【体験談】55歳でのセミリタイアに向け、株式投資で得た資金を原資に、ソーシャルレンディング投資をスタート
ニックネーム:ツヨシ
都道府県:大阪府
年齢:49歳
性別:男性
累計投資額:500万円~1,000万円
ソーシャルレンディング投資歴:3年以上5年未満
投資口座を開設したソーシャルレンディング事業者名:
maneo, SBIソーシャルレンディング, クラウドバンク, クラウドクレジット, OwnersBook, トラストレンディング, ラッキーバンク, LENDEX, グリーンインフラレンディング, PocketFunding, ガイアファンディング, さくらソーシャルレンディング, キャッシュフローファイナンス, クラウドリース, スマートレンド, LCレンディング, アメリカンファンディング, プレリートファンド, アップルバンク, SAMURAI, Funds
目次
- 1 初孫の誕生を楽しみに待つ、印刷工場勤務男性
- 2 第二次安倍政権下の株高で投資に成功
- 3 株式投資で増やした資金を運用するための商品を探している中で、ソーシャルレンディングと出会う
- 4 maneo、SBIソーシャルレンディング、オーナーズブック等から口座開設
- 5 株価のような上下動がないことが、ソーシャルレンディングのメリット
- 6 保有株を担保に資金融資を受けられる株式投資と違い、ソーシャルレンディングの場合、保有持ち分を担保に資金調達は出来ない。
- 7 一部の人気事業者には、サイト混雑により、投資できないことがある
- 8 maneo本体、および、maneoマーケット参加企業には不信感
- 9 様々な角度からソーシャルレンディング事業者を観察し、信頼できる業者選定に注力を
- 10 毎月の配当を再投資し、福利効果も最大限狙っていく
初孫の誕生を楽しみに待つ、印刷工場勤務男性
※写真はイメージです
【質問1】まずは簡単なプロフィールをお教えください。
社員数10名ほどの小さな印刷工場で働いています。
急な仕事が入ると電話一本で会社まで出向き、そのまま翌日朝まで通しで印刷機械の前で徹夜作業、という日もあります。
仕事には慣れ、それなりの技術も身に付けることができましたし、お給料もそれなりにいただいています。
しかし体力的にも大分きつくなり、長年同じことの繰り返しで、多少嫌気がさしているのもまた、隠せない事実です。
周りの同僚も以前とは違い数人外国人が入社しており、日本人の若手には、現在の人手不足の現状では、なかなか見向きもされないような仕事かもしれません。
個人的に遅くとも55歳までに仕事を辞めて田舎に越して、ゆっくりと生活をしてみたいという、ささやかな夢のようなものがあります。
家族は専業主婦の妻と社会人の息子がおります。
息子には早く孫の顔を見せてもらいたものです。
第二次安倍政権下の株高で投資に成功
【質問2】ソーシャルレンディング投資を始める前は、何かほかの投資をやっていましたか? やっていた場合はその内容、やっていなかった場合はその理由と合わせてお教えください。
若い頃から怠け者で、働くということが嫌だなと思っており、それでいてお金持ちにはなりたいと、今にして思えば支離滅裂な考えを持っていました。
それだけに山っ気があり、自分でビジネスを起こしてみようとあれこれ画策はするのですが、行動力が伴わずに起業するにはいたらず、投資で一儲けと思い、株に手を出したのですが、意気地や根気がなく、少し下がると狼狽売り、少し上がると利食いしてしまう、典型的なダメ投資家でした。
しかしそんなダメ投資家の私でも、第2次安倍政権での日銀の異次元の金融緩和により為替が円安に振れ、株価も日経平均8千円台からあれよあれよという間に2万円超えまで上昇するマーケットの波に乗る形で、かなりの金額まで資産を貯めることができました。
株式投資で増やした資金を運用するための商品を探している中で、ソーシャルレンディングと出会う
【質問3】ソーシャルレンディングに興味を持ったきっかけは、何ですか?
