クラウドクレジットが新たに3シリーズの借り手情報を開示|匿名化解除済シリーズは累計15本に

クラウドクレジット株式会社(東京都中央区日本橋。以下、同社)は、同社が運営するソーシャルレンディング・サービス「クラウドクレジット」において、新たに3つのファンドシリーズの借り手情報を公開した。

今回、借り手の具体的情報が新たに開示されたのは、「コロンビアリース事業者支援ファンド」シリーズ、「ユーラシア個人向け小口融資事業者支援ファンド」シリーズ、「リトアニアオンライン金融事業者支援ファンド」シリーズの計3本。
このうち、「コロンビアリース事業者支援ファンド」シリーズは、コロンビア共和国の首都ボゴタに所在するリース会社、「Rentek S.A.S.」社を、「ユーラシア個人向け小口融資事業者支援ファンド」シリーズは、キプロス共和国の首都ニコシアに所在する「CC Continental City Capital Ltd」社を、「リトアニアオンライン金融事業者支援ファンド」シリーズは、リトアニア共和国カウナスに所在する消費者金融事業者「UAB PRO INVEST GROUP」を、それぞれ、融資先とするという。


参考:

※いずれも、クラウドクレジット公式サイトより


日本のソーシャルレンディング業界においては、長きにわたり、貸金業法への配慮等の事情から、ソーシャルレンディング事業者から資金を借り受ける融資先の具体的な商号情報等は、投資家に対し、非開示(匿名化)とされてきた。
しかし、投資家保護等の観点から、2019年3月、業界の監督官庁にあたる金融庁が、「(所与の条件を満たせば)投資家に対し、融資先の情報を開示して差支えない」とする公的見解を公表。以降、国内ソーシャルレンディング事業者各社において、融資先に関する匿名化解除の動きが顕著となった。

クラウドクレジットの場合、2019年5月、貸付先匿名化解除に関する具体的な方針を公表(※)、以降、各ファンドシリーズの具体的な借り手に関する情報の公開を進めてきた。


(※)参考:
当社の貸付先匿名化解除に関わる情報公開の方針につきまして|クラウドクレジット株式会社


今月までの間に、既に12本のファンドシリーズに関し、借り手に関する具体的情報が開示されたが、今回、新たに3シリーズの匿名化解除が為された結果、同社が公開しているファンドシリーズのうち、匿名化解除済のものは、合計15本に達することとなった。

クラウドクレジットとは



引用元:クラウドクレジット

クラウドクレジット株式会社が運営する、ソーシャルレンディング・サービス。
累計出資金額は216億円強、運用開始済ファンド数は700件を超えている。
様々な国外向け案件に、1万円という小口資金から投資を行える、という特徴を持つ。

運営会社であるクラウドクレジット株式会社は、伊藤忠商事株式会社や第一生命保険株式会社といった、国内有数の大企業のほか、マネックスベンチャーズ株式会社や株式会社GCIキャピタル、三菱UFJキャピタル株式会社、LINE Ventures株式会社といった、有力VC(ベンチャーキャピタル)からも出資を受けていることが知られている。
2018年には、人気テレビ番組「ガイアの夜明け」にも取り上げられたことが話題となった。


参考:
クラウドクレジット|公式サイト

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