LEDGERの仮想通貨ウォレットの購入方法-「NANO X」と「NANO S PLUS」の比較も
※ダミーサイトに誘導されないよう、LEDGERのハードウェア・ウォレットの購入は、必ず、LEDGER公式サイトから行うよう徹底下さい。
目次
LEDGERのハードウェア・ウォレット購入・使用開始の流れ
LEDGERのハードウェアウォレット購入、及び使用開始(ウォレットの初期設定)の基本的な流れとしては、以下の通りです。
- LEDGER公式サイト公式サイトから、LEDGERデバイスの注文を行う
- 納品されたLEDGERウォレットを開封し、同梱物等を確認する
- LEDGERライブ(アプリ)のダウンロード・インストール
- LEDGERウォレットの初期設定(アプリ&デバイス本体双方)
- LEDGERアプリと、デバイス本体とのペアリング
それぞれ、スクリーンショットを交えつつ、詳しく見て参りましょう。
LEDGERウォレットの注文(公式サイト)
LEDGERの公式サイトから、ハードウェア・ウォレットを注文する流れとしては、以下の通りです。
LEDGERの公式サイトへ
まずは、LEDGERの公式サイトへアクセスします。
※FTXの破綻等を契機に、中央集権型取引所への不信感が高まっている影響で、ハードウェア・ウォレット(物理ウォレット)として知名度の高いLEDGERへの関心が大きくなっています。
一方、その流れに乗じた、ダミーサイト・スパムサイトも出現する可能性がありますので、十分にご注意下さい。
参考:
LEDGER公式サイト
日本語への言語変更
「はい。変更します。」をクリックすると、ページを日本語にて表示できます。
なお、表示言語は、
LEDGER公式サイト右上から、いつでも変更することが出来ます。
「NANO X」か、「NANO S PLUS」の選択
現在、LEDGERの公式サイトで販売されているハードウェア・ウォレットは、
- NANO X
- NANO S PLUS
の2種類です。
両者の主な違いとしては、以下の通りです。
- 価格
- 「NANO X」は税込23,999円。
「NANO S PLUS」は税込12,499円。 - スマホ対応
- 「NANO X」はiOS向けアプリあり。
- 送料
- 「NANO X」は送料無料。
- ワイヤレス接続
- 「NANO X」はBluetooth接続対応。
「NANO S PLUS」はUSB接続。 - バッテリーによる稼働
- 「NANO X」はバッテリー対応。
「NANO S PLUS」はバッテリー機能なし。
好きなほうを選び、「カートに入れる」をクリックします。
※下記では、「NANO X」を選択しています。
付属品の有無を選択
付属品を追加しない場合、そのまま「購入手続きへ」をクリックします。
配送先住所等の情報
入力が必要な情報は以下の通りです。
- メールアドレス
- LEDGERからのお知らせメールを受け取るか、どうかの選択
- 個人用か、仕事用か、の選択
- 配送先の氏名
- 住所
- 電話番号
入力が済んだら「続行」をクリックします。
配送方法の選択
- 日本郵便による通常配送か、
- DHLエクスプレスによる配送か、
の選択を行います。
支払い方法の選択
支払い方法としては、
- ペイパル
- クリプトドットコム(ペイ)
- ビットペイ
- クレジットカード
が選択できます。
請求先住所の選択
請求先住所としては、
- 配送先住所と同一か、
- もしくは、他の住所を指定することも可能です。
選択が済んだら、販売条件等の同意チェックボックスにチェックを入れたうえで、「注文を完了」をクリックします。
注文完了画面がこちら
このような画面が表示されれば、注文完了です。
なお、注文内容を記載した確認メールも送信されます。
届いたLEDGERウォレットの開封・確認
LEDGERウォレットが無事に手元に届いたら、早速中身を開封・確認してみましょう。
LEDGERの外箱の様子
fillメディア編集部で、LEDGERウォレット(NANO X)を注文してから、約1週間。
このような外箱で、LEDGERウォレットが到着しました。
LEDGER(NANO X)本体の様子
外箱を開けると、注文したLEDGERウォレット(NANO X)が、このような形で梱包されています。
NANO Xのサイズは、ボールペンの半分程度
NANO Xのサイズ感を知りたい、という方のための写真を1枚。
本体は、一般的なボールペンの、約半分程度の長さです。
折りたたまれていた本体の様子がこちら
シルバーの躯体の内側に折りたたまれている、黒色の部分が、LEDGERウォレットの実質的な本体となります。
説明書やUSBケーブルも同梱されている
ここまで確認してきた、LEDGERウォレット本体のほかに、
- 簡単な説明書
- USBケーブル
- ストラップ
が同梱されています。
