SleeFi(スリーファイ)の始め方-「眠って仮想通貨を稼ぐ」Sleep to Earn型NFTゲームのメリット&デメリットを検証

※本記事は、暗号資産(仮想通貨)初心者の方向けに、ビットポイントでの暗号資産取引所口座のアカウント作成から、解説を行っています。

  • 既にビットポイント等にて取引所口座は開設済で、
  • SleeFi(スリーファイ)の具体的な情報から確認を進めたい、

という方は、

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※暗号資産口座が未開設、という方は、このまま記事をご覧下さい。


「眠るだけ」で、暗号資産・仮想通貨を稼げるようになる、と話題の、SleeFi(スリーファイ)。
昨今、TwitterなどのSNSを中心に、大きな盛り上がりを見せており、関心は、日に日に高まるばかりです。

そんなSleeFi(スリーファイ)を始めるにあたっては、下記のようなステップを辿ることとなります。

  1. 国内暗号資産取引所(例:ビットポイント)にて口座開設を済ませておく
  2. SleeFi(スリーファイ)のパブリック・ローンチに備え、必要な情報収集を進めておく

些か取っつきにくい部分もあるかとは思いますが、初心者の方でも安心して取り組めるよう、下記にて、1ステップずつ、それぞれスクリーンショット付きで解説しますので、ご安心下さい。

【SleeFi(スリーファイ)を始める前の下準備】ビットポイントでの口座開設

SleeFi(スリーファイ)で得られる報酬は、日本円建てではなく、トークン(ゲーム内通貨)、すなわち、仮想通貨で支払われます。
そして、その収益を最終的に日本円として受け取るためには、獲得したトークンを売却(=最終的に日本円に交換)する必要があります。

この手続きを行うには、あらかじめ、仮想通貨取引所の口座開設を済ませておかないと、どうにもなりません。
仮に「これまで仮想通貨には触れたことも無い」という場合であったとしても、SleeFi(スリーファイ)の収益が最終的にトークン(=仮想通貨)で支払われる以上、その最終的な受け取りのためには、暗号資産(仮想通貨)口座が必要となります。

※日本国内には、暗号資産交換業者が山ほど存在しますが、とりあえず、SleeFi(スリーファイ)の収益受け取りなどが主な目的である場合、「きちんと金融庁の登録を受けている事業者で」「口座開設手続きも速い」ということで、ビットポイントあたりで口座開設を済ませておけば無難です。

SleeFi(スリーファイ)を始める時点で暗号資産口座が用意できていないと、最悪、ウォレットのハッキングで資産を失う恐れがある

SleeFi(スリーファイ)の正式版がローンチし、早速、他の暗号資産等に交換可能なトークンを入手することが出来た場合、稼いだトークンを、SleeFi(スリーファイ)のゲーム内ウォレットに入れたままにしておくと、最悪、SleeFi(スリーファイ)が大規模なハッキングに遭うなどすれば、せっかく受け取ったトークンが、第三者によって盗まれてしまうようなリスクがあります。

SleeFi(スリーファイ)のようなブロックチェーン・ゲームのプレイヤーの間で人気の高いビットポイントの場合、暗号資産取引口座の開設には、概ね、申込から1日~数日程度の時間がかかる、とされています。
リスク軽減のためにも、SleeFi(スリーファイ)のパブリック・ローンチ後、ゲームアプリのダウンロード等の諸作業を始める前に、あらかじめ、口座開設手続きを済ませておくことが必要です。

暗号資産の暴落リスクを避けるためには、受け取った仮想通貨を「すぐに円に換えられる」態勢作りが重要

SleeFi(スリーファイ)を通じて得ることの出来る報酬は、仮想通貨市場で流通するトークンであり、日々、値動きの影響を受けることとなります。
SleeFi(スリーファイ)でトークンを稼いだ後、仮に、トークンそのものの価値が急落してしまうと、せっかくゲームをプレイしてトークンを稼いだとしても、値動きの影響を受けて、損をしてしまう危険があります。
どういうことか、具体例を挙げて説明しましょう。
※以下の数値は、あくまでも、仮定・例示です。

