、そのNFTのオリジナル・クリエイター(生成者)は、記録上、「OpenSea」となってしまいます。
また、この点にこだわりのあるクリエイターの場合は、OpenSeaの共有コントラクトの利用を避け、敢えて独自コントラクトでデジタルデータをミントし、ミント済のNFTをOpenSeaで販売する、という手法を採ることもできますが、この場合、
- 独自コントラクトのデプロイのため、および、
- デプロイした独自コントラクト上に、NFTをミントするために、
それぞれ、クリエイター自身がガス代を負担する必要が生じます。
参考:
NFTアートの販売方法は-販売サイトの種類や手数料、オークション販売&固定価格販売の違いも検証
NFTアートの作り方&販売方法
NFTアートを実際に作り、販売するためには、主に下記のようなプロセスが必要となります。
- OpenSea(オープンシー)のような大手NFTアート・マーケットプレイスで、どのようなNFTアートが出品・販売されているのかをチェックする。
- NFTアートの元となる、デジタルアート作りに使用する、スマホアプリ・PCソフト等を取得する。
- 取得したスマホアプリ等を利用して、実際にデジタルデータを作成する。
- 作成したデジタルアートを実際に販売するための、NFTマーケットプレイスを選択する。
- 仮想通貨取引所に口座を開設する。
- 仮想通貨取引所で、イーサリアム等の仮想通貨をあらかじめ購入する。
- 仮想通貨ウォレット(MetaMask等)を作成する。
- 事前に購入しておいた仮想通貨を、ウォレットに対して送金する。
- 仮想通貨入金済のウォレットを使って、NFTマーケットプレイス(OpenSea等)のアカウント開設をする。
- NFTマーケットプレイスで「コレクション」を作成する。
- 作成した「コレクション」に、事前に作成しておいたデジタルアートをアップロードし、ミント(NFT化)する。
- 作成したNFTアートを、出品(販売)する。
まずは、プロセスの前半部分に相当する、「NFTアートの作り方」から、確認して参りましょう。
NFTアートの作り方
NFTアートを販売するにあたっては、まずは、実際に販売するデジタルデータそのもの(=アート作品)を作成する必要があります。
- 「まずは手軽に始めてみたい」という人は、無料でダウンロード出来るスマホ・タブレット向けのアプリで、デジタルアートを作成することもできますし、
- より本格的にデジタルアート作りに取り組みたい人は、PC向けのソフト(有料のもの)を利用して、NFTアートとして出品するためのデジタルアートを作ることも出来ます。
世界最大級のNFTアート・マーケットプレイス「Opensea」には、どのようなデジタルアートが出品されている?
実際にNFTアート作りを始める前に、今現在、世界のNFTアート市場では、どのようなデジタルアートが実際に作られ、出品されているのか、をチェックしておくことは有意義です。
観察の場として最適なのは、世界最大級のNFTアート・マーケットプレイス「Opensea」と言えるでしょう。
そんなOpenseaで実際に公開・出品され、クリエイターや投資家からの人気を博しているデジタルアートには、下記のような物があります。
「最古のNFTプロジェクト」CryptoPunks(ドット絵)
引用元:https://opensea.io/collection/cryptopunks
2017年に1万体が作成され、プロジェクト開始当初は、無料で配布されていました。
今や、二次流通取引(一旦NFTアートを購入した人が、同じNFTアートを転売する行為)を含めた累計取引ボリュームは、80万ETH(イーサリアム・ブロックチェーン上の通貨。80万ETHは、1ETHが約30万円だとすれば、約2,400億円程度)に達しています。
最も高値で取引された事例としては、「CryptoPunk #9998」というデジタルアートがあります。
取引価格は124,457.0675イーサ。取引が為された2021年10月28日のイーサリアムのレートで考えると、約570億円に相当します。
これだけ高額で売買こそされているが、その実質は、24×24ピクセルで作られた、ごくシンプルなドット絵アートです。
ネイマール選手もお気に入りのNFTコレクティブル「Bored Ape Yacht Club」(イラスト)
引用元:https://opensea.io/collection/boredapeyachtclub
類人猿をモチーフにしており、前述のCryptoPunksと同じく、当初1万体が作成されました。
当初は安値で売買されていましたが、一部の著名人による購入などで人気が沸騰。
今や、最も安い物(floor price)でも95イーサ(1イーサを30万円とすれば、約2,850万円)という高値がついており、二次流通も含めた累計取引ボリュームは35万イーサ以上に達しています。
最近では、パリ・サンジェルマンに所属するサッカー・ブラジル代表のネイマール選手が「#6633」のNFTアートを159.99イーサ(1イーサを30万円とすれば、約4,800万円)で購入し、自身のツイッターのアイコンに設定するなどして、話題になりました。
