MetaMask(メタマスク)の使い方-人気の仮想通貨ウォレットのアカウント作成方法や、利用の始め方を解説

MetaMask(メタマスク)の始め方・使い方

MetaMask(メタマスク)の具体的な使い方、そして始め方として、以下のような内容を確認して参りましょう。

  • MetaMask(メタマスク)ウォレットの作成方法
  • 既に存在するウォレットを、MetaMask(メタマスク)にインポートする方法
  • ネットワーク(ブロックチェーン)の追加方法
  • 任意のトークンをインポートする方法
  • MetaMask(メタマスク)の「スリッページ」設定の仕方
  • スマホアプリの使い方
  • シークレットリカバリーフレーズを忘れてしまった場合の対処法(※ログインが出来る場合限定)
  • MetaMask(メタマスク)のブリッジ機能を利用する方法
  • MetaMask(メタマスク)からCoinCheck(コインチェック)に仮想通貨を送金する方法

MetaMask(メタマスク)の始め方(ウォレット作成方法)

MetaMask(メタマスク)のウォレット新規作成方法は、以下の通りです。
なお、今回は、Braveブラウザに、拡張機能として、MetaMask(メタマスク)をインストールします。

MetaMask(メタマスク)の公式サイトへ

まずは、MetaMask(メタマスク)の公式サイトにアクセスします。
URLは以下の通りです。
https://metamask.io/

MetaMask(メタマスク)のダウンロードを実施

「Download for」のバナーをクリックします。

「Chromeに追加」をタップ

Chrome(クローム)のウェブストアにて、「Chromeに追加」のバナーをタップします。

「拡張機能を追加」をクリック

注意事項を確認したうえで、「拡張機能を追加」のボタンをクリックします。

「新規ウォレットを作成」を選択

既存の別ウォレットをインポートする場合を除き、「新規ウォレットを作成」をクリックします。

MetaMask(メタマスク)の利用データ収集に協力するかどうかの選択

  • MetaMask(メタマスク)のデータ収集に協力したい場合は、「I agree」を、
  • 逆に、データ収集に協力したくない場合は、「No thanks」を選択します。

※「No thanks」を選択した場合でも、この後のウォレット作成は通常通り進めることが出来ます。

MetaMask(メタマスク)にログインするためのパスワードの設定

ここで設定するパスワードは、いまお使いのデバイス(例:パソコン)から、今回作成するMetaMask(メタマスク)にログインする際に使用するものです。
パスワードの入力が済んだら、「新規ウォレットを作成」をクリックします。

ウォレットの保護に関する短い動画を閲覧

動画の閲覧が終わったら、「ウォレットの安全を確保(推奨)」のバナーをタップします。

シークレットリカバリーフレーズの確認

「シークレットリカバリーフレーズを公開」のバナーをクリックすると、12個の英単語で構成されたシークレットリカバリーフレーズが表示されます。

  • このシークレットリカバリーフレーズを忘れてしまった場合、ウォレット内容の復元を行うことが出来なくなります。
  • また、このシークレットリカバリーフレーズを、悪意ある人物に知られてしまった場合、その人物は、ウォレットの内容を、勝手に復元し、中身を詐取することが可能となります。

シークレットリカバリーフレーズを十分に安全な方法で記録・保管したうえで、「次へ」をタップします。

シークレットリカバリーフレーズの抜けている箇所を入力

穴埋め問題の要領で、抜け落ちてしまっている箇所に入るはずの英単語を入力します。
入力が済んだら「確認」をクリックします。

MetaMask(メタマスク)のウォレット作成完了画面がこちら

このような画面が表示されれば、MetaMask(メタマスク)ウォレットの作成は完了です。
「了解!」をクリックします。

MetaMask(メタマスク)の拡張機能のピン止め

ウォレットの拡張機能として、MetaMask(メタマスク)をピン止めしておくと、ウォレット内の残高をすぐに確認したい場合等に便利です。
例えば、Braveブラウザの場合、以下の手順で、MetaMask(メタマスク)拡張機能をピン止めすることが出来ます。

ブラウザ画面右上の拡張機能アイコンをクリック

最初に、ブラウザ画面右上に表示されている、拡張機能アイコン(※パズルのピースのような形をしたもの)をクリックします。

MetaMask(メタマスク)の拡張機能横の「ピン」のアイコンをクリック

続いて、ブラウザにインストール済みの拡張機能のうち、MetaMask(メタマスク)の拡張機能の右側に表示されている、「ピン」の形のアイコンをクリックします。

拡張機能のピン止めが完了した様子がこちら

このように、MetaMask(メタマスク)のアイコンがブラウザ右上に表示されれば、拡張機能のピン止めは完了です。

MetaMask(メタマスク)の実際の様子がこちら

今回作成したMetaMask(メタマスク)ウォレットの実際の様子がこちらです。

既存のウォレットを、MetaMask(メタマスク)にインポートする方法

MetaMask(メタマスク)とは無関係に作成した、ノン・カストディアル・ウォレット(=ユーザー自身が秘密鍵を管理しているウォレット)を、MetaMask(メタマスク)にインポートする際の手順としては、以下の通りです。

