【11年ぶりの5連休】AGクラウドファンディングは会員登録だけで1,000円分のVプリカギフト進呈中|満額成立が相次ぐ「不動産担保ローンファンド」の中身を解説
(画像引用元:AGクラウドファンディング公式サイト)
2026年9月19日(土)から9月23日(水)は、11年ぶりとなる5連休のシルバーウィークです。まとまった休みができると「そろそろ資産運用でも始めようか」と考える方は少なくありません。ただ、実際に始めようとすると、口座開設の本人確認や書類の準備で数日かかり、気づけば連休が終わっていた——というのもよくある話です。
そこで本記事では、融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)サービス、AGクラウドファンディング を取り上げます。同サービスでは現在、会員登録を完了された方にもれなく1,000円分の「Vプリカギフト」を進呈するキャンペーンが実施されています。
とはいえ、プレゼントだけを目当てに口座を開くのはおすすめしません。大事なのは、その先にある商品の中身です。本記事では、キャンペーンの適用条件とVプリカギフトの仕組みを正確に整理したうえで、同サービスの主力である「不動産担保ローンファンド」が満額成立を重ねている背景を、実際に募集を終えたファンドの担保・LTV・出口戦略から具体的に読み解いていきます。
※本記事は2026年9月9日時点で公式サイトに掲載されている情報にもとづいています。
まず結論:会員登録を「完了」するだけで1,000円分のVプリカギフト
AGクラウドファンディングが実施している「ご登録感謝キャンペーン」は、投資を行わなくても、会員登録を完了した時点で1,000円分のVプリカギフトが進呈されるという内容です。公式サイトに掲載されているキャンペーン案内に記載された適用条件は、次の2点です。
- 会員登録を完了されていること
- 会員登録時にメールマガジンのご案内に承諾いただいていること
特に見落としやすいのが2つ目です。登録フォームでメールマガジンの案内に承諾していないと、登録そのものは完了していても対象外になってしまいます。せっかく手続きを進めるのであれば、この一点は必ず確認しておきたいところです。
進呈のタイミングと、対象外になるケース
案内には、進呈の運用についても以下のように記載されています。
- 適用基準日は、会員登録の完了日
- 進呈タイミングは、適用基準日の翌月下旬を予定。登録したメールアドレスへの送信による進呈
- プレゼント進呈までにAGクラウドファンディングを退会した場合は対象外
- その他、同社が適用することを不適切であると判断した場合は対象外
- 事前の告知なしに中止・変更となる場合がある
つまり、登録したその日に届くものではなく、翌月下旬にメールで送られてくる形式です。9月中に登録を完了すれば、10月下旬ごろの進呈が見込まれる計算になります。
なお、このキャンペーンには終了期日が公表されていません。「シルバーウィーク限定」といった期間限定の企画ではない一方で、「事前の告知なしに中止、変更させていただく場合があります」と明記されているため、いつまで続くかは同社の判断次第ということになります。検討しているのであれば、条件が変わらないうちに手続きを済ませておくのが無難でしょう。
そもそも「Vプリカギフト」とは何か?アマギフとは使い方が違う
キャンペーンの特典として進呈される「Vプリカギフト」は、いわゆるギフト券の一種ですが、Amazonギフトカードのような特定サイト専用のものとは性格が異なります。ここを誤解したまま受け取ると「思っていた使い方ができない」となりかねないため、仕組みを正確に押さえておきましょう。
ライフカードが発行するVisaプリペイドカード
Vプリカギフトは、ライフカード株式会社が提供するVisaのプリペイドカードです。公式サイトでは「アカウント登録不要のすぐに使えるVisaプリペイドカード」と説明されており、面倒な会員登録をしなくても、受け取ったカード番号を使ってそのまま支払いに充当できる点が特徴です。
大きなメリットは汎用性です。特定の通販サイトでしか使えないギフト券と違い、Visaの決済網に対応したネットショップであれば、幅広い支払い先で使えます。支払い時にはクレジットカード払いを選択し、券面に記載されたカード番号を入力する形になります。