LEDGERのスマホ向けアプリ「LEDGER LIVE」のインストール
届いたLEDGERウォレットを利用するにあたっては、LEDGERの公式スマホ向けアプリ「LEDGER LIVE」のインストール、及び、LEDGERデバイス本体との接続(ペアリング)が必要となります。
具体的な手順は以下の通りです。
LEDGER LIVEアプリのダウンロード・インストール
LEDGER LIVEのスマートフォン向けアプリは、iOS版、アンドロイド版、それぞれ、以下のURLから無料でダウンロード・インストールすることが可能です。
- iOS版
- https://apps.apple.com/app/id1361671700
- アンドロイド版
- https://play.google.com/store/apps/details?id=com.ledger.live
※以下では、iOS版を利用しています。
LEDGER LIVEアプリによるBluetooth接続使用を許可
LEDGERウォレットのうち、「NANO X」は、スマートフォンとのBluetooth接続機能を搭載しています。
「はじめに」をタップ
LEDGERウォレットとの接続等を進めるべく、「はじめに」をタップして進めます。
LEDGERウォレット(デバイス)所有の有無を選択
LEDGERのハードウェア・ウォレットを保有している場合は「はい」をタップします。
※以下の記事では、こちらを選択しています。
次のアクションを選択
- LEDGERウォレットとの接続
- LEDGER LIVEアプリの内容確認
- デスクトップ版アプリとの同期
の中から、好きな物を選択します。
※以下では、「LEDGERウォレットのセットアップ」を選択しています。
所有しているLEDGERデバイスを選択
- NANO X
- NANO S PLUS
- NANO S
のうち、保有しているLEDGERウォレットの物理デバイスを選択します。
※fillメディア編集部では、「NANO X」を使用しています。
LEDGERウォレットの初期設定
ここからは、
- 納品されたLEDGERウォレット(デバイス)本体と、
- 手元のスマートフォンにダウンロードした、LEDGERライブアプリを、
双方、行き来しながら、LEDGERウォレットの初期設定を行っていきます。
まずは、LEDGERライブ(アプリ)側から操作を進めていく
最初のうちは、LEDGER LIVEのアプリ側から、諸々の操作を進めていきます。
具体的な手順は以下の通りです。
「新しいNanoをセットアップ」を選択
既存のLEDGERウォレットの復元を行いたい場合を除き、「新しいNanoをセットアップ」をタップします。
チュートリアルの閲覧
スライド形式のチュートリアルが始まるので、画面をスワイプしつつ、内容を確認します。
「始めましょう」をタップ
チュートリアルの最後に、「始めましょう」のバナーが表示されるので、タップします。
「続行」をタップ
「ペンの用意」が必要である旨が記載されていますが、これは、後程、LEDGERウォレット(デバイス)のディスプレイに表示される、シークレット・リカバリー・フレーズを、書き留める必要があるため、です。
「了解」をタップ
ガイダンスに従うことなく、安易な気持ちでセットアップを進めてしまうと、LEDGERウォレットの使用に、大きな支障が生じる可能性があります。
例:シークレット・リカバリー・フレーズを、適切に保管することなく、ステップを進めてしまった場合、等。
「次のステップ」をタップ
まずは、PINコード設定までの大まかな手順を確認したうえで、「次のステップ」をタップします。
LEDGERウォレット(本体)側での操作説明
ここからはしばらく、LEDGERウォレット本体のディスプレイを見ながら操作することとなります。
※なお、操作に先立ち、あらかじめ、LEDGERウォレットを十分に充電しておきましょう。
LEDGERウォレット本体の右側のボタンを押下
LEDGERウォレット本体のディスプレイ上の指示に従って、画面右側のボタンを押下します。
LEDGERライブアプリをダウンロード済であることを確認
万が一、LEDGER LIVEアプリをまだダウンロードしていない場合、このタイミングで、ダウンロードは済ませておきましょう。
※既にダウンロード済の場合、そのまま、LEDGER本体の右側ボタンを押下します。
ボタン操作によるナビゲートの確認
LEDGER(NANO X)の場合、本体ディスプレイの左右についているボタンを押下することで、メニューの往来や選択をすることが出来ます。
左右のボタン双方を押下することで「決定」
ディスプレイの左右に設置されているボタンを、同時に押下することで、「決定」「選択」(=パソコンでいうところの、リターンキーに相当する操作)を行うことが出来ます。
