Liquity(リクイティー)の始め方・使い方-ETHを担保にLUSDを借りて資産運用が出来るDeFiプロジェクト
Liquity(リクイティー)の始め方・使い方
ここからは、Liquity(リクイティー)の具体的な利用方法として、以下のような内容を確認して参ります。
- Liquity(リクイティー)の始め方
- Liquity(リクイティー)の「スタビリティ・プール」にLUSDをデポジットする方法
- Liquity(リクイティー)のLQTYトークンをステーキングする方法
- Liquity(リクイティー)で、ETHを担保にLUSDを借り入れる手順
Liquity(リクイティー)の利用を始める方法
Liquity(リクイティー)を利用したい場合、その手順としては、以下の通りです。
Liquity(リクイティー)のフロントエンド・サービスの選択
まずは、Liquity(リクイティー)のフロントエンド・サービスを選びます。
手順は以下の通りです。
Liquity(リクイティー)公式サイトへ
最初に、Liquity(リクイティー)の公式サイトにアクセスします。
URLは以下の通りです。
Liquity(リクイティー)のフロントエンド一覧ページへ
Liquity(リクイティー)公式サイトの画面上部のメニューバー(ただし、PCブラウザで閲覧している場合)から、
- 「Frontends」
- 「Use Liquity」
の順にクリックします。
「フロントエンドを選ぶ」をクリック
「Choose a Frontend」のバナーをクリックします。
フロントエンドの選択
任意のフロントエンド・オペレーターを選択します。
なお、fillメディア編集部では、以下の記事にて、「Liquity.App」を使用しています。
ただし、Liquity.Appの利用を推奨するものではありません。
なお、Duneでは、フロントエンド・リーダーボードも公開されています。
Liquity(リクイティー)のフロントエンドにてウォレットコネクト
前段で選択したフロントエンドの公式サイトにアクセスし、ウォレットコネクトを行います。
※ここからは、Liquity(リクイティー)のフロントエンドとして、特段の断りが無い限り、「Liquity.App」を使用していきますが、それを推奨するものではありません。
Liquity(リクイティー)の「スタビリティ・プール」にLUSDをデポジットする方法
Liquity(リクイティー)のStability PoolにLUSDをデポジットし、リワードとしてLQTYトークンを入手したい場合、手順は以下の通りです。
Liquity(リクイティー)の「Stability Pool」にデポジットするLUSDの入手
Liquity(リクイティー)の「Stability Pool」にデポジットするためのLUSDは、
- Liquity(リクイティー)で、ETHを担保にして借り入れることが出来る他、
- Uniswap(ユニスワップ)等のDEX、及び、一部の中央集権型取引所(Gemini)にて、
入手することも可能です。
スタビリティ・プールへの「デポジット」をクリック
任意のフロントエンドにて、「Stability Pool」への「Deposit」のバナーをクリックします。
Liquity(リクイティー)にデポジットするLUSDの量を指定
スタビリティ・プールにデポジットしたいLUSDトークンの量を指定し、「コンファーム」をタップします。
トランザクション手数料(ガス代)の支払い
Liquity(リクイティー)のフロントエンドへのコネクトに利用しているソフトウェア・ウォレットのポップアップが立ち上がるので、トランザクション手数料(ガス代)の支払いを承認します。
Liquity(リクイティー)のLQTYトークンをステーキングする方法
スタビリティ・プールへのLUSDトークンのデポジット等によって入手したLQTYトークンを、Liquity(リクイティー)のフロントエンド・サービスを介してステーキングしたい場合、手順は以下の通りです。
ステーキング用のLQTYトークンの入手
ステーキング用のLQTYトークンは、前段のスタビリティ・プールへのLUSDデポジットでも、リワードとして入手できますが、ユニスワップ等の分散型取引所で交換・入手することも可能です。
「ステーキングを始める」をクリック
LQTYトークンの入手が済んだら、任意のフロントエンドにて、LQTYトークンのステーキングを進めます。
ステーキングしたいLQTYトークン量の指定
保有しているLQTYトークンのうち、ステーキングに回したいLQTYトークンの量を指定し、「コンファーム」をクリックします。
トランザクション手数料(ガス代)の支払い
Liquity(リクイティー)のフロントエンド・サービスとのコネクトに利用しているソフトウェア・ウォレットのポップアップが立ち上がるので、トランザクション手数料(ガス代)の支払い等を承認します。
Liquity(リクイティー)で、ETHを担保にしてLUSDを借り入れる手順
Liquity(リクイティー)のフロントエンド・サービスを介して、
- ETHを担保として提供し、
- その代わりに、LUSDを借り入れ・調達する際の手順は、
以下の通りです。
「トローヴを開く」をタップ
まずは、任意のフロントエンドにアクセスし、「Open Trove」のバナーをタップします。
※ここでは、フロントエンドとして、Liquity.appを利用していますが、同フロントエンドの利用を推奨する意図はありません。
LUSDの借り入れ内容の確認・調整
- Liquidation Reserve
- トローヴの清算が必要となった場合に備えて預けておく、ガス代相当額。借入債務を全額返済した場合、返金されます。
- Borrowing Fee