使う前に知っておきたい4つの注意点
一方で、プリペイドカードならではの制約もあります。ライフカードの公式サイトおよび利用規約に記載されている内容のうち、受け取る側が押さえておきたいのは次の4点です。
- ネットショッピング専用である……公式サイトには「ネットショッピング専用のため、実際の店舗ではご利用はできません」と記載されています。コンビニやスーパーのレジで使うことは想定されていません
- 3Dセキュア対応加盟店では使用できない……本人認証サービスを必須としているショップでは決済できない場合があります
- 有効期限がある……利用規約では「Vプリカギフトの有効期限は、『Vプリカギフト照会』ページ等当社所定の方法にて表示される月の末日まで」と定められています。有効期限を過ぎると失効し、残高の払い戻しは行われません
- 未成年は法定代理人の同意が必要……規約上、未成年者は法定代理人の同意を得たうえで利用するものとされています
また、使い切れずに残った残高については、Vプリカ専用サイトのマイページからチャージすることで、繰り返し使える「Vプリカ」として利用できる仕組みも用意されています。この場合の有効期限はVプリカ側のものが適用されます。
1,000円分という金額は、日用品のネット購入やサブスクリプションの支払いに充てるにはちょうどよい規模です。受け取ったらメールを放置せず、有効期限を確認して早めに使い切るのがコツと言えるでしょう。
特典よりも先に見るべき、AGクラウドファンディングというサービスの中身
ここからが本題です。1,000円分のギフトは魅力的ですが、口座を開くかどうかの判断軸は、あくまでサービスそのものの中身に置くべきです。
AGクラウドファンディングが取り扱っているのは、貸付型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)と呼ばれる金融商品です。公式サイトの説明では「ファンドで集めた資金を貸付けにより運用する金融商品」と定義されています。
投資家から集めた資金は、営業者であるAGレンディング株式会社を通じて、不動産担保を条件に企業へ貸し付けられます。投資家はAGレンディングと匿名組合契約を締結し、その貸付事業から生じる利益の分配を受ける、という構造です。株式のように日々値動きを追う必要はなく、契約後は原則として償還まで手続きが不要という点が、忙しい人にも取り組みやすい理由になっています。
「匿名組合契約」という言葉に身構えなくてよい理由
耳慣れない用語ですが、同社のよくあるご質問では次のように説明されています。匿名組合とは「投資家が営業者の営業のために出資をし、その営業から生じる利益の分配を受けることを約束する契約形態」であり、商法第535条に規定された正式な契約類型です。
ここで押さえておきたいのが、責任の範囲です。同社の説明では「出資元本の保証はありませんが、損失額が出資額を超えた場合でも、投資家が出資額を超えて損失の負担を分担することはありません」とされています。つまり、追加の支払いを求められることはなく、リスクの上限は自分が出した金額まで、ということです。FXや信用取引のように損失が入金額を超えて膨らむ性質のものではない、と理解しておけばよいでしょう。
1円から、スマホで完結する
もうひとつの特徴が、投資単位の小ささです。公式サイトによれば1円から1円単位で申し込みが可能で、スマートフォンひとつで会員登録から投資まで最短即日で行うことができるとされています。「まとまった資金がないと始められない」という不動産投資のイメージとは、入口の設計が大きく異なります。
利息は3カ月に一度支払われ、元本は満期一括での返済が基本です。分配のたびに再投資に回すか、出金するかを選べるため、少額から実際の運用感覚を確かめたい人にも向いています。
運営基盤:東証プライム上場のムニノバホールディングスを親会社に持つ
ソーシャルレンディングを選ぶうえで、運営会社の信頼性は利回りと同じくらい重要な判断材料です。この点でAGクラウドファンディングは、金融グループを背景に持つ事業者という位置づけになります。