そんな「Bored Ape Yacht Club」のコレクティブルは、いずれも、アルゴリズムで自動生成されたイラストアート、とされています。
NFTアートの作り方の種類とは
NFTアートの作り方には、主に下記のような種類があります。
- スマートフォン向けのアプリを利用して作成
- パソコンのデジタルアート作成ソフトを利用
- プログラミングによって「ジェネラティブ・アート」を自動作成
- クラウドソーシングによって「外注」で作成
それぞれ、詳しく見て参りましょう。
NFTアートの作り方1:スマホで作成
初心者がNFTアート作りに取り組む場合、最も一般的なのは、無料でダウンロード・利用が出来るスマホ・タブレット向けアプリを活用した、デジタルアート作成でしょう。
後述するようなスマホ向けアプリを手持ちのスマートフォン等にダウンロードし、ドット絵を作成したり、イラストアートを作る等したうえで、NFTアートの販売サイトにデータを送り、ミント(鋳造)し、NFTアートとして出品する、という手法です。
初期投資を要さないケースが多く、リスクを抑え、無料で始めることが出来る、というメリットがある一方で、手法として既に飽和しており、出品されている多量のNFTアートの中で、投資家やコレクターの目を引くことが難しい、というデメリットもあります。
※2021年初旬頃までは、子供がスマホ・タブレットアプリで自作したドット絵アートが、NFTアートのコレクターに高額で購入される、等というケースも散見されましたが、昨今のNFTアートブームにより、同じような手法で作られたデジタルアートが、販売サイトには氾濫しているような状況です。
NFTアートの作り方2:パソコンで作成
普段からイラストレーター等として活動しているクリエイターが、Photoshopやillustratorなどといった専用ソフトを利用してデジタルアートを作成し、NFTアートとして出品する、というケースも、多々あります。
スマホやタブレットの無料アプリで作成されたデジタルアートと比較すると、当然、作品のクオリティも高く、テイストが合えば、コレクターや投資家が、コレクションのまとめ買いをしてくれるケースも少なくなりません。
ただし、Photoshopやillustratorなどといった専用ソフトは、利用にあたってコスト(月額利用料等)がかかるほか、使用する機器やアプリケーションによっては、ソフトウェアやハードウェアの初期購入費用が必要となる場合もあります。
専用ソフトの機能が豊富になればなるほど、使い勝手に慣れていない人にとっては扱いづらくなる、という面もあり、総じて、NFTアート作りの初心者には、いささかハードルが高い、という留意点があります。
NFTアートの作り方3:プログラムで自動作成(ジェネラティブ・アート)
主にパソコンを利用し、専用の開発言語でプログラムを構築、そのプログラムを走らせることに拠って、大量のデジタルアートを短時間で自動作成する「ジェネラティブ」という手法も、NFTアート界隈では一般的に利用されています。
※前述のCryptoPunks(クリプトパンクス)や、「Bored Ape Yacht Club」なども、ジェネラティブの手法で作成されたものです。
イラスト風なジェネラティブ・アートの場合、
- アクセサリーや
- 被服(帽子など)、
- 肌の色や
- 髪型・髪色
等といった情報を要素化し、単品ごとに、透過性のあるデジタルアートを事前作成しておき、出現頻度をプログラムで自動調整したうえで、レア度などを考慮しながら、1つのNFTアートに仕上げていく、という工程が取られています。
手書きにせよ、スマホやタブレット向けのアプリを利用するにせよ、はたまた、パソコン向けのPhotoshopやillustrator等と言ったソフトウェアを利用するにせよ、人が直接創作作業に関与しながら、数千~1万点規模のNFTアートを作っていくには、莫大な時間が必要となります。
その点、「ジェネラティブ」の手法を利用すれば、最初のプログラム作成(コーディング)に、一定の時間や費用の投入が必要となりますが、一旦プログラムが稼働し始めれば、NFTアート作りを完全に自動化できる、というメリットがあります。
一方で、実際にNFTアートとして出品可能なデジタルアートを自動作成するためには、それなりに熟練したプログラマーによるコーディングが必要であり、プログラミング初心者の場合、独力で、すぐにジェネラティブ・アート作りをスタートすることは、現実的ではありません。
※もっとも、Discordコミュニティなどでは、具体的なジェネラティブ・アート作りの手法等に関しても、積極的に情報交換が為されており、そうしたコミュニティからの助力を得ながら、ジェネラティブの手法でNFTアート作りに取り組む、というのも、一案ではあります。
NFTアートの作り方4:クラウドソーシングを活用し外注で作成
