OwnersBookの実績を過去ファンドから徹底検証

寄稿者紹介

個人投資家Y.K氏。
2018年初旬からソーシャルレンディング投資を始め、約1年ほどが経過。
合計20社以上のソーシャルレンディング事業者に投資口座を開設し、累計投資額は400万円以上。
30代男性会社員・首都圏在住。

OwnersBookの実績検証のために、全ての過去ファンドの分析を行いました。

今回、OwnersBookの既存・過去ファンド合計【102件】を対象に、実績の分析を行いました。
※本記事執筆本日現在の、OwnersBookの全ファンドが対象です。
※各情報の引用元URLは下記の通りです。

https://www.ownersbook.jp/project/index/all/1/2/
https://www.ownersbook.jp/project/index/all/2/2/
https://www.ownersbook.jp/project/index/all/3/2/
https://www.ownersbook.jp/project/index/all/4/2/

本記事では、OwnersBookの既存・過去ファンドの、「案件ステータス」を主に実績分析の対象といたしました。

OwnersBookの実績01
引用元:https://www.ownersbook.jp/project/index/all/4/2/

OwnersBook実績分析【募集完了】

案件ステータスが「募集完了」となっているファンドが2件、存在しました。
このステータスは、わたしたち個人投資家からの資金募集が完了し、あとは実際の投資実行を待っている段階、を示します。

OwnersBookの実績02
引用元:https://www.ownersbook.jp/project/index/all/1/2/

↑具体的にはこちらの2ファンドが、「募集完了」の状態となっていました。
特に2つ目のファンド「渋谷区商業ビル第2号ファンド第1回」は、

OwnersBookの実績03
引用元:https://www.ownersbook.jp/project-detail/index/1101/

本来の募集期限である5月21日まで少なくとも10日以上を残して(※本記事執筆本日は5月11日)、1億4千万円強の資金が集まっていることが分かります。
申込人数は378人、との事なので、1人あたりの出資額の平均は37万円。
OwnersBookの人気ぶりが伺えます。

OwnersBook実績分析【投資実行済】

案件ステータスが「投資実行済」となっているファンドが、41件、存在していました。
「投資実行済」のステータスは、まさに資金が貸し付け・運用中であることを示します。
分析対象となった全ファンド(102件)のうち、約40パーセントほどが、この投資ステータスになっていたことが分かります。

OwnersBook実績分析【満期償還完了】

案件ステータスが「満期償還完了」となっているファンドは、22件、存在しました。
まさに文字通り、本来の予定通りのファンドが満期を迎え、資金が償還された、という状態・実績を示します。

注目に値するのは、満期償還完了済ファンドの場合、予定利回りと確定利回り実績が、微妙に相違しているケースがあることです。

OwnersBookの実績04
引用元:https://www.ownersbook.jp/project/index/all/4/2/

↑このように、予定利回りと確定利回り実績が、非常に微小ながら、相違しているケースが散見されます。
そのようなケースもあるのだ、ということを、念頭に置いておくと良いでしょう。

OwnersBook実績分析【期限前償還完了】

案件ステータスが「期限前償還完了」となっているファンドは、36件、存在しました。

実績の観点からは、「満期償還完了」となっているファンドよりも、「期限前償還完了」となっているファンドのほうが多い、という点は、注目に値します。

OwnersBook実績詳説【期限前償還】とは何か

OwnersBookの実績05
引用元:https://www.ownersbook.jp/project-detail/index/1102/

↑OwnersBookの各ファンドの詳説画面では、このように、早期償還の可否に関する記載欄があります。
ここが「可」となっているファンドについては、早期償還(=期限前償還)が実施される可能性があります。

早期償還(=期限前償還)については、住宅ローンの繰り上げ返済をイメージすると、分かりやすいかも知れません。
OwnersBookから資金を調達する借り手企業にとって、OwnersBookの定める金利(利息)は、決して安いものではありません。
このため、借り手企業としても、資金的な余裕ができ次第、出来るだけ早めに、高利の借入金は、返済を済ませてしまいたい、というモチベーションが働きます。

また、借り手企業としては、OwnersBookから調達した資金を原資に購入した不動産物件を、思いのほか早く、高値で第三者に売却することに成功した、等というケースもあるでしょう。
この場合、借り手企業としては、予定よりも早く返済原資が確保できるわけなので、さっさと、OwnersBookに対する返済を済ませてしまう、という流れが自然です。

OwnersBook実績詳説【期限前償還】の利回りは、非常に高揺れする場合がある。

実際に期限前償還が発生すると、ごく単純に、投資・貸付期間が想定よりも短縮されるわけなので、投資の期待リターン(利息の総額)は、元来の目論見と比べて、低減する可能性があります。
しかし、OwnersBookの実績を確認してみると、よくわかるのですが、期限前償還が発生した場合、年間の確定利回りは、予定を大きく上回るケースが多くあります。

OwnersBookの実績06
引用元:https://www.ownersbook.jp/project/index/all/2/2/

↑このように、投資期間こそ、ずいぶんと短縮されるものの、1年間あたりの確定利回りは、予定を大きく上回る、というケースも、実績ベースで複数、散見されます。

そして何よりも、貸し付けていた資金が早めに戻ってくる、というのは、資金の保全・安全性の観点からは、非常に喜ばしいことであることは、言うまでもありません。

OwnersBook実績分析【案件不成立】

投資ステータスが「案件不成立」となっているファンドは、1件だけ、存在しました。

OwnersBookの実績07
引用元:https://www.ownersbook.jp/project-detail/index/1068/

↑こちらのファンドです。
「案件不成立」と言えども、投資資金そのものは、しっかりと満額、集まっていたようです。
ファンド詳細ページには、下記のように、不成立経緯が記載されていました。

(2017/9/25追記)本案件は募集完了しましたが、借り入れを予定していた総合不動産会社Sより、売買契約の手付金の放棄を行い、契約解除を行ったとの連絡がありました。つきましては、誠に遺憾ながら、本案件を不成立とさせていただきました。
引用元:https://www.ownersbook.jp/project-detail/index/1068/

なるほど、というところですね。
102件分析した中で、わずか1件ですから、看過しても良いでしょうが、「そういうケースもあるのだな」という点は、覚えておきましょう。

OwnersBook実績分析のまとめ

本記事執筆本日現在で公表されている、全ての既存・過去ファンドの実績について、「案件ステータス」を中心に、分析をさせて頂きました。

本記事をきっかけに、OwnersBookへと興味を持たれた読者様におかれましては、本ブログでOwnersBookについて取り上げたその他の記事を御覧になってみてください。

本ブログのOwnersBook関連記事一覧はこちらから。

それでは、本記事はここまで。
また次回の記事にて、お会い致しましょう。

追伸:
ファンドの平均利回りや、資本金額や投資家登録数といった「規模」、投資初心者へのおすすめ程度等々、いろいろな確度から、国内の有力ソーシャルレンディング事業者をランク付けした、こちらの過去記事も、是非ご参照下さい。おすすめです。

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本寄稿内容は、寄稿者の個人的な見解・体験・意見であり、その内容は、当ラボの公式見解と異なる場合があります。
また、本記事は、読者様への情報提供を目的としたものであり、特定の投資商品(ファンド等含む)への投資勧誘を目的としたものではありません。
個別のソーシャルレンディング事業者における投資口座開設や、実際の投資是非に係るご判断につきましては、必ず、読者様ご自身にて、為さって頂きますよう、お願い致します。

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