AGクラウドファンディング株式会社は、東証プライム市場に上場するムニノバホールディングス株式会社を親会社に持つ企業です。2026年4月にアイフルグループがホールディング化して発足したのがムニノバホールディングスであり、同社は貸金業50年以上の実績を有するアイフル株式会社とはグループ会社の関係にあたります。
公式サイトに記載されている運営体制は次のとおりです。
- 運営会社:AGクラウドファンディング株式会社(代表取締役社長 川瀬 光英)
- 所在地:東京都港区芝二丁目31番19号 バンザイビル
- 登録:第二種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第3272号
- 加入協会:一般社団法人 第二種金融商品取引業協会
- 設立:2020年(令和2年)8月27日
また、ファンドの営業者であるAGレンディング株式会社は、ムニノバホールディングスが100%出資して設立した子会社で、貸金業者登録(東京都知事(2)第31872号)を受けています。AGクラウドファンディングとAGレンディングは、親会社を同じくする兄弟会社という関係です。
2つのファンドタイプ:安全性重視か、収益性重視か
AGクラウドファンディングでは、性格の異なる2種類のファンドが用意されており、投資スタイルに応じて選び分けられるようになっています。公式サイトに掲載されている実績値(2026年7月31日時点)は以下のとおりです。
安全性重視タイプ「アイフルファンド」
- 予定利回り:0.84%〜1.50%(税引前)
- 運用期間:6カ月
短期・低利回りのファンドです。まずは仕組みに慣れたい、運用期間を短く区切りたいという方に向いた設計になっています。
収益性重視タイプ「不動産担保ローンファンド」
- 予定利回り:4.0%〜10.0%(税引前)
- 運用期間:12カ月から24カ月
こちらが同サービスの主力です。不動産を担保に取ったうえで企業へ貸し付ける設計で、公式サイトのトップページには「最大利回り10%」と掲げられています。以下では、この不動産担保ローンファンドの中身を具体的に見ていきます。
※表記の利回りは実績であり、将来の成果を保証するものではありません。
満額成立したファンドの中身を読む:担保・LTV・出口戦略
ここからは、実際に募集を終えたファンドを題材に、どのような設計になっているのかを具体的に確認します。カタログ的な条件だけでなく、担保がどう設定され、どのような出口で返済されるのかまで見ておくと、ファンド選びの目線が変わります。
①錦糸町駅徒歩圏・LTV64%の都心立地案件(#206)
まず取り上げるのは、募集金額3億3,300万円に対して100%の満額成立となった「不動産担保ローンファンド#206(一棟ビル@墨田区)」です。
- 予定分配率(年換算):6.00%
- 運用期間:12ヶ月(2026年9月25日〜2027年9月24日)
- 募集金額:333,000,000円/申込金額:333,000,000円(充足率100%)
- 担保:抵当権(第一順位)/土地:宅地、建物:事務所・倉庫
- LTV:64%
担保物件は「駅徒歩圏・商業地域の角地」
担保となっているのは、東京都墨田区江東橋一丁目に所在する土地建物です。JR総武線「錦糸町」駅の徒歩圏、商業地域の角地という立地で、周辺には商業施設や事業用不動産が集積しています。担保不動産の価値は、最終的に「売れるかどうか」で決まります。都心の駅徒歩圏かつ角地という条件は、その流動性を支える要素として説明されています。
LTVという指標の読み方
LTV(Loan To Value)は、不動産評価額に対する貸付額の割合を指します。この数値が低いほど、担保に対して控えめな金額しか貸していない=保全の余裕が大きいという読み方ができます。
#206のLTVは64%。仮に担保不動産の価値が3割強下落したとしても、評価額が貸付額を上回る計算になります。同社は「第三者である不動産鑑定会社の価格調査報告書を入手し、不動産評価額の85%を上限(LTV85%まで)に貸付できるルール」を設けており、#206はその上限に対しても余裕のある水準に設定されていました。
出口戦略と貸付先
