ソーシャルレンディング初心者におすすめのファンドの選び方
個人投資家Y.K氏。
2018年初旬からソーシャルレンディング投資を始め、約1年ほどが経過。
合計20社以上のソーシャルレンディング事業者に投資口座を開設し、累計投資額は400万円以上。
30代男性会社員・首都圏在住。
目次
ソーシャルレンディング初心者におすすめのファンドの選び方【クラウドクレジット編】
引用元:クラウドクレジット
↑
国際分散投資型ソーシャルレンディングで話題の、クラウドクレジット。
そんな同社のファンドの中で、私の個人的なお気に入りは、「東欧金融事業者支援ファンド」シリーズです。
本記事執筆本日現在のファンド一覧の中で言うと、
引用元:クラウドクレジット
↑
この3本です。
「東欧金融事業者支援ファンド」シリーズの場合、
- 為替ヘッジ有り、というタイプと、
- 為替ヘッジ無し、のタイプ(※「為替ヘッジあり」と書いていない物)
の2通りがありますが、私は個人的には、原則として、「為替ヘッジ有り」のほうを選択するようにしています。
クラウドクレジットの場合、満期償還済みのファンドの実績が、「運用報告」としてWEB掲載されており、「東欧金融事業者支援ファンド」シリーズについても、多量の満期償還分の実績が公開されています。
↓
引用元:クラウドクレジット
こちらを仔細に確認していくと、
- 「為替ヘッジ無し」タイプの場合、為替の大変動期において、最終的な円建て利回りが、(為替の影響により)マイナスとなって仕舞っているケースがあるが、
- 「為替ヘッジ有り」タイプの場合、利回りがポジティブに大化けすることは無いものの、為替動乱期においても、ごくコンスタントに、想定に近い円建て最終利回りを実現している、
という様子が確認でき、個人的に、納得したため、です。
なお、「為替ヘッジ有り」タイプに絞ったとしても、さらに、
- 短め満期(13カ月物、など)のタイプとするか、
- 長め満期(19カ月物、など)とするか、
の選択を行う必要がありますが、
この場合、私は原則的には、短めの満期のものを選ぶようにしています。
これはごく単純に、「時間リスクを負いたくないから」という理由に尽きます。
19カ月物を2回転(=38カ月)するよりは、13カ月物を3回転(=39カ月)したい、というイメージです。
利回りは、当然、19カ月物のほうが高いわけですが(=時間リスクを投資家が負っている分、利回りが高い)、
無理に利回りを深追いするよりは、安全性を重視したい、と、個人的に考えています。
ご参考までに、私が現在出資中のクラウドクレジットのファンド一覧(※償還済1件含む)スクリーンショットを、下記掲載しておきます。
↓
引用元:クラウドクレジット
あくまでも、個人的な判断のもとに出資している物に過ぎませんが、
少しでも、ご参考になれば幸いです。
ソーシャルレンディング初心者におすすめのファンドの選び方【OwnersBook編】
引用元:オーナーズブック
↑
全ての案件に国内不動産担保がついており、個人投資家から高い人気を集めるOwnersBook。
東証マザーズ上場企業による運営下にあることも、評判を呼んでいるようです。
前掲のクラウドクレジットのような「シリーズもの」のファンド組成が為されることはあまり見受けられないため、
私の場合も、あくまでも個別具体的に、新規組成・公開されるファンドごとに、投資是非の判断を行っています。
その際に必ず気を付けて確認するようにしているのは、以下数点です。
- シニアローンか、メザニンローンか。
→メザニンローン案件の場合、OwnersBook以外に、シニアローン債権者が存在します。
この場合、「いざ」というときの債権回収シーンにおいて、OwnersBookの債権回収権は、第一順位抵当権者のそれに、どうしても、劣後してしまいます。
このため、私の場合、原則として、メザニンローンタイプの案件には出資せず、あくまでも、シニアローンタイプのファンドの時だけ、出資を行うように心がけています。 - LTV値は堅実か。
→LTVとは、Loan to Value(=担保物の評価額に対する、貸付総額の割合)です。
この割合が小さければ小さいほど、ファンドとしては安全性が高い、と評価されます。
OwnersBookのシニアローン案件の場合、だいたい、80パーセントぎりぎり弱、程度のLTV設計となっているケースが多いように見受けています。
他のソーシャルレンディング会社の場合、9割以上のLTV設定となっているケースもざらですから、
OwnersBookの場合、比較的堅実なLTV設定が為されているものと、個人的に評価しています。 - 担保物の担保評価額に、納得ができるか。
→OwnersBookの場合、担保物の担保評価額は公表されており、また同時に、担保物となる不動産に関する諸情報(だいたいの場所や、建物状況、賃貸借の状況等々)について、かなりのボリュームが、ファンド情報に表記されています。
こうした情報をもとに、各種不動産関連情報(消費者向けの不動産情報サイトや、プロ向け情報等)を参照し、
「OwnersBookが公表している担保評価額に、個人的に納得ができるか、どうか」を、再検証するようにしています。
上記のプロセスを経て、個人的に納得ができた場合に限り、当該ファンドへと出資を行うこととしています。
