FANTAS funding、CREAL、Rimpleにて、不動産クラウドファンディング募集が順調に進行中|CREALは累計調達100億円突破が間近

不動産クラウドファンディングとは

不動産事業者が、不動産特定共同事業法上の許可(小規模不動産特定共同事業の場合は、登録)を受けたうえで、新たな不動産取得のための資金を、インターネットを介し、クラウドファンディング形式で調達することを、「不動産クラウドファンディング」という。
投資家としては、1万円程度の少額から、不動産投資に取り組める、というメリットがある。

不動産クラウドファンディングの仕組み

不動産クラウドファンディングにおける資金・不動産の流れを端的に表すと、下記のようになる。

  1. 不動産事業者が、不動産特定共同事業法の許可・登録を取得し、「不動産クラウドファンディング事業者」となる。
  2. 不動産クラウドファンディング事業者が、自身のサービスサイト上で、ファンドの公開・募集を行う。
  3. 投資家は、不動産クラウドファンディング事業者のHPを経由して、各ファンドに、出資申込を行う。
  4. 不動産クラウドファンディング事業者は、投資家から集めた資金を原資にして、不動産の取得や、開発等を行う。
  5. ファンド運用期間中、不動産が集めた賃料収入を元手にして、不動産クラウドファンディング事業者が、投資家に対し、分配を行う。
  6. 不動産クラウドファンディング事業者は、ファンドの運用期間中に、対象不動産を売却し、その売却代金を原資に、投資家に対し、元本償還を実施する。

参考:
【2021年6月更新】上場企業運営の不動産クラウドファンディングはどこ?|不動産クラファンにおける”上場企業ならではの”メリットとは

不動産クラウドファンディング投資のメリット・デメリット

投資家が不動産クラウドファンディングに投資する場合、下記のようなメリット、及び、デメリットを理解する必要がある。

メリット

  • 1万円程度の少額から、不動産投資をスタートすることが出来る(実物不動産投資の場合、数百万円~数億円の投資額を必要とするケースが多い)。
  • 運用期間中の不動産実務については、不動産クラウドファンディング事業者側に一任することが出来る。
  • 国内証券市場の上場企業が直接運営にあたっているケースもある。
  • 運営会社の劣後出資によって、投資家の優先出資元本が保護されているファンドもある。

デメリット

  • 出資の中途解約が、原則として、出来ない(ただし、一部、出資の中途解約を可としている事業者も存在する)。
  • 運用会社の判断(※不動産の売却が奏功しない場合等)で、ファンド運用期間が延長となる場合がある。
  • 不動産事業に大幅な赤字が生じた場合、劣後出資幅では損失をカバーしきれず、投資家の出資元本が毀損する恐れがある。
  • 実物不動産投資と異なり、「損益通算」や「繰越控除」といった、税務上のメリットが提供されていない。
  • 実物不動産投資と違って、銀行融資等を利用した「レバレッジ」投資が不可。

FANTAS fundingの5月募集5ファンド、いずれも満額募集を達成

FANTAS fundingの5月募集5ファンド、いずれも満額募集を達成

FANTAS fundingの「FANTAS repro PJ 第30号」

不動産クラウドファンディング・サービス「FANTAS funding」にて、5月21日正午から同時募集となった5ファンドが、いずれも、募集金額満額分の投資申込を集め、成立した。

満額成立となったファンドは

満額成立となったのは、下記の5ファンド。
いずれも、運用期間中の賃料収入(インカムゲイン)ではなく、売却時の売却益(キャピタルゲイン)を重視したもの。

  • FANTAS check PJ 第106号
    予定分配率:3.5パーセント
    募集総額:13,120,000円
  • FANTAS check PJ 第107号
    予定分配率:3.5パーセント
    募集総額:13,040,000円
  • FANTAS check PJ 第108号
    予定分配率:4.0パーセント
    募集総額:9,360,000円
  • FANTAS check PJ 第109号
    予定分配率:4.0パーセント
    募集総額:9,840,000円
  • FANTAS repro PJ 第30号
    予定分配率:7.0パーセント
    募集総額:4,880,000円