- 借入時の手数料に相当します。平常時においては、借入額の0.5%相当に設定されています。
- Total debt
- 「借り入れるLUSDの額」+「借入手数料」+「預けておくガス代」の合計額にあたります。
- Liquidation price (Normal mode)
- 担保比率が110%を切る境目となるETH価格(ドル建て)です。
- Liquidation price (Recovery mode)
- 担保比率が150%を切る境目となるETH価格(ドル建て)です。
- Collateral ratio
- 現在のETH価格を考慮した担保比率です。
上掲スクリーンショット撮影時点でのETH価格(米ドル建て)は、約1,837ドルです。
今回、コラテラル(担保)として「2ETH」を設定していますが、このドル建ての価値は、1,837ドル×2ETH=約3,674米ドルです。
これに対して、負債総額(Total debt)は2,009ドルですから、担保比率(担保掛目)は、3,674ドル/2,009ドル≒183%に相当します。
このため、上掲の「Collateral ratio」は、同程度の数値を示しています。
一方で、1ETHの価値が、1,104ドルまで下落した場合、担保として預け入れる2ETHの価値は、2,208ドルまで低下します。
すると、担保比率は、2,208ドル/2,009ドル≒110%まで下落してしまいます。
この、「1,104ドル(まで下落した場合)」と表しているのが、Liquidation price (Normal mode)です。
また、1ETHの価値が、1,506ドルまで下落すれば、担保比率は150%まで下落します。
このため、上掲の「Liquidation price (Recovery mode)」には、約1,506ドルという数値が表示されています。
プロトコルによる清算処理を避けるためには、担保比率は高ければ高いほど良く(=借入額に対して、担保とするETHの量が多ければ多いほど良い)、少なくとも150%以上の担保比率を余裕を持って維持できるだけの資金バランスが推奨されています。
※LUSDの借り入れ自体は、担保比率110%で行うことが出来ますが、ETHが値下がりすれば、すぐに清算ラインに接してしまう危険性があるため、推奨はされていません。
諸々の設定・調整が済んだら「コンファーム」をタップします。
トランザクション手数料(ガス代)等の支払い
フロントエンドとのコネクトに利用しているソフトウェア・ウォレット(ここでは、メタマスク)が立ち上がるので、トランザクション手数料(ガス代)等の支払いを行います。
借り入れたLUSDがウォレットアドレスにトランスファーされてくる
トランザクションが完了すると、ETHを担保にして借り入れたLUSDが、フロントエンドにコネクトしているウォレットアドレス宛にトランスファーされてきます。
LUSDを返済したり、担保比率を再調整したい場合
「Close Trove」のバナーをタップし、次画面で処理を確定すると、LUSDを全額返済し、担保として提供しているETHを取り戻すことが出来ます。
一方で、「Adjust」のボタンをクリックすると、次画面で、
- 担保として提供するETHの量や、
- 借り入れるLUSDの量を、
増減させることが可能です。
Liquity(リクイティー)概要・公式サイト等
- 公式サイト
- https://www.liquity.org/
- ディスコード
- https://discord.com/invite/2up5U32
- Twitterアカウント
- https://twitter.com/LiquityProtocol
- ブログ
- https://www.liquity.org/blog
- DeFi Llama
- https://defillama.com/protocol/liquity
- LQTYチャート(コインマーケットキャップ)
- https://coinmarketcap.com/ja/currencies/liquity/
- LUSDチャート(コインマーケットキャップ)
- https://coinmarketcap.com/ja/currencies/liquity-usd/
- Dune
- https://dune.com/dani/Liquity
- ホワイトペーパー
- https://docs.liquity.org/
Author Info
-
fill.mediaは、国内の融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)や、不動産クラウドファンディング、ロボアドバイザー、インデックス投資業界等の最新情報を提供する、投資・金融情報総合メディア。
その他、昨今、主に若年投資家の間で大きな関心を集めつつあるFIRE(Financial Independence, Retire Early)に関する最新情報を専門的に扱う、FIRE(早期リタイア)専門の検証チームや、不労所得に関する検証グループ、その他、不動産投資全般について検証を行うチーム等があります。
暗号資産投資検証チームでは、昨今、大きな関心を集めているDeFi(ディファイ)やGameFi、その他暗号資産投資全般に関して、そのメリット・デメリット等を検証し、深く掘り下げた分析・情報を提供しています。
メディア掲載歴(一部・順不同)
・朝日新聞デジタル&m
・財経新聞
・SankeiBiz
・RBBTODAY
・楽天Infoseekニュース
・excite.ニュース
・BIGLOBEニュース
・@nifty ビジネス
・Mapionニュース
・NewsPicks
・ビズハック
・MONEY ZONE
・Resemom
・SANSPO.COM
・Trend Times
・zakzak
・とれまがニュース
・徳島新聞