主婦によるソーシャルレンディングブログまとめ
投資家ブログでも話題沸騰?ソーシャルレンディングとは
貸金事業者の募集するファンドに対して出資し、その後、貸金事業者が借り手企業から回収した利息・元金を元手に、利益分配、並びに、元本償還を受ける投資モデルが、「ソーシャルレンディング」です。
近年、個人投資家を中心に、関心が高まりつつあり、投資ブログの運営者の中にも、「ソーシャルレンディングに投資してみた」などと、その体験談をブログに綴るケースが散見されています。
ソーシャルレンディング投資の仕組み
投資ブログ等でも基本的な部分は解説されていますが、改めて、ソーシャルレンディング投資の流れを図説すると、概ね、下記のようになります。
- 資金需要者(事業拡大等のために、資金を必要としている企業等)が、ソーシャルレンディング事業者に対して、融資相談に訪れる。この際、ソーシャルレンディング事業者と借り手企業との間で、融資条件等(貸付金利や期間、貸付総額等)について、概ねの同意が形成される。
- ソーシャルレンディング事業者は、自身のホームページ上に、ファンド情報を掲載・公開し、個人投資家からの出資を募る。
- 個人投資家は、あらかじめ、ソーシャルレンディング事業者のHPを通じて、投資家登録を済ませた上で、気に入ったファンドがあれば、出資申込を行う。出資が成立すると、投資家とソーシャルレンディング事業者との間で、「匿名組合契約」が締結される。
- ソーシャルレンディング事業者は、投資家から募った資金を、借り手企業に対して融資する。この際、ソーシャルレンディング事業者と借り手企業との間で、金銭消費貸借契約が締結される。また、ソーシャルレンディング事業者が、借り手の保有資産に対し、担保権を設定するケースもある。
- 借り手企業は、ソーシャルレンディング事業者に対して、利息、及び元金の返済を行う。
- ソーシャルレンディング事業者は、借り手企業からの回収に成功した利息、及び元金を元手に、投資家への(持分に応じた)利益分配、及び元本償還を実施する。
ソーシャルレンディング投資のメリット
投資家がソーシャルレンディングに対して投資する場合、主に下記のようなメリットが期待できます(ブログでも強調されていることの多いメリットとなりますが、あらためて、復習してみましょう)。
- クラウドクレジットなど、海外案件を専門的に取り扱っているソーシャルレンディング事業者を活用すれば、国外案件に対しても出資することが出来る(日本の利息制限法が適用除外される関係上、想定利回りが高い)。
- 投資家登録から、ファンドの選定、及び、実際の出資申込まで、投資に纏わる様々な作業が、スマートフォンやパソコンを通じて、オンラインで完結する。
- 各ファンドには、原則として1万円程度の少額から出資できるため、多数のソーシャルレンディング事業者の、複数のファンドに対して、ごく少額から、分散投資を行うことが出来る。
- 借り手情報の匿名化解除を済ませているソーシャルレンディング事業者の場合、ファンド選びにおいて、借り手企業の情報等を閲覧し、その財務の健全性等を考慮したうえで、出資の是非を判断することが出来る。
- シリーズ型ファンドの場合、過去の同一シリーズ・ファンドの、満期償還実績(最終的な損益等含む)が公開されているケースがある。
- ファンドの運用予定期間は様々(数ヶ月程度の短期運用ファンドもあれば、運用予定が1年以上の長期運用ファンドもある)なので、各投資家の資金スケジュール等に合わせて、適したファンドを選択しやすい(基本的に、長期運用を前提とするファンドのほうが、想定利回りが高い)。
- ソーシャルレンディング・ファンドへの出資持分については、いわゆる「取引市場(セカンダリ・マーケット)」が存在しないため、持分取得後の値上がり・値下がりに一喜一憂する必要が無い。
- ファンドの運用そのものは、匿名組合の営業者(ソーシャルレンディング事業者)が行うため、投資家が関与する必要が無い。また、その結果、ベテラン投資家と初心者投資家との間で、リターンの相違が(同じファンドに出資している限り)生じない。
ソーシャルレンディング投資のデメリット
ここ数年、ソーシャルレンディング投資ブログのブログ主の中には、「ソーシャルレンディング投資からは撤退する」等と宣言するケースもあります。
長年ソーシャルレンディング投資に取り組んできた投資ブロガーたちが指摘する、ソーシャルレンディング投資ならではの「デメリット」としては、下記のような物があります。
- 借り手企業からソーシャルレンディング事業者への元利金返済が遅延した場合、ソーシャルレンディング事業者から投資家への分配・償還も遅延する(現に、maneo等のソーシャルレンディング事業者においては、2021年9月現在、多量のファンドが「延滞中」の状態にとどめ置かれている)。