NFTアート作り、及びその販売を、「事業」「投資活動」として捉えている人の中には、自らNFTアート作りに時間を投入するのではなく、
- クラウドワークスや
- ランサーズ、
- シュフティ
などといったクラウドソーシング・サービスを利用して、NFTアートとしてミントするためのデジタルアートを、外注によって用意する、というプロジェクトに取り組んでいる人もいます。
また、デジタルアート全体を、特定のクラウドワーカーに作らせるのではなく、敢えて、個々のパーツ作りを別々のワーカーに対して発注し、前述のジェネラティブ・アートの、パーツごとの元データとして活用する、という手法も、海外では、ごく一般的に採用されています。
クラウドソーシングを一部、ないしは全面的に利用して、NFTアート作りを行う場合、プログラミングによってデジタルアートを自動作成する場合と同様、短期間で多量のデジタルアートを用意することが出来る、というメリットがある一方で、クラウドワーカーに対し、事前に取り決められた報酬支払いをする必要がある、というデメリットがあります。
また、著作物の商業利用の権限等に関して、事前にクラウドワーカーとの間で入念な打ち合わせを済ませておかないと、いざ、NFTアートとして出品し、売上高が立ち始めた後になってから、思わぬ争議の火種となるリスクもあるため、注意が必要です。
NFTアート作りに使える、スマホ向けアプリとは
初心者がNFTアート作りに取り組む場合、スマートフォンなどにインストールして使えるモバイルアプリを利用することが一般的です。
無料で利用できるアプリも数多くありますので、チェックしてみましょう。
スマホ向けのNFT作成アプリ①8bit painter
引用元:App Store
NFTアート作り初心者でも使いやすい、ドット絵作成アプリ。
スマホからアプリに写真データをインポートして、ドット絵に自動変換することも可能です。
透過PNG画像にも対応しているほか、作成したドット絵のエクスポートも簡単に行える、とあって、リリース以降、累計ダウンロード数は190万ダウンロードを突破している、人気アプリです。
価格 | 無料(ただし、App内課金あり) |
作成できるアート | ドット絵 |
配信 | App Store/Google Play |
レビュー数 | 7,525件(App Store)/20,623件(Google Play) |
アプリ販売元 | Takayuki Miyagawa(App Storeの場合。Google Playにおいては「OneTap Japan」) |
スマホ向けのNFT作成アプリ②ドット絵エディタ
引用元:App Store
前述の「8bit painter」と同じく、ドット絵の作成に特化したスマホアプリで、ipadにも対応済。
- ドット絵を作成しながら、クリエイターが自由に拡大・縮小できるので、ディテールまで書き込みやすい、という特長があるほか、
- レイヤーの管理も簡単で、アプリ内に複数のドット絵を保存できるのみならず、
- スマホ・ipadのカメラロールへのデータ書き出しもスムースに行うことが出来る、
といった特徴があります。
価格 | 無料(ただし、App内課金あり) |
作成できるアート | ドット絵 |
配信 | App Store |
レビュー数 | 2,604件(App Store) |
アプリ販売元 | Yosuke Seki |
スマホ向けのNFT作成アプリ③IbisPaint(アイビスペイント)
引用元:App Store
全世界で2億ダウンロード突破の人気アプリ。
「ペン」や「水彩」「エアブラシ」「平筆」等、使えるブラシは7,100種類以上あり、描画モードも豊富。
実際にデジタルアートを作成する過程(動画)を共有できるコミュニティ機能も搭載されており、ペイントアプリの利用が初めて、というユーザーでも、先輩クリエイターに相談しながら、イラスト作成を行うことが出来ます。
もっとも、機能が豊富な分、無料ではなく、アプリ購入にあたっては費用がかかります。
スマホ等を使ったイラスト作成の初心者の場合、機能を使いこなすだけで精一杯、という可能性もありますので、ある程度イラスト作成などに実績&自信がある人向け、と言えましょう。
価格 | 有料(ios向け、及びアンドロイド向けで価格差あり) |
作成できるアート | イラスト |
配信 | App Store/Google Play |
レビュー数 | 5,655件(App Store)/1,914,866件(Google Play) |
アプリ販売元 | ibis inc. |
スマホ向けのNFT作成アプリ④Pixelable
引用元:App Store
前述の「ドット絵エディタ」と同じ作者によるスマホ向けアプリ。
複数のレイヤーを作成することが出来、レイヤ-の順序の変更や、透過レイヤーの作成も可能。
各レイヤーをアニメーションの1フレームとして利用することで、アニメーションGIF(動画)の作成も出来ます。
価格 | 無料(ただし、App内課金あり) |
作成できるアート | ドット絵 |
配信 | App Store |