「既存のウォレットをインポート」を選択

「新規ウォレットを作成」ではなく、「既存のウォレットをインポート」をクリックします。

シークレットリカバリーフレーズを順番通りに入力

インポートしたいウォレットの秘密鍵(シークレットリカバリーフレーズ)を、順番通りに入力していきます。
入力が済んだら、画面下部の「シークレットリカバリーフレーズの確認」をクリックします。

パスワードの作成・設定

ウォレットの新規作成時と同じ要領で、パスワードの作成・設定を行います。
パスワード入力が済んだら、「ウォレットをインポート」をクリックします。

MetaMask(メタマスク)にネットワークを追加する方法

MetaMask(メタマスク)をインストールした当初は、「イーサリアム・メインネット」が選択されている状態です。
MetaMask(メタマスク)に、その他のネットワーク(ブロックチェーン)を追加したい場合、手順は以下の通りです。

「イーサリアムメインネット」と表示されてる箇所をクリック

最初に、(現在接続されている)「イーサリアムメインネット」と表示されている箇所(=ネットワーク名の表示箇所)をクリックします。

「ネットワークを追加」をクリック

続いて、「ネットワークを追加」の箇所をクリックします。

追加したいネットワークを選択

比較的利用者の多いネットワーク(ブロックチェーン)については、数クリックで簡単にネットワーク追加を行うことが出来ます。
今回は、BNBチェーン(旧バイナンス・スマートチェーン)を追加してみます。

ネットワーク追加に関する確認

このような確認画面が表示されるので、「承認」をクリックします。

ネットワーク追加の完了

このような画面が表示されれば、ネットワーク追加は完了です。

ネットワークの切り替えも簡単

一旦ネットワーク追加を済ませてしまえば、追加済みネットワーク間の切り替えは、数クリックで簡単に行うことが出来ます。

MetaMask(メタマスク)に任意のトークンをインポートする方法

MetaMask(メタマスク)の場合、インストール直後(もしくは、ネットワークの追加直後)の時点では、主要ネットワークの基軸トークン(例えば、BNBチェーンであれば、BNB)のみが、トークンとして表示されています。
ここに、任意のトークンを追加でインポート・表示したい場合、手順は以下の通りです。

「トークンをインポート」をクリック

インポートしたいトークンがデプロイされているブロックチェーン(ネットワーク)に、MetaMask(メタマスク)が接続されていることを確認したうえで、「トークンをインポート」のテキストリンクをクリックします。

インポートしたいトークンのコントラクト・アドレスを入力

続いて、今回インポートしたいトークンの、コントラクトアドレスを入力します。
今回は例として、Twitchによるゲーム配信を視聴することでリワード・トークンを稼ぐことが出来る、LOFIというプロジェクトの、「BUZZ」というトークンのコントラクトアドレス(0xaada984a97c9836114066b2a36401accd82d9871)を入力してみます。

トークンシンボルが自動表示される

すぐに、トークンシンボルが自動表示されるので、確認したうえで、「カスタムトークンを追加」をクリックします。

トークン量等にも不自然な相違が無ければ、「トークンをインポート」を選択します。

インポートしたトークンがMetaMask(メタマスク)で表示される

インポートしたトークンが、上掲画像の要領でMetaMask(メタマスク)で表示されれば、OKです。

MetaMask(メタマスク)の「スリッページ許容範囲」の変更方法

MetaMask(メタマスク)を利用して特定のトークンをスワップ(交換)しようとすると、上掲画像のようなエラー表示が出て、スワップ出来ない、というケースがあります。
この「スリッページ・エラー」を解消するためには、MetaMask(メタマスク)のスリッページ許容範囲を、手動で変更してあげる必要があります。
手順は以下の通りです。

スリッページ許容範囲の編集ボタンをタップ

MetaMask(メタマスク)の「スワップ」ボタンの近くにある、「Slippage Tolerance」の編集ボタンをタップします。

任意のスリッページを選択・入力

MetaMask(メタマスク)のデフォルト設定では、スリッページは「0.5%」に設定されています。
別のスリッページ設定をタップで選択しても良いですし、任意の料率を手動で入力することも可能です。