  1. 仮に、「1トークン=日本円換算で300円」というタイミングで、SleeFi(スリーファイ)を通じて、100トークンを稼ぐことができた、とします。
    その時点では、100トークン×300円=3万円を稼ぐことが出来た、ということとなります。
  2. 100トークンを稼いだタイミングで、前述のビットポイント等の口座開設が済んでいれば、受け取ったトークンをすぐに汎用性の高い暗号資産に換金したうえで、売却し、日本円に換えてしまうことが出来ます(=トークンの下落リスクを回避できる)。
  3. しかし、SleeFi(スリーファイ)で100トークンを稼いだ時点で、仮想通貨口座開設が出来ていない場合、取引業者側の開設手続き等を待っているうちに、トークンの対円レートが下がり、受け取れる日本円が減少してしまう、というリスクがあります。

たとえば、暗号資産口座の開設が済んだ頃に、1トークンの価値が(当初の300円から)100円にまで下落してしまっていれば、本来は3万円分の日本円を受け取れるはずが、「100円×100トークン=1万円」しか受け取ることができず、差し引き、2万円分の損をする、という結果となってしまいます。

SleeFi(スリーファイ)のようなブロックチェーン・ゲームをプレイする場合、入手したトークンの利確(円建てでの利益確定)は、何よりも優先すべき事項とされています。
このため、ブロックチェーン・ゲームの先行プレイヤーの間では、「ある程度まとまったトークンを稼げたら、ダラダラとゲーム内通貨建てで収益を保有するのではなく、出来るだけ早めに日本円に戻すこと」が常識(基本)、とされています。

そのためには、実際にSleeFi(スリーファイ)で稼ぎ始める前に、複数の種類のトークンを比較的スムースに換金できるビットポイント等の取引所で、仮想通貨口座をあらかじめ作っておく必要があります。

SleeFi(スリーファイ)を始めるその前に、暗号資産取引口座の開設方法

暗号資産取引所は山ほどありますが、中小・零細企業が運営している取引所も多く、信頼がおける取引所は限られます。
また、「今回の主な目的はSleeFi(スリーファイ)。ゲームのプレイで得た収益を、最終的にしっかりと日本円で受け取るための窓口が欲しい」というだけであれば、ややこしい機能があれこれ付いた仮想通貨取引所は、却って邪魔になる可能性もあります。

  • 金融庁・財務局からの登録をきちんと受けた事業者で、
  • ごくシンプルに、ゲームで得た収益を換金したい(=日本円にしたい)、

というニーズであれば、ひとまず、ビットポイントに口座を開いておけばOKです。
口座開設はもちろん無料で出来ますし、暗号資産(仮想通貨)の入出金手数料も無料。
口座開設は最短当日審査完了、と、国内トップクラスのスピードを誇ります。


参考:
ビットポイント(公式サイト)


そんなビットポイントで口座開設を済ませるにあたっては、下記のようなステップを辿っていくことになります。

1ステップずつ、スクリーンショットで解説していきますので、ご安心下さい。

ビットポイントの仮想通貨口座開設手順

①ビットポイントの公式サイトにアクセス

まずは、ビットポイントの公式サイトにアクセスします。
※ダミーサイトなどに誘導されないよう、口座開設は、必ず、上記の公式サイトから進めるようにしてください。

「サイトへ進む」をクリックして、そのまま以下の要領で手続きを進めます。


参考:
ビットポイント(公式サイト)

②「かんたん口座登録はこちら」をクリック

③メールアドレス・携帯電話の入力

「個人のお客様」のほうにチェックを入れ(※会社名義で口座開設をする場合は、法人のほう)、
普段利用しているメールアドレス、及び携帯電話番号を入力し、
画面下部の「確認画面」をクリック。
※「紹介コード」の部分は空欄で構いません。