資金使途は、当該不動産を担保に金融機関から借り入れている資金の返済(リファイナンス)です。貸付と同時に既存の抵当権を抹消し、営業者が第一順位の抵当権を設定する保全方針が取られています。出口戦略は、既存建物のテナント退去および建物解体を進め、更地として売却することで返済を目指すというものです。
貸付先は、都心部を中心に狭小地の取得や隣地買い増しを通じた不動産バリューアップ型の開発を強みとする不動産事業者(神奈川県所在、2014年9月設立、資本金1億円)。同社向けのファンド組成実績は5件あり、うち3件はすでに完済されているとされています。
②利回り7%と10%、その差はどこから来るのか(#204・#203)
次に、同じく満額成立した2本を比較します。予定分配率が異なる2つのファンドを並べると、「利回りの差が何によって生まれているのか」が見えてきます。
#204(一棟アパート@練馬区)予定分配率7.00%
- 運用期間:12ヶ月(2026年9月4日〜2027年9月3日)
- 募集金額:49,900,000円/申込金額:49,900,000円(充足率100%)
- 担保:抵当権(第一順位)/建物:共同住宅、土地:宅地
- LTV:61%
- 物件:西武新宿線「武蔵関」駅より徒歩6分の1棟アパート
- 資金使途:借り換え資金(リファイナンス)
#203(一棟マンション@品川区)予定分配率10.00%
- 運用期間:12ヶ月(2026年8月31日〜2027年8月30日)
- 募集金額:150,000,000円/申込金額:150,000,000円(充足率100%)
- 担保:(根)抵当権(第一順位)/建物:共同住宅、土地:宅地
- LTV:85%
- 物件:東急目黒線「武蔵小山」駅徒歩10分の1棟マンション
- 資金使途:不動産購入資金の一部
注目したいのはLTVの差です。予定分配率7.00%の#204がLTV61%であるのに対し、10.00%の#203はLTV85%。これは同社が定める上限(LTV85%まで)にあたる水準です。
この2本を並べると、予定分配率が高いほうのファンドでは、担保に対する貸付額の余裕がその分だけ小さく設定されていることが読み取れます。
ただし、利回りとLTVが常に連動するわけではありません。先ほどの#206は予定分配率6.00%でLTV64%、#204は7.00%でLTV61%と、逆の関係になっている組み合わせもあります。条件は物件・貸付先・出口戦略を含めた案件ごとの設計で決まるということです。
だからこそ、「利回りが高いから良いファンド」という単純な見方ではなく、利回りとLTV、そして出口戦略をセットで確認する——これが不動産担保ローンファンドを選ぶうえでの実務的な視点になります。
なお、両ファンドの貸付先は公式サイト上いずれも「E社」と匿名表記されており、会社概要はどちらも東京都所在・2015年10月設立・資本金5,000万円の企業と記載されています。東京23区を中心に分譲事業を展開し、会社設立から約10年で売上高500億円規模まで成長。過去20件のファンド取り組み実績があり、9件はすでに完済しているとされています。#203については「退去交渉完了後、現況のまま第三者へ売却する出口戦略(購入希望者あり)」と、売却先候補の存在まで明示されていました。
直近のファンドは満額成立が相次いでいる
公式サイトのファンド一覧で確認できる直近の実績を、充足率とあわせて整理すると次のようになります(2026年9月9日時点)。
- #207(土地建物@名古屋市名東区)予定分配率6.00%/18カ月/充足率98%・成立
- #206(一棟ビル@墨田区)予定分配率6.00%/12カ月/充足率100%・募集終了
- #205(一棟アパート@江東区)予定分配率6.00%/18カ月/充足率99%・募集終了
- #204(一棟アパート@練馬区)予定分配率7.00%/12カ月/充足率100%・運用中
- #203(一棟マンション@品川区)予定分配率10.00%/12カ月/充足率100%・運用中
- #202(土地@北区)予定分配率6.00%/12カ月/募集金額60,700,000円に対し申込金額60,460,315円・運用中
- #201(土地建物@世田谷区)_第3回 予定分配率5.00%/22カ月/充足率100%・運用中