保有株式の評価額がそれなりの金額までいき、私の考えるセミ(アーリーでもよいのですが)リタイアに近づくことができました。
反面、今回の株投資での私の儲けは一連の大相場のおかげであり、私の実力で稼いだものでは無いというのは、自分でも分かっていました。
また、株価が上下するたびに胃が痛くなる思いでいましたので、そういった株価の上下に耐性がないのも、個人的に、株投資を止めて、なにか他の投資を探すきっかけになっていました。
ある程度貯めた資産を、できるだけ安定運用で、と思っていたなかで、投資先を探していましたが、元本確保の投資商品だと利回りが大変に低く、とても私の思い描くリタイアへは近づけないと思い、もう少しリスクをとっても良いが、できるだけ安定した投資商品を、と探していく中で、ソーシャルレンディングへたどり着きました。
maneo、SBIソーシャルレンディング、オーナーズブック等から口座開設
【質問4】一番最初に投資口座を開設したのは、どこのソーシャルレンディング業者ですか?理由と合わせて、お教えください。
ソーシャルレンディングのことはあまり理解していない状態で、口座開設だけは当時の主だった事業者全てで行い、その後に良さそうな投資先だけ絞って取引に利用すれば良い、というスタンスでいました。
当時、ソーシャルレンディングに関する情報はあまり多くなく、ネット上の情報を頼りに調べたのですが、いくつか「これは」と思うサイトから、ファンドの見方、リスクの読み取り方投資手法を参考にさせていただきました。
その中で実際に取引に利用しようと思ったソーシャルレンディング事業者は、往時の業界最大手のmaneo、上場企業と資本関係のあるSBIソーシャルレンディング、同じく上場企業と直接関係するOwnersBook、LCレンディングに照準を絞り、面白そうなファンド内容だったスマートレンドにも、いくらか投資しよう、と計画しました。
株価のような上下動がないことが、ソーシャルレンディングのメリット
※写真はイメージです
【質問5】他の投資手法と比較し、ソーシャルレンディング投資のメリットは、どのような点だと思いますか?
回答が重複しますが、株価の値動きに対する精神的負担が私にはどうにも大きく、そこから逃げ出したいという思いが、ソーシャルレンディング投資に目を向けさせるきっかけになりました。
ソーシャルレンディング投資では、案件終了時に問題がなければ、元本がそのままの金額で返済されるので、元本が毀損する心配が、株投資に比べて非常に少ないのが、私の中の大きなメリットです。
勿論ソーシャルレンディングも投資ですので、失敗はするものと思って取り組んでいますが、その確率は、過去の実績からとても小さく、正しい分散投資を行えば、投資は自ずと成功すると確信しています。
少し余裕を持って、20件に1件貸し倒れが起きる設定で、なおかつ貸し倒れ案件は回収ゼロで計算したとしても、他の投資で利回り5%を超えていれば収支はプラスになります。
そこから更に貸し倒れからの回収を計算すれば、プラスはさらに大きくなる、と考えています。
保有株を担保に資金融資を受けられる株式投資と違い、ソーシャルレンディングの場合、保有持ち分を担保に資金調達は出来ない。
【質問6】他の投資手法と比較し、逆に、ソーシャルレンディング投資が劣っている点、デメリットとしては、どのようなものがあるとお考えですか?
上記の私の簡単なソーシャルレンディング投資の計算ですが、分散投資を行い投資数が増えれば増える程に、貸し倒れに当たる数も増えてきます。
計算上、トータルではプラスになる筈なのですが、それに耐えられる精神力があるかも、私のような精神力の弱い人間には課題かもしれません。
これは私のミスなのですが、かなりの金額をソーシャルレンディングに投資してしまい、投資期間中にこれはと思った不動産の物件の購入を見送ってしまった事がありました。
銀行融資を受ければ良かったのですが、保有している株を担保に証券金融会社から借りることはできても、ソーシャルレンディングに投資している債権に対して融資をしてくれる金融機関はありません。
これは、すなわち、それだけ世間からのソーシャルレンディングに対する認知度が低いことの現れなのだろうな、と悔しく思った記憶があります。
一部の人気事業者には、サイト混雑により、投資できないことがある
【質問7】ソーシャルレンディング投資にあたり、困ったことは?