次画面で、入力したメールアドレス、及び携帯電話番号を確認し、間違いがなければ、「次へ」をクリック。

④ビットポイントからのメールを確認

先ほど入力したメールアドレス宛に、
ビットポイントから、上記のようなメールが届くので、
文中のURLをクリック。

⑤SMSで届いている認証コードを入力し、パスワードを設定

上記画面で、ビットポイント取引約款を確認のうえ、

  • 携帯電話番号宛に届いているSMSに記載された、認証コードを入力し、
  • 任意のパスワードを設定します。

なお、パスワードは、8文字以上で、半角英字、数字、記号のうち、2種類以上を含めたものとする必要があります。

パスワードの入力が済んだら、画面下部の「設定する」をクリックします。

⑥「ホーム画面へ」をクリック

このように、仮登録画面が表示されるので、
引き続き、本登録を進めるべく、
「ホーム画面へ」をクリックします。

⑦総合口座開設の手続きへ

このような画面が表示されるので、「OK」をクリックし、総合口座開設へ進みます。
※仮登録のままでは、ゲーム収益の入金等に使えないため、「総合口座開設」が必要です。

上記のような画面に遷移したら、画面下部の「口座開設の申込みに進む」をクリックします。

⑧約款等への同意処理

約款等について、個別のチェックボックスにチェックを入れるか、冒頭の「全てに同意」をクリックしたうえで、
同意処理を行い、画面下部の「情報入力へ」をクリック。

⑨氏名等の情報入力

氏名や住所、年収、等と言った情報の入力を行います。
途中、「取引契約締結の主目的」(≒口座開設の目的)を選択する部分がありますが、
ゲームの収益を送金・入金することが主目的であれば、
「暗号資産による国内外への送金・決済等のため」
を選択しておけば妥当でしょう。

「勤務先名称」、「所属部署」、及び、最下部の「紹介コード」の部分は、空欄で構いません。

情報の入力が済んだら、画面下部の「確認へ」をクリック。
次画面で、入力済内容を確認し、間違いがなければ、画面最下部の「本人確認書類の提出へ」をクリックします。

⑩QRコードの読み取り

上記のような画面に遷移するため、

画面下部に表示されているQRコードを、スマートフォンで読み取ります。
※QRコードの読み取りは、カメラアプリや、GoogleChromeのブラウザアプリなどから行うことが出来ます。

上記のようなページにアクセスできればOKです。
その後、画面を下までスクロール(プライバシーポリシー等を確認)し、

最下部の「同意して次へ進む」をタップ。

⑪本人確認書類の選択

本人確認書類は、

  • 運転免許証
  • マイナンバーカード(個人番号カード)

の中から選択できます(※ここからは、「運転免許証」の場合で解説します)。

注意事項を確認のうえ、「注意事項を確認しました」のチェックボックスにチェックを入れて、「次へ進む」をタップ。

次画面で、注意点を確認したうえで、「次へ」をタップ。

⑫本人確認書類の撮影

カメラ利用の許可を求めるメッセージが表示されたら、「許可」をタップ。

まずは表面を撮影します。

撮影した内容を確認し、チェックボックスにチェックを入れたうえで、「OK」をタップ。

続いて、本人確認書類(ここでは、運転免許証)の表面を、斜め上から撮影します。

  • 左手で、文字が隠れないように、運転免許証の端を持ち、
  • 表示される枠に合わせて、シャッターボタンを押すと、

撮影が出来ます。
※本人確認書類の「厚み」と、「顔写真」がしっかりと映るようにするのがポイントです。
説明動画が表示されていますので、そちらを参考に撮影します。

撮影が出来たら、次画面で、撮影した内容を確認し、チェックボックスにチェックを入れて、「OK」をタップ。

続いて裏面を撮影します。

次画面で撮影内容を確認し、チェックボックスにチェックを入れて、「OK」をタップ。

続いて、申請者本人の顔を、正面から撮影します。

次画面で撮影内容を確認し、チェックボックスにチェックを入れて、「OK」をタップ。

続いて、首振りの様子を動画で撮影します。

  • スマートフォンを正面に構え、
  • 矢印に合わせて、ゆっくりと首を振ります。
  • 3回連続で成功すると、撮影完了です。

撮影前に、撮影方法の説明動画を見ておくとスムースです。

カメラ(動画)利用の許可を求めるポップアップが表示されたら、「許可」をタップ。
撮影終了後、

上記画面が表示されればOKです。


参考:
ビットポイント(公式サイト)