このように、直近では満額成立となるファンドが相次いでいます。募集金額の規模は2,280万円から3億3,300万円までと幅がありますが、予定分配率5.00%〜10.00%のレンジで着実に資金が集まっている様子がうかがえます。
そして同社の募集方式は先着式です。人気のあるファンドは、募集開始から早い段階で枠が埋まることも考えられます。気になるファンドが出てから口座を開こうとすると、本人確認の時間だけで間に合わない——これが、後述する「連休前の登録」をおすすめする最大の理由です。
投資家の資金はどう守られているのか
担保やLTVは個々のファンドの話ですが、サービス全体の仕組みとして投資家保護がどう設計されているかも確認しておきましょう。公式サイトのファンド情報には、次のような体制が記載されています。
金銭信託による分別管理
投資家が送金した資金は、同社が指定する分別口座で受け入れられたのち、週に一日設定される基準日から3営業日以内に、金銭信託のために開設した信託口座へ送金して分別管理される仕組みです。分配金・償還金についても同様の経路で管理されます。運営会社の資産と投資家の資金が混ざらないようにする設計です。
二段構えの審査体制
審査は営業者と運営会社の双方で行われます。営業者であるAGレンディングの管理部が貸付先および担保物の必要書類を徴求して審査を実施し、その後グループ会社であるアイフル株式会社の審査部による審査(業務委託)を経る、という流れです。
さらにAGクラウドファンディング側でも、常勤取締役、コンプライアンス部長、第二種業内部管理統括責任者、管理部長、審査責任者および外部有識者(弁護士)による案件審査会が開催され、ここで承認された案件のみが取り扱われるとされています。事業の実在性、資金使途の妥当性、担保不動産評価、反社会的勢力との関係有無など、19項目にわたる審査項目が公開されています。
運用中のモニタリングと、回収時の考え方
貸付実行後も、営業者および貸付先のモニタリングを3カ月ごとに実施し、資金使途の状況などを確認するとされています。万が一遅延やデフォルトが発生した場合は営業者が直ちに債権回収を行い、遅延発生後6カ月を経過しても回収できない場合は担保不動産の任意・強制売却を行うという方針です。
加えて、営業者と貸付先の金銭消費貸借契約はノンリコースローン(責任財産が限定された契約)ではないため、返済が行われない場合には担保権の実行だけでなく、貸付先の一般財産に対しても支払いを求めることができるとされています。
セイムボート出資
ファンドによっては「セイムボート出資対象案件」と明記されているものがあります。本記事で取り上げた#206、#203はいずれも対象案件でした。運営側も同じ船に乗る形で出資することで、投資家と利害を一致させる仕組みです。
こんな人に向いている
ここまでの内容を踏まえると、AGクラウドファンディングは次のような方に適したサービスと言えます。
- 値動きを毎日追いたくない人……申込後は原則として償還まで手続きが不要。株式のように相場を気にする必要がありません
- 少額から実物資産の裏付けがある運用を試したい人……1円から申し込め、不動産担保という裏付けがあります
- 運営元の素性を重視する人……東証プライム上場企業を親会社に持ち、第二種金融商品取引業の登録を受けた事業者です
- 預金以外の置き場所を少しだけ作りたい人……6カ月から24カ月と、運用期間の選択肢に幅があります
逆に、いつでも解約して現金化したい方や、元本割れを一切許容できない方には向きません。次章のリスクも必ず確認してください。
連休前に、口座開設だけでも済ませておく理由
ここで冒頭の話に戻ります。なぜ「連休中」ではなく「連休前」なのか。理由は、会員登録が申し込んだ瞬間に終わるものではないからです。
本人確認の方法によって、かかる日数が変わる
AGクラウドファンディングの会員登録では、本人確認の方法を2つから選べます。
- ①オンライン本人確認(proost)……スマートフォンのカメラで本人確認書類と自分の顔を撮影する方式。公式サイトでは「スマートフォンを利用したオンライン本人確認サービスにより、最短で即日の投資が可能」と案内されています
