SBIソーシャルレンディングの、「SBISL不動産担保ローン事業者ファンド」に、追加投資を行いました。

寄稿者紹介

個人投資家Y.K氏。
2018年初旬からソーシャルレンディング投資を始め、約1年ほどが経過。
合計20社以上のソーシャルレンディング事業者に投資口座を開設し、累計投資額は400万円以上。
30代男性会社員・首都圏在住。

投資申し込み完了のエビデンス

SBIソーシャルレンディングのマイページ、「投資情報」→「投資登録一覧」からのスクリーンショットがこちら。

SBIソーシャルレンディング01

27万円の追加投資とし、また、上記スクリーンショットにもある通り、既に入金も完了致しました。

本ファンドの概要

本ファンドの概要については、前回、同ファンドに投資申込を行った際に、詳説致しております。
こちらの記事を御覧下さい。

SBIソーシャルレンディングのSBISL不動産担保ローン事業者ファンドへと出資申込しました。

本ファンドにわたしが追加投資を行った理由

今回、下記のように検討・判断を行ったうえで、本ファンドへと追加投資をさせて頂きました。

不動産に担保権を設定するファンドは数あれど…

本ブログにてお伝えを致しております通り、わたしは現在、多数のソーシャルレンディング事業者に、資金を分散投資しており、その過程で、たくさんのファンドへと、投資申込を致して参りました。
各ファンドの、担保設定の有無や、担保設定の詳細内容については、まさに、ファンドによって、千差万別です。

そのなかで、「不動産」に担保権を設定するファンドにも、多数、出資をして参りました。

不動産に担保権を設定するファンドへと出資を検討する場合、わたしが重要視しているのは、

  1. 担保物となる不動産の評価の妥当性と、
  2. 評価額が妥当であると判断した場合、貸付額/評価額のバランス、すなわち、掛け目(かけめ)です。

本日に至るまでの間、様々なソーシャルレンディング事業者の、いろいろな「不動産担保付きローンファンド」を見てきましたが、SBIソーシャルレンディングの本ファンドの場合、

  1. 担保物となる不動産の評価の妥当性
    →「直近6年間の累積貸倒れ件数2件以内かつ、2千万円以内」「貸金業の業歴7年以上」という実績・業歴を持つ、貸金業のプロフェショナル事業者による担保価値評価なわけですから、わたしの個人的見解としては、極めて妥当性が高いものと判断しています。
  2. 貸付額/評価額のバランス、すなわち、掛け目
    →ファンド詳細にて記載がありますが、本ファンドの借り手企業の場合、担保権を設定する不動産の評価額の7割までしか、資金を貸し付けない、とのこと。
    「融資の際は必ず借入人の不動産に抵当権設定。しかも、融資額は当該不動産の評価額の7割まで」
    この融資基準、どこかで聞いたことありませんか?
    そう、一昔前の、「銀行」並みの融資基準ですよね。

上記のように、圧倒的な(※あくまでもわたしの個人的な所見です)安心感・説得力があります。

ちなみに、わたしがこれまで見てきた、他社のファンドの場合、極端な例ですが、

  • 評価基準すら明朗ではない不動産を担保物にし、
  • 当該不動産の評価額の9割強まで、資金を貸し付ける。

というファンドも見たことがあります。

平均的に見ても(※あくまでもわたしの直感的な平均値ですが)、だいたい、担保権を設定する不動産の評価額の、8割くらいまでは、資金を貸し付ける事業者が多いです。
そうした中、「7割までしか貸さない」という融資姿勢は、極めてコンサーバティブであり、安心感・説得力がある、と感じています。

※ちなみに、本ファンドの場合、その分、利回りは、ソーシャルレンディングファンドの中では、決して高いほうではないですね(予定年間利回り3.2パーセント~4.7パーセント)。
わたしは本ファンドへの投資については、利回り追求の目的ではなく、「堅めの資金運用」を目的として、投資しています。
…堅め、といっても、銀行預金金利等と比べたら、比較にならないほどの高利ですからね…。

2012年以来、揺るがぬ実績。

SBIソーシャルレンディングの不動産担保ローン事業者ファンドの実績については、こちらのページで完全公開されています。

SBISL不動産担保ローン事業者ファンドの運用状況

御覧頂ければ一目瞭然ですが、2012年9月第1号ファンド以来、135件(※本記事執筆本日現在)のファンドが組成されており、そのうち、デフォルト(貸し倒れ)どころか、延滞中の物すら、ゼロです。

SBIソーシャルレンディング02
引用元:https://www.sbi-sociallending.jp/fund/fund_status4

↑こちらの累計表にもありますが、既に、出資額の累計は、150億円を超えています。

勿論、元本保証など絶対に存在しない、投資の世界の話ですから、リスクはあります。
ただし、わたしの想像力の範疇では、このファンドが、今更、延滞や、デフォルト等を発生させるとは、とてもじゃないですが、想像できないのです。
(※あくまでも、わたしの個人的な想像力の枠内でのお話です。繰り返しますが、リスクは必ずあります。)

まとめ

主に上記のように検討・判断を行ったうえで、今回、SBIソーシャルレンディングの、「SBISL不動産担保ローン事業者ファンド」に、追加投資を行いました。
本記事文中の記載事項は、いずれも、わたしのごく個人的な見解に過ぎませんが、あくまでも、その限りにおいて、少しでも、読者様のお力となれたのであれば、嬉しい限りです。

ちなみに、SBIソーシャルレンディングの投資口座は、こちから開設可能です。

SBIソーシャルレンディング(公式)

それでは、本記事はここまで。
また次回の記事にて、お会い致しましょう。

追伸:
有力ソーシャルレンディング事業者各社を、ランキング形式で分析した、こちらの旧記事も、おすすめです。是非、ご覧になってみてください。

大手ソーシャルレンディング会社を厳選ランキング。ファンドリターン&グローバル度&不動産担保設定状況、投資家登録数等々、複数の角度からソーシャルレンディング事業者を徹底検証。


本寄稿内容は、寄稿者の個人的な見解・体験・意見であり、その内容は、当ラボの公式見解と異なる場合があります。
また、本記事は、読者様への情報提供を目的としたものであり、特定の投資商品(ファンド等含む)への投資勧誘を目的としたものではありません。
個別のソーシャルレンディング事業者における投資口座開設や、実際の投資是非に係るご判断につきましては、必ず、読者様ご自身にて、為さって頂きますよう、お願い致します。

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