SleeFi(スリーファイ)の特長・メリット

SleeFi(スリーファイ)なら、寝るだけで、トークンを入手することが出来る



昨今、ブロックチェーン・ゲーム愛好家の間で大きな関心を集めつつある、SleeFi(スリーファイ)。
「眠るだけで暗号資産を入手できる」という特徴を持つ、いわゆる「Sleep to Earn」プロジェクトです。
画像引用元:https://sleefi.com/

SleeFi(スリーファイ)の場合、Sleep to Earnプロジェクトとして、
寝るだけで、「SLFT」というリワード・トークンを入手することが可能です。

仮に、SLFTがCEX(中央集権型取引所)ないしはDEX(分散型取引所)に上場し、かつ、ゲーム内ウォレットから、外部ウォレット・アドレスへの引き出しが可能になれば、

  • 睡眠によって入手したリワード・トークンを、他の暗号資産に交換したり、
  • 最終的には、(円と交換可能な暗号資産を間に挟むことによって)日本円に換金することも、

出来るようになります。

SleeFi(スリーファイ)の場合、「SLFT」と「SLGT」の、デュアルトークン・システムが採用されている

SleeFi(スリーファイ)では、

  • ユーティリティー・トークン(及び、ゲームのリワード・トークン)である「SLFT」と、
  • プロジェクトにとってのガバナンス・トークンに該当する、「SLGT」(※1)という

2種類のトークンが、トークン・エコノミクス(トーケノミクス)に取り入れられています。
このデュアルトークン・システムは、STEPN(ステップン)などの人気ブロックチェーン・プロジェクトでも採用されています。

シングル・トークン(≒トーケノミクスとして、1つのトークンしか採用しないケース)のエコシステムと比較し、2つのトークンを、互いの調整弁のように活用することで、結果的に、トークン価格の安定化に寄与しやすい、という特徴があります(※2)。


(※1)SLGTは、SleeFi(スリーファイ)のDAO(自律型分散組織)に参加し、投票を行う権利と紐づく、という点において、ガバナンス・トークンであると言えますが、同時に、ゲーム内の一部のレベルアップや、ミントにも、利用されるシーンもあるため、実質的には、ガバナンス・トークンとユーティリティー・トークンの、二面性を持つこととなります。

(※2)もっとも、複数のトークンの価格が同時、もしくは多少の時間差で下落してしまうケースもあるため、留意を要します。

SleeFi(スリーファイ)独自のゲーム内ウォレットが提供される予定

一般的なブロックチェーン・ゲーム・プロジェクトの中には、アプリ内ウォレット機能は提供されず、ユーザーが、自身の管理するメタマスク(等の秘密鍵管理サービス)と、ゲームのスマート・コントラクトを接続することにより、アカウント登録・紐づけを行う、というケースが、多々、存在します。

この場合、PC(パソコン)を所有していないユーザーの場合、

  • Kiwiブラウザなど、メタマスクに対応した、スマートフォン向けブラウザを利用するか、
  • メタマスクの内蔵ブラウザを利用する必要があり、

特に暗号資産初心者のオンボーディングや、操作性の観点から、多少のハードルが生じることとなります。

また、プロジェクトのスマート・コントラクトに対して信頼を置けない場合、メインで利用しているメタマスクのほかに、別途、専用のサブ・アカウントを作成して利用する必要があるなど、ユーザー側において、多少の手間暇が生じます。

一方で、SleeFi(スリーファイ)の場合、本ローンチの際には、アプリ内ウォレットが実装される予定、とされています。
この場合、プレイヤーにおいては、原理的には、メタマスクなどのブラウザ・ウォレットを用意せずとも、
暗号資産取引所と、ゲーム内ウォレットとの間で、直接送金を行い、NFTを購入したり、ゲーム内ウォレットから出金したり、といった手続きを進めることが可能となります。

睡眠時の活用が期待される、Sleep to Earnプロジェクト、という点を考慮すると、パソコンではなく、スマートフォンからの利用が基本となることが想定されるため、
この点の操作性は、プレイヤーにとって一定のメリットをもたらすものと言えましょう。