累計募集は140件に

今回の5ファンド募集を終え、FANTAS fundingで公開・募集されたファンド数は、累計で140件となった。
各ファンドの募集額は小ぶりだが、累計でのファンド件数では、国内不動産クラウドファンディング業界大手CREAL(組成ファンド数44件)を上回っている。

CREALの「(仮称)Rakuten STAY博多祇園」ファンドが満額達成|累計調達額は100億円間近に

CREALの「(仮称)Rakuten STAY博多祇園」ファンドが満額達成|累計調達額は100億円間近に

CREALの「(仮称)Rakuten STAY博多祇園」ファンド

不動産クラウドファンディング・サービス「CREAL」にて、5月25日夜から募集開始となった新ファンド「(仮称)Rakuten STAY博多祇園」が、募集開始から約2時間で、募集金額38,100万円分、満額の投資申込を集め、成立した。

「Rakuten STAY博多祇園」ファンド概要

「Rakuten STAY博多祇園」ファンドの想定利回り(年率換算・税引き前)は6.0パーセント。
内訳としては、運用期間中の賃料収入に相当する「インカムゲイン」が3.4パーセント、売却益に相当する「キャピタルゲイン」が2.6パーセント。
運用期間としては、約19か月間を見込んでいる。

投資対象となるのは、福岡県福岡市博多区上呉服町に所在する、鉄筋コンクリート造地上5階建のホテル物件(全9室)。
物件取得後は、楽天LIFULL STAY株式会社に対し、10年間の定期賃貸借契約で物件を貸し付ける。

2021年7月のホテル開業後、3ヶ月のフリーレント期間を経て、2021年10月に、初回分配を予定しているという。

CREALの累計調達額は100億円弱に

国内不動産クラウドファンディング業界において大手と言われるCREALだが、今回のファンド募集を経て、累計での調達資金額は、約98億円となり、100億円の大台も迫ってきた。
6月14日からは、新ファンド「ドムス・スタイル押上」の募集も控えており、月内に、累計調達100億円を突破する可能性もある。

Rimpleの第15号ファド、応募は募集の3倍強に

東証一部上場企業であるプロパティエージェント株式会社が直接手掛ける不動産クラウドファンディング・サービスとして知られる「Rimple」(リンプル)にて、5月28日午後6時から募集開始となった新ファンド「Rimple’s selection #15」が、募集総額103,600,000円の3倍強にあたる、385,450,000円分の投資申込を集め、募集終了となった。

「Rimple’s selection #15」概要

想定されている予定分配率(年率換算・税引き前)は3.6パーセント。
運用予定期間は、6月16日から、12月半ばまでの半年間で、不動産クラウドファンディング・ファンドとしては、比較的短い部類に入る。
投資対象となるのは、下記の2物件。

  • クレイシア新宿
    アクセス:「新宿三丁目駅」徒歩3分
    竣工:2016年3月
  • コートヒルズ広尾南
    アクセス:「広尾駅」徒歩10分
    竣工:2009年11月

ファンドの出資総額は148,000,000円で、投資家からの募集額との間の差額(出資額全体の30パーセント)については、運営会社であるプロパティエージェント社が劣後出資する。

週末には第16号ファンドも募集開始予定

Rimpleでは、6月11日午後6時から、「Rimple’s Selection #16」の募集も予定している。
こちらは予定利回り3.5パーセント、半年間運用予定。
クレイシア新宿御苑前1戸、クレイシア三田1戸、クレイシア秋葉原ラグゼスウィート1戸の、合計3戸が、投資対象となるという。

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不動産クラウドファンディング検証チーム
ソーシャルレンディング・ラボは、国内の融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)業界情報の検証メディア。
不動産クラウドファンディング(不動産投資型クラウドファンディング)専門の検証チームでは、日本国内で展開されている不動産クラウドファンディング(不動産特定共同事業)サービスに関する最新情報を提供するほか、不動産クラウドファンディング業界の市場調査、各社の公開済ファンドの検証などを実施する。

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