どんなに優れた案件を提供しても、投資家がそれに投資できないのでは意味がありません。
私は仕事時間が不規則なので、いつも決まった時間に募集が行われる業者に対して、物理的に(投資募集のタイミングが合わず)投資を行うことが出来ないことが多々ありました。
例えば、CREAL,OwnersBook,Fundsなどは、投資家からの人気も高い分、資金募集のタイミングにうまく合わないと、結局指をくわえて見ていることしかできない、といういケースもあり、中には投資するには先に資金を入れておかなければいけない業者もあるので、このあたりは(人気業者なだけに)改善を期待したいところです。
maneo本体、および、maneoマーケット参加企業には不信感
【質問8】国内ソーシャルレンディング事業者のうち、他のソーシャルレンディング事業者と比し、総合的に、最も劣っているのは、どこの事業者だとお考えですか?詳しい理由と合わせて、お教えください。
現在も案件を募集して営業している事業者の中から、選択させていただきたいと思います。
私の中では、現在のmaneo、および、maneoマーケットを利用している業者(LCレンディング、スマートレンド、プレリートファンドを除く)は全て、投資するには値しないと考えています。
具体的には、maneo(本体)、アップルバンク、キャッシュフローファイナンス、グリーンインフラレンディング、アメリカンファンディング、クラウドリース、ガイアファンディングですね。これらの業者には、投資することはありません。
公共事業案件が売り物だったトラストレンディングも元役員の詐欺が発覚しており、大変残念です。
上記したような企業に投資していると、分散投資がむしろ逆効果になってしまい、目も当てられない状況になりかねません。
人生設計が大きく狂わされてしまいます。
そのような事が無いように、まずは投資対象のソーシャルレンディング事業者を、慎重に、選ぶことから始めなくてはなりません。
様々な角度からソーシャルレンディング事業者を観察し、信頼できる業者選定に注力を
※写真はイメージです
【質問9】ソーシャルレンディング投資を行うにあたり、特に、ソーシャルレンディング初心者に、気を付けてほしい点としては、どのような内容がありますか?
上記のような異常な期失を起こしている会社に投資をしてしまうのは禁物であり、あくまも確実な業者にのみ、投資をすることが大事になってきます。
私は何も考えずにありったけの会社に口座開設してしまいましたが、案件説明やその利回りを見ると(たとえ不適切業者の場合でも、ついつい)投資してみたくなってしまいますので、容易に投資できる環境をあえて作らないでおくことも大事になってくるかもしれません。
貸し倒れや期失が発生している業者に共通している特徴は、異常とも思える高利回り(10%~)で投資を募っており、かつ、大盤振る舞いなキャンペーンを行っているところも多かったように思います。
あるソーシャルレンディング会社では社員募集をしており、その求人内容が、「広告のプロ」や「システム設計者」など、貸金業者としての本来の事業内容とは関係の無い人材を募集していました。
そのような色々な角度から各社を検討してみると、安心して投資できる会社かどうか、ヒントがつかめるのではないでしょうか。
毎月の配当を再投資し、福利効果も最大限狙っていく
【質問10】これからソーシャルレンディング投資を始めようと検討している方に、励ましのメッセージをお願い致します。
55歳までにはリタイアすることを目標にしている私がソーシャルレンディングに投資しているのも、私がソーシャルレンディングと、基本的には安全な投資先だと考えているからに他なりません。
ネット上ではソーシャルレンディングと検索すると、「危険」や「危ない」、「リスク」などといった単語が出てきますが、私はそれでもなお、ソーシャルレンディングに投資を継続しようと思います。
しっかりとした(ただし適切な業者への)分散投資を行い、毎月ある配当をさらに投資に回し複利効果も得られれば、かなりの高利回り商品になると考えているからです。
投資経験のある方には投資先の一つとして、未経験の方には投資をすることによってお金がお金を生むことを実体験する良い機会になるように思います。
株投資とは違い、元本の値動きがないので、投資後に悩まなくて済みますから、日ごろ忙しい方にも、比較的おすすめできる投資手法だと考えています。
高利回りを狙える新たな投資手法として、広く耳目を集めている、ソーシャルレンディング。
しかし、業界にはまだ、未成熟な部分も多く、複数の「危険会社」の存在にも、留意を要します。
ソーシャルレンディング投資検討にあたりましては、あらかじめ、こちらのコンテンツも、ご覧になってみてください。
↓
ソーシャルレンディング【危険会社&おすすめ会社ランキング】最新版
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