SleeFi(スリーファイ)では、個々の睡眠時間の長短に応じて、様々なベッドのタイプが提供されている



画像引用元:https://sleefi.com/

SleeFi(スリーファイ)の場合、各プレイヤーごとの日常的な睡眠時間の長短に合わせて、下記のように、複数のベッドNFTタイプが提供されます。

ベッドNFTのタイプ 睡眠時間
Short 3時間~5時間
Middle 4時間30分〜7時間
Long 6時間30分〜9時間


情報引用元:https://sleefi.gitbook.io/whitepaper/v/whitepaper-jp/beddo

また、上記の3種類とは別に、3時間〜12時間まで、幅広い睡眠時間をカバーできる、「Flexible」というタイプのベッドNFTも提供される予定です(このあたりは、運動のスピードに応じて適切なスニーカーNFTを履き分ける、STEPNと似ている、と言えましょう)。

基本的に、睡眠に応じてトークンを稼ぐ「Sleep to Earn」の場合、睡眠時間の長い人のほうが、睡眠時間の短い人よりも有利、というイメージがありますが、
SleeFi(スリーファイ)の場合、日常的な睡眠時間が短い人の場合でも、(睡眠時間が長い人と比較して)デメリットを被りにくい、と言えます。
この点は、生活様式が多様な現代人にとって、主に公平性の観点から、メリットと言えましょう。

SleeFi(スリーファイ)では、トークンのステーキング機能が実装予定

SleeFi(スリーファイ)においては、ネイティブ・トークンにあたる

  • SLFT
  • SLGT

に関して、トークンのステーキング機能が搭載される予定である旨が、ホワイトペーパーにて明記されています。

仮に、トークンのステーキング機能が実装されれば、まず、プレイヤーの立場から見ると、収益を増加させるオプションが増える、というメリットがあります。
また、トークン・エコノミクス(トーケノミクス)の観点からも、

  • プレイヤーが、「トークンを売却して利確を優先するのではなく、ステーキングによって長期的な収益を確保したほうが得だ」と考える可能性が芽生えれば、
  • トークンが売却されにくくなり、結果的に、トークン価格が安定しやすくなる、

というメリットが期待できます(※)。

また、他のトークンとのペアで流動性を提供する、いわゆる「流動性マイニング」の場合、トークンの値動きによってはインパーマネント・ロスが生じる恐れがあり、投資家が投資を躊躇するケースも少なくありません。
そもそも、暗号資産投資やDeFi投資に慣れていないユーザーにとっては、インパーマネント・ロスの概念を理解することも難しいケースが少なくありません。

その点、シングル・トークンの単純なステーキングであれば、考慮すべき要因が(少なくとも、複数のトークンをペアにした流動性提供と比較すれば)少ないため、暗号資産投資に馴染みの薄いユーザーにも、受け入れてもらいやすい可能性があります。


(※)もっとも、他の要因によってトークン価格が大きく下落してしまえば、数パーセント~数十パーセント程度のAPY提示では、ユーザーが利確(≒トークン売却)を優先してしまう恐れもあります。

SleeFi(スリーファイ)のベッドの「アトリビュート」「レアリティ」という概念は、STEPNと類似しており、分かりやすい

SleeFi(スリーファイ)の場合、ベッドNFTに、

  • Efficiency
  • Luck
  • Bonus
  • Special
  • Resilience

といったアトリビュート(属性値)が存在します。

中でも、EfficiencyやLuck、Resilience、といったアトリビュートの概念は、日本人ユーザーの間でなじみの深いSTEPNとよく似ているため、直感的に理解しやすい、というメリットがあります。

レベルアップによって、各アトリビュートを自由に向上させることもできるため、育成ゲームとしての楽しみ方も期待できましょう。

また、ベッドNFTのレアリティも、

  • Common
  • Uncommon
  • Rare
  • Epic
  • Legendery

の5種とされており、これも、STEPNと同じです。

さらに、レアリティが高くなればなるほど、レベルアップの際のアトリビュートへの追加振り分けポイントも大きくなる、という仕組みもまた、STEPNと類似しています。
レベル上げによってソケットが解放され、そのソケットにGEMをセットすることで、ベッドNFTの能力を高める、という仕様もまた、STEPN同様であるため、

  • これまでにSTEPN等のMove to Earnプロジェクトに投資をしたことのある人や、
  • それらのブロックチェーン・ゲームについて情報収集をしたことがある人であれば、

