不動産小口投資、成功の鍵はココ!重要指標を徹底解説

不動産小口投資、成功の鍵はココ!重要指標を徹底解説

不動産小口投資、特に不動産クラウドファンディングは、少額から不動産投資を始められる魅力的な選択肢です。しかし、成功のためには、物件の情報を正しく理解し、リスクを把握することが不可欠です。そこで今回は、不動産小口投資における重要な投資指標を徹底的に解説します。これらの指標を理解することで、より賢明な投資判断が可能になります。

1. 表面利回り

表面利回りは、年間賃料収入を物件価格で割ったものです。計算式は以下の通りです。

表面利回り = 年間賃料収入 ÷ 物件価格 × 100

例えば、年間賃料収入が100万円で、物件価格が2000万円の場合、表面利回りは5%となります。表面利回りは、物件の収益性をざっくりと把握するのに役立ちますが、あくまで目安として考えましょう。なぜなら、管理費や税金などの経費が考慮されていないからです。

2. 実質利回り

実質利回りは、表面利回りから管理費、固定資産税、修繕費などの経費を差し引いたものです。より正確な収益性を把握するために重要です。計算式は以下の通りです。

実質利回り = (年間賃料収入 - 年間経費) ÷ 物件価格 × 100

例えば、年間賃料収入が100万円、年間経費が30万円、物件価格が2000万円の場合、実質利回りは3.5%となります。経費を考慮することで、より現実的な収益性を評価できます。

3. LTV(Loan to Value)

LTVは、物件価格に対する借入金の割合を示す指標です。一般的に、LTVが高いほど、自己資金が少なく、借入金が多いことを意味します。

LTV = 借入金額 ÷ 物件価格 × 100

LTVが高い物件は、レバレッジ効果が期待できる反面、金利上昇や空室リスクの影響を受けやすいというデメリットがあります。不動産クラウドファンディングでは、LTVが公開されている場合があるので、リスク許容度に応じて判断しましょう。

4. 空室率

空室率は、物件全体の部屋数に対する空室の割合を示す指標です。空室率が高いほど、賃料収入が減少し、収益性が悪化する可能性があります。

空室率 = 空室数 ÷ 総戸数 × 100

空室率は、物件の立地や管理状況、周辺の賃貸需要などによって大きく変動します。投資を検討する際は、過去の空室率の推移や、今後の見通しなどを確認することが重要です。

5. 築年数

築年数は、物件の経過年数を示す指標です。一般的に、築年数が古いほど、修繕費が増加する傾向にあります。また、入居者のニーズに合わなくなる可能性もあります。しかし、リフォームやリノベーションによって、築年数の古さをカバーできる場合もあります。物件の管理状況や、今後の修繕計画などを確認することが重要です。

6. 優先劣後構造

不動産クラウドファンディングでは、投資家の保護のために、優先劣後構造が採用されている場合があります。これは、万が一、損失が発生した場合、事業者が優先的に損失を負担し、投資家の損失を軽減する仕組みです。優先劣後構造の割合が高いほど、投資家のリスクは軽減されます。

7. 運営事業者の実績

不動産クラウドファンディングの運営事業者の実績も重要な判断材料です。過去のファンドの運用実績、情報開示の透明性、リスク管理体制などを確認しましょう。実績のある事業者を選ぶことで、安心して投資することができます。

まとめ

不動産小口投資は、少額から不動産投資を始められる魅力的な選択肢ですが、リスクも伴います。今回解説した投資指標を参考に、物件の情報を正しく理解し、リスクを把握した上で、慎重に投資判断を行いましょう。
これらの指標を総合的に判断することで、より賢明な不動産小口投資が可能になります。

  • 表面利回りだけでなく、実質利回りを考慮する。
  • LTVが高すぎないか確認する。
  • 空室率の推移や今後の見通しを確認する。
  • 築年数と修繕計画を考慮する。
  • 優先劣後構造の割合を確認する。
  • 運営事業者の実績を確認する。

これらのポイントを参考に、不動産小口投資で成功を掴みましょう。

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