※基本的には、スリッページは「下げる」ことよりも「上げる」ことのほうが多いでしょう。
その場合、スリッページを手入力しながら、「トランザクションが通るギリギリのところまで」スリッページ許容範囲を上げていく、という手法を取ることが一般的です。

スリッページ・エラーが出ず、スワップが成功すればOK

スリッページを調整した結果、スリッページ・エラーの出現が止まり、スワップ(トークンの交換)が成功すれば、OKです。

MetaMask(メタマスク)のスマホアプリの使い方(インポート)

  • 既に、PC(パソコン)のブラウザ拡張機能を利用して作成済のMetaMask(メタマスク)ウォレットを、
  • スマートフォンのアプリを介して、インポートし、使いたい場合、

その手順は、以下の通りです。

MetaMask(メタマスク)のスマートフォン向けアプリの入手

MetaMask(メタマスク)のスマホアプリは、iOS版、アンドロイド版、それぞれ、以下のURLから、無料で入手することが出来ます。

iOS版アプリ
https://apps.apple.com/us/app/metamask/id1438144202
アンドロイド版アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=io.metamask

「リカバリーフレーズを使用してインポート」を選択

既存のMetaMask(メタマスク)ウォレットを、スマホアプリでも使えるようにしたい場合、「インポート」を選択します。

シークレットリカバリーフレーズの入力・パスワード設定

インポートしたいウォレットのシークレットリカバリーフレーズを入力したうえで、当該スマートフォンからメタマスクを利用する際に必要となる、パスワードの設定を行います。

アプリ版MetaMask(メタマスク)のホーム画面がこちら

このようなアプリホーム画面が表示されれば、MetaMask(メタマスク)の使用を始める準備は完了です。

MetaMask(メタマスク)のシークレットリカバリーフレーズを忘れてしまった場合

  1. 既存のウォレットを(アプリなどに)インポートしたいので、MetaMask(メタマスク)のシークレットリカバリーフレーズが必要。
  2. パスワードを利用して、MetaMask(メタマスク)へのアクセス・ログインは、出来る。
  3. しかし、そのMetaMask(メタマスク)の、シークレットリカバリーフレーズを、忘れてしまった(紛失してしまった)。

上記のような場合は、以下の要領で、ログインしているMetaMask(メタマスク)のシークレットリカバリーフレーズを確認することが出来ます。

MetaMask(メタマスク)の画面右上のアイコンをタップ

シークレットリカバリーフレーズを確認したいMetaMask(メタマスク)にログインした状態で、右上のアイコン部分をクリックします。

「設定」をタップ

「マイアカウント」内のメニューから「設定」を選択します。

「セキュリティとプライバシー」を選択

「設定」メニュー内から、「セキュリティとプライバシー」をタップします。

「シークレットリカバリーフレーズを公開」をタップ

「シークレットリカバリーフレーズを公開」の部分をタップすると、改めて、MetaMask(メタマスク)へのログイン用パスワードの入力を求められます。
正しいパスコードを入力すれば、シークレットリカバリーフレーズが表示されます。

MetaMask(メタマスク)のブリッジ機能を利用する方法

MetaMask(メタマスク)を利用して、異なるチェーン間でのトークンのブリッジを行いたい場合、手順は以下の通りです。
なお、以下では、MetaMask(メタマスク)のブラウザ拡張機能を利用しています。

MetaMask(メタマスク)拡張機能から、「ブリッジ」を選択

MetaMask(メタマスク)の拡張機能を開き、「Bridge」のアイコンをクリックします。

ウォレットのコネクトを行う

Dapp(分散型アプリ)へのウォレットコネクトを済ませます。

トークンのブリッジ内容の設定

今回は、

  • BNBチェーン上のUSDTを、
  • アービトラムに、

ブリッジしてみます。

トークンへのアクセスのアプルーブを行う

ブリッジ元のトークンへのアクセスをアプルーブ(認証)します。

ブリッジ・トランザクションの提出

「Submit Transaction」のバナーをタップします。

ブリッジの完了

fillメディア編集部にて、今回のブリッジを行った際は、ものの1分程度で、トランザクション処理は完了しました。

MetaMask(メタマスク)からCoinCheck(コインチェック)に仮想通貨を送金する方法

日本の国内暗号資産取引所として知名度の高いCoinCheck(コインチェック)の口座に対して、MetaMask(メタマスク)から、仮想通貨(暗号資産)の送金を行いたい場合、その手順は以下の通りです。