ある程度容易に、そのゲーム・システムを理解できるでしょう。

SleeFi(スリーファイ)独自の、NFTの破損を防ぐ「保険」という考え方も面白い

SleeFi(スリーファイ)のベッドNFTやGEM(ベッドの性能を強化できるアイテム。ソケットをアンロックすることで、設置が出来るようになる)は、睡眠終了後に「壊れる」ことがあり、その確率も、ホワイトペーパーに記載されています。

一方で、就寝前にSleeFi(スリーファイ)の「保険機能」をONにすれば、ベッドNFTやGEMの破損を防ぐことが出来ますが、保険料がかかり、その保険料は、起床後、獲得したトークンから控除されることとなります。

ベッドNFTのレアリティごとの保険料としては、下記の通りです。

ベッドNFTのレアリティ 保険料
Common 獲得トークン量の3%
Uncommon 獲得トークン量の4%
Rare 獲得トークン量の5%
Epic 獲得トークン量の6%
Legend 獲得トークン量の7%


情報引用元:https://sleefi.gitbook.io/whitepaper/v/whitepaper-jp/insurance

上記のように、保険料は、トークン獲得量の大きい、高レアリティなベッドNFTのほうが、高くなるように設定されている関係上、高レアリティなベッドNFTを保有しているユーザーが、どんどんトークンを利確に回すことを、一定程度、牽制する効果が期待できる可能性があります。
※単独での効果は薄いかもしれませんが、このように、複数・多数のトークン・バーニング・エコノミクス(≒トークンのユーティリティ)を仕込んでおくことが、トークン価格の維持のためには欠かせません。

SleeFi(スリーファイ)と日本とは、相性が良い



SleeFi(スリーファイ)のファウンダーであるMegumi Hayashida氏は、日本人であることが、公式Discord内で公言されています。
画像引用元:https://sleefi.com/

既に日本語のホワイトペーパーが整備されている

大半のブロックチェーン・プロジェクトのホワイトペーパー(及びライトペーパー)が、英語(及び、中国語)で記述されているのに対して、SleeFi(スリーファイ)の場合は、早い段階から、日本語版のホワイトペーパーが整備されていました。

一般的に、ホワイトペーパーは、ブロックチェーン・プロジェクトの「概要書」「説明書」のようなものに相当するため、実際に資金や時間を投資するにあたっては、その読み込みが欠かせません。
その点、最初から日本語版のホワイトペーパーが用意されている、というのは、日本人ユーザーにとっては、メリットと言えましょう。

SleeFi(スリーファイ)のファウンダー(創業者)は日本人

SleeFi(スリーファイ)の創業者であるMegumi Hayashida氏は、公式Discord内でも、日本人であることを公言しています。
注目度の高いブロックチェーン・プロジェクトの中で、日本人起業家がファウンダーとして関与しているケースは稀ですから、この点は、SleeFi(スリーファイ)の大きな特徴の一つと言えましょう。

SleeFi(スリーファイ)ならではの、ガチャ搭載によるリワード・トークンの消費促進

SleeFi(スリーファイ)では、いわゆる「ガチャ」の機能も搭載される予定であり、ガチャからは、

  • CommonクオリティのベッドNFT
  • UncommonクオリティのベッドNFT
  • RareクオリティのベッドNFT

が出現する可能性があるほか、GEMやアイテム、SLFTが出現する可能性もあります。

また、ガチャには、「通常ガチャ」と「スペシャルガチャ」の2種類があり、ガチャを回すためには、SLFTの消費が必要となります。

  • 通常ガチャを500回回せば、UncommonのベッドNFTが入手できる、
  • スペシャルガチャを500回回せば、RareのベッドNFTが入手できる、

など、プレイヤーをガチャに誘引する仕組みが整備されており、
仮に、運営側の意図の通りに、プレイヤーが積極的にガチャを回してくれれば、SLFTの消費が促進され、結果的に、SLFTの価格維持に寄与する可能性もあります。

※ただし、ガチャ機能をユーザー向けに提供する場合、それが賭博に該当しないよう、十分に留意したうえでサービス設計を行うことが不可欠となります。

SleeFi(スリーファイ)ユーザー向けには、「ラッキーボックス」収集という楽しみ方も提供される予定

メインベッドとして選択したベッドNFTのアトリビュート(特に、ラック値)等に応じて、睡眠終了後、「ラッキーボックス」を入手する機能も、今後、搭載される予定です。
ラッキーボックスの中には、