なお、前掲のクラウドクレジットと同じく、私がこれまでに出資したOwnersBookのファンド一覧について、下記掲載いたします。ご参考になれば幸甚です。
※冒頭1ファンドのみ、実験的に出資したメザニンローンファンドで、残りはすべてシニアローンタイプです。
↓
引用元:OwnersBook
ソーシャルレンディング初心者におすすめのファンドの選び方【SBIソーシャルレンディング編】
引用元:SBIソーシャルレンディング
↑
大手金融サービサー、SBIグループの関連会社による運営で話題の、SBIソーシャルレンディング。
本記事執筆本日現在、国内23社中、私が一番多く出資しているソーシャルレンディング事業者が、同社です。
SBIソーシャルレンディングのファンドで、私が今後とも積極出資を継続予定なのは、下記の2ファンドです。
- SBISL不動産担保ローン事業者ファンド:
SBIソーシャルレンディングの常設型ファンドにあたります。
読んで字の通り、基本的に常時(=いつでも)出資可能であり、かつ、「1万円から」の少額出資が可能です。
私の場合、これまでに複数回にわたり、分散・追加出資を行っています。
※詳しくは、後掲する出資済ファンド一覧をご覧下さい。 - SBISL不動産担保ローン事業者ファンドPlus:
資金の借り手自体は、先ほどの「SBISL不動産担保ローン事業者ファンド」と同一だが、利回りが少しだけ向上した、臨時組成版ファンド(=常時募集ではない)です。
これまでも幾度かに渡り出資を行っており、(※極めて人気なファンドなので、クリック競争が熾烈ですが)出来るだけ、追加出資を行っていく予定です。
最後に、SBIソーシャルレンディングの出資済ファンド一覧についても、下記、掲載しておきます。
↓
引用元:SBIソーシャルレンディング
少しでも、ご参考になれば、幸甚です。
ソーシャルレンディング初心者におすすめのファンドの選び方【まとめ】
まとめると、下記のようになります。
- クラウドクレジットの場合の、私の個人的なお気に入りファンド:
「東欧金融事業者支援ファンド」シリーズのうち、特に「為替ヘッジあり」タイプ。
満期は短めのものを選択中。 - OwnersBookの場合の、私の個人的なお気に入りファンド:
シリーズ物組成が見られないため、あくまでも個別具体的に判断。
判断ポイントとしては、
①シニアローン案件か、メザニンローン案件か。
②LTV値は堅実か。
③担保評価額に個人的に納得できるか。
といった点に注目。 - SBIソーシャルレンディングの場合の、私の個人的なお気に入りファンド:
「不動産担保ローン事業者ファンド」及び、「不動産担保ローン事業者ファンドPlus」。
いずれも、私の個人的な所見に過ぎませんが、
あくまでも、その限りにおいて、
少しでも、「これから、ソーシャルレンディング投資、始めてみよう!」とお考えの読者様にとって、
ご参考と為さって頂ける内容と出来たのであれば、幸甚です。
ソーシャルレンディング投資に関する、その他おすすめ情報をまとめた、下記の別記事も、おすすめです。是非、ご覧下さい。
↓
【まとめ記事】ソーシャルレンディング投資初心者必見。ソーシャルレンディング投資関連のおすすめ情報総まとめ【最新版】
それでは、本記事はここまで。
また次回の記事にて、お会いいたしましょう!
本寄稿内容は、寄稿者の個人的な見解・体験・意見であり、その内容は、当ラボの公式見解と異なる場合があります。
また、本記事は、読者様への情報提供を目的としたものであり、特定の投資商品(ファンド等含む)への投資勧誘を目的としたものではありません。
個別のソーシャルレンディング事業者における投資口座開設や、実際の投資是非に係るご判断につきましては、必ず、読者様ご自身にて、為さって頂きますよう、お願い致します。
Author Info
-
fill.mediaの公式サイト。ソーシャルレンディング業界ニュースや、国内の各ソーシャルレンディング事業者に関する最新情報等、様々な投資関連情報を提供している。
公開済記事コンテンツは1,200件超、登録読者に向け無料にて発信しているニュース・メールの累計配信数は、8,000通を突破している。
メディア掲載歴(一部・順不同)
・朝日新聞デジタル&m
・財経新聞
・SankeiBiz
・RBBTODAY
・楽天Infoseekニュース
・excite.ニュース
・BIGLOBEニュース
・@nifty ビジネス
・Mapionニュース
・NewsPicks
・ビズハック
・MONEY ZONE
・Resemom
・SANSPO.COM
・Trend Times
・zakzak
・とれまがニュース
・徳島新聞
- 2023.10.27AGクラウドファンディングAGクラウドファンディングの新案件「不動産担保ローンファンド#30」、1億5千万円満額の投資応募を集め募集終了
- 2023.09.14AGクラウドファンディングAGクラウドファンディングにて新案件「アイフルファンド #27」が公開-予定分配率0.92%、半年運用
- 2023.08.09CAPIMA(キャピマ)CAPIMA(キャピマ)の評判・キャンペーン情報は-出金手数料無料化で話題のソーシャルレンディング事業者
- 2023.08.05ソーシャルレンディングInsight【当サイト経由の口座開設で2,000円が貰える】アイフルグループのソーシャルレンディング・サービス「AGクラウドファンディング」とは