クラウドクレジットの「欧州フィンテック事業者支援ファンド4号」が満額達成で販売終了｜表面利回り7.7パーセント・米ドル建て

クラウドクレジット株式会社（東京都中央区日本橋茅場町1-8-1 茅場町一丁目平和ビル802）の運営するソーシャルレンディング・サービス「クラウドクレジット」にて、2019年12月25日から募集開始となっていた新ファンド「欧州フィンテック事業者支援ファンド4号」（以下、同ファンド）が、元来の募集終了期限（2020年1月28日）を待つことなく、販売金額3,000万円満額分の募集を終え、販売終了となった。

同ファンドの公開情報（※）によれば、同ファンドの表面利回り（年率・税引き前）は7.7パーセント。2020年2月から2022年2月までの、約25ヶ月間の運用を予定する（分配は満期の一括）。
同ファンドの実質的な融資先は、キプロス第2の都市、リマソールに所在する、 Kviku Holding Ltd（以下、Kviku社）。ロシア、カザフスタン、スペイン、ポーランドにおいて、主にオンラインで個人向け融資を行う、金融事業者グループに属す企業であるという。
Kviku社グループは、顧客向けの実店舗を構えることなく、顧客としては、借り入れ申込みから返済までの全プロセスを、オンラインで完結することが可能となっている。貸出審査は業界最速レベルの約20秒で完了、これまでに約70万件の与信審査実績を有しているという。
元来欧州地域にて事業展開をしてきたKviku社グループだが、今後は東南アジアへの進出を計画中であり、具体的には2020年上半期に、フィリピンに進出予定であるという。

なお、Kviku社への融資は米ドル建てで行われる関係上、投資家の受け取る分配金は、円/米ドルの為替レートの変動によって増減することとなる。

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（※）【米ドル建て】欧州フィンテック事業者支援ファンド4号｜クラウドクレジット

クラウドクレジットとは

引用元：クラウドクレジット

クラウドクレジット株式会社（東京都中央区日本橋）が運営する、ソーシャルレンディング・サービス。
海外案件を専門的に取り扱っており、「キルギスマイクロファイナンス事業者支援ファンド」や「中東地域ソーラー事業者支援ファンド」、「アフリカ未電化地域支援ファンド」、「東欧金融事業者支援ファンド」など、複数の国と地域に関連する投資案件を取り揃えている。
2020年1月25日時点で公式ホームページに掲載されている情報によれば、累計出資金額は、既に263億円を突破している。

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参考：
クラウドクレジット｜公式サイト

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融資先企業の匿名化解除（実名開示）にも積極的に取り組んでおり、すでに複数のファンド・シリーズにおいて、実質的な借り手企業の具体的名称等が公開されている。
サービス運営会社であるクラウドクレジット株式会社は、伊藤忠商事株式会社や第一生命保険株式会社といった、国内の大企業のほか、マネックスベンチャーズ株式会社やYJキャピタル株式会社、LINE Ventures株式会社、SBIインベストメント株式会社、ソニーフィナンシャルベンチャーズ株式会社といった、複数の有力VC（ベンチャーキャピタル）・投資会社から出資を受けていることでも知られる。
2019年12月には、単月でのファンド販売額が16.8億円分に達し、過去最高を記録した。
2020年1月からは、投資家の分散投資をより容易にすべく、「ファンドパッケージ機能」を新設。同月には、最初のパッケージ型商品「バランス型パッケージ1号」をリリースした。

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