  • ベッドボックス
  • SLFT
  • SLGT
  • GEM
  • アイテム

といった内容物が含まれている可能性があるほか、

  • 開封が出来るようになるまでには、待ち時間(待機時間)がある
  • SLFTトークンを消費すれば、待ち時間を短縮できる
  • ラッキーボックスのレベルが高くなればなるほど、待ち時間も長くなる

といった仕組みは、STEPNと似ており、既にMove to Earnゲームなどに取り組んだことのあるユーザーからすれば、理解しやすいものとなりそうです。

また、一定量以上のSLFTトークンを消費し、待ち時間を短縮してラッキーボックスを開封すると、中から複数のアイテムが出現する確率が高まる、という仕様も、トーケノミクスの観点からは面白い、と言えます。
トークンをバーンしたい、と感じるユーザーが増え、トークン価格の下落を防ぐ一要素となり得るかもしれません。

SleeFi(スリーファイ)では、地域の観光産業とのパートナーシップも計画されている

SleeFi(スリーファイ)のロードマップには、観光産業との提携(パートナーシップ)構築も計画されています。
仮に、特定の観光地や、その観光地に存在するホテル・旅館などとの提携が実現すれば、

  • 特定の地域に観光に出かけ、宿泊した場合、トークンの付与量にボーナスが加算される
  • 中でも、一部の提携ホテル・旅館に宿泊した場合、NFTなども追加付与される

といった仕組みの構築も考えられます。

これらが実現すれば、

  • そうした地域・宿泊施設の集客増に貢献できるのみならず、
  • 集客増のメリットを享受する観光地や、宿泊施設から、広告宣伝費を受け取ることが出来れば、SleeFi(スリーファイ)のエコシステム維持にとって重要な、「外貨獲得」の一手となりえるため、

注目に値します。

SleeFi(スリーファイ)の課題

SleeFi(スリーファイ)のリワード・トークンの価格維持

一般論として、

  • 「眠るだけ」で、報酬(リワード・トークン)が入手でき、
  • かつ、その睡眠データについて、積極的な外販(医療機関や保険会社等への外販)が為されない場合、

そのトークンは、本来的には、全く無価値です(≒経済的・実質的な後ろ盾が存在しない)。

その点、SleeFi(スリーファイ)の場合は(他の○○ to Earn型のプロジェクトと同様)、トークンに対してユーティリティーを持たせることに拠って、トークンに何らかの「価値」「価格」を持たせようとしています。

現在想定されている、SLFTトークンのユーティリティとしては、下記の通りです。

  • ベッドNFTのミント(新たなベッドNFTのブリード)
  • ベッドNFTの修理
  • ベッドNFTのアップグレード(レベル上げ)
  • GEMのアップグレード
  • ベッドNFTの、GEMソケットのアンロック
  • アイテム購入
  • アイテムのミント
  • 保険機能の利用(上掲参照)
  • ベッドのリサイクル(一定数以上のミントを行ったベッドNFTをリサイクルすることで、新たなベッドNFTを入手できる可能性がある)
  • ガチャ機能
  • ラックボックスの開封

これらのユーティリティの存在によって、リワード・トークンの対法定通貨レートを、どの程度に保つことが出来るか、という点は、他のブロックチェーン・ゲームの場合と同様、SleeFi(スリーファイ)の今後の大きな課題のひとつとなりましょう。

※もっとも、SleeFi(スリーファイ)の場合、他の一般的なブロックチェーン・プロジェクトとは異なり、トークンを入手するためにゲームをしたり、運動をしたり、といった必要はなく、入手のハードルが極めて低い(=基本的には、眠るだけ)、という特徴があります。
このため、ある程度リワード・トークンの価格が下落したとしても、ユーザーの即時離脱には直結しにくい、と言えるかもしれません。

