「ソーシャルレンディング業者の、金融商品取引法関連の免許・許認可等、ライセンス取得状況の確認方法は」
「ソーシャルレンディング業者について、いろいろと情報集をしているところです。
金融庁ホームページなどを見ていたら、各企業がソーシャルレンディング事業を営むためには、主に金融商品取引法等に鑑み、必要な免許・許認可等、様々なライセンスを取得する必要があるとのこと。
きちんとした登録を受けていないソーシャルレンディング事業者の募集には、関わらないように、との注意書きもありました。
そこで、国内ソーシャルレンディング業者各社の、必要な免許の取得状況、及び、その確認方法について、教えて下さい。」
(30代・男性・ソーシャルレンディング投資歴:なし)
目次
【金融商品取引法&貸金業法】ソーシャルレンディング事業に必要な免許・許認可・ライセンスとは
ご質問有難うございます。
各企業が、ソーシャルレンディング事業を執り行うためには、下記の2つの事業者登録(免許)を得る必要があります。
- 第二種(第一種)金融商品取引業:
投資家から資金を募る行為は、金融商品取引法の規制対象となります。
ソーシャルレンディング事業者としては、第二種(ないしは、第一種)金融商品取引業の登録事業者とならなければ、資金の募集を行うことは出来ません。 - 貸金業:
投資家から募った資金を、資金需要者に対し、融資するためには、貸金業の登録事業者である必要があります。
貸金業の登録事業者としての登録を受けぬままに、”業”(なりわい)として、他者に資金貸与等を行った場合、貸金業法違反に問われる事となります。
参考:
ソーシャルレンディングへの投資にあたってご注意ください|金融庁
各ソーシャルレンディング事業者HPにおける、必要な免許・許認可情報の掲示について
一般的に、各ソーシャルレンディング事業者は、自身の第二種(ないしは、第一種)金融商品取引業、及び貸金業の、登録関連情報(ライセンス情報)を、自社サイトにて掲載しています。
例えば、国内ソーシャルレンディング業界においては大手といえる、SBIソーシャルレンディングの場合であれば、
引用元:SBIソーシャルレンディング
上掲要領にて、これを掲示しています。
「金融商品取引業」と「貸金業」で、2社態勢としているケースもあるので留意を
例えば、不動産担保付ソーシャルレンディングファンドで定評のある、OwnersBookの場合、
引用元:https://www.ownersbook.jp/about/index/
↑金融商品取引法分野、すなわち第二種金融商品取引業については、「ロードスターキャピタル株式会社」の名義にて登録を受けている一方、
引用元:https://www.ownersbook.jp/about/index/
↑貸金業については、「ロードスターファンディング株式会社」という、関連会社の名義にて、登録を受けていることが分かります。
こうした”2社態勢”は、国内ソーシャルレンディング業界においては、ごく一般的に見られるケースです。
各種登録(免許・許認可)の裏付けは
金融商品取引業、及び、貸金業の登録状況については、各行政のホームページ等を経由し、確認することが可能です。
金融商品取引業の場合
引用元:「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」金融庁
各社の、金融商品取引業の登録状況については、金融庁ホームページから確認可能です。
貸金業の場合
引用元:「貸金業登録業者検索」東京都産業労働局
貸金業登録に関しては、東京都知事登録業者の場合であれば、東京都産業労働局のホームページから、確認を行うことが可能です。
(補足)業界団体への加入状況もチェックを
ソーシャルレンディング事業者各社の免許(登録)取得状況について確認を済ませたら、各業界団体(自主規制機関)への登録状況についても、併せてチェックをしてみると良いでしょう。
第二種金融商品取引業協会
引用元:第二種金融商品取引業協会
第二種金融商品取引業の登録事業者が加入している団体(協会)です。
同協会に加入している主なソーシャルレンディング事業者としては、下記等が挙げられます。
会社名 | サービス名 |
SBIソーシャルレンディング株式会社 | SBIソーシャルレンディング |
ロードスターキャピタル株式会社 | OwnersBook |
クラウドクレジット株式会社 | クラウドクレジット |
ファンズ株式会社 | Funds |
順不同。加入状況情報引用元:https://www.t2fifa.or.jp/meibo/kaiin-meibo.html
日本貸金業協会
引用元:日本貸金業協会
こちらは、貸金業登録事業者が加入する協会となります。
第二種金融商品取引業協会の場合と同じく、同協会ホームページから、加入企業の検索を行うことが可能です。
参考:
協会員検索|日本貸金業協会
高い盛り上がりを見せるソーシャルレンディング業界ではありますが、業界の成熟は道半ば。
複数の「危険会社」にも、留意を要する状況です。
ソーシャルレンディング投資検討にあたっては、あらかじめ、こちらのコンテンツもご参照下さい。
↓
ソーシャルレンディング【おすすめ会社&危険会社ランキング】最新版
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