レビュー数 | 2,045件(App Store) |
アプリ販売元 | Yosuke Seki |
スマホ向けのNFT作成アプリ⑤CamScanner
引用元:App Store
スマホのカメラを使って、文書やイラストなどをスキャンすることの出来るアプリ。
このアプリ単体では、NFTアートとして活用するためのデジタルアートを作成することは出来ませんが、手書きでのイラスト作成に慣れている方は、
- いつも通り、手書きで(紙やキャンバスなど)イラストを描画したうえで、
- CamScannerでスキャンし、スマホ(もしくは、iPadなどのタブレット端末)に取り込み、
- 前述のIbisPaint(アイビスペイント)等を使って、加工したり、着色したりすることで、
味わいのある”一点物”のデジタルアートを、手軽に作成することが出来ます。
価格 | 無料(ただし、App内課金あり) |
作成できるアート | ※手書きのイラストなどをスキャンするために利用 |
配信 | App Store/Google Play |
レビュー数 | 3.4万件(App Store)/3,769,641件(Google Play) |
アプリ販売元 | INTSIG Information Co., Ltd(ios向けの場合。アンドロイド向けは、CamSoft Information) |
PCでのNFTアート作りに使えるアプリ
NFTアート初心者の場合は、まずは前述したような、無料で使えるスマホアプリの利用が一般的です。
しかし、
- 既にデジタルアート作りに取り組んでいる人や、
- スマホアプリを使ったデジタルアート作りを行ったうえで、「もっと本格的にNFTアートを作りこんでみたい」と感じた人は、
スマホアプリでのデジタルアート作りから卒業し、パソコン(PC)を利用したアート作品作りに取り組んでみることも一案です。
NFTアート作り向けのPCソフト①Adobe Illustrator
引用元:Adobe Illustrator
- デザイン・レイアウトの決定版、と呼ばれるアプリケーション(ソフト)
- テキストと画像を組み合わせたレイアウトの作成やデザイン、線や図形を組み合わせたイラストの作成に最適
- 前述してきたような「ドット絵」の作成はもちろんのこと、より本格的なイラストやロゴ、地図やグラフまで、ありとあらゆるデザインワークに対応
- 写真の色調整・加工やコラージュが得意なPhotoshopと違って、イラストを多用したよりポップなデジタルアート作りに最適
などといった特徴があります。
その高機能ぶりは「圧巻」と言えますが、その分、有料であり、利用にはコストがかかります。
Illustrator単体での利用の場合、月額料金は2,728円(税込)ですが、全機能を7日間無料で扱えるトライアルもあるので、試して見る価値はあるでしょう。
NFTアート作り向けのPCソフト②Adobe Photoshop
引用元:Adobe Photoshop
- 写真や画像の加工・色の調整、複数画像の合成、テキストの追加や装飾などが自在に行えるツール
- ぼけた写真をシャープにしたり、歪んだ写真をまっすぐに補正したり、あるいは不要なものを除去したりと、どんな写真も思い通りの見栄えに仕上げることが可
- 文字を配置したりデザインしたり、写真や図形と組み合わせることもできる
- 水彩画や油絵のように、塗り重ねて描くタッチのイラスト作りも
- ペンタブレットの筆圧や傾きにも対応したブラシツールを使って、デジタルアートでありながら、同時に、手描きの風合いを再現できる
などといった特徴があります。
特に写真の加工機能は圧巻で、写真の切り抜きや、背景の削除、合成、色・明るさの調整や、文字の入力まで、ほぼすべての写真加工機能が搭載されています。
ただし、高機能なこともあり、前掲のAdobe Illustratorと同じく、月額料金(2,728円。単体の場合)がかかります。
7日間の無料体験などで機能を試してから購入を検討することが妥当でしょう。
NFTアートの販売方法
作成したデジタルアートを、NFTアートとしてマーケットプレイスで販売するためには、主に下記のようなステップが必要となります。
- NFTマーケットプレイスの選択
- 国内の仮想通貨取引所にて、口座を開設
- 仮想通貨・イーサリアム(ETH)を購入
- ウォレット(ほとんどのNFTアート・クリエイターが、まずはメタマスクを使用)を作成
- 仮想通貨口座から、事前に購入したETHを、ウォレットに対して送金
- NFTマーケットプレイス(ここでは、OpenSea)にアカウント開設(ウォレットの紐づけ)
- Openseaで「コレクション」(NFTアートの「入れ物」のようなもの)を作成
- 作成しておいたコレクションに、デジタルアートをアップロードし、NFT化(ミント)
- NFTアートの正式な出品
それぞれ、見て参りましょう。
NFTマーケットプレイスの選択
NFTアートを出品するにあたっては、まず、出品先のNFTマーケットプレイスを選択する必要があります。