「新デバイスとしての設定」であることの確認
LEDGERウォレット本体のディスプレイに、「Set up as new device」と表示されていることを確認したうえで、ディスプレイの左右のボタンを同時に押下します。
そのうえで、一旦、LEDGERライブのスマホアプリ側に戻ります。
LEDGERアプリ側で、PINコードに関する説明の確認
まずは、LEDGER LIVEアプリ側で、PINコードの説明を読みます。
「PINコードの設定」をタップ
PINコードに関する注意事項を読んだうえで、チェックボックスにチェックを入れ、「PINコードの設定」のバナーをタップします。
PINコード設定時の操作の確認
PINコード設定の要領・仕組みについて確認したうえで、「次のステップ」をタップし、一旦、LEDGERウォレット本体側の操作に戻ります。
LEDGERウォレット本体側で、PINコードの設定を行う
「4桁~8桁のPINコードを設定してください」(英語)とのディスプレイ表示を確認したうえで、LEDGERウォレット本体の、ディスプレイ両脇のボタンを、同時に押下します。
左右のボタンを操作してPINコードを設定
ディスプレイ右側のボタンを押下すると、数字が1つ上がり、逆に、左側のボタンを押下すると、1つ下がります。
左右のボタンをうまく操作して、数字4桁~8桁のPINコードを入力します。
設定したばかりのPINコードの確認
一旦設定したPINコードを、再度入力することで、確認します。
PINコードの設定・確認が済んだら、一旦、LEDGERライブアプリ側の操作に戻ります。
LEDGER LIVEアプリ側で、リカバリーフレーズに関する説明の確認
PINコードの設定が出来たら、次はいよいよ、リカバリー・フレーズの設定です。
リカバリーフレーズに関する注意事項の確認
リカバリーフレーズに関する注意事項をよく確認したうえで、チェックボックスにチェックを入れ、「次のステップ」をタップします。
LEDGERの箱に同梱されていたリカバリーシートの準備
「リカバリーシートを手元に用意する」とありますが、この「リカバリーシート」とは、
LEDGERウォレットが封入されていた箱に、同梱されていた、上掲のような紙のことを指しています。
要は、(これから、LEDGERウォレット本体のディスプレイに表示される、)シークレット・リカバリー・フレーズを、書き留めるためのシート、というわけです。
準備が出来たら、「次のステップ」をタップします。
リカバリーフレーズの確認をスタート
「リカバリーフレーズを確認する」をタップし、再度、LEDGERウォレット本体側を用いた操作に戻ります。
LEDGERウォレット本体側で、リカバリーフレーズの表示・記録を始める
「リカバリーフレーズを書き留める」(英語)旨のディスプレイ表示が為されていることを確認したうえで、ディスプレイ左右のボタンを同時に押下します。
デバイス側で、リカバリーフレーズ表示・記録に関する説明を読む
ディスプレイ上に表示される説明文(英語)の大まかな意味としては、以下の通りです。
「あなたのLEDGERウォレットは、これから、24個の英単語を生成します。それらが、あなたのリカバリーフレーズになります」
「アカウントの復元が必要になった際、唯一の方法は、これから表示されるリカバリーフレーズを利用することです」
「これから表示されるリカバリーフレーズを、リカバリーシートに、正しい順番で書き留めて下さい」
「続けるためには、ディスプレイ両脇のボタンを、同時に押下して下さい」
1単語目から、リカバリーフレーズの表示が始まる
1単語目から、順次、24個の英単語が表示されていきますので、ディスプレイ右側のボタンで画面を遷移させつつ、フレーズを記録していきます。
24単語全ての表示が終わると、
- 左ボタンを押して、これまでのリカバリーフレーズを確認するか、
- 左右のボタンを同時に押して、次のステップへ進むか、
を選択できます。
リカバリーフレーズ全24単語の確認
ここからは、24個の英単語で構成されるリカバリーフレーズを、1単語ずつ、選択形式で入力していくことにより、適切に記録が為されいることの確認を行います。
まずは1つ目のリカバリーフレーズを、選択形式で回答し、ディスプレイ両脇のボタンを同時に押下することで、次のリカバリーフレーズへと続けていきます。
24単語全ての検証が済むと、
「あなたのリカバリーフレーズの設定は完了しました。
フレーズは、安全な場所に保管してください」
との旨が表示されます。
LEDGERデバイス側で、今後のリカバリーフレーズ取り扱いに関する注意事項を確認
表示される注意事項(英語)の概要としては、以下の通りです。
「もしも、リカバリーフレーズを紛失したり、盗まれてしまったり、忘れてしまった場合、あなたの資産を取り戻すことは出来ません」
