クラウドクレジットが新ファンド「中東地域IT商社支援ファンド」シリーズを販売開始|アラブ首長国連邦ドバイのOctagon社へと融資
ソーシャルレンディング・サービス「クラウドクレジット」を運営する、クラウドクレジット株式会社(東京都中央区。以下、同社)は、2019年10月10日から、新たなファンドシリーズ、「中東地域IT商社支援ファンド」シリーズ(以下、同ファンドシリーズ)の取り扱いを開始した。
同社の公開資料(※1、※2)によれば、同ファンドシリーズの実質的な融資先は、アラブ首長国連邦のドバイに所在する、情報通信機器の販売商社、 Octagon International FZCO。アラブ首長国連邦のほか、アメリカ合衆国、イギリス、オランダ、チェコ、シンガポールといった国々で事業を展開している企業であり、設立は2007年3月。
貸付は米ドル建てにて行われる関係で、投資家としては、日本円/米ドル間の為替変動のリスクを負うこととなる。
予定している表面利回りは年率9.0パーセント。クラウドクレジットの他ファンド同様、最低1口1万円から投資ができる。
運用は、2019年11月から2021年5月の1年半を予定。分配・償還は満期での一括払いとなる。
(※1)中東地域IT商社支援ファンド1号|クラウドクレジット
(※2)「中東地域IT商社支援ファンド」シリーズを 2019年10月10日より販売開始|クラウドクレジット
クラウドクレジットとは
引用元:クラウドクレジット
クラウドクレジット株式会社(東京都中央区日本橋)が運営する、ソーシャルレンディング・サービス。
海外案件を専門的に取り扱っており、「キルギスマイクロファイナンス事業者支援ファンド」や「中東地域ソーラー事業者支援ファンド」、「アフリカ未電化地域支援ファンド」、「東欧金融事業者支援ファンド」など、複数の国と地域に関連する投資案件を取り揃えている。
2019年10月11日時点で公式ホームページに掲載されている情報によれば、累計出資金額は、既に229億円を突破している。
参考:
クラウドクレジット|公式サイト
融資先企業の匿名化解除(実名開示)にも積極的に取り組んでおり、すでに複数のファンド・シリーズにおいて、実質的な借り手企業の具体的名称等が公開されている。
サービス運営会社であるクラウドクレジット株式会社は、伊藤忠商事株式会社や第一生命保険株式会社といった、国内の大企業のほか、マネックスベンチャーズ株式会社やYJキャピタル株式会社、LINE Ventures株式会社、SBIインベストメント株式会社、ソニーフィナンシャルベンチャーズ株式会社といった、複数の有力VC(ベンチャーキャピタル)・投資会社から出資を受けていることでも知られる。
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