オーナーズブック=投資できない?人気事業者でのソーシャルレンディング投資に付き物の悩みについて詳説致します。
個人投資家Y.K氏。
2018年初旬からソーシャルレンディング投資を始め、約1年ほどが経過。
合計20社以上のソーシャルレンディング事業者に投資口座を開設し、累計投資額は400万円以上。
30代男性会社員・首都圏在住。
オーナーズブックで投資できないのはこんなとき
オーナーズブックでは、実際にファンドに投資をしたくても、投資が出来ない、というシチュエーションがあり得ます。
具体的には以下のようなケースです。
「オーナーズブックに投資できない!」→「そもそも募集しているファンドが無い」
オーナーズブックの場合、ファンドの数量そのものは、他のソーシャルレンディング事業者と比較して、決して多いわけではありません。
ファンドの数量でソーシャルレンディング事業者を比較した、本ブログの過去記事(ソーシャルレンディングを比較してみた結果、4つの視座から見えてきた意外な真実とは。)では、わたしがメインで投資しているソーシャルレンディング事業者の中では、オーナーズブックは、最もファンドの数量が少ない、という結果が出ました。
その時確認したファンドの数量データがこちら。
↓
事業者名 | ファンド数 |
maneo(マネオ) | 4,577件 引用元:https://www.maneo.jp/apl/fund/list?page=1 |
クラウドクレジット | 421件 引用元:https://crowdcredit.jp/fund/ |
OwnersBook | 100件 引用元:https://www.ownersbook.jp/project/index/all/1/2/ |
※償還済のファンドも含みます。
※各ソーシャルレンディング事業者のホームページ等から確認できた情報に限ります。
※あくまでも、上記記事を執筆した時点でのデータに基づいています。
このため、オーナーズブックの場合、「投資をしたいなー」と思ってファンド一覧を覗いても、そもそも、資金を募集しているファンドが無い、というケースが、ごく頻繁に発生します。
(※物足りない、とお感じになる方もいらっしゃるかもしれませんが、私はそうは思いません。
というのも、オーナーズブックの場合、他のソーシャルレンディング事業者と違い、資金を借り手企業に貸し付ける際、必ず、借り手企業の保有する不動産に対して抵当権を設定する、という特長を有しているからです。
不動産に抵当権を設定する場合、当然事前に借り手企業の保有する不動産について担保評価を行う必要があり、他のソーシャルレンディング事業者が提供しているファンド、中でも、無担保・無保証型のファンド等と比べれば、ファンド組成に手間・時間がかかるのは、当然です。
このため結果的に、資金募集を行うファンドの絶対量が少ない、という事態が発生するのは、こればかりは、致し方が無いことだ、と、私は考えています)
この「ファンドの絶対数が少ない」という問題は、わたしたち個人投資家では、どうしようもできないことです。
オーナーズブックの今後の更なる成長・発展に期待、ということしか出来ません。
「オーナーズブックに投資できない!」→「ファンドの募集開始の時に間に合わない」
先ほども述べたように、オーナーズブックの場合、どうしても、ファンドの絶対数が少ない、という問題があります。
そして同時に、個人投資家にとって、オーナーズブックの人気は、かなり高いものがあります。
このため、いざ、オーナーズブックが、ファンドに資金募集を行う場合、個人投資家が、一斉に投資合戦を繰り広げます。
その結果、オーナーズブックのファンドの場合、資金募集開始以降、速い時は、ほんの数分で、資金募集枠がいっぱいになってしまう、ということが、ごく頻繁に発生します。
このことは、2chなどでも話題です。
352 :名無しさん :2018/03/14(水) 20:04:16.83 ID:RKR4iEpC0Pi.net
オナブ18時に張り付いてたのにスマホだと重くて繋がらなくて
やっとつながったと思ったら終わってたわ
5分にはもう終わってたぞ
引用元:http://maguro.2ch.sc/test/read.cgi/money/1520441073/0-
619 :名無しさん :2018/04/05(木) 12:56:53.27 ID:ksRlZCiU0.net[2/5]
maneoも次の社長次第では資金減らすかもなー
でも他にあまり分散先が無いのがね
SBIとオナブは人気すぎるし
引用元:http://maguro.2ch.sc/test/read.cgi/money/1521893904/0-
人気過ぎて、ものの数分で募集枠が埋まってしまい、投資できなかった。
そんな声は、ネット上でもごく頻繁に散見されます。
※オーナーズブック(OwnersBook)のネット上での評判については、本ブログのこちらの過去記事でも、詳しく検証しています。ぜひ、ご覧下さい。
【保存版】オーナーズブック(OwnersBook)の評判を徹底調査致しました。
なかなか困った問題ではありますが、ただし、先ほどの「ファンドの絶対数が少ない」というポイントと比べて、わたしたち個人投資家の自助努力で、比較的、解決の可能性が見えやすいところでもあります。
オーナーズブックの「投資できない」を回避するために