選択肢に上がってくる、有力・大手のマーケットプレイスとしては、下記のようなものがあります。
OpenSea(オープンシー)
引用元:https://opensea.io/
世界初、そして世界最大級のNFTマーケットプレイス。
取り扱い品目も多岐にわたっており
- NFTアートはもちろんのこと、
- コレクティブルズ
- ドメインネーム
- 音楽
- 写真
- スポーツ
- トレーディング・カード
- ユーティリティ
- バーチャル・ワールド
など、様々なNFT(トークン)が売買されています。
前述の「CryptoPunks」や「Bored Ape Yacht Club」のほか、村上隆氏とRTFKTスタジオのコラボ・コレクティブルズ「CLONE X」など、様々な人気コレクティブルが展開されており、NFTアート市場における知名度は抜群です。
OpenSea(オープンシー)を利用して、NFTアートを販売する場合、出品者においては、最初の出品時にガス代が生じますが、以降の出品においては、出品時のガス代は不要となります。
また、ミント(デジタルデータへの、NFTの紐づけ)についても、ガス代無料で行うことが出来ます(OpenSeaの共有コントラクトを利用する場合)。
こうした特長もあり、目下、「NFTアート初心者の最初の出品場所=OpenSea(オープンシー)」というのは、NFTアート界隈では、ひとつの「鉄板」となりつつあります。
しかしながら、2022年1月下旬、突如、「コレクティブルズに追加できるNFTは50体まで」という制限を発表し、その後即座に取り下げる、など、サービス利用者の増加に伴い、規約変更などの動きが慌ただしくなりつつあります。
また、人気の反面、あまりにもOpenSea(オープンシー)へと権限・関心が集中することで、中央集権的な構図に対して警戒感を抱くユーザーも少なくありません。
Adam byGMO
引用元:https://adam.jp/
イーサリアムでの決済はもとより、クレジットカードや銀行振込での決済が可能とされており、「NFTアート購入が初めて」という人の場合でも、安心感を持って売買がしやすい、という特長があります。
※一方、前掲のOpenSea(オープンシー)などのNFTプラットフォームの場合、NFTアートを購入するためには、イーサリアム等の仮想通貨の事前購入が必要です。
イラストなどのアート作品のほか、音楽やトレーディング・カード、コレクティブルなど、多彩なNFTが取り扱われており、特定のNFTの購入希望者向けのオークションも、頻繁に開催されています。
また、各NFTの買い付け価格が、(仮想通貨建てではなく)円建てで表記されているのも、初心者にとっては親しみやすいポイントと言えましょう。
作家の村上龍氏や、音楽家の坂本龍一氏のストアもあり、最近では、「戦場のメリークリスマス」の音符がNFTアートとして販売され、大きな話題となりました。
nanakusa
引用元:https://nanakusa.io/
株式会社スマートアプリの運営する、NFTアート・マーケットプレイス。
出品可能なクリエイターは「事前審査制」とされており、NFTアートの購入者側から見れば、「(少なくとも)運営元の審査を通過したアーティストの作品を購入できる」という安心感があります。
※運営者の審査を通過したクリエイターは、その後、「nanakusa公認アーティスト」として活動することが可能となります。
イーサリアムとPolygonによる決済に対応しているほか、クレジットカード決済にも対応しているため、仮想通貨取引に慣れていないユーザーでも、参画しやすい、という利点がありましょう。
仮想通貨取引所にて口座を開設する
NFTは、基本的にはイーサリアムのブロックチェーン上に記録されるトークンであり、ポリゴン等、その他サイドチェーンはいろいろ存在しますが、「NFTアート=原則として、イーサリアムで売買する物」と考えて、おおかた、間違いはありません(現実的には、ポリゴン建てで購入出来たり、その他、クレジットカードを利用して円建てで購入出来るようなサービスもありますが、ここでは簡略化のために割愛します)。
また、NFTアート向けの大手マーケットプレイスとして知られるOpenSea(オープンシー)の場合、最初のデジタルアートをイーサリアム建てで出品する場合、アカウント初期化のために、マイナーに対するマイニング報酬(ガス代)を、イーサリアムで支払う必要があります。
このため、作成したデジタルアートを、NFTマーケットプレイスへ出品・販売するにあたっては、あらかじめ仮想通貨取引所に口座を開設し、多少のイーサリアムを買い付けておく必要があります。
一般的に候補となる国内の仮想通貨取引所としては、下記のようなものがあります。
Coincheck(コインチェック)
App Annie社調べによる、仮想通貨取引アプリのダウンロード数としては第1位(2020年1月~12月)。
投資家同士で仮想通貨の売買を行う「仮想通貨取引所」の取引手数料は無料。
最低500円程度から、ビットコイン等の仮想通貨の買付が出来、投資家の本人確認も、スマホを使えば最短1日で可。