「リカバリーフレーズは、決して、誰にも、共有しないでください。LEDGERが、あなたに、リカバリーフレーズを尋ねることはありません」
※この点は、非常に重要です。
LEDGERのサポートを騙る人物が、シークレット・リカバリー・フレーズを尋ねてきた場合、その人物は、詐欺師です。
デバイス側での操作完了へ
ディスプレイ両脇のボタンを押して、次へ進みます。
「LEDGERデバイス使用の準備が整いました」
との旨が表示されたら、画面右側のボタンで次へ進みます。
ディスプレイ両脇のボタンを同時の押して、ダッシュボード画面へと移動します。
このようなダッシュボード画面が表示されればOKです。
一旦、LEDGER LIVEアプリ側の操作に戻ります。
LEDGERライブアプリ側でも、リカバリーフレーズ関係の処理を完了
「完了」をタップします。
LEDGERに関するクイズにチャレンジする
「クイズを始める」をタップします。
出題されるクイズの内容は、以下の通りです。
暗号資産は、LEDGERウォレットの中に保管されるのか、ブロックチェーン上に保管されるのか
最初の質問は、LEDGERウォレットを用いて管理するウォレット・アドレス上の暗号資産が、
- LEDGERウォレットの中に保管されるのか、
- それとも、(他のソフトウェア・ウォレット等と同様、)暗号資産そのものは、ブロックチェーン上に保管されるのか、
という問題です。
正解は勿論、後者です。
LEDGERが管理するのは、ウォレット内のトークンを操作するための「秘密鍵」であり、トークンそのものがLEDGERデバイスの中に物理的に(例えば、何らかのデータのような形で)保管されるわけではありません。
LEDGERライブ接続時に、LEDGERデバイス内の秘密鍵はオンラインとなるのか
次の質問は、少しだけ難しいかもしれません。
正解は、「オフラインのまま」です。
LEDGERデバイスのリカバリーフレーズを第三者に知られてしまうと、どうなるのか
前段で、LEDGERデバイス上に表示され、記録した、リカバリーフレーズ。
このリカバリーフレーズを、第三者に知られてしまうと、どうなるのでしょうか。
正解は勿論後者です。
- LEDGERのようなハードウェア・ウォレットを使っていようが、
- メタマスクのような、いわゆるソフトウェア・ウォレット(ホットウォレット)を使用していようが、
シークレット・リカバリー・フレーズを盗まれてしまえば、ウォレット内のトークンは、全て容易に盗難されてしまいます。
※もう少し正確にいうと、シークレット・リカバリー・フレーズさえ分かれば、誰でも、そのシークレット・リカバリー・フレーズと紐づいたウォレット・アドレスを、自身の手元のソフトウェア・ウォレットやハードウェア・ウォレットに復元(再現)できてしまいます。
あとは、そのウォレット内のトークンを、自分の望む宛先へと、自由に出金してしまうことが出来る、というわけです。
続いて、「クイズを終了」をタップします。
クイズ完了画面がこちら
「次のステップ」をタップします。
LEDGERライブアプリと、LEDGERデバイス本体とのペアリング
最後に、
- LEDGER LIVEアプリ(スマホアプリ)と、
- LEDGERデバイス(ウォレット)本体とを、
ペアリングすれば、LEDGERウォレットの初期設定は全て完了です。
まずは、「NANOをペアリングする」をタップします。
Bluetoothを用いてペアリングを実施
fillメディア編集部にて購入した、NANO Xの場合、Bluetooth接続機能が搭載されています。
「Bluetoothとペアリングする」をタップします。
自身のLEDGERウォレットのデバイス名をタップ
Bluetoothによって検出された、自身のLEDGERウォレットのデバイス名(=検出結果に表示されているもの)をタップします。
ペアリング用のコードが一致していることの確認
スマートフォン側で表示されているコードと、
LEDGERデバイス側で表示されているコードが、一致していることを確認します。
NANOが正規品であることのデバイス認証
数秒から10秒間程度かけて、デバイス認証が行われます。
ペアリング完了画面がこちら
このような画面が表示されれば、LEDGERアプリと、デバイス(本体)との間のペアリングは完了です。
LEDGERウォレットの使い方
LEDGERウォレットの初期設定(スマホアプリとのペアリング等)が完了したら、いよいよ、LEDGERウォレットを使ってみることが出来ます。
LEDGERウォレットの具合的な使い方・活用方法としては、以下の通りです。
LEDGERウォレットに仮想通貨を保管する方法
LEDGERウォレットに、対応通貨の入金を行いたい場合、
- まずは、当該トークンのアプリケーションを、LEDGERに追加したうえで、
- 対応通貨ごとの、入金用ウォレットアドレスを確認し、