CoinCheck(コインチェック)側の、仮想通貨受取用のウォレットアドレスを確認

最初に、CoinCheck(コインチェック)側で、暗号資産受け取り用のウォレットアドレスを作成・確認します。

CoinCheck(コインチェック)にログイン

まずは、CoinCheck(コインチェック)の公式サイトから、自身のアカウントにログインします。

「暗号資産の受取」を選択

CoinCheck(コインチェック)の画面左側のメニューから、「暗号資産(仮想通貨)の受取り」をクリックします。

CoinCheck(コインチェック)に送金したい仮想通貨銘柄の選択

CoinCheck(コインチェック)で受け取りが出来、かつ、MetaMask(メタマスク)を用いた送金が可能な仮想通貨銘柄としては、

  • イーサリアム(ETH)や、
  • ポリゴン(MATIC)

などが挙げられます。
なお、以下の記事では、Polygon(マティック)を選択しています。

CoinCheck(コインチェック)側で入金用アドレスを作成

任意の仮想通貨銘柄を選択したら、「(MetaMaskからの送金を受け取るための)アドレスを作成」の箇所をクリックします。

MetaMask(メタマスク)からのトークン受取用のウォレットアドレスが表示される

このように、トークン(仮想通貨)受取用のウォレットアドレスが表示されればOKです。

MetaMask(メタマスク)からCoinCheck(コインチェック)側にトークンを送金する

CoinCheck(コインチェック)側のトークン受取りアドレスが作成・確認できたら、以下の手順で、MetaMask(メタマスク)から当該ウォレットアドレスに対して、仮想通貨を送金します。

ネットワーク(ブロックチェーン)選択アイコンをクリック

MetaMask(メタマスク)からCoinCheck(コインチェック)に対して仮想通貨を送金する場合、まずは、

  • MetaMask(メタマスク)の接続先のネットワークが、
  • 今回、仮想通貨の送金を行いたいネットワーク(ブロックチェーン)と、

一致していることを確認する必要があります。

MetaMask(メタマスク)のインターフェース画面左上に表示されている、ネットワーク切り替えボタンをクリックします。

CoinCheck(コインチェック)側で仮想通貨を受け取りたいネットワークと同一のチェーンを選択

ネットワーク選択画面が開いたら、CoinCheck(コインチェック)側でトークンの送金を受け取りたいネットワークと、同一のものを選択します。
※例えば、CoinCheck(コインチェック)で、ポリゴン・ネットワークの「MATIC」を受け取りたいのであれば、「Polygon Mainnet」を選択します。

「送金」ボタンをクリック

ネットワークの選択が済んだら、MetaMask(メタマスク)のウォレット・インターフェースから、「送金」のボタンをクリックします。

送金先のウォレットアドレス(コインチェックの物)をペースト

前段で、CoinCheck(コインチェック)のマイページ内から確認・コピーした、仮想通貨受取用のウォレットアドレスを、入力・ペーストします。

CoinCheck(コインチェック)に送金したい仮想通貨銘柄の確認

MetaMask(メタマスク)を用いてCoinCheck(コインチェック)に送金したい仮想通貨の、具体的な銘柄名を確認します。
※当然のことながら、CoinCheck(コインチェック)で受取・入金が可能な暗号資産銘柄を指定する必要があります。

MetaMask(メタマスク)から送金したい暗号資産の量を指定

CoinCheck(コインチェック)側に送金したい仮想通貨の量(金額)を指定します。

送金に必要なガス代(トランザクション手数料)の確認

MetaMask(メタマスク)からCoinCheck(コインチェック)に仮想通貨を送金する場合、送金に用いるネットワーク(ブロックチェーン)に応じた、ガス代(トランザクション手数料)がかかります。
なお、ガス代の具体的な金額は、

  • 送金に利用するネットワークや(※例えば、イーサリアム・メインネットよりも、ポリゴン・チェーンのほうが、一般的に、ガス代は安い)、
  • 送金を行う時間帯

等によって異なります。

確認が済んだら、「次へ」をクリックします。

送金の最終確認

このような画面が表示されるので、「確認」のボタンをクリックすれば、MetaMask(メタマスク)からCoinCheck(コインチェック)への、送金トランザクションの提出は完了です。
あとは、送金に用いるブロックチェーン上で、必要なトランザクションが全て通過・成立すれば、送金した仮想通貨が、CoinCheck(コインチェック)側に着金・入金されます。

MetaMask(メタマスク)概要・公式サイト等

公式サイト
https://metamask.io/
Twitterアカウント
https://twitter.com/metamask/

Author Info

仮想通貨・暗号資産投資検証チーム
fill.mediaは、国内の融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)や、不動産クラウドファンディング、ロボアドバイザー、インデックス投資業界等の最新情報を提供する、投資・金融情報総合メディア。
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