「電子マネーやクレジットカードを利用してソーシャルレンディング投資はできますか」
「ソーシャルレンディング投資について検討しています。
nanacと連携したトラノコなど、電子マネーで投資できるサービスも出てきているようですが、同じように電子マネーを利用して投資できるソーシャルレンディングサービスはありますか(イメージ的には”おつり投資”のように、あまり意識することなく勝手にファンドを買い付けてくれるようなサービスをイメージしています)。
また、出来るだけポイント還元率の高いクレジットカードを利用するように日頃から心がけているのですが、そうしたクレジットカードを使用して投資できるソーシャルレンディングサービスはありますか(ポイントと二重取りできれば、投資効率がいいな、と思いまして…)。
いずれもせせこましい話で恐縮ですが、記事で取り上げて頂ければ幸いです。」
(40代・男性・ソーシャルレンディング投資歴:なし)
電子マネーとは
電子マネーとは、まさに文字通り「電子」化されたお金のこと。
実際に現金を持ち歩かずとも、「電子化されたお金」である電子マネーを持ち歩いていれば(=カードタイプのサービスもあれば、スマートフォン・アプリによって携帯するケースもあります)、対応する決済端末を備えている店舗で、通常の現金と同じように利用することが出来ます。
さらに、クレジットカード決済などと同じように、利用額に応じた「ポイント」が付与されることも、電子マネーの魅力のひとつ。
「(ポイント付与を考えれば)現金で買い物をするよりもお得」
「(事前チャージ式の電子マネーならば)クレジットカードのように使いすぎてしまうこともなく、安心」
ということで、消費者の支持を集めているケースが多く見られます。
※クレジットカードと電子マネーとの違いについては、こちらの記事で分かりやすく解説されていますから、目を通してみてください。
電子マネーの種類
本日現在、国内では、「交通系」や「流通系」、「クレジットカード連携型」など、様々な電子マネー・サービスが提供されています。
また、その支払い方法についても、「事前チャージ方式」や「ポストペイ(後払い)型」など、様々です。
電子マネー | タイプ | 支払い |
Suica | 交通系 | 事前チャージ方式 |
PASMO | 交通系 | 事前チャージ方式 |
WAON | 流通系 | 事前チャージ方式 |
nanaco | 流通系 | 事前チャージ方式 |
楽天Edy | 流通系 | 事前チャージ方式 |
QUICPay | クレジットカード連携 | 後払い |
電子マネーと投資の連携も
質問者様のご指摘の通り、電子マネーサービス「nanaco」では、おつり投資サービス「トラノコ」と連携し、
- 「トラノコ」での投資口座開設や、
- 「トラノコ」の毎月の利用で、
nanacoポイントが提供されるサービスを実施しています。
電子マネーを利用してファンド購入できるソーシャルレンディングサービスは存在しない
当サイトの把握している限りにおいて、電子マネーを利用して投資を行うことが出来る(=ファンドを購入することが出来る)ソーシャルレンディング・サービスは、現在、国内には、存在しません。
その理由は様々でしょうが、ひとつには、ソーシャルレンディング・ファンドの最低投資額と、電子マネーの決済平均額との乖離があるものと思料しております。
具体的には、
- ソーシャルレンディング事業者各社が提供しているファンドの、1口あたりの最低投資額は、おおむね「1万円」とされているケースが多いのに対して、
- 日銀が公開しているデータによれば、電子マネーの1件あたり決済金額は、2017年で959円、2018で936円、と、ごく小額です。
主に小額(1,000円前後)の決済に利用されることの多い「電子マネー」サービスと、1口1万円以上の投資が求められるソーシャルレンディング・サービスとの間の親和性は、現在のところ、いまひとつ、高くないようです。
クレジットカードでファンド購入できるソーシャルレンディングサービスも現状無し
- ソーシャルレンディング・ファンドで、高めの期待利回りを狙いつつ、
- 併せて、ファンド購入を(ポイントの付与される)クレジットカードで行うことにより、
全体的な利回りをさらに高めていきたい、という、質問者様のご意向は、確かに、よく理解できるところです。
しかしながら、本日現在、当サイトの把握している限りにおいては、クレジットカードを利用してファンド購入を行うことのできるソーシャルレンディングサービスもまた、存在致しません。
実際問題として、国内において、クレジットカードを利用して資金投入が出来る投資商品、というのは、ある程度、限られてしまいますが、証券サービス大手、楽天証券の場合、楽天カードを利用して、投資信託への積立投資が行えるサービスを提供しています。
ソーシャルレンディングとは異なる投資商品とはなりますが、ご興味がおありでしたら、ご確認下さい。
関連記事:
【2020年2月最新版】ソーシャルレンディングおすすめ8社&危ない3社比較ランキング【投資初心者必見】
Author Info
-
fill.mediaの公式サイト。ソーシャルレンディング業界ニュースや、国内の各ソーシャルレンディング事業者に関する最新情報等、様々な投資関連情報を提供している。
公開済記事コンテンツは1,200件超、登録読者に向け無料にて発信しているニュース・メールの累計配信数は、8,000通を突破している。
メディア掲載歴(一部・順不同)
・朝日新聞デジタル&m
・財経新聞
・SankeiBiz
・RBBTODAY
・楽天Infoseekニュース
・excite.ニュース
・BIGLOBEニュース
・@nifty ビジネス
・Mapionニュース
・NewsPicks
・ビズハック
・MONEY ZONE
・Resemom
・SANSPO.COM
・Trend Times
・zakzak
・とれまがニュース
・徳島新聞
- 2023.10.27AGクラウドファンディングAGクラウドファンディングの新案件「不動産担保ローンファンド#30」、1億5千万円満額の投資応募を集め募集終了
- 2023.09.14AGクラウドファンディングAGクラウドファンディングにて新案件「アイフルファンド #27」が公開-予定分配率0.92%、半年運用
- 2023.08.09CAPIMA(キャピマ)CAPIMA(キャピマ)の評判・キャンペーン情報は-出金手数料無料化で話題のソーシャルレンディング事業者
- 2023.08.05ソーシャルレンディングInsight【当サイト経由の口座開設で2,000円が貰える】アイフルグループのソーシャルレンディング・サービス「AGクラウドファンディング」とは