- そのウォレットアドレスに、任意のトークンを入金する
というステップを辿ることとなります。
LEDGERへのトークン銘柄追加(アプリケーション入手)
最初に、LEDGER LIVEアプリ、並びに、LEDGERウォレット本体を使用して、LEDGERに、入金したい仮想通貨専用のアプリケーションを追加します。
具体的な手順は以下の通りです。
LEDGER LIVEアプリから「ウォレット」をタップ
まずは、LEDGERのスマホアプリ(LEDGER LIVE)の画面最下部のメニューから、「ウォレット」をタップします。
「アカウントを追加」をタップ
ウォレット画面が表示されたら、画面下部の「アカウントを追加」をタップします。
※上掲画像では、既にイーサリアムのみ、追加されている状態です。
アカウントの追加方法を選択
- LEDGERウォレット(デバイス)本体を操作しながら、取り扱い通貨(銘柄)を追加するか、
- LEDGER LIVEのPC版アプリを用いながら、アカウント追加を行うか、
を選択します。
※本記事では、前者を選択しています。
LEDGERの対応通貨の中から、任意の仮想通貨を選択
続いて、LEDGERの様々な対応通貨の中から、今回追加したい暗号資産銘柄を選択します。
対応通貨の検索も出来る
画面上部の検索窓を使用すれば、LEDGERの対応通貨の中から、希望の仮想通貨を検索することも出来ます。
今回は、XLM(ステラルーメン)を追加してみることとします。
LEDGER LIVE(アプリ)と、LEDGERウォレットが接続を開始
(Bluetooth接続に対応した、LEDGER Nano Xを使用している場合、)すぐに、LEDGER LIVEアプリとLEDGERデバイスが通信を始めます。
LEDGERデバイス側で、処理を許可
LEDGERウォレット本体側で操作し、XLM(ステラルーメン)のアプリ追加を許可します。
アプリのインストールが始まる
すぐに、アプリのインストールが始まります。
なお、アプリのインストールの進捗状況は、
- LEDGERライブアプリと
- LEDGERウォレットの本体の、
双方で確認できます。
アプリのインストールが完了すると、LEDGERライブのアプリ側では、
このように、LEDGERウォレット(デバイス)側で、今回追加した仮想通貨のアプリを開くように、との指示が表示されます。
LEDGERウォレット本体側でアプリを開く
画面指示に沿って、LEDGERウォレットの本体デバイス側で、追加したアプリを開きます。
すぐに、「ウォレット(=アプリ)側でアカウントを確認するように」との表示が出るので、LEDGER LIVEアプリに戻ります。
LEDGER LIVE側でアプリ追加を完了する
「続行」をタップすると、
このような画面が表示され、アプリ(仮想通貨)の追加が最終的に完了します。
LEDGERへの入金用のウォレットアドレスを確認する
対応通貨の追加が済んだら、次は、追加した仮想通貨ごとの、入金用のウォレットアドレスを確認します。
LEDGERに入金したい仮想通貨の「受け取る」ボタンをタップ
LEDGER LIVEアプリで、入金を行いたい暗号資産のアカウントを開き、「受け取る」の箇所をタップします。
「アドレスを認証」をタップ
このまま、すぐに入金・受取用のウォレットアドレスを(アプリ内で)表示させることも出来るのですが、安全性の観点からは、
- LEDGER LIVEアプリ側で表示されるウォレットアドレスと、
- LEDGERデバイス本体側で認識されているウォレットアドレスが、
同一であることを、確認したほうが無難です。
「アドレスを認証」のほうを選択・タップします。
まずはLEDGERライブ側のウォレットアドレスを確認
最初に、LEDGER LIVEアプリ側に表示されているウォレットアドレスを確認します。
続いて、LEDGERデバイス本体側でウォレットアドレスを表示
次に、LEDGERデバイス(ウォレット)本体側でウォレットアドレスを表示させて、先程確認した物(=スマホアプリ側の物)と同一であることを確認します。
「コンファーム・アドレス」(アドレスの確認)が表示されている状態で、次画面へ進みます。
このように、ウォレットアドレスの長短に応じて2画面に分けてアドレスが表示されるので、スマホアプリ側の物と同一かどうか、しっかりと確認します。
アドレスが正しければ、「Approve」が表示されている状態で、ディスプレイ両脇のボタンを同時に押下し、承認します。
ウォレットアドレスの認証完了画面がこちら
このような画面が表示されれば、ウォレットアドレスの認証は完了です。
LEDGER概要・公式サイト等
引用元:LEDGER公式サイト
- 公式サイト
- https://www.ledger.com/ja
- Twitterアカウント