Coincheck(コインチェック)の提供している販売所では、NFTアートの出品・購入に使えるイーサリアムも、勿論、買い付けることが可能です。
DMM Bitcoin(DMM ビットコイン)
レバレッジ取引の取扱い暗号資産種類は、国内で第1位(2021年12月現在)。
口座維持手数料や出金手数料といった手数料は無料とされているほか、土日祝も含めた365日、問い合わせフォーム及びLINEからのお問い合わせに対するサポート体制が整備されています。
投資家登録申請から、最短1時間で取引ができるほか、NFTアートの出品などに必要なイーサリアムも、勿論、買付可能です。
ビットフライヤー(bitFlyer)
引用元:https://bitflyer.com/ja-jp/
販売所の売買手数料や、ビットコインFX の取引手数料、三井住友銀行からの振込手数料等は、無料。
業界最長となる、7年間以上ハッキング0(ゼロ)を、次世代セキュリティで実現しており、ビットコイン、リップル(XRP)、イーサリアム、ビットコインキャッシュなど、14種類の仮想通貨を、最低1円から売買することが可能です。
口座開設は最短10分で完了。
他の大手販売所と同様、イーサリアム販売所も完備されています。
NFTマーケットと紐づけるための仮想通貨ウォレット(メタマスク)を作成
OpenSea(オープンシー)のようなNFTマーケットプレイスでNFTアートを出品・販売する場合、OpenSeaのアカウント(後ほど作成)と、仮想通貨のウォレットアプリとを、紐づける必要があります。
このため、仮想通貨取引所に口座開設を済ませ、イーサリアムの買付が済んだら、次は、OpenSeaと紐づけ可能なウォレットアプリの作成を済ませる必要があります。
※そもそも、ウォレットの作成ができていないと、OpenSeaでのアカウント開設が出来ません。
この際に利用されるウォレットとして鉄板なのが、メタマスク(MetaMask)。
具体的なウォレット作成プロセスとしては、下記の通りです。
- Google Chromeのウェブストアで「MetaMask」アプリを検索
- 「開始」をクリック
- 「ウォレットの作成」をクリック
- MetaMaskの品質向上への協力について「同意します」ないしは「同意しません」をクリック
- パスワードの作成
- シークレット・リカバリー・フレーズに関する短い動画を閲覧
- シークレット・リカバリー・フレーズの閲覧、及び保管
- シークレット・リカバリー・フレーズの確認
それぞれ、スクリーンショットと合わせて、確認して参りましょう。
Google Chromeのウェブストアで「MetaMask」アプリを検索
引用元:Chromeウェブストア
偽物のアプリに注意しつつ、MetaMaskアプリを検索。
見つけたら、「Chromeに追加」をクリックします。
「開始」をクリック
「ウォレットの作成」をクリック
「ウォレットのインポート」は、既にウォレットを保有している人が、別ブラウザ・別PCからMetaMaskにアクセスするために行う操作です。
MetaMaskウォレットの作成が初めての場合は、「ウォレットの作成」をクリック。
MetaMaskの品質向上への協力について「同意します」ないしは「同意しません」をクリック
パスワードの作成
シークレット・リカバリー・フレーズに関する短い動画を閲覧
シークレット・リカバリー・フレーズの意味や、その保管方法、管理上の注意点等に関する1分強程度の短い動画を閲覧。
動画の閲覧が終わったら「次へ」をクリックします。
シークレット・リカバリー・フレーズの閲覧、及び保管
保存が済んだら「次へ」をクリック。
シークレット・リカバリー・フレーズの確認
並べられている単語群から、先ほどのシークレット・リカバリー・フレーズを順番通りに並べて、「確認」をクリック。
MetaMaskウォレット作成の完了画面がこちら
「すべて完了」をクリック。
MetaMaskのウォレット画面がこちら
この画面までたどり着ければ、MetaMask(メタマスク)のウォレット作成は完了です。
NFTマーケットプレイス(ここでは、OpenSea)でのアカウント開設
ウォレット(メタマスク)の作成が済んだら、次はいよいよ、NFTマーケットプレイスでのアカウント開設です。
NFTマーケットプレイスそのものは、国内・国外問わず、多数存在しますが、ここでは、NFTアート作り初心者の方にとっての「鉄板」とされる、OpenSea(オープンシー)の場合で解説します。
主なステップとしては、下記の通りです。
- OpenSea(オープンシー)のトップページへアクセス
- OpenSea(オープンシー)のトップページ右上の、人型のアイコンをクリック
- 「Connect your wallet」の画面から、MetaMaskを選択
- 先ほど作成したMetaMaskのウォレット・アカウントを選択し、「次へ」をクリック
- ウォレット・アカウントを確認し、「接続」をクリック
- OpenSeaの新規プロフィール画面が表示されれば、ウォレットとの紐づけは完了
