ソーシャルレンディング失敗談を大公開。初心者が気を付けたいポイント(募集開始のタイミング等々)も。
個人投資家Y.K氏。
2018年初旬からソーシャルレンディング投資を始め、約1年ほどが経過。
合計20社以上のソーシャルレンディング事業者に投資口座を開設し、累計投資額は400万円以上。
30代男性会社員・首都圏在住。
わたしのソーシャルレンディング失敗談
日常生活でも、いささか、おっちょこちょいなところがあり、よく家内から叱られるわたくし。
ソーシャルレンディング投資においても、ちょこちょこ、細かな失敗を繰り返してきました。
特に、ソーシャルレンディング投資を開始したばかりの頃は、今思えば信じられないような失敗も、仕出かしてきたものです。
ソーシャルレンディング失敗談その1:10万円の投資のつもりが、30万円投資申込!
思い返せば、わたしが、某ソーシャルレンディング業者のファンドに、初めて投資を行ったときのこと。
同社のファンドが資金募集を開始するタイミングを待ち、投資申込手続きを進めたのですが、サイトにアクセスが集中し、なかなか、うまく画面遷移しない。
そこで、素直に画面遷移を待っていればいいものを、不注意なわたしは、
- 画面をリロード(再読み込み)して、
- 再度、出資額を入力。
という行為を繰り返し、なんとその結果、
- 本来は、10万円だけ投資申込をするつもりが、
- 30万円分の投資申込をしてしまった!
という出来事がありました。
さすがに、肝を冷やしたものです。
※その際は、当該ソーシャルレンディング業者の担当者様さんが親切にご対応下さり、一部出資のキャンセルを受け付けて下さいました。
ソーシャルレンディング業者、及び担当者さんにも迷惑をかけましたし、逆に「投資申込をしたかったのに、出来なかった投資家の方々」もいらっしゃったことを考えると、非常に心苦しい思いをしたものです。
以後、気を付けるようにしております。
ソーシャルレンディング失敗談その2:募集開始のタイミングで、資金募集枠が一瞬でいっぱいに!投資が出来ない!
ソーシャルレンディング投資を始めたばかりの頃、ちょっと目を付けていたファンドがありまして、
「ふむふむ、明日の10時から募集開始か…。ちょっと用事があるから、それを済ませて、お昼頃、サイトを覗いてみよう」
などと、悠長に構えていたのですが、その後実際にサイトを覗いてみたら、あっという間に、資金枠がいっぱいになってしまっており、投資が出来なかったという失敗がありました。
そのころは、まさか、ソーシャルレンディング投資が、こんなに注目を集めていることを知らず、
「別に、ちょっと時間をあけて投資申込をしても、十分に間に合うでしょ」
と、気楽に考えていたのですが、今となっては、反省しています。
それ以降、各ソーシャルレンディング事業者のファンドオープン予定については、あらかじめ注意を払うようにし、特に投資申込を行いたいファンドがある場合は、資金募集開始時刻に合わせて、しっかりとサイトにアクセスするように心がけています(=それでも数分~数秒の誤差で、投資締切になってしまい、投資できなかった…というケースは、枚挙にいとまがありません)。
ソーシャルレンディング失敗談その3:預託金口座にお金を入れ忘れ、投資に失敗!
わたしは現在、20社以上のソーシャルレンディング事業者に分散投資をしておりますが、そのうち、ほとんどの事業者は、預託金制度(デポジット制度)を採用しています。
実際にそのソーシャルレンディング事業者のファンドに対して投資を行いたい場合は、事前に、事業者が用意してくれている預託金口座(デポジット口座)にお金を振り込んでおいて、振込済の投資資金から、各ファンドに投資を行う、という形です。
さて、前回の反省から、「ファンドの募集開始タイミングにあわせて、ちゃんとパソコンに向かっているように」心がけたわたくし。
満を持して、ファンドが資金募集を開始したタイミングにあわせて、投資申込を進めようとしたのですが・・・
デポジット口座に投資資金を入れ忘れていて、投資が出来なかった、という、恥ずかしすぎる失敗を仕出かしたこともありました。
今思い出しても、情けない気持ちになります…。
ソーシャルレンディング投資の失敗を避けるための必携事項
そんなわたしが、このような事を語るのは、おこがましいように思いますが、ソーシャルレンディング投資においては、その他、気を付けなければならないポイントが複数あります。
「あちゃー、失敗したー」という事態を避けるためにも、投資の際は、しっかりと注意を怠らないように致しましょう。
ソーシャルレンディング投資失敗を避けるために、【貸付期間】はしっかり確認しましょう。
各ソーシャルレンディングファンドの、資金の貸付・運用期間は、ファンドによって、実にさまざまです。
わずか数カ月で満期償還となるファンドもある一方で、長いものですと、償還まで1年~2年程度、というファンドもあります。