- ②オンライン入力+ハガキ郵送……書類の画像をアップロードし、ハガキの受け取りで確認する方式。郵送を挟むぶん、日数がかかります
実際にどれくらいかかるのかは、同社のよくあるご質問に明記されています。Proostで完結する方法なら「最短で当日、原則翌営業日」。一方、Proost以外(オンライン入力+ハガキ郵送)を選んだ場合は「上記に郵送の日数が加算される」とされており、さらに「審査の状況等により、それ以上の日数を要する場合もございます」とも記載されています。
いずれの方式でも、申請後に同社での審査があり、結果はメールで通知されます。連休に入ってから動き出すと、審査や郵送が連休明けに持ち越される可能性があります。登録だけ先に済ませておけば、連休中はファンド情報をゆっくり比較する時間に充てられますし、気になるファンドが出た際もすぐに動けます。
募集方式は「先着式」——枠が埋まれば、そこで終了
もうひとつ、急いだほうがよい構造的な理由があります。同社の募集方式です。よくあるご質問では「先着式とは、お申込を先着順で受け付け、募集金額が満額となった時点で募集受付を終了するもの」と説明されており、「当社では、現在、先着式のみ採用しております」と明記されています。
抽選式であれば、募集期間中に申し込めば同じ土俵に立てます。しかし先着式では、申し込みが早い人から順に枠が埋まっていきます。前章で見たとおり満額成立となるファンドが相次いでいる状況では、口座がない状態から慌てて登録を始めても、審査が終わる頃には募集が終わっているという展開が起こり得るということです。
登録手順は3ステップ、事前に用意する書類は3点
手順そのものはシンプルです。
- メールアドレス登録……「会員登録」からメールアドレス・パスワードなどを入力。届いたメールのURLから次に進みます
- 本人確認書類の提出……上記①②のいずれかを選択して手続きします
- 会員情報入力……氏名・住所などを入力し、同社の確認完了をもって登録完了となります
スムーズに進めるために、次の3点を手元に用意しておくとよいでしょう。
- 本人確認書類
- マイナンバーが記載されている書類
- 銀行口座がわかるもの(預金通帳、キャッシュカード)
そして繰り返しになりますが、1,000円分のVプリカギフトを受け取るには「メールマガジンのご案内への承諾」が条件です。登録画面でここを飛ばしてしまうと対象外になります。所要時間はわずかですから、チェックを入れ忘れないようにしてください。
手数料・税金・リスク:投資前に必ず押さえておきたいこと
ここまでサービスの良い面を中心に見てきましたが、実際に始めるなら、コストと税金、そしてリスクを正確に把握しておく必要があります。
手数料は「投資金額以外はかからない」。ただし銀行の振込手数料は自己負担
AGクラウドファンディングの場合、投資金額以外の手数料等はなく、会員登録にかかる手数料も無料です。申込手数料も徴収されません。
ただし、預かり金を自分の銀行口座へ出金する際の振込手数料は投資家の負担となります。金額は次のとおり記載されています。
- GMOあおぞらネット銀行の場合:無料
- GMOあおぞらネット銀行以外の場合:一律99円(税込)/件
少額から始める場合、この差は無視できません。出金口座にGMOあおぞらネット銀行を指定できるなら、出金時の手数料をゼロにできる計算です。なお、投資金を払い込む際の振込手数料も投資家負担となります。
分配金は「雑所得」。20.42%が源泉徴収される
税金の扱いも確認しておきましょう。同社の説明では、個人の場合、分配金は雑所得として総合課税の対象となり、分配時に源泉税20.42%(復興特別所得税を含む)が控除されます。つまり、手元に入るのは源泉徴収後の金額です。
確定申告については「匿名組合契約に基づく分配金は、雑所得に分類され、源泉徴収が行われているものの、原則として確定申告を行う必要があります」としたうえで、「ただし、他の雑所得と合算して20万円を超えない場合は、所得税の確定申告を行う必要はありません」と案内されています。
少額から始める多くの方は後者に該当すると思われますが、住民税の取り扱いは別であり、他の所得状況によっても変わります。詳細は国税庁のWebサイトや所轄の税務署、税理士に確認してください。
主なリスク