それぞれ、スクリーンショットと共に確認してみましょう。
OpenSea(オープンシー)のトップページへアクセス
OpenSea(オープンシー)のトップページ右上の、人型のアイコンをクリック
「Connect your wallet」の画面から、MetaMaskを選択
先ほど作成したMetaMaskのウォレット・アカウントを選択し、「次へ」をクリック
ウォレット・アカウントを確認し、「接続」をクリック
OpenSeaの新規プロフィール画面が表示されれば、ウォレットとの紐づけは完了
OpenSeaで、NFTアート用の「コレクション」を作成
ここまでで、既にNFTアートとして出品するための作品(デジタルアート)作りも済んでいるし、作成したデジタルアートを出品するために必要な、OpenSeaのアカウント開設(メタマスクとの紐づけ)も完了しています。
あとは、実際にOpenSeaへとデジタルアートをアップロードして、NFTアートとして出品するだけです。
なお、NFTアートの出品処理としては、事前に「コレクション」を作成したうえで、作成済のコレクションに対して、デジタルアートをアップロード&ミントしていく、というフローを辿る一般的です。
コレクションの作成に必要なステップは、主に下記の通りです。
- OpenSeaアカウントにログインした状態で、「My Collections」をクリック
- 「Create a collection」をクリック
- MetaMaskによる署名
- コレクション情報の入力
これまでのプロセスと同様、スクリーンショットで確認して参りましょう。
OpenSeaアカウントにログインした状態で、「My Collections」をクリック
OpenSeaの場合、NFTアートを出品するためには、まず、個々のアート作品の「入れ物」に相当する「コレクション」を作成する必要があります。
コレクションを作成するにあたっては、OpenSeaにログインされた状態で、右上のアイコンから、「My Collections」をクリックします。
「Create a collection」をクリック
MetaMaskによる署名
「署名」の箇所をクリック。
コレクション情報の入力
入力可能なコレクション情報としては、下記のようなものがあります。
Logo image | コレクションにとってのアイコンに相当します。推奨サイズは350 x 350ピクセル |
Featured image | コレクションのアイキャッチ画像。推奨サイズは600 x 400ピクセル |
Banner image | コレクション情報ページのヘッダー部分に表示されるバナー画像。 1400 x 400ピクセル程度のワイド(横長)画像推奨 |
Name | コレクションの名前。入力は必須です |
URL | 「https://opensea.io/collection/」以降のURLについては、好きなURL(文字列)を指定することが出来ます。 ただし、既に他のコレクションで同じ文字列が利用されている場合は、他のURLを指定する必要があります |
Description | コレクションの概要を説明できる欄。マークダウン形式での入力が可能です |
Category | どのようなNFT作品をアップしていく予定なのか、カテゴリーを選択できます。 選択肢となるカテゴリーは以下の通り
|
Links | クリエイターの公式ホームページや、discord、インスタグラムなどに対して、コレクション・ページからリンクを設定することもできます |
Creator Earnings | 作ったNFTアートが、購入者によって転売(=二次流通)していった場合の、クリエイターの取り分(ロイヤルティ)を設定できます。上限は現在10パーセントです |
Blockchain | イーサリアムかポリゴン、どちらのブロックチェーン・ネットワークを利用したいかを選択します |
Payment tokens | 売買に利用される暗号資産(仮想通貨)の選択 |
Display theme | 今後このコレクションにアップロードしていくNFTアートの掲載方法の選択 |
Explicit & sensitive content | NFTアートが過激なものだったり、センシティブな内容のものでない限り、チェックは入れないままでOKです |
作成したコレクションにデータをアップロードする
NFTアートの販売方法の次のステップは、上記のようにして作成した「コレクション」に、実際に(作成済の)デジタルアートをアップロードし、NFT化(ミント)すること。
具体的には、下記のようなステップが必要となります。
- OpenSeaトップページ右上の「Create」をクリック
- アイテム(NFTアート)に関する情報を入力していく
OpenSeaトップページ右上の「Create」をクリック
アイテム(NFTアート)に関する情報を入力していく
入力できる情報としては、以下のような物があります。