ゲーム内のリワード・トークンでは、SleeFi(スリーファイ)のベッドNFTは購入できない

SleeFi(スリーファイ)で実際にトークン収入を得ていくためには、ベッドNFTを入手する必要があります。
また、ゲーム内のリワード・トークンであるSLFTや、ガバナンス・トークンにあたるSLGTでは、ベッドNFTを直接購入することは出来ず、ベッドNFTの購入のためには、Avalancheブロックチェーンのネイティブ・トークンにあたる、AVAXを用意する必要があります。

そして、この構図は、大人気Move to Earnプロジェクトとして一世を風靡した、STEPN(ステップン)と類似しています。
※STEPNの場合、スニーカーNFTの購入には、SOL(Solanaチェーンのスニーカーを購入する場合)、ないしはBNB(BNBチェーンのスニーカーを購入する場合)が必要であり、ゲーム内で獲得できるリワード・トークンにあたる「GST」や、ガバナンス・トークンである「GMT」では、スニーカーNFTを直接購入することが出来ません(ただし、リペアやレベル上げ、ミントは出来る。この点は、SleeFiも同様)。

  • リワード・トークンでNFTを購入できるブロックチェーン・プロジェクトと、
  • (STEPNやSleeFiのように、)ゲーム内のリワード・トークンで、直接、ゲーム内NFTを購入できない、WEB3プロジェクト

を比較すると、後者の場合は、そのリワード・トークンに対する買い圧力が(前者と比較すると)強く維持されにくい、という難点があります。

※トークンに対する買い圧力を確保したい場合、NFTを購入するためのトークンとして、自身のネイティブトークンを指定するケースがありますが、(一般論として)ブロックチェーンを運営している財団等から資金提供を受けている場合、それがままならないことも多くあります。

SleeFi(スリーファイ)では、入眠前に、ベッドNFTの選択や、起床時間の選択が必要

同じSleep to Earnプロジェクトとして注目を集めているSleepagotchi(スリーパゴッチ)の場合、iPhoneのヘルスケアの「睡眠」データとの連携を行っておけば、入眠時も起床時も、特段の操作は必要ありません(ただし、起床後に、トークン及びミステリーボックスの受け取り・クレーム処理が必要)。

その点、SleeFi(スリーファイ)の場合、現段階でのホワイトペーパーを読み込む限りにおいては、入眠の際、

  • トークンの獲得に使用する、「メインベッド」の選択
  • 及び、起床予定時刻(≒睡眠時間)の選択

が必要とされており、操作を忘れてしまったり、あまりにも疲れていて操作が出来なかった場合、トークン入手が出来ない可能性もあります。

SleeFi(スリーファイ)を始めるためには、AVAXの事前準備が必要

現状、SleeFi(スリーファイ)は、Avalancheチェーン上で展開される予定です。
このため、SleeFi(スリーファイ)を始めるためには、

  • ベッドNFTの購入費用として、及び、
  • 様々なオンチェーンでの操作(例:出金や、NFTのトランスファーなど)のために、

Avalancheチェーンのネイティブ・トークンにあたる、「AVAX」トークンの利用が必要となります。

一方、2022年8月現在、国内の暗号資産取引所では、AVAXトークンを、直接日本円で購入することは出来ません。
このため、

  • 一旦、国内の暗号資産取引所では、XRP(リップル)など、送金速度の速い(※とされる)暗号資産を入手したうえで、
  • その暗号資産を、バイナンスやバイビット、などといった、国外の暗号資産取引所に送金し、
  • そこで、別途、AVAXトークンへの交換処理を行う、

という必要が生じることとなります。

BNBチェーンでのGameFiに慣れたユーザーにとっては、Avalancheチェーンは些か不便にも

2022年8月現在、日本人ブロックチェーン・ゲーマーの間で人気の高いNFTゲームは、概ね、BNBチェーン上で展開・構築されています。

  • ガス代としては、BNBトークンを保有
  • 各NFTゲームのトークン入手は、パンケーキスワップを利用
  • トークンやNFTの移動履歴の確認のためには、BSCスキャンを利用

といった仕様に慣れているプレイヤーからすると、あまり活用したことのないAvalancheチェーンの利用(例えば、トークン・スワップのためには、Trader Joeを利用、等)は、些か、ぎこちなく感じるかもしれません。

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・財経新聞
・SankeiBiz
・RBBTODAY
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・ビズハック
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・Resemom
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・zakzak
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