ソーシャルレンディング、元本保証は嘘?真実を徹底解説!

ソーシャルレンディング、元本保証は嘘?真実を徹底解説!

ソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)に興味をお持ちの皆様、こんにちは。今回は、ソーシャルレンディングにおける「元本保証」について、誤解しやすいポイントを徹底的に解説いたします。

結論から申し上げますと、**ソーシャルレンディングに元本保証は原則としてありません。** この点をしっかりと理解しておくことが、ソーシャルレンディング投資の第一歩となります。

なぜ元本保証がないのでしょうか?それは、ソーシャルレンディングが「融資」という性質を持っているからです。皆様が出資したお金は、企業や個人事業主などの借り手へと融資され、借り手はその資金を事業に活用し、得られた利益から利息と元本を返済します。

しかし、借り手の事業が必ず成功するとは限りません。経済状況の悪化や、予期せぬトラブルなどにより、返済が滞ってしまう可能性も十分に考えられます。万が一、借り手が倒産してしまった場合、貸し倒れが発生し、元本が毀損してしまうリスクがあるのです。

元本保証がないことの重要性

元本保証がないということは、投資である以上、リスクが伴うことを意味します。しかし、リスクがあるからこそ、高い利回りが期待できるという側面も持ち合わせています。ソーシャルレンディングは、預金や国債などと比較して、一般的に高い利回りが期待できる投資商品です。

誤解しやすいポイント

  • 「保証」という言葉のマジック: ソーシャルレンディングのプラットフォームによっては、「担保」や「保証」という言葉を使っている場合があります。しかし、これらの言葉は、必ずしも元本が保証されるという意味ではありません。「担保」は、万が一返済が滞った場合に、担保となっている資産を売却して資金を回収する手段ですが、必ずしも元本全額が回収できるとは限りません。「保証」も、保証会社が弁済することを意味しますが、保証会社自体の経営状況によっては、弁済を受けられない可能性もあります。
  • 「実績」に惑わされない: 過去の実績が良いからといって、将来も必ず元本が保証されるわけではありません。経済状況は常に変化しており、過去の実績はあくまで参考程度に考えるべきです。
  • 少額投資でもリスクはゼロではない: 少額から投資できるソーシャルレンディングですが、投資額が少ないからといってリスクがなくなるわけではありません。投資額が小さくても、元本が毀損する可能性はあります。

リスクを理解した上で、賢く投資するために

ソーシャルレンディングのリスクを理解した上で、賢く投資するためには、以下の点に注意しましょう。

  1. 分散投資を心がける: 複数の案件に分散して投資することで、一つの案件が貸し倒れになった場合のリスクを軽減することができます。
  2. 信頼できるプラットフォームを選ぶ: ソーシャルレンディングプラットフォームの運営会社の財務状況や、これまでの実績などを十分に調査し、信頼できるプラットフォームを選びましょう。
  3. 案件の内容をよく確認する: 案件の詳細情報(借り手の情報、担保の有無、資金の用途など)をしっかりと確認し、リスクを理解した上で投資判断を行いましょう。
  4. 無理のない範囲で投資する: 生活資金や、近い将来使う予定のある資金を投資に回すのは避けましょう。あくまで余剰資金で投資するように心がけてください。

ソーシャルレンディングは、高い利回りが期待できる魅力的な投資商品ですが、元本保証がないというリスクをしっかりと理解しておくことが重要です。リスクを理解した上で、慎重に投資判断を行い、賢く資産運用を目指しましょう。

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