Image, Video, Audio, or 3D Model | JPG, PNG, GIF, SVG, MP4, WEBM, MP3, WAV, OGG, GLB, GLTFのファイルがアップロード可能。ファイルのサイズ上限は100MB |
Name | NFTアートにつける名前 |
External link | クリエイターのHP(NFTアートに関する詳細情報が掲載されているホームページ等)への外部リンク |
Description | 作品に関する説明欄。コレクションと同様、マークダウン形式による入力が可能です |
Collection | 作成するNFTアートを、前段で作成したコレクションのうち、どのコレクションに含めるか、を選択できます |
Properties | アイテムに対して、属性情報を加えることが出来ます(例:性別や、種類など)。前述のCryptoPunkの場合であれば、各NFTアートに、
といった属性情報が付帯しており、各NFTアートのレア度などを表現することが出来ます。 |
Levels | クリエイターが任意で、「力」や「スピード」、「知力」などといった項目を作成し、それぞれのレベルを入力することが出来ます。出品したいと考えているNFTアートと無関係であれば、当然、設定しないことも出来ます。実際に設定する場合は、プログレスバー(棒グラフのようなもの)での表示となります |
Stats | 前述のレベル表示と似ていますが、こちらで設定した情報は、プログレスバーではなく、テキスト(文字列)にて表示されます |
Unlockable Content | NFTの購入者にだけ、限定で表示したい情報がある場合、ここに入力できます。
設置しておくことが可能です。マークダウン形式による入力ができます |
Explicit & Sensitive Content | NFTアートの内容が過激・センシティブである場合は、チェックをいれます |
Supply | 限定販売数の設定。2022年1月現在、1個のみの限定販売となっていますが、OpenSeaの今後のアップデートによって、2つ以上の販売が可能となる可能性があります |
Blockchain | Ethereum(イーサリアム)、及び、Polygon(ポリゴン)の中から、NFTアートの販売に利用する通貨を選択 |
Freeze metadata | アップロードするデジタルアートを、分散ファイルストレージ(IPFS)に保存したい場合は、こちらを選択。ただし、「Freeze metadata」を利用するには、まずは1つNFTアートをアップロードしておく必要があるほか、ガス代を消費することとなります |
アップロードしたデジタルアートを、NFTアートとして出品する
先ほどアップロードしたデジタルデータを、今後は、NFTアートとして、正式に出品します。
具体的なステップは、下記の通りです。
- アイテム画面右上の「Sell」(売る)をクリック
- 販売方法の選択(Fixed Price か、Timed Auctionの選択)
- 特定の人に売りたい場合は、「Reserve for specific buyer」を選択
- ウォレット初期化のためのガス代の支払い
それぞれ、スクリーンショットを確認してみましょう。
アイテム画面右上の「Sell」(売る)をクリック
販売方法の選択(Fixed Price か、Timed Auctionの選択)
NFTアートの販売方法としては、以下の2通りから選択することが出来ます。
- Fixed Price(固定価格)
- 1ETHならば1ETH、という固定価格での販売。初心者でも簡単に取り組みやすい、という特長があります。
- Timed Auction(時限オークション形式)
- オークション形式を利用する場合、
- Sell to highest bidder(最高入札者に売る)か、
- Sell with a declining price(誰かが買ってくれるところまで、値段を下げ続ける)
のいずれかを選択できます。
後者は別名「ダッチ・オークション」とも呼ばれています。
なお、どちらのオークション形態をとるにせよ、オークションのスタート価格は、クリエイター側で設定することが出来ます。
特定の人に売りたい場合は、「Reserve for specific buyer」を選択
「Reserve for specific buyer」にチェックを入れると、アドレス入力欄が表示されます。
このオプションを利用すれば、入力したアドレスの所有者に対して限定的に、NFTアートを販売することが出来ます。
入力が済んだら、最下部の「Complete listing」をクリック。
ウォレット初期化のためのガス代の支払い
OpenSeaでは、初回の出品の際、ウォレットを初期化するために、ガス代の支払いが必要となります。
イーサリアムのレート・取引相場にもよりますが、日本円換算で概ね1万円前後のガス代支払いが必須となります。
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