- https://twitter.com/Ledger
- レディット
- https://www.reddit.com/r/ledgerwallet/
- Facebookページ
- https://www.facebook.com/Ledger/
- インスタグラム
- https://www.instagram.com/ledger/
- YouTubeチャンネル
- https://www.youtube.com/Ledger
- TikTok
- https://www.tiktok.com/@ledger
- LEDGERの対応仮想通貨一覧
- https://www.ledger.com/supported-crypto-assets
LEDGERウォレットのアフィリエイト・プログラムとは
LEDGERでは、知人・友人に対してLEDGERのハードウェアウォレットを紹介することで、紹介者が報酬を受け取ることが出来る、アフィリエイト・プログラムを提供しています。
LEDGERのアフィリエイトプログラムへの参加方法
LEDGERのアフィリエイト・プログラムに参加する際の具体的なステップは、以下の通りです。
LEDGERのアフィリエイト・プログラムのホームページへ
LEDGERのアフィリエイト・プログラムのホームページURLは、以下の通りです。
https://affiliate.ledger.com/ja/
LEDGERへ登録する情報の入力
登録が必要な情報は以下の通りです。
- 氏名
- メールアドレス
- パスワード
- 専門家かどうか
- 居住国
- ビットコインで支払いを受ける際のウォレットアドレス
なお、ソフトウェア・ウォレットとして人気の高いメタマスクの場合、ビットコイン・チェーンのネイティブ・トークンとしてのビットコインの送受信に利用することが出来ません(ラップド・ビットコインの場合は対応できるケースあり)。
ビットコイン・ブロックチェーンのネイティブ・トークンの送受信が出来るソフトウェア・ウォレットとしては、BitKeepウォレットなどが挙げられます。
「今すぐログイン」をクリック
早速、ログインを進めてみましょう。
先ほど登録したメールアドレス・パスワードでログイン
前段で登録したメールアドレス、及びパスワードで、ログインを行うことが可能です。
LEDGERウォレットのアフィリエイト・プログラム管理画面がこちら
こちらの管理画面から、
- トラッキングURLの取得や、
- アカウント認証
- 出金申請
等を行うことが出来ます。
LEDGERのハードウェア・ウォレット利用のメリット
昨今、急速に関心が広がりつつある、LEDGERを中心とした、ハードウェア・ウォレット。
その利用には、主に以下のようなメリットがあります。
LEDGER対応済の仮想通貨の種類・ラインアップが豊富
NFTやブロックチェーン・ゲームなどをきっかけに暗号資産・仮想通貨の世界に入ってきた人の場合、「ウォレット」と言えば、「メタマスク」のようなソフトウェア・ウォレットを思い浮かべる方が多い事でしょう。
イーサリアム・チェーンや、BNBチェーン(バイナンス・スマートチェーン)上の仮想通貨を取り扱うにあたっては、確かに、メタマスクは非常に便利です。
一方で、実はメタマスクの場合、仮想通貨の代表格とされる、ビットコイン・ネットワークのネイティブ・トークンとしてのビットコインには対応していません(※ただし、別チェーンで動作するように設計された、ラップド・ビットコインには対応)。
このため、ソフトウェア・ウォレットの利用にこだわる場合、ビットコインを保有し続けるためには、メタマスク以外のウォレットを利用する必要があります。
その点、LEDGERの場合、
- メタマスクで取り扱う事のできる、イーサリアム、BNB、等と言った仮想通貨は勿論のこと、
- ビットコインなど、メタマスクでは直接的な(ネイティブ・トークンの)取り扱いが難しいトークンも、
事由に入出金することが出来ます。
多種多様な暗号資産・仮想通貨の入出金に、ワンストップで対応できる、という点は、LEDGERのハードウェア・ウォレット利用の、大きなメリットのひとつと言えます。
中央集権型取引所に頼らずに、自分で暗号資産を保有できる
暗号資産ユーザーの間で、国内外の中央集権型取引所に取引口座を開設し、そこに、自身の仮想通貨を預け入れる、という行為は、ごく一般的に行われています。
日本国内の中央集権型取引所としては、
- コインチェック
- ビットフライヤー
- DMMビットコイン
- ビットポイント
などがありますし、海外の中央集権型取引所としては、日本人ユーザーの間では、
- バイナンス
- バイビット
などといったところが、比較的知名度が高く「メジャー」な存在です。
一方で、こうした中央集権型取引所の場合、その管理者・運営者には、高度なコンプライアンスが求められることは、いうまでもありません。
