ソーシャルレンディング利回り比較|ソーシャルレンディング各社のファンド利回りを徹底比較致します。

寄稿者紹介

個人投資家Y.K氏。
2018年初旬からソーシャルレンディング投資を始め、約1年ほどが経過。
合計20社以上のソーシャルレンディング事業者に投資口座を開設し、累計投資額は400万円以上。
30代男性会社員・首都圏在住。

ソーシャルレンディング利回り比較【計算対象のご紹介】

今回、私がメインで出資している、大手ソーシャルレンディング事業者3社を、
私が実際に投資しているファンドの【平均利回り】に着眼し、比較してみます。
比較対象とするソーシャルレンディング大手3社は、下記の通り。

  • SBIソーシャルレンディング
    大手金融サービサー、SBIグループによる運営。豊富な実績を誇る常設型ファンド等が魅力。
  • クラウドクレジット
    伊藤忠商事、第一生命、といった大手一流企業からの出資が話題。国際分散投資の旗手。
  • OwnersBook
    東証マザーズ上場企業による運営。全ファンド国内不動産担保付き。

計算対象とするのは、各社において私が出資しているファンドとします。
それでは、以下、見て参りましょう。

ソーシャルレンディング利回り比較【OwnersBookの場合】

本日時点で私が出資している、OwnersBookのファンド一覧は、下記の通り。

ソーシャルレンディング各社を利回りで比較するにあたり、まずはオーナーズブックの元データ。
引用元:OwnersBookマイページ

スクリーンショット右側の「利回り(年換算)」値を平均すると、4.78パーセントとなります。

ソーシャルレンディング比較【利回り編】SBIソーシャルレンディングの場合

本日時点で私が出資しているSBIソーシャルレンディングのファンド一覧は、下記の通りです。

ソーシャルレンディング各社を利回りで比較するにあたり、続いては、SBIソーシャルレンディングの元データ。
引用元:SBIソーシャルレンディングのマイページ

スクリーンショット右側の「予定利回り(年間)」を平均すると、5.47パーセントとなります。
※ただし、予定利回りに幅のある「不動産担保ローン事業者ファンド」については、上限の4.7パーセントで仮計算。

ソーシャルレンディング利回り比較【クラウドクレジットの場合】

本日時点で私が出資・購入済のファンド一覧は、下記の通り。

ソーシャルレンディング各社を利回りで比較するにあたり、最後に、クラウドクレジットの元データ。
引用元:クラウドクレジットマイページ

表記されている期待利回りを平均すると、8.3パーセントとなります。

ソーシャルレンディング利回り比較【総合検証】

全情報をまとめると、下記のようになります。

  1. クラウドクレジット:8.3パーセント
  2. SBIソーシャルレンディング:5.47パーセント
  3. OwnersBook:4.78パーセント

こうしてみると、少なくとも、私が出資しているファンドの平均利回りで、ソーシャルレンディング各社を比較すると、クラウドクレジットに優位性があることが分かります。
とはいえ、私がSBIソーシャルレンディングOwnersBookのファンドについて、「低利で、分が悪い」と考えているか、というと、そうではありません。
ファンドの具体的な良悪は、単に利回りを見るだけでなく、

  • 当該ファンドのリスクと、
  • 当該ファンドの期待リターン(≒利回り)

とを総合勘案したうえで、そのバランスの好悪に拠って検討すべき事柄です。

そうして考えると、

  • クラウドクレジットのファンドは、確かに高利だが、原則として無担保・無保証であるため、借り手企業からの元利金返済が滞った場合、担保権行使の対象となるような担保物が存在しない。
  • これに対して、私が出資しているSBIソーシャルレンディングOwnersBookのファンドの場合、国内不動産に担保権が設定される(もしくは、担保権に対して質権が設定される)ため、万が一、借り手が返済を滞らせた場合、当該担保物を活用した債権回収が期待できる。

という違いもあるわけです。
このあたりは、わたしたち個人投資家が、自身のリスク許容度・余剰資金の多寡などと合わせて、慎重にポートフォリオを組んでいくべきところです。

ソーシャルレンディング利回り比較【まとめ】

いかがでしたでしょうか。
少しでも、「これから、ソーシャルレンディング、始めてみよう!」とお考えの読者様にとって、ご参考と為さって頂ける内容と出来たのであれば、幸甚です。

それでは、本記事はここまで。
また次回の記事にて、お会いいたしましょう!

本寄稿内容は、寄稿者の個人的な見解・体験であり、その内容は、当ラボの公式見解と異なる場合があります。
また、本記事は、読者様への情報提供を目的としたものであり、特定の投資商品(ファンド等含む)への投資勧誘を目的としたものではありません。
個別のソーシャルレンディング事業者における投資口座開設や、実際の投資是非に係るご判断につきましては、必ず、読者様ご自身にて、為さって頂きますよう、お願い致します。

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