DeFiプロトコル「Velocore」の使い方-zkSync Era上で稼働するDEX(分散型取引所)

Velocoreの始め方・使い方

ここでは、DeFiプロトコル「Velocore」の具体的な利用方法として、以下のような内容を確認して参ります。

  • Velocoreの利用を始める手順
  • Velocoreで、トークンのスワップ(交換)をする方法
  • Velocoreのプロトコルに、リキディティ(流動性)を提供する方法

Velocoreの始め方

Velocoreは、zkSync Eraメインネット上で稼働しているDeFiプロトコルです。
このため、Velocoreの利用を始めるにあたっては、あらかじめ、

  • Velocoreにコネクトする予定のソフトウェア・ウォレット(例:メタマスク)に、zkSync Eraメインネットのネットワークを追加しておく
  • Velocoreのプロトコルで運用したいアセット(例:仮想通貨)に関しては、zkSync Eraメインネット側にブリッジしておく

といった操作が必要となります。

いずれの操作についても、詳細は、以下の別記事をご覧下さい。


参考:
zkSyncとは-エアドロップが噂されるLayer3上クエストの触り方や、メタマスクへのネットワーク追加方法等を解説


上記の下準備が済んだら、以下の要領で、Velocoreとのウォレットコネクト等を進めていきます。

Velocoreの公式サイトへ

まずは、Velocoreの公式サイトにアクセスします。
URLは以下の通りです。

https://velocore.xyz/

Velocoreのアプリを起動

「Launch App」のバナーをクリックします。

ウォレットのコネクトを進める

Velocoreのアプリ画面右上(※ただし、PCブラウザで閲覧している場合)に表示されている、「Connect Wallet」のバナーをクリックします。

コネクトに利用するソフトウェア・ウォレットの選択

なお、fillメディア編集部では、メタマスクを利用してコネクトしています。

ウォレットアプリでコネクトを承認

選択したソフトウェア・ウォレットのポップアップが立ち上がるので、コネクトを承認します。

Velocoreとのウォレットコネクト完了

Velocoreのアプリ画面右上に、自身のウォレットアドレスが表示されれば、コネクト、及び、Velocoreの各種サービスの利用を始める準備は完了です。

Velocoreで、トークンのスワップ(交換)をする方法

Velocoreのプロトコルを利用して、トークン(仮想通貨)のスワップを行いたい場合、手順は以下の通りです。

Velocoreのメニューから「スワップ」を選択

VelocoreのDappメニューから、「Swap」をクリックで選択します。

スワップしたい仮想通貨銘柄を設定

スワップ「前」の仮想通貨銘柄、及び、交換によって入手したい、スワップ「後」のトークン銘柄を指定します。
今回は、「USDC」を、「USD+」というトークンにスワップします。

スリッページ許容度の設定

2023年4月に、fillメディア編集部にて、Velocore上でトークン・スワップを行ったところ、スリッページ許容度のデフォルト設定は「2%」となっていました。
枠内に任意の料率を入力することで、自分が許容できるスリッページの率を設定することが出来ます。

諸々の設定が済んだら、画面下部の「Swap」のバナーをクリックします。

スワップ元のトークンの使用上限額設定

スワップ前のトークン(上掲例では、USDC)に関し、Velocoreがアクセス・使用できる上限額を設定します。

トランザクション手数料(ガス代)支払いの承認

続いて、Velocoreとのコネクトに利用しているソフトウェア・ウォレットにて、トランザクション手数料(ガス代)の支払いを承認します。

スワップ・トランザクションの完了

このような画面が表示されれば、Velocoreを通じて提出したスワップ・トランザクションの処理は完了です。

ウォレットで、スワップ「後」のトークンの着金を確認

ソフトウェア・ウォレット等(例:メタマスク)で、スワップ「後」のトークン(ここでは、USD+)の着金が確認出来れば、OKです。

Velocoreのプロトコルに、リキディティ(流動性)を提供する方法

Velocoreに流動性(Liquidity)を提供したい場合、手順は以下の通りです。

リキディティ・メニューをクリック

Velocoreの画面上部(※ただし、PCブラウザで閲覧している場合)のメニューバーから、「Liquidity」にアクセスします。

任意の流動性プールを選択

任意のLiquidity Poolの右横の「Manage」のボタンをクリックします。
※今回、fillメディア編集部では、「USDC&USD+」の通貨ペアで、流動性提供を行います。

2種の通貨によるペアの作成

Velocoreに限らず、分散型取引所(DEX)にて流動性提供を行う場合、原則として、2つのトークンをペアで拠出し、かつ、それぞれの銘柄ごとの「単価×枚数」は、互いに等価であることが必要です。

スリッページ許容度の設定等を済ませる

2023年4月に、fillメディア編集部にて、流動性提供メニューを確認したところ、デフォルトのスリッページ許容度は「4%」と設定されていました(※任意の料率に手動で変更可能です)。

設定が済んだら、「Deposit & Stake」のバナーをクリックします。

通貨ペア作成に必要なトークンへのアクセス許可等を進める

通貨ペア(今回は、USDCとUSD+)を構成するために必要なトークンへの、アクセス許可(上限額)設定等を進めます。

トランザクション手数料(ガス代)支払いの承認

続いて、流動性提供等に係るトランザクション手数料(ガス代)の支払い等を承認します。

流動性提供の完了

このような画面が表示されれば、流動性提供の処理は完了です。

なお、fillメディア編集部にて、2023年4月に上記処理を行った際の仕様としては、LPトークンはウォレットアドレスにトランスファーされず、そのまま(追加の操作は不要で)ステーキングされる仕様となっているようです。
例えばPancakeSwap(パンケーキスワップ)の場合、

  • 流動性プールでリキディティを提供すると、LPトークンが貰え、
  • そのLPトークンを、ファームにステーキングする、

という2段階の操作が必要です。

Velocore概要・公式サイト等

公式サイト
https://velocore.xyz/
Twitterアカウント
https://twitter.com/velocorexyz
ミディアム
https://velocorexyz.medium.com/
公式リンク集
https://linktr.ee/velocore
ディスコード
https://discord.com/invite/velocorexyz
ホワイトペーパー
https://docs.velocore.xyz/
DeFi Llama
https://defillama.com/protocol/velocore
VCトークンチャート(コインマーケットキャップ)
https://coinmarketcap.com/ja/currencies/velocore/

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