仮に、中央集権型取引所の管理者が、利用者の利益をないがしろにするような経営・行為をすれば、ユーザーが預け入れている資金は、大きなリスクにさらされることとなります。
※昨今(2022年11月)では、サム・バンクマン・フリード氏(通称、アフロ)の率いるFTXの破綻劇が、仮想通貨業界全体に、大きなトラブルを招いてしまっています。
中央集権型取引所がハッキングに遭うリスクもある
さらに、中央集権型取引所の運営者に、明確な悪意が無かったとしても、取引所が第三者(ハッカー)によるハッキングを受ければ、取引所がホットウォレットで保管していた顧客資産が、ハッカーに盗み取られてしまうリスクがあります。
※日本では、「GOX」の語源ともなった、マウントゴックス社のハッキング事件や、コインチェックの大規模資金流出事件などが、記憶に新しいところです。
LEDGERならば、中央集権型取引所に頼らず、自分で資金管理を行うことが出来る
このように、
- 管理者・運営者による不正行為や、
- 大規模なハッキング被害に遭う恐れのある、
中央集権型取引所での資金保管と異なり、LEDGERを利用すれば、ユーザー自身が、自分の裁量下で、仮想通貨をウォレット・アドレスにて保管することが出来ます。
LEDGERウォレットを利用するにあたってのリスク・注意点
LEDGERを始めとするハードウェア・ウォレットの利用には、様々なメリットがありますが、同時に、以下のようなデメリット・留意点にも、注意が必要です。
LEDGERウォレット端末購入には、コストがかかる
メタマスクに代表される、いわゆるソフトウェア・ウォレットの場合、初期費用の必要はなく、原則として無料で利用できることが大半です。
「ソフトウェア・ウォレット」といっても選択肢は多岐にわたりますが、例えばメタマスクの場合であれば、
- スマートフォン向けアプリ
- ブラウザ向けの拡張機能
いずれも、「購入」の必要はなく、完全無料で利用を開始することが出来ます。
一方で、LEDGERを始めとするハードウェア・ウォレット(物理ウォレット)の場合、どうしても、購入にあたってコストがかかる、というデメリットがあります。
また、その購入コストも、現実世界で利用する(=現金を入れるための)「お財布」と比較して、決して安いとは言えません。
特に、昨今(※2022年11月現在)の円安の影響で、円建てでのLEDGER購入価格は、以下の通り、やや高額です。
- NANO X
- 23,999円
- NANO S PLUS
- 12,499円
数百万円以上の仮想通貨・暗号資産を保有しているユーザーならばともかく、まだ数千円~数万円程度の仮想通貨しか保有していない、暗号資産の初心者の場合、
「お財布を買うために数万円の出費」
は、些かハードルが高い、というのが実情です。
LEDGERウォレットの配送・到着までに時間がかかる場合がある
LEDGERの公式サイトに掲載されている情報によれば、LEDGERの公式ストアからの注文分は、すべて、フランスのヴィエルゾンにある、LEDGERの倉庫から出荷されます。
国をまたいだ発送である関係上、実際の商品到着までには、相応の時間がかかることとなります。
特に商品在庫が品薄である場合、数週間以上の時間がかかることもあります。
※2022年に編集部にてLEDGERウォレットを発注したところ、到着までの予定日数は2週間、と掲示されました。
LEDGERウォレットを利用しても「絶対安全」とは決して言えない
- 「メタマスク」のようなホットウォレットは、危険、
- 反面、LEDGERに代表されるようなコールドウォレット(≒ハードウェア・ウォレット)は、安心
と考える人もいるようですが、過信は禁物です。
現実世界で、「お財布」に「現金」を入れて持ち歩いている場合、確かに、その「お財布」に物理的に接触されないかぎり、中の「現金」が盗み取られる心配はありません。
一方で、仮想通貨の場合、
- 仮に、ハードウェア・ウォレットそのもの(≒LEDGERの本体)は、私たちの手元にあったとしても、
- そのウォレット・アドレスに保管されている仮想通貨だけが、遠隔で盗み取られてしまう危険性があります。
それはひとえに、「ウォレットのシードフレーズを、何者かに詐取されてしまった場合」です。
メタマスクで仮想通貨を騙し取られるケースの大半は、シードフレーズの流出
実際問題として、メタマスク等を利用していて「仮想通貨を抜かれてしまった」という人の多くは、悪意ある第三者に対して、シードフレーズ(シークレット・リカバリー・フレーズ。メタマスクの場合は12個の英単語で構成)を渡してしまっているケースが少なくありません。
逆に言えば、
- メタマスクを利用していて、仮想通貨を盗まれてしまった経験がある人は、
