ネクストシフト・ファンドが、初の借り手実名化案件を公開

ネクストシフト・ファンドが、初の借り手実名化案件を公開

ネクストシフト・ファンド初の融資先開示型案件「カンボジア農家さん応援ファンド1号」
※引用元URLは下記。

鳥取県八頭郡に本社を置く、ネクストシフト株式会社が運営するソーシャルレンディング・サービス「Next Shift Fund」(ネクストシフト・ファンド)において、同社初となる借り手情報公開案件、「カンボジア農家さん応援ファンド1号」が公開されている。


参考:
【融資先情報公開】カンボジア農家さん応援ファンド1号|Next Shift Fund


カンボジア中央銀行から認可を受けたマイクロファイナンス機関「JC FINANCE PLC社」へと融資を行う。
投資家向けの期待利回りは4.6パーセント(年率)。
2019年8月からの、1年間の貸付・運用を予定する。

JC FINANCE PLC社とは

カンボジアの首都、プノンペンに本店を構える。
CEOである菊池育朗氏のもと、2018年12月末の融資残高は約591万ドル。
420名強の借り手に対し、平均1万5千ドル程度の少額ローンを提供してきた。
借り手の多くは専業(ないしは兼業)農家であり、貸し倒れはゼロ件(2018年12月末時点)。

※上掲情報引用元:
https://nextshiftfund.jp/investment/fund_detail/17/

※JC FINANCE PLC社公式サイト:
http://jcfinance.com.kh/

初めての融資先情報公開型案件を組成したネクストシフト株式会社は、ソーシャルレンディング・ラボからの取材に答え、下記のように述べた。

-初めての実名化案件の公開に踏み切った理由・経緯は

「実名化案件の公開理由ですが、投資家の皆様がリスクを正しく理解し健全な判断の上で投資をして頂きたい、というのが最も大きな理由となります。
特に弊社の融資先対象国は主に新興国となっており、社会的/経済環境の点において、投資家の皆様の懸念が他ファンドと比べ大きいと感じております。
また加えて、弊社も設立後間もないため、投資家の皆様には様々な不安要素を与えてしまっていたと存じております。
融資先情報を可能な範囲で開示することで、投資家の皆様の懸念や不安が少しでも軽減されることは弊社にとっても大変喜ばしいことと考えております。
そのため、金融庁から匿名化を不要とする公表があった時点で、融資先マイクロファイナンス機関と協議し、この度弊社初となる融資先情報公開ファンドをリリースするに至りました。」

-融資先開示については、借り手との折衝等、苦労があったのでは

「今回の第1号はこれまでのファンド商品で融資をしていたカンボジアのマイクロファイナンス機関の一社であったので、理解を頂くのは比較的スムーズでした。
ソーシャルレンディング業界の動き、情報開示の背景などをきちんと説明した上で、了承を得ることが出来ました。
融資先マイクロファイナンス機関のメリットとして、ネクストシフトファンドのプラットフォームを活用して日本語で情報発信できる点が大きいと考えています。
これから融資をするマイクロファイナンス機関にもこの利点を存分に活用してもらい、かつ投資家側には透明性を持った情報を提供したいと思っています。」

-今後のファンドの借り手実名化方針・予定は

「現在も他のマイクロファナンス機関とも慎重に協議を重ねており、予定等を詳細にお伝えすることができませんが、今後も海外融資案件を扱う会社として融資先情報を公開していくという姿勢は変わりません。」

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