ソーシャルレンディングでスポーツ選手・イベント・施設の支援は出来る?|クラウドファンディングのケースなど
目次
ソーシャルレンディングでスポーツ選手・スポーツイベント等を支援するファンドは存在するか
国内の各ソーシャルレンディング事業者が公開・募集しているファンドの概要欄には、各ファンドの融資先企業の資金使途、すなわち、
「ファンドから資金調達を行った借り手企業が、そうして借り入れた資金を、具体的には、どのような事業に活用する予定なのか」
が明記されていることが一般的です。
様々な資金ニーズに合わせたファンド組成が為されていることが、ソーシャルレンディングの特徴のひとつ
例えば、Funds(ファンズ)の「R Bakerファンド#1」の場合、資金は、(融資先である)イートアンド社の、ベーカリーカフェ業態での新規出店資金に利用されることが明記されていますし、
越境型ソーシャルレンディング大手、クラウドクレジットのこちらのファンドの場合であれば、調達された資金は、セールス担当者の採用や、データアナリスト、ならびにエンジニアの採用、および外部委託(アウトソーシング)のために活用される予定であることが記載されています。
その他、太陽光発電事業のプロジェクト資金の一部として資金活用されるケースや、単純な不動産取得資金に充てられるケース、バイオマス発電事業に資金が投じられるケースなど、各ファンドの特性に応じて、様々な事業・産業分野が、その投資対象・資金使途となっていることが分かります。
スポーツ産業関連のソーシャルレンディング・ファンドは、まだまだ少ない
このように、様々な資金使途へと投融資を行うことのできる、ソーシャルレンディングですが、
- スポーツ選手の支援や、
- スポーツ施設の開発や、運営、
- スポーツイベントの開催等を、
資金使途としているケースは、あまり見受けられません。
例外として、LENDEX(レンデックス)が2019年11月に募集を行った、「RIZINファンド1号」では、
スポーツイベントの運営・主催や、プロスポーツ選手の招聘・マネージメント等を事業内容とする株式会社ドリームファクトリーワールドワイド(以下、同社)が借り手となり、
同社が運営する格闘技イベントの運営資金向け融資として、5,000万円の募集が行われた、という事例がありましたが、
いずれにせよ、まだまだ、そうした実例は少数です。
融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)の、スポーツ産業・業界への関与・貢献は、まだまだこれから、というところでしょう。
購入型・寄付型クラウドファンディングでは、スポーツ関連案件が多数
上述のように、融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)では、まだまだ、スポーツ分野への活用が少ない中ですが、
- 購入型クラウドファンディングや、
- 寄付型クラウドファンディングの分野では、
スポーツ関連プロジェクトが多数、掲載され、多くの支援者の共感を呼んでいます。
CAMPFIREのスポーツ関連プロジェクト例
国内クラウドファンディング業界大手、CAMPFIREでは、
- プロバレーボールチーム「ヴォレアス北海道」が、新型コロナウイルスの影響により被った損害を支援するプロジェクトや、
- 水泳教室の活動資金をサポートするプロジェクト、
- 新型肺炎の影響等により休館を余儀なくされているボクシングフィットネスジムを支援するプロジェクトなど、
様々なスポーツ関連プロジェクトが掲載され、多くの支援者を集めています。
READYFORのスポーツ関連プロジェクト例
READYFOR株式会社の運営するクラウドファンディング・サービス「READYFOR」にも、スポーツ関連プロジェクトが多数掲載されています。
- 日本ラクロス協会が、ラクロスの認知向上のためにSNS広告などを出稿するための費用を支援するプロジェクトや、
- 新型コロナウイルスの影響に苦しむダンス・スタジオの存続を支援するプロジェクト、
- プロサッカー選手、長友佑都さんが発起人をつとめるプロジェクト(シングルマザー支援)など、
スポーツ競技や、スポーツ施設の支援、ならびに、スポーツ選手が関与したプロジェクトなどが、多数、公開されています。
MAKUAKEのスポーツ関連プロジェクト例
株式会社マクアケ運営のクラウドファンディング・サービス「MAKUAKE」においても、スポーツ関連プロジェクトは、枚挙にいとまがありません。
- ヨガ愛好者向けのサポーターを応援購入できるプロジェクトや、
- チュービングバンドをセットして筋力トレーニングにも活用できるバランスボードを応援購入できるプロジェクト、
- AI(人工知能)を活用し、ゴルフスイング練習を行える専用クラブを応援購入できるプロジェクトなど、
様々なスポーツ関連案件が掲載されています。
スポーツ専門のクラウドファンディングサービスも
Spportunity(スポチュニティ)は、スポーツ特化型のクラウドファンディング・サービス。
時勢柄もあってか、新型コロナウイルスの影響に苦慮するスポーツチームやアスリートを支援するプロジェクトが、多数掲載されています。
スポーツ支援ならば、「ソーシャルレンディング<購入型クラウドファンディング」
このように、融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)においては、スポーツ関連案件が極めて僅少な状況である一方で、
CAMPFIREやREADYFORなど、いわゆる「購入型クラウドファンディング」では、多数のスポーツ関連プロジェクトが掲載・募集されていることが分かります。
新型肺炎の影響等によって苦境にあるスポーツチームやスポーツ選手、スポーツイベントなどを支援・サポートしたい場合は、
まずは購入型クラウドファンディングから、案件を探してみるのがよさそうです。
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