- (トラブルにあった当時と同じ行動を取れば、)たとえ、LEDGERウォレットを利用していたとしても、仮想通貨を盗まれる可能性がある
ということです。
仮に暗号資産がLEDGERウォレットで管理されていたとしても、そのウォレット・アドレスのシークレット・リカバリー・フレーズが第三者に知られてしまえば、その第三者は、容易に、外部からウォレットにアクセスし、ウォレット内の仮想通貨を騙し取ることが可能です。
ホットウォレットを利用していようが、コールドウォレットを利用していようが、シードフレーズは決して渡してはならない
以下は、NFTゲーム等のブロックチェーン・コミュニティにおいて、頻繁に発生している詐欺の、典型的な手口の一例です。
- とあるブロックチェーン・プロジェクトの公式テレグラム(モデレーターと呼ばれるアカウントも参加している、オフィシャルなコミュニティ)で、ある一般ユーザーが、ちょっとしたトランザクション上の不明点に関して、コミュニティのアドミニストレーター、及びモデレーターに対して質問を投げかける。
- すると、そのテレグラム・コミュニティのモデレーターとほぼ同じID、プロフィール画像を設定したテレグラム・アカウントから、DM(ダイレクト・メッセージ)で、サポートの申し出が為される。
- そして、DMのやり取りの中で、そのブロックチェーン・プロジェクトの公式サイトと、全く同じ外見に作りこまれた、別サイトへ誘導される。
- 「公式サポート」を名乗る人物からは、その別サイトのフォームにて、シードフレーズを入力するよう、求めてくる。
- そのユーザーが、相手を信じ、言われるがままに、シードフレーズを入力してしまった場合、そのユーザーのウォレット・アドレスの中身は、そっくりそのまま、騙し取られてしまうこととなります。
上記例のように、コミュニティのモデレーターやアドミニストレーター(いずれも、管理人のような存在)を装って、ディスコードやテレグラム、といったSNSを通じて、悪意ある第三者がコンタクトを取ってくる、というケースは、極めて頻繁に起こっています。
そして、上記のユーザーのように、自身のウォレットのシードフレーズ(シークレット・リカバリー・フレーズ)を、第三者に教えてしまえば、そのウォレットが、メタマスクのようなホットウォレットであろうと、LEDGERのようなハードウェア・ウォレット(≒コールドウォレット)であろうと、中に保管しているNFTやFT(ファンジブル・トークン≒仮想通貨)は、簡単に詐取されてしまうこととなります。
「親切」という評判のあるコミュニティほど、詐欺師が入り込む余地がある
たとえば、LEDGERウォレットを使用していて、何か操作上の不具合や不明点があって、LEDGERの公式コミュニティやSNSで、それを投稿した、とします。
そこに、親切を装った第三者や、場合によっては、巧妙に、LEDGERのサポートチームのメンバーを装った人物が、
「ご迷惑をお掛けして申し訳ございません」
「責任をもってサポートさせて頂きます」
等と言った具合に、自然な日本語の文章で、極めて丁寧に、コンタクトを取ってきます。
そして、
「早速対応させて頂きますので、お客様のご本人確認のため、こちらのフォームにシードフレーズをご入力下さい」
「なお、ご入力頂くシードフレーズは暗号化されるため、私どものスタッフと言えども、入力された内容を閲覧することは出来ませんので、ご安心下さい」
といった要領で、さも安心できるかのように、シードフレーズの入力を求めてきます。
※勿論、遷移する外部サイトのフォームも、ドメインも、LEDGERの公式サイトそっくりに作りこまれています。
そして、相手を信頼し、24単語から構成されたリカバリー・フレーズを入力してしまえば、ウォレットの中身は、すぐに詐取されると考えておいたほうがいいでしょう。
仮想通貨業界では「信頼すること」ではなく「検証すること」が重要
「信頼するな、検証せよ」
という格言は、仮想通貨の世界では有名です。
しかしながら昨今、ウォレットの中身を騙し取ろうとする詐欺師の手口は巧妙化しており、一般個人投資家が、万全な検証を行うことは、日に日に、難しくなりつつあります。
例えば、かつては、一部のTwitterアカウントに付与された「認証済み」の青色バッジは、そのTwitterアカウントが、あるプロジェクトやグループの、オフィシャルなTwitterアカウントであることを裏付ける、極めて重要な要素、とされていました。
しかしながら、昨今のイーロン・マスク氏によるTwitter社買収により、「認証済アカウント」の青色バッジは有料化され、
「お金を払えば、誰でも取得できる」
物に変わってしまいました。
「認証済アカウントからの連絡ならば安心」等という単純な検証は、今後、通用しなくなってしまうでしょう。
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