投資である以上、リスクは必ず存在します。公式サイトに記載されている主なものを整理します。
- 元本保証はありません……匿名組合契約は一定の利益の分配および出資金の元本の償還を保証しているものではなく、出資金の一部または全部に損失が生じる可能性があります
- 担保があっても回収が保証されるわけではありません……担保権を実行する場合でも、売却先が現れないことによる不奏功や担保物件の価値下落により、貸付金全額の回収が困難となる可能性があります
- 流動性が極めて低い……出資持分に市場価格はなく譲渡制限があります。原則として途中解約はできません(契約成立日を含め8日以内のクーリング・オフを除く)
- 期限前弁済のリスク……貸付先から期日前に返済がなされた場合、利息収入の低下により、実際の分配額が当初想定を下回ることがあります
- 信用リスク……貸付先だけでなく、営業者・運営会社・取引金融機関の破綻等によっても分配や償還に影響が生じる可能性があります
- 手数料の負担……申込手数料はかかりませんが、払込や出金の際の銀行振込手数料は投資家の負担です。また運用収益から支払われる各種報酬・費用を間接的に負担することになります
- 分配金は1円単位で計算され、円未満は切り捨て……少額出資の場合、分配金が0円となることがあります
また、記載されている予定利回り・予定分配率はいずれも「予定」であり、将来の成果を保証するものではありません。申し込みの際は、契約締結前交付書面および匿名組合契約書を十分に確認したうえで、ご自身の判断で決定してください。
まとめ:特典は入口、判断の軸は担保と条件
本記事の要点を改めて整理します。
- AGクラウドファンディングでは、会員登録の完了で1,000円分のVプリカギフトが進呈されるキャンペーンが実施中。条件は「登録完了」と「メールマガジンの案内への承諾」の2点で、進呈は適用基準日の翌月下旬にメールで行われる予定
- Vプリカギフトはライフカードが提供するVisaプリペイドカード。ネットショッピング専用で、有効期限がある点に注意
- 同社は東証プライム上場のムニノバホールディングスを親会社に持ち、貸金業50年以上のアイフルとはグループ会社の関係。第二種金融商品取引業の登録事業者
- 主力の不動産担保ローンファンドは、第一順位の抵当権・第三者評価にもとづくLTV管理・明確な出口戦略を組み合わせた設計。直近では#206(LTV64%)、#204(LTV61%)、#203(LTV85%)などが満額成立
- 利回りとLTV、出口戦略はセットで読む。条件は案件ごとの設計で決まり、利回りの高さだけで良し悪しは判断できない
- 投資金額以外の手数料はかからないが、払込時・出金時の銀行振込手数料は投資家負担(出金先がGMOあおぞらネット銀行なら無料、それ以外は一律99円税込)。分配金は雑所得で、20.42%が源泉徴収される
- 本人確認には時間がかかる。連休に入る前に登録だけ済ませておくのが現実的
キャンペーンはあくまで入口にすぎません。判断の軸は、担保がどう設定され、どんな条件で貸し付けられ、どのような出口が用意されているか——そこに置くべきです。幸い、AGクラウドファンディングは過去のファンドについても担保・LTV・出口戦略・貸付先の概要を公開しています。まずは会員登録を済ませ、実際のファンド情報を自分の目で確かめてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2026年9月9日時点で公式サイトに掲載されている情報にもとづいて作成しています。キャンペーンの内容・実施期間、ファンドの条件は変更される場合がありますので、最新の情報は必ず公式サイトでご確認ください。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の取得を勧誘するものではありません。融資型クラウドファンディングは元本保証のある商品ではなく、貸付先の状況等により元本割れが生じる可能性があります。投資の最終判断は、契約締結前交付書面等を十分にご確認のうえ、ご自身の責任において行ってください。
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