- 匿名組合の特質として、投資家の出資した財産は、ソーシャルレンディング事業者のものとして取り扱われる。また、借り手企業に対して保有する貸付債権も、ソーシャルレンディング事業者の財産となる。これらの事情により、仮に、ソーシャルレンディング事業者が経営破綻した場合、ソーシャルレンディング事業者が借り手企業に対し保有する貸付債権も、ソーシャルレンディング事業者の破産財団に組み入れられてしまうこととなる(=倒産隔離が為されていない)。
- 海外案件の場合、カントリーリスクや、為替変動リスクについても、留意を要する。
- ファンドが早期償還されると、運用期間が短縮され、受け取り分配金総額が従前予定よりも少額となる。
- レバレッジを効かせたトレード等は行えないため、短期で大きく資産を増やすことはできない。
- ソーシャルレンディング事業者からの分配金は雑所得となり、総合課税の対象となる。このため、給与所得等の大きい投資家がソーシャルレンディング・ファンドに投資する場合、税引き後のリターンは僅少となるケースがある。
- 不動産担保付きのソーシャルレンディング・ファンドであっても、担保物の処分が奏功しない場合、債権回収が不調となるケースがある。
- リターンは一定(=基本的に、事前に提示された期待利回りを上回ることはない)だが、下落リスクは巨額(=元本全てを失うリスクがある)であり、非対称が生じている。
参考:
【2021年9月最新版】ソーシャルレンディングおすすめ10社&危ない3社比較ランキング【投資初心者必見】
主婦投資家による、ソーシャルレンディング投資ブログとは
主に個人の方々が執筆・管理為さっておられるソーシャルレンディング関係ブログの中には、主婦の方が運営為さっておられるブログも多くあります。
今回は、そのうちいくつかのブログをピックアップし、ご紹介致します。
ソーシャルレンディング主婦ブログ1
引用元:田舎の主婦の投資日記(http://fanblogs.jp/magurokanisushi/category_6/)
最初にご紹介させて頂くのは、「田舎の主婦の投資日記」。
勉強しながらソーシャルレンディングに挑戦していく、田舎の主婦の方による運営とのこと。
「働かずに生きることの難しさを実感しつつ、余裕ある生活を目指していきたいと日々思っております。」とのキャッチフレーズが、共感を呼びます。
参考:
田舎の主婦の投資日記
ソーシャルレンディング主婦ブログ2
引用元:ズボラ理系主婦のへそくり手帳。
ブログ「ズボラ理系主婦のへそくり手帳。」は、北海道在住の主婦「まる菊」様が運営為さっておられるブログです。
ソーシャルレンディング以外にも、投資信託や、ロボットアドバイザー投資関係のコンテンツも充実しています。
参考:
ズボラ理系主婦のへそくり手帳。
ソーシャルレンディング主婦ブログ3
引用元:主婦がコツコツ1,000万円貯めます(http://well-off.info/category/%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0/)
主婦「ぺこり」さんによるブログ。
株主優待等の株式投資関係記事も多く掲載されています。
ソーシャルレンディング主婦ブログ4
引用元:https://ameblo.jp/chocottokabu/theme-10094739772.html
沖縄在住女性「たけ子」様が運営為さっておられるブログ。
ソーシャルレンディングに限らず、投資関係のコンテンツが多数アップされています。
参考:
ちょこっとKABU。~4人の子持ち専業主婦のお金の殖やし方~
ソーシャルレンディング主婦ブログ5
引用元:専業主婦だけど・・・自称個人事業主(https://www.fuku39.com/entry/2018-02-18-222626)
専業主婦であり、かつ、個人事業主でもある、「ふく39」様によるブログ。
税金や、ふるさと納税に関する記事も充実しています。
ソーシャルレンディング主婦ブログ6
引用元:30代の専業主婦がコツコツと投資をするブログ(https://kyomalog.com/category/social-lending/)
専業主婦「きょま」様によるブログ。
ソーシャルレンディング関係以外にも、投資信託や、つみたてNISA関係のコンテンツも掲載されています。
Author Info
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fill.mediaの公式サイト。ソーシャルレンディング業界ニュースや、国内の各ソーシャルレンディング事業者に関する最新情報等、様々な投資関連情報を提供している。
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