実際のオーナーズブック投資に際しては、いくつかの注意、そして工夫が必要です。
「オーナーズブックに投資できない」という事態を避ける方法その1【時間を守る】
オーナーズブックの場合、きちんとメール配信設定を済ませておけば、ファンドの募集開始の予告メールを配信してくれます。
実際に届くメールはこんな感じです。
↓
オーナーズブックのメール配信設定は、「(オーナーズブックの)マイページ」→「アカウント設定」→「メール受信」の箇所から設定・確認が可能です。
わたしは実際にこんな感じの設定にしています。
↓
なお、予告メール、確かに便利なのですが、実際にメールが届くのは、ファンド募集開始の、結構、直前です。
例えば、先ほど掲載したメールに関しては、
↑こんな感じで、5月10日18時募集開始予定のファンドについて、5月9日の夜にメールが流れてくる、というスケジュール感です。
このため、「ファンド募集開始予告メールを読んでから、デポジット口座へと投資資金を送金」という感覚では、間に合わない場合があります。
「オーナーズブックに投資できない」という事態を避ける方法その2【先に投資口座にお金を入れておく】
そのため、推奨したいのが、あらかじめ、最低限の投資資金については、オーナーズブックの投資口座にデポジットしておくことです。
デポジットしてあるお金には金利が付くわけではありませんから、なんとなく、もったいない気もしますが、いざ、投資をしよう、というときに、デポジット口座に残資金が無くて投資できない、というのは、少々、残念過ぎます。
オーナーズブックの場合、最低1万円から、投資申込を行うことが可能ですし、預託金口座(デポジット口座)にお金を預け入れているだけで、何か預かり手数料が発生するようなことは、一切ありませんから、ほんの数万円だけでも、「いざ」という投資チャンスのために、預け入れておくほうが、投資機会を逃さない、という観点からは、ベターでしょう。
なお、オーナーズブックのデポジット口座の着金確認スピード等については、本ブログのこちらの過去記事に詳説しておりますので、是非御覧下さい。
↓
Ownersbookの入金確認時間について
オーナーズブックの各種手数料規定に関しての詳説記事もご用意しています。
↓
オーナーズブックの手数料体系を徹底解説致します。
「オーナーズブックに投資できない」という事態を避ける方法その3【支払用パスワードはすぐにコピペできるように】
オーナーズブックのひとつの特徴として、ファンドに投資申込を行うとき、最終確認画面で、「支払用パスワード」を入力する必要があります。
セキュリティ上の仕様なのでしょうし、それ自体はありがたいことなのですが、これがちょっと、曲者です。
というのも、わたしの場合、本日現在で、23社のソーシャルレンディング事業者に分散投資をしておりますが、正直、このような「支払用パスワード」を、ファンドへの出資申込の際、最終確認で求められる、というソーシャルレンディング事業者は、わたしが知る限り、オーナーズブックだけです。
そのため、他のソーシャルレンディング事業者での投資の時の癖で、特に注意することもなく、投資申込を進めていると、最後の最後の確認画面で、
「あれ? 支払用パスワード、なんだっけ!?」
と、慌てるような結果となりかねません。
そうした事態を避けるべく、オーナーズブックのファンドへの投資申込の際は、必ずあらかじめ、自分の支払用パスワードを、すぐにコピペできるような状態に整えておきましょう。
※自身の支払用パスワードは、「(オーナーズブックの)マイページ」→「アカウント設定」→「セキュリティ」から確認できます。
↑あらかじめ、しっかり確認しておきましょう。
オーナーズブックで「投資できない」を【投資できた!】に変えましょう。
オーナーズブックは、数あるソーシャルレンディング事業者のなかでも、わたしが積極的に投資を行っている事業者のひとつです。
前述も致しました通り、資金貸付の際、必ず不動産に抵当権を設定する、という特長も魅力的ですし、上場企業(ロードスターキャピタル株式会社。東証マザーズ上場)による運営であることも、高評価のポイントのひとつです。
実際にオーナーズブックのファンドに投資申込を行うためには、本記事で取り上げてきたような注意・工夫が欠かせませんが、是非、マスターして頂き、実り多いソーシャルレンディング投資生活をスタートして頂ければ幸いです。
それでは、本記事はここまで。
また次回の記事にて、お会い致しましょう。
追伸:
ソーシャルレンディング各社をランキング形式で分析したこちらの過去記事もおすすめです。是非、ご覧になってみてください。
↓
大手ソーシャルレンディング会社を厳選ランキング。ファンドリターン&グローバル度&不動産担保設定状況、投資家登録数等々、複数の角度からソーシャルレンディング事業者を徹底検証。
本寄稿内容は、寄稿者の個人的な見解・体験・意見であり、その内容は、当ラボの公式見解と異なる場合があります。
また、本記事は、読者様への情報提供を目的としたものであり、特定の投資商品(ファンド等含む)への投資勧誘を目的としたものではありません。
個別のソーシャルレンディング事業者における投資口座開設や、実際の投資是非に係るご判断につきましては、必ず、読者様ご自身にて、為さって頂きますよう、お願い致します。
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