そして、忘れてはならないのが、ソーシャルレンディング投資の場合、一旦ファンドに投資したお金は、そのファンドが償還を迎えるまで、返ってきません。
出資済のお金を中途解約する、という事ができないため、直近で使用予定のあるお金を、ソーシャルレンディング投資に回してしまうと、そのファンドの貸付・運用期間の長短によっては、困った事態となり得ます。
そのような失敗がないよう、各ファンドの貸付・運用期間については、投資申込の際、ちゃんと確認するようにいたしましょう。
※もちろん、投資は「余裕資金で行う」というのは、ソーシャルレンディング投資に限らず、全ての投資において、必ず守るべきルールです。
ソーシャルレンディング投資失敗を避けるために、【担保設定】は間違いなく把握しましょう。
各ファンドの担保設定については、ソーシャルレンディング事業者によって、そしてファンドによって、千差万別です。
不動産に対して抵当権を設定するファンドもあれば、借り手企業の有する債権に、譲渡担保を設定するファンドもあります。
関連会社が連帯保証を行います、というファンドもありますし、なかには、無担保・無保証型のファンドも存在します。
どのような担保設定のファンドを選ぶか、は、わたしたち個人投資家に委ねられており、各個々人で、自分のリスク性向に合わせて、しっかりとファンドを選び抜いていくことが必要です。
ソーシャルレンディング投資失敗を避けるために、【少額の分散投資を徹底】しましょう。
投資の格言で、「タマゴはひとつのカゴに盛るな」というものがありますね。
ソーシャルレンディング投資においても、これは必携の心得です。
また、ソーシャルレンディング投資の場合、そもそも、他の投資手法として、少額の分散投資をしやすい、という特長があります。
各ソーシャルレンディング事業者に投資口座を開設するのは簡単ですし、事業者によっては、最低1万円から、ファンドに投資が可能、というところもあります。
- 複数のソーシャルレンディング事業者に口座を開設し、
- 資金を小口に分けて、複数のファンドに資金を分散投資する。
これは、ソーシャルレンディング投資において、常識的なことです。
面倒くさがることなく、しっかりと、少額の分散投資を徹底しましょう。
※ただし、分散投資を優先しすぎるあまり、十分に信頼のおけないソーシャルレンディング事業者のファンドにまで、余計な出資をしてしまう、というようでは、本末転倒となります。
リスクを分散するために分散投資をしたつもりが、却って、余計なリスクを背負い込む原因となった、等と言う事態に陥らぬよう、くれぐれも、ご注意ください。
まとめ。失敗を出来るだけ避け、ハッピーなソーシャルレンディング投資生活を。
何事も、やり始めは、失敗が付き物ですし、そうした細かな失敗を通して、いろいろと学んでいくわけではありますが、
そうはいっても、避けられる失敗は、出来るだけ、避けて通りたいですよね。
本記事では、ソーシャルレンディング投資の、特に、スタート当初において、発生しやすい失敗について、まとめさせて頂きました。
これからソーシャルレンディング投資を始めよう、という方々にとって、少しでも、お役に立てたのであれば、嬉しい限りです。
以上、拙文に最後までお付き合いを頂き、有難うございました。
失礼致します。
※本記事は、寄稿者の個人的な見解であり、その内容は、当ラボの公式見解と異なる場合があります。
また、本記事は、読者様への情報提供を目的としたものであり、特定の投資商品(ファンド等含む)への投資勧誘を目的としたものではありません。
個別のソーシャルレンディング事業者における投資口座開設や、実際の投資是非に係るご判断につきましては、必ず、読者様ご自身にて、為さって頂きますよう、お願い致します。
高い期待利回りが呈示されているとして、広く投資家の注目を集めている、ソーシャルレンディング。
しかしながら、業界には未成熟の部分も少なくなく、いくつかの「危険会社」の存在も留意を要します。
ソーシャルレンディング投資検討にあたっては、こちらの過去記事も、あらかじめ、ご参照下さい。
↓
ソーシャルレンディング【おすすめ会社&危険会社ランキング】最新版
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楽しく拝読させてもらいました。
デポジット口座にお金入れ忘れ、は意外とやらかしますよね(笑)
ま、何事も失敗から学ぶしかない、ってことで。
コメントを頂き、誠に有難うございます。
預託金制度を採用しているソーシャルレンディング事業者の場合、投資申込前に、あらかじめ、預託金口座(デポジット口座)に、投資資金を入金しておく必要があります。
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預託金口座への投資資金入金等の事前準備は、入念に行うことが肝要となります。